マテさんの映画レビュー・感想・評価

マテ

マテ

プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.7

ダーシーはINTJっぽい気がする。彼のことだけは何となく理解できた。エリザベスの父親はさておき、あれほどまでに品のない母と妹たちを持つ相手と親友の婚姻は受け入れ難かろう。ダーシー自身は結婚して、本当に>>続きを読む

第8日の夜(2021年製作の映画)

3.2

ホラーなのかファンタジーなのか、非常によくわからない感じの映画だった。それにしても、どうしてマッドサイエンティストって奴は、自分の正しさを証明するために禁忌を犯そうとするんだ。悪を目覚めさせたらマズい>>続きを読む

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.6

東京の空港の背景に広告があった「レッドアップルシガレット」って、ワンハリのリックがCMしてたタバコじゃない?!

総評: 面白かったけど、個人的タランティーノ作品ランキングでは、大好きな「イングロリア
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男狐聊斎~狐の恩返し~(2022年製作の映画)

3.7

タイトルに「3」と入っていたのを見た瞬間に嫌な予感がしたが、単体でも面白くて本当に良かった。それなりにツッコミどころもあるにしろ、教科書のような綺麗なブロマンスで魅入ってしまう。この二人が転生して現代>>続きを読む

サバハ(2019年製作の映画)

3.7

久々に映画を楽しめた気がする。様々な宗教的世界観が複雑に入り混じり混沌としていたので、混乱もしたしイマイチ理解が追いつかない部分も割とあったが、サスペンスとしてはシンプルかつ良質な作品だったので、置い>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

3.3

1時間半しかない映画なのに、どうしてこれほどに演技や間の取り方が長ったらしいのだろう。「その長尺のシーンは必要?」が延々と続いて妙に疲れた。シンプルにダルい。なんかいい話風に終わったのも呆気に取られる>>続きを読む

美しすぎる母(2007年製作の映画)

3.2

機能不全家族の成れの果て? これを「うわ、ダルすぎる」と思う私は健全な家庭に生まれ育ったのだろう。ちなみに面白くはなかった。

ロング・リブ・ラブ 〜愛に乾杯!〜(2023年製作の映画)

3.7

非常に言葉足らずなところもあったようにも感じたが、それでもとても味のある切ない作品で気に入った。前半はやや退屈だったが、中盤からは惹き込まれる。
ちなみにサティは顔が良すぎて素晴らしかったが、じゃあ顔
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.8

ストーリーはあくまで添え物。アクションシーンがかっこいい。殺し屋連中にも「一般人を巻き添えにしない」という最低限の倫理観はあるらしく、ちょっと安心した。ウィンストン好き。

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.7

何かがすごく斬新ということはないのだけれど、タイの経済格差や特権について考えさせられる。何気ない台詞の一つ一つから「持たざる者」の苦しみが感じ取れて、ちょっとしんどい。
とはいえエンタメとしてもきちん
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

「多分このシーンが作りたかった/この言葉を伝えたかったんだろうな」というのを自分なりに読み取れたし、実感として受け取れて良かったと思う。
そのシーン、その言葉のために長編を描く必要があったかどうかは分
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ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語(2021年製作の映画)

3.0

正直それほど面白くはないが、サウジアラビアと日本の共同制作アニメということで、あちらの国の宗教的世界観を知るいい機会にはなった。

星の子(2020年製作の映画)

3.4

押しては返す波のようにため息を繰り返す、しんどい展開。これがハッピーエンドだとは思えないけれど、じゃあどうなればハッピーエンドなのかも分からないのが本当にやるせない。
あとイラついて捲し立てる岡田将生
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

基本的には嫌いじゃないし、どちらかといえば好みですらあるとは思うのだけれど、冒頭の三分の一で、そこかしこから醸し出される「村上春樹っぽい性欲」が気持ち悪かった。面白いな、と思って観ていると、突然性欲が>>続きを読む

彼女(2021年製作の映画)

3.0

なんだろう…ストーリー的には好みだし、たまらなくエモいはずなのにイマイチだった。心が震えるような愛情も憎しみも伝わってこない。すべてが上滑りしているような感じで「映画観ているな」という感覚。他人事みた>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

「俺とこの女、どっちが大事なんだよ!」
おいおいお前マジか室岡、それを言っちゃうのかお前。自分が選ばれると確信してなきゃそんなこと言えないよ。惨めで哀れで愛おしいヤツだよお前は…。
出会った時の2人の
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これまでのドラマシリーズにも言えることだが、原作と現実世界が見事に融合した「岸辺露伴」だった。本当に素晴らしい。映画オリジナルのオークションや美術品窃盗団のエピソードも違和感なく物語に溶け込んでいる。>>続きを読む

くまのプーさん 完全保存版(1977年製作の映画)

4.3

キッズアニメと侮るなかれ。個性的すぎるキャラクターたちが織りなす独特の世界や、ぽろりと涙が溢れる切ない終わり方など、大人にこそ見てほしい傑作だった。みんながちゃんとぬいぐるみであるキャラデザに感動した>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「プロミシング・ヤングウーマンは誰か?」というのが話題になっていたのを見かけて視聴。個人的な解釈としては、ニーナはもちろん、医学生だった当時のキャシーかな…と考えながら観ていたのだが、日本版ポスターに>>続きを読む

当たりくじを奪還せよ!(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

タイドラマっぽいコメディとシリアスの融合が楽しかった。タイの貧困についても考えさせられる。いつもみているドラマや俳優さんたちのキラキラした生活よりも、貧困層が圧倒的なのだろうか。とはいえ貧困問題に触れ>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

人気作すぎてむしろ避けていたのだが、新海監督がタイでBrightくんを見つけてくれたことへの感謝を込めて視聴。散々難しいと言われているほど時系列が複雑なお話ではなかった。というか、普通に分かりやすく整>>続きを読む

聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

3.4

「えっ…まつげ長すぎません? それ自まつげなの?」というのが一番強い感想な時点でお察しなのだが、真剣佑のビジュアルは本当に良かった(別にファンではない)。鎧がイマイチで、赤いTシャツとパンツの姿が一番>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

レフン監督の過去作を観たことがある。マッツが出ていた作品を、マッツ目当てで。それらと比べると、序盤〜中盤までは「それっぽくない」ぬるま湯な感じがあまり好みじゃなかった。ゴズリング全然しゃべらないし、可>>続きを読む

DEEP: 覚醒ゲーム(2021年製作の映画)

3.3

ラブコメ×ミステリーサスペンス×ヒューマンドラマ的なごった煮作品だったがそれなりに楽しめた。タイ語かわいいな。

ラストサマー(1997年製作の映画)

3.3

可もなく不可もなく。まあそういう結末になるよな。原語のタイトルは好き。船の中が意外と広くて驚いた。

生魂(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「これは陳情令ですか?」と聞かれたら「いや、そうでもないかな…?」という感じの映画。とはいえ50話を費やして知己の情緒を描き切った陳情令をたった80分で再現するのは無理があるので、あまり目くじらを立て>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ゆるさとアクションのバランスがいい。特にラストの格闘がかっこよすぎた。何も上手くできない社会不適合者の切なさも好き。こういう映画は今まで見たことなかったが、今の自分には嵌ったみたい。友情なのか愛情なの>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

長い映画じゃないのにやることがいっぱいで、ミッションが大混雑してる感じはあったが、概ね楽しい映画だった。墓場のシーンとか魔法がバグるシーンとか、細かな笑いどころがちょくちょくあるのもよかったし(魔法が>>続きを読む

アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.3

いまいち物語に入り込めなかった。「映画見てるなー」と思う冷静な自分が消えてくれない2時間。もう終わった出来事を過去のこととして語っていくスタイルだから臨場感もないのが私にはハマらない。あとラブストーリ>>続きを読む

ランゴ(2011年製作の映画)

3.3

タランティーノの「ジャンゴ」を観たことがこんなところで役立つとは思わなかった。西部劇に多少親しんでおいたおかげで楽しめた面もある。
平田広明さんがすごい。見た目はカメレオンなのに、ちゃんとジョニー・デ
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「何の話してんの?」と思う感じの、本筋から脱線したシーンがほとんどだったが、後半のカーアクションがすごくよかった。散々殺してきたくせに一発撃たれただけで大騒ぎするマイクがクソすぎて面白いし、鉄パイプぶ>>続きを読む

オーシャンズ11(2001年製作の映画)

3.5

元妻との複雑な関係は真面目にどうでもよかったし個人的にはノイズだったが、ジョージ・クルーニーがかっこいいしブラピがかわいいので、多少の不満には目を瞑ることにした。

別れる決心(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

好きな作品かと言われたら分からない。けれど何に愛を感じるかはそれぞれ違うし、何に愛を込めるかもそれぞれ違うんだなと。温かい心やひだまりのような優しさが無駄に入り込んでこないところがいい。「恋愛」ではな>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

例えばこれが「落ち目になってきた頃のワンハリのリックが悪役を演じた西部劇」だとしたら…みたいな想像をしながら楽しんで観ていたのだが、ドクターが吹っ飛ばされて死んじゃった悲しみに消沈した。ドクター好きだ>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

5.0

なんと言ったらいいのかもよく分からないけれど、とにかく本当に好きだった。これはいい。すごくいい。たまんないね。
自分を映画好きだと思ったことはないけれど、この映画ほど好きな映画はないかもしれない。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

公開当時に映画館で観た時は予備知識がなかったのもあってピンとこなかった作品だが、改めて見返してみて良さに気づいた。これはとても好きなやつだ。ボスを車に乗せてる時は右手を空けるし、襲撃事件の時はラリって>>続きを読む

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