子馬さんの映画レビュー・感想・評価

子馬

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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.3

衝撃的なディストピア

作り込まれた近未来の世界観、カオス、気持ち悪さの視覚化にしびれた!
観ているこっちの頭がおかしくなりそうで、こういうのたまらなく好き
ストーリーはカオスすぎてよくわからないもの
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.1

面白かった!

最初は単なる意外性重視の人命軽視コメディ映画かと思ったが、ストーリーが進むにつれてメインの登場人物が立っていき、作戦ものとしても尻上がりに面白くなっていったと感じた。

キャラクターと
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バブル(2022年製作の映画)

2.2

微妙。

ボーイミーツガール的な物語を軸に、壮大なテーマを取り入れつつ、パルクールのアクションで画面を華やかにしようという試みは感じられるものの、その全てが中途半端に終わっているという印象。

キャラ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

本格的な推理サスペンスで面白かった!

大富豪とその家族、名探偵、豪邸での殺人事件、遺産争いといったような典型的なミステリーの舞台で、
二重三重に用意されたトリックが時間とともに丁寧に明かされていく構
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悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ(2022年製作の映画)

3.3

短い尺の間にいろいろ見どころが詰まっていて良かった。

最初に殺戮が起こるシーン、バスの中の殺戮シーン、ひまわり畑のシーン、一番ラストのシーンが良かったと感じた。

一番最初の作品での生き残りとして登
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ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

4.2

映画史に対する愛とリスペクトが詰まった素晴らしい作品
タイトルとかビジュアルの感じから観る前は完全なファンタジーものと思い込んでいたが、かなり史実に基づいた話が中心になってるという事におどろかされ、そ
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.1

とにかく重厚で、映画の魅力たっぷりのアカデミックな作品!
全編通してものすごいスリルと緊張感に満ちた作劇で、集中力を切らさず鑑賞できた
ベネディクト・カンバーバッチ演じるフィルというキャラクターがこの
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.3

超良かった〜!!!
とにかく音楽とファッションが超クールで、特にファッションの方は物語上の説得力を担う存在として、圧倒的なセンスを持つデザイナー二人(クルエラ、バロネス)のキャラクターの説得力を完璧に
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.1

傑作!!!
決闘裁判というタイトルから、ゲームオブスローンズのあれみたいな感じを期待していたが、期待を上回る面白さだった
中世フランスで起きた一つの事件に対して主要人物3人の視点から語り直すという話で
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.9

深作欣二監督の傑作邦画!
序盤、BR法という無茶苦茶な世界観の説明をたけしの迫真の演技が成立させていて、ものすごい力技だと思った
説明が終わって、最初の殺し合いが行われるまでのテンポ感も良く、キャラク
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ハッピー フィート(2006年製作の映画)

3.4

マッドマックスで有名なジョージミラー監督のアニメ作品
ペンギンの世界を舞台にしたミュージカル作品で、周りのペンギンが歌を歌う中、主人公だけタップダンスを踊るので迫害されるという内容
主人公の個性が集団
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.3

随所に流れる70年代な音楽が良かった
ストーリーは良くも悪くも王道
作中の科学の発展度合いや宇宙全体の文明度合いなど、映画単体では背景がよくわからず、事前に軽い説明がほしかった気がする(スターウォーズ
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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.2

終盤に明かされる大仕掛けが作品世界の全ての謎を伏線として浮かび上がらせる構造になっている
レゴの本質に迫るテーマ、クリエイティブとは何かという問いかけがあり、心に刺さった
凡人である主人公が世界を救う
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.8

傑作!
主人公の櫂とその部下の田中の関係性が面白く、序盤は田中が反目するも、ミッション(=巨大戦艦建造予算の算出)を進めるうちに互いに協力しあい、信頼を深めていくという流れにグッときた
終盤で明かされ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.1

旧来のエヴァファンを満足させるための映画であり、同窓会のような内容
エヴァ自体を知らない人から見たらやはり評価に値しない映画のように思う(完全なる初見で面白かったという人がいたらごめんなさい)

序盤
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

2.7

王道のエンタメを目指したであろう「序」「破」と打って変わって、難解な内容だと思った。
色々と説明不足で訳がわからない中、シンジが周囲に冷遇されていく様子が描かれる斬新な内容
単発の映画としては評価に値
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

2.6

今作で新しく登場したマリはとてもいいキャラクターだと思い、旧作とのストーリーの違いが初めて現れた箇所だったので期待した
しかし肝心の話はシンジがウジウジしている間に事態が悪化していくというような内容に
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

2.3

アニメ版の完全なる焼き直しという印象で、映画としては虚無に近い感想
アニメーションは過去より進化してるなと思うも、かといってそこまで感動的な技術というわけでもなく…
元のを知らないで見たらそれなりに面
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レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

4.3

序盤で描かれるバットマンの孤独描写が印象的で、ナルシストで倫理観に欠ける人間性と紐づいてキャラクターの奥行きになっているのが面白いと思った
ジョーカーとバットマンのひねくれた関係性、ロビンとバットマン
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127時間(2010年製作の映画)

3.9

とにかくグロい!
後半の例のシーンが、ダニーボイルの鮮烈な映像表現と合わさって最大限の痛みと狂気を観客に伝えてくれる

そしてなんといっても飲み物の表現が非常に魅力的で、ゲータレードやマウンテンデュー
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.5

まず序盤から映像がめちゃくちゃ美しく、引き込まれた
主人公はなぜ生きる事ができたのか、作中の物語は何を意味するのかを考えさせられる
物語の構造を解き明かす瞬間の衝撃、そして最後にどちらの物語がいいかの
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エスター(2009年製作の映画)

3.4

エスターの活躍を楽しむサイコスリラー映画
彼女自身の猟奇性はもちろんだが、置かれた状況の不遇さや愛されたいがゆえの悲しみも表現されていて、作品の奥行きになっていると思う

ホラー映画特有の思わせぶりな
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ホステル(2005年製作の映画)

3.5

終盤、ヤバい奴に捕まった主人公がアクシデントで生き残ってからの逃走、復讐劇がおもしろかった
ただ逃げるだけじゃなく、自己犠牲で女の子を助けたり積極的に復讐しにいくのがカタルシス重視な展開でいいと思った
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.3

異なる画風のキャラクターが同じ画面に共存するというアイディアが面白かった!
アニメーションとしての完成度、トガり具合も圧倒的にかっこよく、サイケデリックで吸い込まれるような感覚にさせられる
2018年
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.1

キャラクター映画の傑作!
まずティムバートン特有の非現実的な世界観が楽しく、観てる側に細かいことを気にさせない圧倒的な作風のパワーが映画全体を包み込んでいる
シザーハンズというキャラクターは見た目がか
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.4

とにかく圧倒的にかっこいい世界観とド派手なカーアクションを楽しむための映画
登場人物のファッション、社会制度、車のデザイン、カーチェイスでの攻撃方法、独自の風習など、世界観の深掘りで映画はここまで面白
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.1

認知症のお父さんの視点でサスペンス風に物語が進むという仕掛けが面白かった
登場人物全員に共感できて、どうにもならない状況にやるせなさを感じた
アンソニーホプキンスの演じる、一見フレンドリーでも気を許し
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