蘭奢待さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

蘭奢待

蘭奢待

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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.8

再視聴。何度見ても泣ける。音楽の力、とりわけ映像に脚色されたサウンドトラックの力は偉大だ。

2021.10
音楽は人を感動させてくれる。最後のライブエイド。泣いてしまった。クイーンは最高だし、フレデ
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.2

最高に興味深いドキュメンタリー作品。無声映画時代からトーキーへ。音声編集、音響、デジタル化、SFX、音楽。映画における音の世界の重要さに気づいたのは、それほど昔のことではない。環境音とサンプラー。音声>>続きを読む

俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

3.0

脱獄囚がひょんなことから神父に化け、思いもかけずに善行を施してしまう。デニーロらしからぬ役回り。
現在福島県沖地震発生。2発目が怖かった。震度6強。自宅は積読山の崩壊のみ。アナウンサーの声上ずり。
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

3.8

2022.3.14
再視聴。前回視聴からまだ半年だが、見るほどに味わい深い作品。毅然とした立ち振る舞いと、即興てタンゴを踊れる柔軟さ。議会での理路整然とした長広舌にシビレる。1992年公開というから、
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サラエヴォの銃声(2016年製作の映画)

3.2

サラエボ事件を扱った作品かと思いきやその100年後。相変わらずきな臭い欧州、東欧の群像劇というのかサスペンスというのか。ホテルで繰り広げられるが、ありがちなドタバタではなくシリアスな政治劇。当地域の歴>>続きを読む

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.0

202203再視聴
映画としては三流。底辺からの成功譚のような展開だがかなり中途半端。ストーリーが単純すぎるが、音楽の良さと、アーミージャケットに溶接工の設定の主役公のキュートさがグッド。

2020
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

3.2

タイトルから気がつかなかったが、多分3回目くらいの視聴。尾行シーンや、鉄道を車で追いかけるシーンが印象的で記憶に強く残っている。懐かしく観た。

ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.8

エンターテインメントとして上出来。さすがに豪華キャストと、膨大なカネをかけた感ある。シチュエーションやディテールはまあまあ硬いこと言わずにって感じだが、展開がスピーディーで退屈させない。ダンディーなシ>>続きを読む

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.9

面白い。しかも実話。ウーマンリブの時代は話ししか知らないが、ここまであからさまな差別だったとは。女は家事と子育て。価値はベッドと料理といってはばからない当時のアメリカの価値観。10倍近い差の男女プロテ>>続きを読む

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.2

2022.3再視聴。ディテールを完全に忘れてたので楽しめた。ロードムービー二本立て風。後半が好き。美女たちによる容赦ないバイオレンス。笑顔でえげつない攻撃。これぞタランティーノ作品。

ヒトラーを欺いた黄色い星(2017年製作の映画)

3.2

ホロコーストを回避し生き延びた4人のユダヤ人の実話。作品は4人の物語をパラレルに進行させるため少しわかりにくい。生き延びることができた理由は、危険を顧みず匿ってくれた非ユダヤ人が少なからずいたこと。ヒ>>続きを読む

ニック・オブ・タイム(1995年製作の映画)

3.2

展開には少し無理があるがテンポよく楽しめる。何故か組織犯罪に幼い娘とともに巻き込まれる。娘を人質に取られ、与えられたミッションは知事の暗殺。敵だらけの中で抗う主人公。最後のシーンが次作への布石なのか?

(1960年製作の映画)

3.9

他の監房から移された人好きのする青年。人柄のよさから看守や刑務所長に気に入られる。一方、脱獄を企てる同室のメンバー。疑心暗鬼に駆られながらも新入りを信用し、計画に加える。牢を掘り進め地下水道に到達する>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.9

あまり期待しないで見たが面白い。全編飽きさせないでテンポよく展開する。
年頃の娘を持つ家族。娘の友達のセクシークラスメイト。さらに隣に越してきた陸軍大佐家族。
倦怠期の夫婦がすれ違いまくり、大佐の息子
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レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード(2003年製作の映画)

2.8

デスペラード3にあたるのかな?とすると2を飛ばしてしまったかもしれない。
原題のままの方がウィットが効いていて良いような気がする。
かっこよければ全てよしではあるんだけれども、ちょっとやりすぎだね。可
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ソウ(2004年製作の映画)

3.1

怖い。
状況展開が目まぐるしいだけに、伏線的な要素が沢山あるが、それはそれでとほったらかされ、一向に回収されない。タイムリミットとヒントのヒントを与えられるこの構図はテレビ番組でもよく見るが発祥はこの
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.0

フランス作品らしい随分と哲学的な作品。結局看護婦と女優の関係は?理解するためにはもう一度見るべきかもしれないが、とりあえず満腹。
オープニングの不穏な雰囲気。パッパッと挟まれるサブリミナル的なカット。
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エル・マリアッチ(1992年製作の映画)

3.0

初かなロドリゲス監督。B級バイオレンスに徹した作品。
マリアッチとは酒場で歌曲を提供する、流しのギタリスト。
黒い服を着てギターケースを持った者。特定するにはアバウトすぎだが、街のギャングの対抗勢力と
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ツイスター(1996年製作の映画)

3.2

アメリカ南部を襲う巨大竜巻。それを解明しようと竜巻を追う命知らずな科学者たち。
結末は予想がついてしまうのがわかりやすすぎて残念な展開。
日本では滅多に遭遇することのない竜巻被害で、自分もその恐ろしさ
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レディ・ガイ(2016年製作の映画)

2.5

ロドリゲス作品によく出てくる印象のあるヒロイン?
ネイティブアメリカンの血が入ってるのだろうが、漢っぽいワイルドな美形。この試作品ではそれを逆手に取り、マッドサイエンティストにより性転換されてしまう。
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.9

まさに小さな独裁者。単なる兵卒が隊を離れ、偶然見つけた大尉の軍服。なりすまし、軍服の威力を知るや次第に増長する。捕虜を殺害し、部下を迫害する。
作品の中でのニセ大尉の度胸は大したものだが、全く笑えない
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.0

子気味良い詐欺師。年齢としては17歳。副操縦士、医師、法律家になりすまし。FBIを手玉に取る。その鮮やかさが気持ち良い。
若かりしディカプリオ演じる詐欺師。たしかに子供にも大人にも見える。同じ詐欺師で
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マチェーテ(2010年製作の映画)

3.0

あーおもしろかった。息抜きには最高。キルズのほうを先に見てしまったので、はちゃめちゃさが少し物足りないかな。
隻眼の女はこの作品から出てたのね。
まるでトランプを見ているような映画だった。

デスペラード(1995年製作の映画)

3.2

細かいところにはこだわってはいけない。かっこよければそれでよし。
悪党をとにかく殺しまくる2枚目。本屋さんを営む美人に助けられる。悪党の親玉はなんと。ストーリーなどどうでもいい。制作陣のカラーグレーデ
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.2

非常に重い作品。この問題はアメリカだけではない。中東も。憎しみが憎しみを生み、報復が報復を生む永遠の悪循環。異質を遠ざける人間のサガ。これを断ち切れる日はやってくるのか。世界の指導者たるべき米国元大統>>続きを読む

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

2.5

タランティーノらしさ希薄。食い足りない。はちゃめちゃ度も、サスペンス度も、アクション度もかなり低い。
運び屋CAと黒幕。複雑な構成でわかりに作品になってしまっている。デニーロがバイプレーヤー。

プラネット・テラー in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.1

これは最高でしょう。B級映画の何たるかをわかって作っている。この楽しさ。当然シリアスさはなく、ベタなコントなどもなく、しかしアホらしさにカラッと笑える。こういう作品は貴重。
That's entert
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.0

むずかしすぎ。ウルトラQぽいし、鉄男っぽくもある。終始ローキートーンな絵作り。不協和音のBGM。狂気に満ちたたった二人だけの登場人物。突如終わり明るげな音楽。ストーリーは意味がわからない。シュール系は>>続きを読む

ミザリー(1990年製作の映画)

3.0

90年の作品。それにしては少し作風が古い。
作家が新作の原稿とともに冬の嵐で遭難。それを助けたのが追っかけのサイコなファンだった。遭難後に献身的な看護をするが、やがてサイコな側面が現される。スリラー度
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デリカテッセン(1991年製作の映画)

2.8

あかーん、全然意味がわからん。笑えないし。ヒロインがみちょぱに似てる。

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.1

タランティーノはこんな作品も作っていたのか。しかもどうも似ている俳優が出ているとおもったら自作自演。
とんでもなくぶっ飛んだ作品。ジョージ・クルーニーと、見たことのある女優が出てなかったら弩B級の展開
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激突!(1971年製作の映画)

3.6

多分二十数年ぶり。まだ子供の頃一家揃って日曜映画劇場を固唾を飲んで観てたのを思い出す。踏切のシーンは今でもトラウマ。崖から落下するシーン。リアリティではなく、本物のリアル。B級だろうがなんだろうが、C>>続きを読む

ロード・インフェルノ(2019年製作の映画)

3.0

シチュエーションスリラー。家族での帰省であるあるだが、実家へと急ぐ旦那と、そうでもない家族たち。飛ばし気味の高速でノロノロと走るクルマに遮られぶちギレ。全く日常の1シーンに過ぎないが、ノロノロクルマは>>続きを読む

さすらい(1975年製作の映画)

3.8

尺を調べずに見始めてしまったのちに3時間余りの長尺ものであることを知る。家を持たず、トラックで映画館周りをする映画技師と、医師のロードムービー。大きな盛り上がりもなく物語は坦々と続く。カット割がうまく>>続きを読む

戦場(1949年製作の映画)

3.2

モノクロームの戦争映画。雪の降る東欧での戦い。
この戦争に意味はあったか?牧師が問う言葉が印象的。曰く意味はあったと。将来、無意味な戦争であったと言われる日が来たら断固として反論しろと。
1947年の
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戦争のはらわた(1977年製作の映画)

3.2

1977年の作品。米軍の戦争ものだとばっかり思っていたが、ジェームズ・コバーンが付けているのは独軍の鉄十字勲章で解釈が混乱した。この時代、単純なドイツ悪しでなく、ナチス悪しに変わってきた頃なのだろう。>>続きを読む