しーのさんの映画レビュー・感想・評価

しーの

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ナイン・ソウルズ(2003年製作の映画)

4.5

脱獄シーンでまず心を掴まれました。一人一人のキャラクターが立っていて、生き様が詰まっている疾走感が好きだった。いつの間にかみんな死んで欲しくないとか捕まって欲しくないっていう、この9人に愛着が湧いてい>>続きを読む

スウィングガールズ(2004年製作の映画)

3.8

今観たらめちゃくちゃ出演者が豪華。「スクールオブロック」みたいな学生がラストに楽器を演奏する映画にハズレ無し。ずっとコメディらしく女子高生の緩い学校生活が続くのに、最後の本格的な演奏はギャップが凄い。>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

5.0

男心を分かりすぎている。学校の屋上で語り合ったり、バイト途中に親友に呼び出されて夏休みの誰もいない教室で無駄話したり…。修学旅行先でお金をねだられたり、東京に着いてきて欲しいって言ってもらったり…。ロ>>続きを読む

ビッグ・ダディ(1999年製作の映画)

4.2

ハチャメチャで口悪くて下品なのに観終わった時、心がほっこりして幸せになるお話だった。子供を泣き止ませるアダム・サンドラーめちゃくちゃ良かった。とにかく笑えてちょっと泣きそうになる。

クルーレス(1995年製作の映画)

3.4

致死量の90年代アメリカカルチャーを浴びた。可愛らしい世界観と、ピュアな女の子の当時のリアルな学生生活が最高。とにかくファッションやインテリア、そして主人公がオシャレで可愛いので目が大満足の映画だった>>続きを読む

トルテュ島の遭難者たち 4Kレストア(1976年製作の映画)

4.0

「行き当たりばったり」ってまさにこの映画のこと。台本が見えない。自分もこのツアーに参加しちゃった感じ。船酔いしそうだったし発狂しそうだった。ヤギがずっと鳴いてたりそこら辺を普通に歩いてたり自由すぎる。>>続きを読む

映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.2

春日部防衛隊は5人じゃなきゃと改めて思わされた。風間くんの愛が最高だった。春日部防衛隊一人一人の魅了がいっぱい。みんな情けなくて可愛くて勇気がある。ミステリーあり青春ありで、とにかくおバカで友情と愛に>>続きを読む

刑務所の中(2002年製作の映画)

4.1

松重さんのこれが本当の孤独のグルメ。お腹減る。刑務所での生活を穏やかに描いていて、なんか修学旅行の夜を思い出した。囚人と看守の関係が生徒と先生みたいだった。刑務所の集会で「ギッズリターン」観るの、なん>>続きを読む

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

4.0

みんなもうおじいちゃん。威勢も落ちたなと思ったけど、よく考えたらおじいちゃんにしては威勢はありすぎる。たけし映画のドンパチはレベルが違う。そう改めて思わされる映画だった。終わり方はたけしさんらしい。

ビートルジュース ビートルジュース(2024年製作の映画)

4.4

ポップな音楽で自分のバラバラになった身体を繋げていくドロレスが美しく絵になる。ティム・バートンのまさにこんな世界観が大好き。死後の世界が前作のチープさが残っていて良かった。ビートルジュースは一生リディ>>続きを読む

ピンク・フラミンゴ(1972年製作の映画)

4.5

変態しか出てこない世界一下品な映画。もちろんもう一回は観ないし人には絶対勧めないけど、とにかく笑ってしかめっ面になった。明日の表情筋は筋肉痛。人には言えないし言いたくないが大好きな作品ではあった。>>続きを読む

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.5

若い頃のブラピとラストシーンがとにかく美しい。ピーナッツバターの食べ方が可愛い。スーツがよく似合う。ストーリーは長い。プラピが轢かれるシーンは衝撃的すぎて笑っちゃった。

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月(2004年製作の映画)

3.4

絶世の美女って訳ではないブリジット・ジョーンズがめちゃくちゃ愛おしく思える。笑顔が素敵。スキーのスーツも普段の服もそうだけど、ピンクがよく似合う。

ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.6

倫理観ゼロ。ハラスメント沢山。ブリジット・ジョーンズはめちゃくちゃ可愛いけど、世間的に美人とは言えない感じ。今は普通じゃないけど、どこかリアルな恋物語は新鮮なのに身近な感じが良かった。ブリジット・ジョ>>続きを読む

ミニー・ゲッツの秘密(2015年製作の映画)

3.6

めちゃくちゃぶっ飛んだ危ない思春期ムービー。でも愛されることに飢えた女の子としてはみんなと同じなのかも。「私の方が上よ。このクソ野郎。」握手する時はこの気持ちで。

アキレスと亀(2008年製作の映画)

4.2

ゼノンのパラドックス「アキレスと亀」やカントの「芸術論」といった哲学の問いが沢山出てきた。もちろん芸術に正解は無いが、今作で描かれる真知寿は才能がある天才ってよりただ絵を描くのが好きな人間として描かれ>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

3.4

よくあるストーリーや設定と目新しい演出。「コンジアム」もそうだったけど、スマホで撮ってる感じはリアルさがより出て怖くなるから良い。最後の最後にこっちを巻き込まないで!!!

奥さまは魔女(2005年製作の映画)

4.7

ニコール・キッドマンがとてつもなく可愛い映画。表情諸々の演技はもちろん、舞台や街の雰囲気がフワフワしていて好き。呪いがかかったジャックをはじめ、演者全員がとにかく楽しそうだった。何も考えずになんか幸せ>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.3

人間はペット系の映画には弱い。号泣。この映画を観たら絶対にペットを幸せにしたいっていう気持ちもなるし、ペットから愛される人間でありたいと凄く思う。イーサンとベイリーみたいに。

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.9

夢みたいな世界観が可愛らしい。お父さんのお話が嘘でもほんとでも、途中からそんなの関係なく夢中になっていた。ラストシーンの光景は最高。派手ではないけど良い。

Ribbon(2021年製作の映画)

3.8

コロナ禍に学生だった自分にはものすごく刺さった映画だった。修学旅行や部活などやりたいことややってきたことがゴミになったあの時を思い出しちゃった。コロナ禍の時に観ていたら「ひとりじゃないよ」って救ってく>>続きを読む

ラッシュアワー(1998年製作の映画)

3.5

2人のキャラクターが濃くておなかいっぱい。クリス・タッカーのコメディは笑えるし、ジャッキーチェンのアクションは凄い。NG集が大好きなので、最後まで満足感高め。スーツと車がかっこ良すぎる。

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.6

マルセルが可愛いなー。マルセルを撮るドキュメンタリーを映画にするという新しい設定は、マルセルの存在をはじめから当たり前にするため違和感がなく楽しめた。これは良質なEテレ。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.0

今は鬱陶しい母親の行動も後々、または失ったら愛だと分かる。それを早く気づかせてくれる映画なのかも。宮沢りえ演じる母親はとてつもなく強い母親だった。ピラミッドは優しさのお返しだね。愛が沢山詰まっていて大>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.6

こんな社会は絶対に嫌だ、こんなの日本じゃないと思いつつも有り得る未来に恐怖と寂しさを感じた。ベンチのシーンもプラン75も「排除」がテーマなのかなと思った。必要だけど、どうなのかな…って感じ。胸が締め付>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.8

懐かしい雰囲気というか昔の街並みなのに出てくるものが新しい。この体験したことの無い世界観に魅了された。正直話の内容は複雑で全て理解出来てるとは思えないが、作画の不気味さとバイクやファッションのオシャレ>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.2

これ本当に実話なの?と思っちゃうコカイン中毒の熊が人を殺すお話。設定がもう面白い。人間と同じでコカインは熊も虜に。ラリってる熊は通常の熊より3割増くらいで愛おしく思えた。

クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996年製作の映画)

3.8

可愛い世界観と不気味で怖い雰囲気のギャップ。ジョマとマカオという魅力的なキャラクターとか、今は無理な下ネタと雛形あきこのオンパレード良かった。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.9

1カット長回し風で計算尽くされた作り方は凄い。リーガンが自分の代表作にしがみつきながらも苦しめられる人生と頭の中(幻想と現実)がリアルに描かれているため目が離せなかった。

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.1

「正しいことと親切なこと、選ぶなら親切なことを」この格言を胸に生きていこうと思った。オギーの周りの優しい人が素敵だったし、オギーに手がかかって放ったらかしになるお姉ちゃんの苦悩もものすごく分かる。これ>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.2

平等なんてありえないってこの映画が教えてくれた。BALENCIAGAのモデルは無愛想でH&Mのモデルはニッコリ。現代社会の社会構造にブラックユーモアたっぷりでオシャレな始まり方で最後までずっと夢中。で>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

今作はクリスやその周りの人達にフォーカスされていたが、一緒に戦う人々と殺した人々にもこんなドラマがあると思うと戦争は良くないと改めて思わされる。戦争に勝っても何も残らないことが分かる。誰も救われず辛い>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.6

ジャム指でいってたり見たことない形の傘使ってたりスプーン落としたら店員さん呼ぶのとか「この子は違うな…」ってシーンが好き。市井の自分とは違う世界でも同じ人間だなとも思った。でも、丸の内周辺の描き方にど>>続きを読む

漫才ギャング(2010年製作の映画)

2.9

芸人愛とか漫才愛が品川さんは強いんだなと思う映画だった。秋山さんは良い役貰ってるな。石原さとみのツッコミが強い。