くもちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

くもちゃん

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巴里祭(1932年製作の映画)

2.4

ロマンチシズムに溢れた古き良きフランス映画、と言う印象。間延びしたトランペットの音が良い感じ

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.9

多分後何回かみないとうまく言葉にできない メタ的な視点と展開のカオス、脈略のなさと変にロマンチックでない感じが従来のフランス映画と一線を画すところなんだろかなと思う

無防備都市(1945年製作の映画)

3.9

たまに笑いが挟まっているのが逆にリアルなのかも

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.3

ジュラパシリーズもそうだけど、アニマルパニックものは動物本体の被害のプラスして人災をモチーフにしているからこそ面白い

昼顔(1967年製作の映画)

3.4

マゾヒズムと抑制、相反する自我がより深く性質を歪めていく 夢も夢らしく演出されているわけではないので妄想と現実の境が見えない

サイコ(1960年製作の映画)

5.0

途中にどんでん返しがくるストーリー構成が斬新で面白い。いかに主人公を女性だとミスリードさせるか、という緻密さを感じる

東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

2.3

最後は嫌な奴を幽霊と一緒に倒すハートフル復讐劇になってて愉快だった

いとこ同志(1959年製作の映画)

2.7

感情が淡白なのが気になった。不条理とするならもっと淡白にして理解不能までおとして欲しいし死の関わる激情があるならカオスに振り切れても良かったのに。

めまい(1958年製作の映画)

3.0

男性のキャラクターがいまいち好きになれないが、色使いやセットの芸術点はかなり高い。計算し尽くされている

洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)

4.2

結局こういう話が1番好きかもしれない。世を移ろう男と女、その場限りの暮らしを繰り返しながら結局振り出しに戻って日常が続く……

理由なき反抗(1955年製作の映画)

4.0

アメリカのよく分からない喧嘩の絡まれ方だけずっと肌に合わなくて苦手だが、「父性」というテーマは面白かった。父親という記号に何を求めるかは人それぞれ違う

近松物語(1954年製作の映画)

2.9

溝口は女性の権利の迫害をよく描いているような印象がある。これもそのひとつか。

裏窓(1954年製作の映画)

4.1

ヒッチコックの中でもかなり好き。演劇的面白さがあると思う。狭く限られた空間をいかに使うか。映像ならではの技法だか演出の仕方は演劇に近いような気がする。

東京物語(1953年製作の映画)

5.0

計算し尽くされた画面の圧倒的静けさ。人間さえも静物画的に捉えられているような気がする。「子供は大人になると、親とは離れて自分だけの生活を持つようになる」その通りだがそれが哀愁を感じさせるのよね

メトロポリス(1927年製作の映画)

3.4

モノクロサイレントでここまで面白いのが、すごい

祇園の姉妹(1936年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

女だから悪いのか?圧倒的男性優位社会に歯ぎしりしてしまう。現代的な妹の性格はこの時代にしては珍しい。タクシーのシーンはかなり怖い

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.0

弟の墓で流石に泣いた。人生の意味をキリスト教的にとらえた教訓的ストーリー。良い話

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

3.1

論理、倫理のなさ。カオスになるんだったら破滅的な愛であるべき、好みです。

M(1931年製作の映画)

4.0

直接的な殺害描写がないのに子供が殺されたという圧倒的な虚無感をあたえてはじまる冒頭、凄まじいと思う。ラストにかけて意外と理詰めで驚いた。ピーター・ローレやっぱり好きだ

毒薬と老嬢(1944年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

怖すぎて逆にシュール。大道具の舞台装置っぽい使い方みても戯曲原作であることが顕著に伝わる。先祖が脳をはいでいたインディアンなんだ……って言い出したところとか滅茶苦茶すぎて(差別表現とネタ的にはどうなの>>続きを読む

燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

5.0

最高なんですけど!!
鏡張りの部屋のクライマックスが発想と撮り方と緊張感という点でとてつもなく面白い。ブルース・リーというスターを前面に押し出した俳優第1的な作品でもある。

わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

1.7

風景は綺麗だしノスタルジーが良い。けど個人的には刺さらなかった。大人になってからまた見たい

シャイニング(1980年製作の映画)

4.1

終始不安になる音楽に支配されてる感じ。ジャック・ニコルソンの狂気の静止画とジリジリ寄ってくカメラの構図が怖すぎる

ステラ・ダラス(1937年製作の映画)

2.9

お涙頂戴なの分かってるけど最後はどうしても泣いちゃう

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

2.8

チャップリンが引き抜いた板のせいで船が出港するところシュールすぎて好き

赤ちゃん教育(1938年製作の映画)

4.0

電話内線で通話の邪魔をするスーザンがかわいい。理不尽でカオスな女性はかえって自由を引き出すような気もする。