あみるかんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

あみるかん

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キック・アス(2010年製作の映画)

3.6

11歳の女の子がマフィアを殺して殺して殺しまくる痛快コメディーヒーロー映画。
グロテスクだけど笑えてくるという新感覚、でもこんな小さな女の子にあんな下品な台詞を言わせたらアカンでしょ(笑)そして相変わ
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.4

アメリカとロシアのスパイがタッグを組んでナチス残党の核爆弾開発を阻止するというお話。CIAとKGBが裏で手を組んでいたら…という中二な妄想爆発な題材を主演2人の格好良さとお洒落な音楽で大人の作品に仕立>>続きを読む

ぼくたちのジュネーヴ条約(2016年製作の映画)

3.5

「悪い事をしたらきっちり責任を取る、でも周りも助けてあげなきゃいけないよ。」という当たり前の道徳を子供たちが自分たちで考えて実行していく。
この作品を観た人なら誰でも映画内のミクロな出来事を現実のマク
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パニック・イン・ザ・ヴィレッジの新学期(2016年製作の映画)

2.8

ベルギー発の超シュールなストップモーションアニメ。何も考えずに観れて楽しい。
内容は特にない。というよりこの作品に内容を求めるのは無粋。

耳をすませば(1995年製作の映画)

3.8

実は今作を観るのは初めてです。
誰もが憧れる甘酸っぱい青春風景は「青春」という概念を何処かに置き忘れてしまった私を喪失感に陥らせ、私の心を見事に抉っていきました。しかし、登場人物の素直さは私の野暮な嫉
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.7

普段3D映画を観た後は「2Dで観ればよかった」と後悔する事が多いのですがこの作品に関しては絶対に3Dで観た方が良いです。
エンドロールを見ていてCGやVFX関連の人の名前がとても多くて少し笑ってしまい
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.1

怖いのが苦手なのでホラー映画は観たことがなかったのですが、予告編に一目惚れ。
期待通り面白かったしとっても怖かったです。驚き過ぎて何度も椅子を揺らすほど仰け反ってしまいました(笑)隣の席の方、ご迷惑を
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マイクロフォン(2010年製作の映画)

3.1

早稲田大学で実施された「エジプト映画の新潮流」というシンポジウムで鑑賞。ドキュメンタリー的で群像劇的であり、演出が非常に挑戦的な作品だと感じた。
エジプトからアブダッラー監督がいらしており、監督のお話
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私たちはどこに行くの?(2011年製作の映画)

5.0

凄い映画を観てしまった。平和のために宗教を越えて村の女性たちが奔走するというお話ですが、とてもシリアスなテーマをかなり笑いも交えて描いています。かなり重い題材なのにこれほどコミカルな表現を取り入れよう>>続きを読む

敷物と掛布(2013年製作の映画)

4.4

2011年にエジプトで起きた1月25日革命直後のカイロの様子を描いた作品。主人公の視点から混乱した当時のエジプト社会の様子が生々しく映し出される。
次から次へと突発的に事件が起こるため何が起きたのか分
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泥の鳥(2002年製作の映画)

3.5

音楽も含めて音が非常に印象的。静かだけど自然の音が耳にすうっと入ってくる。
以前マドラサについて調べたことがあったのだが、具体的にどの様な場所で、そこでどの様に生活しているのか視覚的に良く理解できた。
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マリアの息子(1998年製作の映画)

3.1

ムスリムの少年が怪我をしたキリスト教の神父のために神父の弟を探しに行くという作品。子どもが主人公という実にイラン映画らしい作品だった。
映画には宗教の対立を描いた作品が多いように思われるが、この作品で
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ミスター&ミセス・アイヤル(2002年製作の映画)

4.1

インドの宗教問題の根深さがシリアスに描かれている。身を守る為に夫婦を演じることとなる2人のやり取りは常に緊張感を伴いつつも、時には笑える事もあり、見ていて面白かった。最後のシーンがとても好き。

十四夜の月(1961年製作の映画)

3.8

偶然と誤解の積み重ねで複雑化する恋愛と友情関係は観ていて常にハラハラさせられた。現在のインド映画界では人気俳優にムスリムが多い一方で、作品内の主要な登場人物は殆どヒンズー教徒である。しかし、この作品は>>続きを読む

劇場版 Fate /stay night - UNLIMITED BLADE WORKS(2009年製作の映画)

1.6

TVアニメ『Fate/stay night』が放送された4年後に制作された作品。TV版とは異なるストーリー展開をする新作として発表されたにも関わらず総集編的内容であり、原作ゲームをプレイしていない人に>>続きを読む

タッチ・オブ・スパイス(2003年製作の映画)

3.2

キプロス問題の悪化によりトルコから強制退去させられたギリシャ系住民の話。
料理に関連した台詞がとことんお洒落。台詞だけでなくストーリーも「前菜」「メインディッシュ」「デザート」の三部構成という徹底ぶり
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別離(2011年製作の映画)

4.5

アカデミー賞外国語映画部門とベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したと聞いていたためかなり期待値が高かったが、期待を遥かに上回った作品だった。真実が少しずつ分かってく一方で逆に分からないことも増えて行くと>>続きを読む

ミニオンズ(2015年製作の映画)

3.5

純粋に面白い作品。ミニオンズは何語を話しているのだろうと思い一生懸命聞き取っていたら色々な言語を混ぜて話しているんですね。声優さんは大変だったと思います。また、声優と言えばマイケル・キートンがナレーシ>>続きを読む

傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

3.6

三部作遂に完結。大きな伏線が張られていてそれを回収するという訳でははないが、ストーリーは驚きに満ちていて深みがある。前作よりも性的描写が過激化しており、映画館で多くの人々と一緒に視聴していると何とも不>>続きを読む

イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

3.7

第1作は反日映画、続くこの第2作は反英映画となかなか攻めた内容である。今作の見所は往年の香港映画スター、サモ・ハン・キンポーと現No.1スター、ドニー・イェンの対決であろう。サモ・ハン・キンポーがあの>>続きを読む

恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(2007年製作の映画)

4.0

人気女優に恋をした脇役俳優がとある事件で殺害されてしまい、輪廻転生して復讐する物語。美男子と美女たちが歌いまくりの踊りまくりで見ていて楽しい。
たった一言の台詞のためだけにアミターブ・バッチャンが出て
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.6

鑑賞後に気持ちが曇るのはイーストウッドの持ち味だが、この作品の後味の悪さは彼の他の作品と比べても頭一つ抜けている。
偶然や勘違いの積み重ねがその後の運命を大きく変えてしまう。そうして過ちを犯してしまう
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ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015年製作の映画)

3.4

単独でヒトラー暗殺に挑んだゲオルク・エルザーを描いた作品。予想と反し落ち着いたテンポであり、逮捕された彼の尋問の様子と事件を起こすまでの彼の姿が交互に映し出される。一人でヒトラー暗殺を企てた男がいかに>>続きを読む

ザ・ヴェンジェンス(2014年製作の映画)

2.3

格好良いムエタイアクションを魅せることに完全特化した映画。ストーリーは特にない。最初のサッカーバトルなど、全く必要性の感じないアクションシーンが幾つもある。香港映画を意識したのか、カンフーを使う中国人>>続きを読む

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.4

マーベル・シネマティック・ユニバースの第2作である本作は作中の至る所にマーベル・ユニバースの設定が散りばめられており、最後には”やつ”が登場します。
ハルクとアボミネーションの戦いは小細工なしの殴り合
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劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク(2010年製作の映画)

3.2

この作品の前が3年間に渡る壮大な3部作であったのに対し、今回はストーリーを小さく纏めた印象。珍しく悪役が自分の目的の為には手段を選ばない完全悪であり、中途半端に改心しなかったのは良かったと思う。全体的>>続きを読む

ファン(2016年製作の映画)

3.9

シャー・ルク・カーンが一人で二役を務めているが、全く違う人間に見えるのだから彼の演技力には脱帽である。彼の演技力の他にもメイクやCGといった技術の高さも窺い知ることができる。
スターシステムが定着した
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5時から7時の恋人カンケイ(2014年製作の映画)

1.9

うーん…作品の雰囲気は好きなんだけど設定が合わなかった。フランス人夫婦はお互いに同意してるから納得がいくけど、周囲に倫理観が崩壊してる人が多過ぎない?
僕の恋愛経験が乏しすぎるだけでしょうか?(笑)

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.9

クリント・イーストウッドの作風とスナイパーという設定の相性が非常に良い。戦争を題材にした作品の場合、次々と人が死んでいく様子を描く事でその恐ろしさを訴えることが多いが、この作品のはそれ以上に一人の兵士>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.6

前半1時間でゆったりと進んでいたストーリーが後半1時間で伏線として回収され驚きと納得を交互に感じられるような内容だった。良作である事は間違いないが、あらゆるレビューサイトでナンバー1の評価を受けている>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

4.8

脚本の構成が圧巻。後半は何度も予想を裏切られる展開が起こり、特に最後の15分の怒涛の展開は驚きの連続で目が離せない。
復讐劇というシリアスで重たい雰囲気になり易い題材だが軽快な音楽が作品の雰囲気を絶妙
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マッドマックス(1979年製作の映画)

2.4

それほど面白いとは思わなかったがカーアクションはCGを使用していないため確かに迫力がある。字幕版で視聴したがストーリーが分かりづらい。英語をしっかりと聴いた方が良いかも。いつになったらマックスはマッド>>続きを読む

傷物語II 熱血篇(2016年製作の映画)

2.9

鉄血編では素晴らしく感じられた演出が今回は何故かしつこく感じられた。演出に特化し過ぎて話が分かりにくい。特にエピソードとの戦闘シーンは何が起きているのかさっぱりだった。どうか冷血編では持ち直して欲しい>>続きを読む

傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)

3.9

制作発表されてから公開まで年月が経ち過ぎて視聴を見送っていたが遂に視聴。テレビアニメの独特な演出を発展させていて期待以上に面白かった。シャフトは芸術性の高い演出で知られた制作会社だがお金と時間をかける>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

2.9

クリント・イーストウッドのクリント・イーストウッドによるクリント・イーストウッドファンのための映画。ポーランド系の老人と中国系の青年の独特な心の交流を描いた作品だが、話の展開が全て予想通りだったので正>>続きを読む

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.4

作品内のマジックにも騙されっぱなしだったがまさかストーリーでこんな風に騙されるとは…エンターテインメントショーを観る時のように楽しめる作品です。