RENさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.4

舐めてたアイツはヤバい奴だった系映画のニュースターが誕生した…何だコレは…?
ツルハシ1本でナチス絶対殺すマンが静かに暴れ回る。アクション映画で無双するキャラクターには惚れ惚れする。では何やっても絶対
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

4.1

試写会での上映を終えた後に近くの2人組が言っていた。「話ペラくね?」と。
分かってねぇな。これがいいんだよ。
これなんですよ…車や動物がガッチャンコして変形してドンパチするんですよ…火花を散らす殴り合
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.2

そう来たか〜!サイキック・スリラーというジャンルの真髄を観た。奇妙な力を持った子供達の友情、そして諍いと暴走。
子供というのは無邪気だ。そして邪悪でもある。故に越えてしまった一線。そんな危うさを持った
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アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

2.9

色彩感覚、ファッション、音楽が感性を最大限に奮わせる。監督自身、元々はアートディレクターという肩書きを持っていることもあり、そのセンスを映画として展開していく技量が気に入った。独自性の強い世界観をずっ>>続きを読む

ランガスタラム(2018年製作の映画)

3.2

RRRのラーマから一転、お茶目なチャランが楽しめる。そのダンスは情熱的でエネルギッシュ。
前半のコメディから伏線を1つ1つ撒いては後半の怒涛な展開で畳み掛ける。コメディ、ラブストーリー、アクション、サ
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.8

コロナ禍の隔離期間で暇だったから続編の脚本書きました!前日譚です!…という例にない発端から始まったX三部作の2作目。ってホントに暇潰しで書いたんですか?クオリティ高いんだけど…(困惑)
1作目のクセが
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.3

こういう実写にストップモーションのアニメーションを入れた世界観が好きなんですよ。
離れ離れになった家族を探す小さな貝。彼の人生観や孤独が綴られる。
それは我々に日々の穏やかな尊さを説く。何かと大変な生
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

2.4

やはりアニメ版との比較を先入観として観てしまう。
天真爛漫な主人公はアニメ版特有の表情豊かさを見い出せずワガママなバカに見える。本編の上映時間が伸びているが、消されたシーンがあり相対的に長ったらしく感
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君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

4.0

不眠症に悩む少年が見つけた居場所、そして大切な人。物語と共に2人の強さと脆さが眩しく際立ち、夏の青春が星空の下で輝く。
活き活きとした森七菜が良かった。活発とも気丈とも言えるその笑みは、微笑ましさやあ
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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.6

トキメキ重視の恋愛映画は歯が浮くので苦手。しかしこの作品の持ついじらしさは魅力的である。
恋心をテーマに進む物語。主人公2人の絶妙な距離感。そして互いの信頼を重ねる過程はドラマに満ちている。
やや冗長
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渇水(2023年製作の映画)

3.0

貧困の家庭と制度に縛られる男。規則を執行する者の無力さが突き刺さる。
金持ちでも貧乏でも水道代を滞納すれば誰だって停水される。それが規則。
平等な筈のルールが不平等に見えてしまうやるせなさ。その時自身
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

是枝裕和と坂元裕二のタッグがこんなにも素晴らしいとは。2人のケミストリーが登場人物に対して悲哀とも尊さとも違う言語化不能の感情を掻き立てる。
映画としては遺作である坂本龍一の音楽は、この作品が持つ後ろ
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忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

3.3

“村シリーズ”は終わっていなかった…今度の舞台は島。島シリーズとして新しく三部作を展開するのだろうか?
離島を衛生でスキャンし、島そのものを仮想現実として展開するプロジェクト。
リアルと仮想現実に呪い
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.8

ワーナーブラザーズさんからの招待にて試写会。箝口令につき内容は一切言えないが……
凄かった!面白かった!言葉に出来ないほどの興奮と驚きが猛スピードで駆け抜けてくる。
物語もバトルも最高。DCがどんどん
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HIDARI(2023年製作の映画)

4.7

パイロット版にて鑑賞。なんだこれスゲェぞ…
到底ストップモーションアニメとは思えないダイナミックなアクションに驚かされた。ストーリーも然ることながら、自由度の高い発想と演出で濃密な5分間が過ぎる。
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.5

1度ポシャった企画が復活しての続編。いやはや制作側もウッキウキだったんだろうなぁと感じたのが大きい。故に風呂敷を広げまくり、展開は冗長な印象。
1作目にもあった描写だが、モグモグ食事するシーンは癒し。
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

4.6

ファブローといいジャン・レノといいタイトルにシェフの着く映画はどれも名作。勿論この作品も例に漏れず。
居場所を失った料理人と居場所の無い移民少年達の友情と情熱。料理の楽しさを諭す物語でありながらも、フ
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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

4.2

これは…なんと形容したらいいのやら。
成長と共に子供は知る。世界は弱肉強食で醜くいと。家族を取り巻く危機は頭を抱えたくなる程にシビアで残酷だ。
それを目の当たりにした時、様々な感情が溢れて押し潰されそ
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聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

3.8

原作未読。アニメ主題歌といくつかの名台詞、そして銀魂を知ってるくらいの知識での鑑賞。
良くも悪くもハリウッド全開、というのが大きな印象。やたらとゴツい聖衣に謎の地下格闘技場。車田正美特有の(男坂は読ん
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.7

美しいA24や…物語の素晴らしさは勿論ながら、カメラワークや色彩感覚などといった演出が愛おしく輝く。
古いビデオカメラの起動音から始まり、絶妙な空気感の会話劇が始まる。
あどけなさの中で大人の階段を見
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.0

若者に人生経験豊富な年長者が現れるというありがちな筋書きの物語。
しかし特殊なのは、これがモンゴル制作の映画であり、主人公を取り巻く環境がアダルトショップであるという点。しかし生々しい部分がある訳では
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エスパーX探偵社 〜さよならのさがしもの〜(2023年製作の映画)

3.8

雰囲気から緩そうだな〜と思っていたが、その緩さが丁度良い。超能力を駆使した謎解き映画。超能力モノとはいえ等身大に派手ではない設定が肩の力を抜いて観ることが出来る。
のんびりながらも展開はしっかりミステ
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.3

エアジョーダンがマイケル・ジョーダンの為のモデルってことは誰でも知っている。私も知っている。しかしナイキがジョーダンと専属契約を結ぶまでの過程を知る者はほとんど居ないだろう。
当時業界で遅れを取ってい
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.8

庵野!趣味が出ちゃってる!
執拗な程に原点回帰を描く。温故知新が温温温温温温故知新くらいになってる印象。
見せ場見せ場は素晴らしいが令和的ではない。言うなれば不自然なカッコ良さ。
2号ライダーの存在、
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

3.2

吹替版にて!大泉の歌声が伸びる伸びる。
ラ・ラ・ランド等を手がけたチームによる新作という触れ込みにどんな物かと思っていたら、中々に良いではないか。
ファミリー向け映画な為、グレショ等とはそもそも味わい
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

2.7

ファンタジー物って冒頭の説明シーンで少し萎えるのよね。しかしクリス・パインが魅力的でしたね、振り回されてぇ〜!と、まぁこれと言って特筆して面白い訳ではないが、緩く楽しめる作品ではある。
というのも展開
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フラッシュ・ゴードン 4K(1980年製作の映画)

3.3

かの有名なアレ、4Kリマスターにて遂に鑑賞。有名だけど観てなかったので良い機会だった。
ゴードン、お前フットボール選手だったんだな…(Queenの主題歌しか知らなかった)しかし今でも根強い人気があるフ
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

4.3

ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジを演じるニコラス・ケイジ映画、という既に面白い“掴み”である。
往年の名優、言い換えれば落ち目の俳優。正直自分自身そう思っていた。ここ数年はB級映画にばかり出てる訳だ
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.4

続編の映画はどうも見劣りしてしまう。それがアクション映画なら尚更…なんて懸念は要らなかったよ!!
前作からキレを増したコメディとアクション、そして田坂さん。
主人公ズの絶妙な掛け合いはやはり面白い。推
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The Son/息子(2022年製作の映画)

4.0

うおおぉしっかり重かった。「完璧な親はいない。そして完璧な子供も」というキャッチコピーが表すのは鬱になった子と、その親の物語。
「家族」というものに幻想を抱かさせられた。飛躍でいい、ご都合でいい。しか
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ホーリー・トイレット(2021年製作の映画)

3.0

そこには極限のサバイバルがあった。目を引く覚悟と機転で物語を盛り上げる。
仮設トイレ内のシーンで繰り広げられるワンシチュエーション映画。最近では日本がマンホールを公開したことでも印象深いが、全くと言っ
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.6

人情モノはひっそりと寂しさを帯びている。しかしこの映画は湿っぽさではなく“しっとり”としている。ちひろさんのどこか諦念を帯びた人付き合いのスタイルを見ていると「それもいいかな」と思わせてくれる。
人の
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ん〜〜ゲスい!現代社会のヒエラルキーがひっくり返る展開はタイトルそのものを表している。
傲慢な金持ち共が苦難を強いられるのは痛快。彼らの振る舞いが滑稽に映る。
資本主義も社会主義も地盤となる社会が存在
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#マンホール(2023年製作の映画)

4.4

ジャニーズ主演の割には地味かな。観る前の印象はそんな物だったが、コレはとんでもない映画だった!
穴に閉じ込められた極限状態の中島裕翔に緊張と期待が高まる。酔っ払いの受難と思いきや2転3転する展開に驚か
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禅 グローグーとマックロクロスケ(2022年製作の映画)

4.0

慣れ親しんだジブリの柔らかく温かみのある絵は、スターウォーズに無い新しい表情を見せる。両作の相性はいかほどに?と訝しんではいたが、グローグーの愛らしさはジブリの作風とマッチ。
素敵なショートムービー。

呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.7

おもしれ〜!
襲いかかる死者の群れ。ゾンビ×オカルト×アクション!新感染のヨン・サンホがまたやった!
ダイナミックに駆けるゾンビに興奮。やはりこの時代ゾンビ映画に求められるのは躍動感。楽しすぎる。
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