Beeさんの映画レビュー・感想・評価

Bee

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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.5

地獄から地獄の移動で境目がない。人の尊厳なんて秩序が崩壊したらどこにも見当たらない。この地獄でしかない話がどこにでも起こり得るのが恐しい。

新・猿の惑星(1971年製作の映画)

3.0

せっかくジーラとコーネリアスは生き残れたんだと嬉しかったのに、あの最後はあんまりだ。悲しい。いつもダークに終わるのが猿の惑星なのか。。

続・猿の惑星(1970年製作の映画)

2.5

超人類?いらない。観なかったことにする。
ノヴァが声を出せるようになったので、そこから人類の歴史がまた変わってくるとか、猿の知能が上がり数も増えると結局差別や戦争が人間と同じように繰り返すとか話を膨ら
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猿の惑星(1968年製作の映画)

3.6

人間と猿の立場が逆転して初めて捕獲される側の気持ちがわかる。。主人公がジェネシスのシーザーと全く同じ仕打ちを受けていてまさしく逆転。
人形が地層から出てきた時点でというか、猿が「人間」と言ってる時点で
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.8

戦争映画。人間側に回った猿が出てきたりするのもなんかリアル。
場所がほぼ1ヶ所での話なので多少物足りないかも。あと弓の兵隊がシーザーを射るのもなんか納得いかない。
シーザーにはもっと穏やかな日々を過ご
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

4.0

アクションシーンが迫力ある。猿が戦車を人間から奪ったところで劣勢だったのが逆転する。人間が自分たちを守るために作ってきた武器で逆にとことんやられてしまう。

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.0

10年以上も前の作品とは思えないほどクオリティが高い。映画公開当時も劇場で見たけど、こんなに面白かったかと驚いた。とても設定もリアルで、まるでコロナと言わんばかりに現実と重なる。

囚われた国家(2019年製作の映画)

3.5

超硬派なレジスタンス映画。雰囲気が終始よかった。ハリポタのスネイプ先生をちょっと思い出す。
エイリアンは出てくるけど、エンタメ感はない。だけどそれが潔い。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.8

「志を失った職人は哀れだ。」

このセリフはよかった。
ただ話は極端であんまり面白くなかった。。死ぬほどのことを客がシェフにしたとも思えない。なんでシェフはそんなに被害者ヅラなんだ。作り手だって自分の
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.2

チンパンジーのあのスタジオの惨劇が1番印象的。その後は円盤を証拠として残そうと作戦立て始めたところから一気に冷めてしまった。期待しすぎたかも。
電気屋の兄ちゃんがずっと協力的だったのはよかった。

ドキュメンタリー八甲田山(2014年製作の映画)

3.4

事件当時は観測史上最悪の大寒波や、リングワンダリング、凍傷による意識障害など数々の不運と選択のミスが重なっていたことがよくわかった。
後の露戦争でも無事だった生存者の方の「戦争より雪中行軍のがきつかっ
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.6

戦争は仕事。。
命懸けだから対面すれば敵国の兵士を殺すけど、我に帰れば今さっき刺した相手の怪我の手当てをし、戦友として寄り添う。。相手のことが憎くて憎くてたまらないって気持ちで殺してくれたほうがまだ気
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二百三高地(1980年製作の映画)

4.0

とにかく辛くて苦しい。映画としては相当に見応えある。作中でこんなに日本人が亡くなっていく戦争映画見たことないかも。
空軍もない。戦車もない。歩兵のみの肉弾戦。

休戦中の両軍の交流は見ていて信じられな
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

3.4

優しい絵のタッチだからこそ厳しい現実が際立ってよかった。おじいちゃんが出てきた時は夢の世界なのかと思ったら凍ってたんですね。最後はここで終わるのかと少し物足りなさがあった。

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.6

これは前作の主演を務められた方への追悼作品。前作を観ておくだけでなく、そもそも主演の方が実際に亡くなられたことを知っていなければ話もついていけないと思う。オープニングもラストもじんわり胸に来るものがあ>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

3.8

キレッキレのアクションとダンス!熱量がすごい。ぶっ飛んでるけどなんでもアリというわけでもない絶妙なバランスがとても面白かった。放ったトラたちが自分にもちゃんと襲ってくるところとかw
2人の友情には最後
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.7

新作の予告がとても面白そうだったため観てみた。槍を使った殺陣が清々しくてみていて気持ちがいい。
俳優さんが若くして亡くなってしまったのは残念だなぁ。。新作の「王はもういない」という予告の力強さは本物で
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

5.0

『王の帰還』というタイトルが、もはやかっこよすぎる。IMAXで再上映してくれて本当に良かった。

ローハンの王、セオデンがゴンドールは助けに来なかったではないかと終始言っていたなか、狼煙が上がったのを
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

5.0

IMAXにて再鑑賞。
大迫力の空撮大自然!圧巻です。そしてローハンの音楽がこれがもう最高です。
種族は違えど、みんな誇り高くて感動する。仲間たちが同じ目的のために、自分の役目を果たしそれぞれの場所で闘
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.9

ストーリーが画面の斬新さに負けていない。

ゴッホの孤独と愛、そしてゴッホへの敬意を表し伝えるには斬新さへの挑戦もあったにせよ、この作風で作ることが最善だったんだろうと想像する。

作品のための絵柄と
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

5.0

IMAXで再鑑賞。1番好きな映画のひとつ。音楽がとてもいい。ファンタジーの塩梅がリアルな世界から逸脱しすぎていないのも魅力。
オークは元々エルフだったなんて悲しい。なぜなんだろう。力の指輪で説明される
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黒部の太陽(1968年製作の映画)

3.8

もはやSF映画なんじゃないかってくらいの闘いっぷり。破砕帯の絶望感がすごい。ところどころ、これどうやって撮ったんだという攻めたシーンがある。

社長さんが素晴らしい人だった。腹を括る姿、それを見て周り
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.4

前回のビーストより面白いし雰囲気も好き。ただキャラへの愛着がまだ薄い段階でドラマ部分がトップスピードで進むので、リタが死んでもクイニーが向こう側へいってしまっても、なるほど。。と思うだけで感情がそこま>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.3

どうなんだろう。キャストが地味というか華がない気がする。コリン・ファレルやジョニー・デップの悪役と、ジェイコブの愛嬌のおかげでなんとか持った感じ。

ニュートは自分の動物が人間界に大迷惑かけてることに
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

3.5

監督の話が聞けたのが面白かった。素晴らしい作品はスタッフとキャストたちの厚い信頼の上に成り立つんだなぁとしみじみ思った。たくさんの葛藤があったと思うけど、最後までやり抜くって想像以上に難しいと思う。し>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

3.9

スネイプというキャラクターを生み出してくれた作品というだけで感謝したいくらい。それぐらい魅力的で確立された人物だし、あの愛の貫き方には惚れる。後半はスネイプの愛の余韻に浸りっぱなしでヴォルデモートとの>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.9

もはや戦争映画。最初から最後まで続く緊迫感。前作までクディッチとかやっていたのにただただ暗い。

テントでハーマイオニーとハリーがスローダンスするのは、長年苦楽を共にした厚い信頼があってこそ出来るもの
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ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.9

ロンとハーマイオニー、ジニーとハリーの恋愛が確立してきたところで本題のヴォルデモートを倒すための糸口も見え始める。
ダンブルドアを前にしたドラコの苦しみも辛い。そしてスネイプの心情やダンブルドアとの約
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.8

今見てもアンブリッジのむかつき様が色褪せないのがすごい。アンブリッジはある意味「権力」に負けた姿だと思う。コンプレックスの塊。

劇場公開当時はシリウスの亡くなり方があっという間すぎて本当に死んでしま
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.7

面白かったー。雰囲気で楽しめちゃう。

一瞬で歳月が経過してしまうとしても、責任感から何度も飛行実験するバズ。誰もバズを責めなくてもバズ自身が自分を許すことなんてできない。

仕事への誇り、自分への誇
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

3.8

クディッチの世界大会から始まり序盤から勢いがある。試合がイングランド対ブルガリアと言われて、ああそっか魔法界でも国名は現実とそのままなんだと妙に世界観から引き離された。

他校の生徒、先輩、女性、男性
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