全編台湾ロケ敢行、妻夫木、豊川悦司、そしてノワールな雰囲気… につられて観てきた。感想としては、長いPVを見たような、そんな気分。
愛する女を亡くして心を閉ざし、台北でひっそり暮らす島(豊川悦司)の>>続きを読む
大好き。いい。そして泣ける… オリジナル版に負けず劣らずよくできてる。大根さん、やるなぁ。ガールズの群像劇としてはなかなかの完成度かな、と。落ち込んだら思い出して取り出してまた見たい、そんな作品。>>続きを読む
人生においてウッディたちに出会えたことは私にもとても大切なことで。胸が詰まってうまく感想が言葉にならない… それくらい彼らが大好き。
おもちゃの持つ運命。これは1作目からどこか遠い未来に見えていたこ>>続きを読む
声帯ドーピングで血を吐くカリスマロックスターの男となに歌ってるのかわからない声の小さいストリートミュージシャンの女との出会い。遊んじゃうこと必至のキャストの面々がハチャメチャな展開を彩り、なに言ってん>>続きを読む
Elvis has left the building.(ショーは終わった) 冒頭で英語教師の母サンドリーヌが7歳の娘アマンダに教えたフレーズ。エピソードを調べ、エルビスの曲をかけて親子で躍り歌う。素>>続きを読む
「誰よりも自分を信じて疑え」という信念は、現代のジャーナリズムにおいて貫くことができるのだろうか。東都新聞社会部に匿名で届いた新大学設立の許認可をめぐる極秘情報をリークするFAXに端を発し、記者の吉岡>>続きを読む
東京って寂しい町なんだなぁ、と思う。でも、みんなが寂しい町だから生きていられるのかも。
しんじとみかの日常が出会い、いつしか寄り添い、いくつかの死を横に見ながら生きていく、それだけの話。詩集原作だか>>続きを読む
しんどい。しんどかった。でも、なんかわかる。私はきっと寧子だったような気がする。遠い昔。子供の頃。
鬱を抱えた過眠症の寧子。不感症かのように生きている津奈木。そんな二人が同棲していることだけでかなり>>続きを読む
ぴあの試写会にて鑑賞。監督の前作がかなり好きだったので、期待値高め。
今回は「母」をテーマにした群像劇。種々雑多な女性たちがそれぞれ母となり抱える葛藤や、母とはなんだと問いかけての苦悶。母であっても>>続きを読む
観に行くと女子が病む、という口コミを近場で耳にして、あと、ポスターの仕上がりがなんとなく好きな感じで、気分で観に行こうって決めた作品。そんな私の軽い気持ちをどんと投げ返してくるような作品だった。大好き>>続きを読む
令和元年の大連休半ばの映画の日に鑑賞。午後の回満席のため、やむなく夜の回に。
アガサクリスティ原作ということで、癖のある登場人物ともの悲しい真実、みたいな感じだろうと思いつつ原作未読でいどんだが、お>>続きを読む
録画していたものを鑑賞。流し見の予定ががっつり見ることに。結果、とてもおもしろかった!
妄想癖のあるヨシカには好きな人がいる。10年間、高校時代から思いを寄せるイチ。彼と絶滅動物を愛し、日常の中でも>>続きを読む
クリスチャン・ベイルの役作りはすさまじい。それがまず第一の感想。そしてつくづく、アメリカは病んでいて怖い。それぞれどの国も病んでると思うけど、アメリカのこの展開はいまだ進行中で帰着点が見えないし。
エ>>続きを読む
トニー。とにかく私は無骨でがさつなトニーが愛しくて愛しくて大好きになった。1960年代のNYのナイトクラブで働くトニーは、店の改装の間の働き口を探し、米南部をツアーで回るピアニストドクの運転手として雇>>続きを読む
新参者シリーズ完結編。うーむ、途中から、これは「砂の器」だなと思いながら見ていた。ストーリーは重厚で、とても悲しい。そのメインに加賀恭一郎本人の生い立ちが関わってくる。その構成は見事で、それを無理ない>>続きを読む
アールはデイリリーの栽培をする花の業者。日々の手入れと品評会、その世界の人たちとの時間に明け暮れ、娘の結婚式にも出ず、家庭を省みない。時は流れ、老いが彼を襲い、農園が抵当に。そんなとき、ひょんなことで>>続きを読む
学校を何度もドロップアウトし、親にはビジネスで成功しろと言われて育ったサリンジャー。あらためて文学を学びたいと願い、学ぶ機会を得て大学へ。そこでの出会いにも刺激され、創作の道へ。編集され、手を入れられ>>続きを読む
長年連れ添った夫婦には実は大きな秘密があった… ノーベル賞を受賞する世界的作家とその妻の間になにがあったのか。積年の思いと共に妻の目線から夫婦を描いたヒューマンドラマ。設定が現実離れしているけれど、こ>>続きを読む
珍しく原作既読型。映画館を逃し、レンタルで。原作を読んだときの実名でのあるある感とイヤミス感があまりにも強く、映画館にどうにも足が向かなかった作品。
予想通りのイヤミス。冒頭の死んだ魚のような目でバ>>続きを読む
予想していたのとは違う感じの作品でした。原作未読。脚本が倉持さん、監督が堤さんも前情報なしで見ました。感想。ネタバレしないように言うなら、後半はとてももったいない。でも、脚本が倉持さんということもある>>続きを読む
映画館での鑑賞を逃したのでレンタルで。ずっと観たかった作品。ものを作るということは人が生きるということ、とどこかで聞いた言葉がこの作品で私の胸に強く浮かぶ。突然どら焼き屋の店長さんのところにやってくる>>続きを読む
人に迷惑をかけないで生きる人はいない、という言葉に泣かされた。迷惑にならないように生きよう、と普通の人は思うもの。でも、本当の力強さは迷惑をかけても自分らしく生きるということなのかもしれないと自分の生>>続きを読む
92年LA暴動をベースに描かれた作品。正直少しポイントが散漫になり、一番言いたかったことが伝わりづらいストーリーではあったと思う。ただ、作品のそこかしこに見えてくるあの頃のアメリカやLAの問題点はよく>>続きを読む
映画のとあるパートに友人の友人が関わっている、というご縁でお誘いを受け、鑑賞。冒頭の鳥のさえずりが「音」を印象づけ、そこからその音の当たり前を持たない人々のドキュメンタリーがグッと迫ってくる。表題にあ>>続きを読む
母ならこうなる、と思いながら、終始篠原涼子演じる母のあり方に気持ちを投じながら鑑賞。極端かもしれないけれど、母ならこうなる。まだ温かい、心臓の動いている子供をあきらめたりできるわけがなく… それに対し>>続きを読む
映画館で見れずレンタルで。息子を持つ母親として、ドロレスの気持ちがよくわかる。思春期の息子にとって母親は疎ましい。それがわかっていながらも、先人としてはこの時期にこんな経験をしてこんな風に感性を磨いて>>続きを読む
フレディ、もうその声を生では聞けないことが本当に惜しまれる伝説のボーカリスト。知らない人がいないのではないかという英国のバンド、QUEENのエピソードを綴った栄光と葛藤のストーリー。独創的で意欲的で音>>続きを読む
与えられた才能がギフト。そう思いながらストーリーを追うのだけれど、そうじゃない、生まれてきてくれたことがギフトなのだ。なんて素敵なダブルミーニング。みんながよかれと人のことを思い、それゆえにぶつかり、>>続きを読む
重い。信仰とは、神とは、人とはなにか。逆境にあってもなお信仰を捨てない人々を通して私たちに多くの問いを投げかけてくる。
スコセッシだからこそ日本人のあり方に客観性を持って残酷に描けた部分もあるだろう>>続きを読む
映画館での鑑賞を逃したので新作でのレンタルにて。国家機密文書漏洩によってベトナム戦争にまつわる政府に不利な情報が中央紙に掲載される。先を越されたワシントンの地方紙は、中央紙が差し止めを食らう中、追随す>>続きを読む
一生背負っていく罪、それは今隣にいる人にも、そういう自分にもあるのかもしれない。悔やんでも消せない。過去をなくすことはできないし、罪を背負って生きていくしかない。悔やみながら喪に服すように生きるのか、>>続きを読む
素敵な風景と音楽、そしてキュートなストーリー。前作も大好きだったけど今作もハッピーストーリーでよかった。今作はとにかくドナ!ドナに尽きる!リリー・ジェームズは大好きな「ダウントン・アビー」のローズ役。>>続きを読む
映画好きの友人数名が勧めてくれるのでレンタルで鑑賞。観てみるとタイトルや雰囲気とは程遠い感動作で途中から涙が止まらなかった。
とある古い映画を愛する映画青年。主演女優にひそかに恋心を抱いていると、彼>>続きを読む
結婚せずに子供はほしいマギー。ひょんなことでジョンに出会ってしまい、思いがけず略奪婚に。そして念願の娘と幸せに暮らす。ジョンの元妻のジョーゼットは自立してキャリアもある女性だけどことあるごとにジョンに>>続きを読む
家族は究極の人間の表と裏。誰よりも近く、それゆえに遠い。向田邦子の原作に、森田監督のちょっと俯瞰した家族観が相まって、なんともいえない人間ドラマになっている。前時代的な家族の役割も、昭和、平成と経て、>>続きを読む