【擬似家族の物語、ふたたび】
緩慢な進行でありながら、徐々に作品の輪郭がはっきり浮かび上がり、気付けば是枝監督のさりげない演出の数々に感動していた。
我が子を一度は棄てたソヨンを例にとる。物語中盤>>続きを読む
【口元が緩み続ける70分】
原作(元高木さん含め)全巻読了、アニメも3シーズン分視聴済での鑑賞。ファンとしてのスコアリング。
高木さんと西片だけでなく、二人を取り巻くクラスメイトの夏模様がバランス>>続きを読む
【MI番外編ートップガン】
映画館での映画体験に極限までこだわった力作。自分の中でのベストポジションで鑑賞したものの、もう一度観るなら最前列付近で観ても良いのではないかと思う。むしろ没入体験という意>>続きを読む
【ショーシャンク問題の意味を再確認】
好きな映画の定番に挙げられ過ぎて、敢えて言及してはならない作品と言われる本作。高校生の時に観た時は、きちんと味わい切れてなかったのだと今回再鑑賞して確認。
脱>>続きを読む
【シネマ好きの王道作品】
遥か昔に鑑賞して以来だったため、ほとんど初見の状態での再鑑賞。ストーリー展開に意外性があるわけでは無いが、随所に見られる構成の巧みさと対比の効果的な使い方、そして観る人の想>>続きを読む
多くの人にとって、光の中にいたオードリー・ヘプバーンの報われなかった側面を見て、より一層彼女の輝きが際立って見えるようになる、そんなドキュメンタリーであった。
「ローマの休日」でスターダムを駆け上が>>続きを読む
ヒカルの碁やデスノートでお馴染みの小畑健さんの作画ということで、鑑賞欲を唆る本作。映像が美しく、音響も心地が良かっただけに、入り込めるようなストーリーでなかったのが残念だった。
アクションは東京を舞>>続きを読む
【ウルトラマンファンサービス映画】
幼少期に再放送されたウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンタロウあたりを見ていた私にとっては、出てきた禍威獣(怪獣)が懐かしく、思い出補正もあって楽しめた映画>>続きを読む
【こどもに気付かされる作品】
ひょんなことから甥っ子を預かることになった独身男性が、はじめての子どもとの生活に戸惑い、ときに感情を露わにしながら気づき/学びを深めていく作品。
同時並行で行われる子>>続きを読む
京都文化博物館の「鈴木敏夫とジブリ展」の復習として。大人になって見返すことで、「千と千尋の神隠し」を超えたスコアをつけることになるとは思わなかった。
注目すべきは魔女の魔法で90歳のおばあさんにさせ>>続きを読む
京都文化博物館の「鈴木敏夫とジブリ展」に向けた予習として。何度見たか分からない本作、今回は千尋の成長譚としてシンプルに鑑賞。
花束を抱えて両親に連れていかれるまま、車の後部座席で仰向けに寝そべる千尋>>続きを読む
【ポスト・エンドゲームの後始末】
"Multiverse of Madness"の副題通り、複数の世界線を行き来しながら物語は展開していく。ただ、マルチバースであることを活かした作品というよりは、エ>>続きを読む
ハロウィンの花嫁を観るための前提知識をまとめてくれた総集編。もちろんこれを見ていなくても楽しめるが、佐藤刑事がなぜあそこまで松田君にこだわるのかは、本作を見ていないと理解できないはず。
それにしても>>続きを読む
劇場版コナンシリーズを一通り見終わってようやく映画館へ。迷った挙句Dolby Cinémaで鑑賞することに。やはり、劇場で見る方が臨場感があって鑑賞体験がかなり上がる。
今回の舞台は渋谷。従来のよう>>続きを読む
超伝導リニアと赤井秀一が放つ弾丸を合わせて「緋色の弾丸」と題したあたりのセンスは相変わらず。
赤井ファミリーが勢揃いして、事件の解決に向かう本作は総集編である「緋色の不在証明」を観てから鑑賞すべきだ>>続きを読む
赤井ファミリー4名のプロファイルを分かりやすく編集してくれたのが本作。映画単体としての面白さはあまり無いが、今後の展開をしっかりと理解するためのサービスといったところだろう。
黒い組織をコナン単独で>>続きを読む
三つの顔を持つ安室さんが味方である作品。IoTを使った犯罪やNASAの探査ロケットの打ち上げと着陸など、とても小学生が理解できるような内容ではなく、事件のレベルが高度化していることがよく分かった。>>続きを読む
前作の緊迫感ある作品と異なり、平次と和葉の恋物語を競技かるたも絡めて描いたのが本作。
ちはやふるのファンからすると、競技かるたのシーンは台詞も含めて既視感があり、映画という短時間でちはやふるを超える>>続きを読む
黒ずくめの組織とその組織を追う様々なプレーヤーの攻防をめぐる本作。赤井さんや安室さんが出てくる他、FBIや国家公安委員会まで出てくるオールスターな感じだった。
本作からオープニングにもかなり遊びが出>>続きを読む
ゴッホの向日葵をめぐる活劇。鈴木財閥が毎回派手にお金を使い、キッドと対決するための堅牢な防犯システムを構築。しかし施設もろとも破壊される、といったお決まりのプロット。
ゴッホの絵に関する蘊蓄があると>>続きを読む
知らぬ間に黒ずくめの組織の追跡にFBIや他のメンバーが加わっており、驚きが多かった本作。
アクションが多く、謎解き要素はほとんどなかったものの、浅草スカイツリー(作中では1メートルだけ高いベルツリー>>続きを読む
海上自衛隊が相当協力したのだなと思わせる作品。ただ、国家の機密を扱う関係者があっさり情報共有をし始めたり、機密情報をクラウドサービスに上げてしまうあたりがかなり杜撰で現実味が薄らいでしまっていた。
(>>続きを読む
Jリーグ20周年記念でのコラボ企画映画。遠藤、今野、楢崎、中村憲剛に加えて、あのキングカズまで出演。カズが渡した白いリストバンドがコナンの血で赤く染まった演出も含めて、Jリーグ愛に溢れた作品だった。>>続きを読む
ミステリー要素を重視する人にとっては、物足りない作品であったと思う。8年前の事故の真相には、二つの異なる事件が関係しており、結果としてダムに沈んだ村の同級生が陰鬱な人間関係であったことが徐々に明らかと>>続きを読む
怪盗キッドがファンを魅了するのは、新一と瓜二つな甘いマスクでも、鮮やかな盗みをはたらくからでもなく、所々抜けていたり、予想外の出来事が起こりながらも、宝石・財宝を入手し、それがあたかも最初から計画され>>続きを読む
【物語の進展見える劇場版コナン】
劇場版公開当時、黒ずくめの組織の謎が一部解けるのでは、といった触れ込みや噂が流れていた。初鑑賞だったはずが、既視感がありおそらく当時の友人達と映画館に向かったのかも>>続きを読む
トリックは大味だが、犯行の動機と動機を巡る真実の中に美しい友情があった。
アメイジング・グレイスやアヴェ・マリアなどのクラシックの名曲が流れる本作は、曲を聴かせるために少々長尺気味ではあるが、本作を>>続きを読む
蘭と園子のサバイバル力が証明された本作。謎解きや犯人探しの要素は少なく、劇場版の中では小粒な作品であろう。
ぶっ続けでコナン映画を見続けているため、「おじさんがこの宝探し作ったの?」というコナンの問>>続きを読む
【全体的にぼんやりした作品】
謎の人物に依頼されて「ある事件」の真相を追う話。少年探偵団と蘭・和葉が人質としてテーマパークに閉じ込められており、腕時計型時限起爆装置が作品に緊張感を与えている。
こ>>続きを読む
【毛利小五郎が冴える稀有な一作】
今回は犯人が分かっているタイプかと思いきや、日下は噛ませ犬で真犯人が別にいるという仕掛けだったのが秀逸だった。
また、いつも眠らされてろくに何もできない毛利小五郎>>続きを読む
劇場版作品としては小粒な本作。怪盗キッドが登場するワクワク感は、劇団の中の小さな殺人事件の中に閉じ込められてしまい、後半は無事に飛行機が着陸できるかどうかのサスペンス系になったことが、作品の広がりを狭>>続きを読む
【京都を舞台とした平次と和葉のおもひで】
舞台は京都。
♪まるたけえびす〜で始まる歌や「弁慶と牛若丸」のゆかりの地を登場させながら、謎解きが進んでいく。
私の実家が京都三条通に面していることもあり>>続きを読む
【ホームズ✖️コナンの決定版】
多分、これまでの劇場版の中で人気作。天才少年が作り上げた人工知能が、バーチャルリアリティゲームでこの国の未来を担う子どもたちを試すという展開。このゲーム開発者に、新一>>続きを読む
灰原哀の過去と黒尽くめの男たちが描かれる本作。2022年時点でまだコナンシリーズが続いているため、先は長いが正体不明の組織が劇場版でも小出しに出てくるのがこの辺りから。
前作に続き、本作も謎解き以上>>続きを読む
謎解きと新一・蘭のテーマパークでの思い出をクロスさせる、なかなか粋な構成。当時リアルタイムで見ていた時は、この映画を機に左利きの人にやたらとめざとくなった記憶がある。(今もそうで、左利きの人とテーブル>>続きを読む
【この辺りからダンジョン系に?】
推理メインであった前2作に比べて、今回はエッグに込められた謎を解きながら、ダンジョンを突き進んでいくようなスタイルへ。
本作から怪盗キッド、灰原哀、西の名探偵服部>>続きを読む