benikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.8

18世紀のフランスで望まぬ結婚を控える貴族の娘と、彼女の肖像を描く女性画家の燃え上がるような恋。

まるでスクリーンが大きなキャンバスになったかのように、見て、見られながら、キャンバスに線が引かれ、色
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.5

観賞後に考察を読んで、あらゆる伏線に納得がいって、うお〜となりました。

観てる途中は、この一回きりでいい気持ちで観てるけど、考察を読むともう一度見直したくなる。ミュージカルの「オクラホマ」のオマージ
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.4

これは良作。タイトルとキービジュアルだけを見るとメタラーの音楽映画かと思うけど、これは音楽映画ではない。「音」と「静寂」の映画だった。

突然耳が聞こえなくなってしまったドラマーの主人公の絶望、喪失感
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

2.9

家よりは劇場向け、劇場よりは舞台向けな作品だった

キャストに惹かれて見たけど、私の好きなメリルとニコールの姿でもなく、作風も根暗な私には眩しすぎる作品でした……キラキラした王道ミュージカルが好きな人
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フェリチタ!(2020年製作の映画)

4.3

アマプラにて思いがけず良作品!長期不在の家でこっそりと不法占拠生活を送る一家の、夏休み最後の1日。

演出、音楽、脚本、キャスト、テンポ、ジャケ、エンドクレジット後の一文、どれをとっても好みでした。
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.7

2023年公開予定のフュリオサの過去を描いたスピンオフの主役が、推しのアニャちゃんということで今更ながら観てみました。

シャーリーズセロンが格好良いのはもちろんのこと、人も乗り物も、スチームパンクな
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

大島依提亜さんがデザインしたパンフがきっかけで興味をもった作品🎓
ジジめちゃくちゃ良いのにもっと見たかったー!!この映画の中で出演時間が合計6分しかなかったらしいけど、全くそう思わせない、マクラビン並
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.5

主人公がカメラ目線で話しかけてくる独特な演出も、ミリーボビーブラウンの魅力でプラスになってた。役者が違えばちょっとキツかったかも…

しかし慣れると、自分がエノーラのイマジナリーフレンドになったような
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

びっくりするほど好きなキャストしか出てこない。

果たして結婚だけが女の幸せなのか。もちろん結婚して家庭を築くのも暖かくて幸せなこと。でも自由な中年になりたいと言うジョーの考え方があってもいいはず。現
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.6

アーヴィンの周りで淡々と重なっていく負の連鎖。

エキサイティングな映画だって作れそうなくらい豪華な顔ぶれなのに、こんな暗い映画を作ってくれて私は嬉しい。

俳優陣がそれぞれ凄く良い、影のある演技を見
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地球に落ちて来た男(1976年製作の映画)

3.5

この映画にボウイほどの適役はいない。危なくて哀しい、人間離れした美しさに、ただただ魅せられる。

もし違う配役なら、あんまり好きじゃない映画だったかもしれないし、そもそも観てない笑

この映画のおかげ
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ソン・ランの響き(2018年製作の映画)

4.2

昨年観た映画マイベスト10には入る、ベトナム発の儚く美しい映画。

借金取りのユンと、ベトナムの伝統歌劇カイルオンの花形役者リン・フン。全く接点のない孤独な男2人が出会い、次第に心を通わせて
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.6

全編ワンカットに見えるように撮られているのが凄く宣伝されていたので「決して宣伝に惑わされまい」と最初こそ意識して観ていたものの、このワンカット風の映像による緊張感!ストーリーが進めば進むほど>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.4

ラース・フォン・トリアー監督という時点で覚悟はしてたけど、なるほどこれは胸糞映画🐥

グロ描写だけならもっと凄い映画はあるけど、監督独特のリアルな撮り方によって嫌悪感が生まれる(褒めてる)
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キャロル(2015年製作の映画)

3.5

キャロルもテレーズも旦那と彼氏がいる状態で本物の恋に目覚めてしまうのでほっこり観れる映画ではないけれど、美しい愛の映画でした。

本当に2人が美しい😭

そろそろケイトブランシェットか
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.1

これは劇場で観るべき、映画音響のリッチな教科書。実際の映画の映像や、劇場のスピーカーを使って説明してくれるので、とても楽しくて分かりやすい。色んな映画の名シーンをスクリーンで観られるのも良かった◎☺️>>続きを読む

白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)

3.6

今更ながら「落下の王国」のターセム・シンが監督していると知って鑑賞。あとはやっぱり石岡瑛子さんの衣装が見たくて。

内容はディズニーで慣れ親しんだ白雪姫とは少し違うけど、音楽はディズニーでお馴染みのア
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ザ・コール(2020年製作の映画)

4.0

ソヨンと、20年前に同じ家に住んでいたヨンスクが、コードレス電話機を通じて時を越えて繋がり、最初は友情が始まるのかと思いきや、途中からどんどん緊迫した展開に…

テンポも良いし、ラストのラストまで面白
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ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡(2017年製作の映画)

3.5

万能死体でもなく魔法も使えない、ただの人間のダニエルラドクリフがジャングルで遭難して、生還するまでを描く。

実話ベースなので派手な演出もないけど、徐々に体力的にも精神的にも追い込まれていくリア
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.7

A24で、劇伴トレントレズナーで、レディオヘッドの曲まで使われるなら観に行かない訳がない。

1日PC作業した疲れ目で、割と前の席で観賞したので、序盤のカメラワークに目が回って回復に時間がかかった…笑
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マザー!(2017年製作の映画)

3.3

郊外の一軒家で暮らす夫婦のもとに次々と訪問者が現れ、訪問者の行動がどんどんエスカレートしていく。

ほとんどの時間を不愉快な気持ちで過ごして、もの凄いストレスフルな映画だった。でも、観賞後に解説を読ん
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ソング・オブ・ラホール(2015年製作の映画)

4.2

もっと世間に知れ渡ってほしい音楽ドキュメンタリーだった!イスラム化が進んで映画や音楽が衰退していったパキスタン。

音楽は罪深い。音楽家だとバレると低カーストに見られ、このまま伝統音楽を続けても国内に
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コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

4.6

だんだんと実体が必要なくなっていく未来。真実を見るか幻想を見続けるか、自分ならどっちを選ぶだろうと観賞後は考えてしまう。

実写よりアニメパートが長いと事前に聞いていたけど、長いアニメパートと実写パー
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インセプション(2010年製作の映画)

4.8

公開当時に観た時、私は今よりも未熟で途中で寝ちゃったんだけど、今改めて観ると…めちゃくちゃ良かった😳 寝る暇なんてなかった。前は難しく難しく考えすぎてたのかもしれない。

脚本や演出、繊細な
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来る(2018年製作の映画)

3.5

ジャパホラ苦手な私でも大丈夫で、ストーリーのあるホラーだった。結局は化け物というより人間の闇。

ラスト近くの様々な霊媒師が集結するところが、ちょっとキャビンの怪物集結みたいな感じでテンションが上がり
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.5

DNA操作で生まれた適性者だけが優遇される近未来の話

優生思想が騒がれる今だからこそ、金曜ロードショーで流すべきはこの映画だと思う。私はどのみちTV見れないけど…😫

しかしユマもイーサンも美しすぎ
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