FancyDressさんの映画レビュー・感想・評価 - 86ページ目

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バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

4.0

原題『Au Hasard Balthazar』

これは、多分、自宅のTVモニターで見たら良さが半減する作品だと思う。つまり、映画館の大スクリーンで見なければいけない映画である。

ブレッソンといえ
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X エックス(2022年製作の映画)

5.0

一言、傑作!!!

本作は『ミッドサマー』の映画会社A24が仕掛ける真夏のエクストリームライド・ホラーという惹句で宣伝されているわけだが、私的には、A24といえば、エイミー・ワインハウスのドキュメン
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

4.5

これ、北野武監督の『その男、凶暴につき』じゃんと真っ先に思っちゃった。

とにかく主人公の刑事が犯人を追ってニューヨークの街を走るんだよね。いいなーと思った。あー、いま、紛れもない映画見てるなーって思
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シラノ・ド・ベルジュラック(1990年製作の映画)

3.8

面白かった!
これは、ラブストーリーだが、活劇でもあった。
シラノを演じたジェラール・ドパルデューがとにかく良い!

本作の主人公シラノは、
無神論と唯物思想を公言する詩人、作家(SFの先駆者ともい
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テオレマ(1968年製作の映画)

5.0


テオレマとは、定理、定式の意味である。

本作は五月革命の時期に作られた映画であり、五月革命の影響も匂わせる。

本作のストーリーは極めてシンプルである。イタリア、ミラノに住むブルジョワ一家の豪邸に
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浪華悲歌(1936年製作の映画)

5.0

溝口リアリズム映画の傑作。

主演の山田五十鈴は、この時、19才。19才には見えない堂々とした貫禄にまずビックリ。

本作の撮影前に山田は子供を産んでいる。
戦前、結婚して子供を産むということは女優に
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Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(2011年製作の映画)

3.9

これは、素晴らしい。

あまり、ヴェンダースの作品は見てないんだけど、本作は、あの天才舞踏家、ピナ・バウシュのドキュメンタリということで、公開時から、これは見に行かなければと思っていたのだが、公開時に
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素晴らしき日曜日(1947年製作の映画)

5.0

大傑作である。

まず、黒澤には、女が描けないという定説が世に蔓延っているが、それは嘘だ。

なぜなら、本作では、女が描けているからだ。

所謂、映画を語るときに、よくいうところの、女が描けていないと
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センチメンタル・アドベンチャー(1982年製作の映画)

5.0

原題は「Honkytonk Man」

ホンキートンクとは、西部開拓時代にさかのぼる言葉。馬車で運ぶとき、激しい揺れで音程を狂わせてしまったピアノが立てる調べの面白みをそのままに活かした演奏スタイルを
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真夜中のサバナ(1997年製作の映画)

4.0

原題「Midnight in the Garden of Good and Evil」

22年ぶりに再見(2020年に再見したので22年ぶりということです。)。

なるほど、リアルタイムで劇場で見た
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

2.5

演出がタルい。もっとシャープにできなかったのか?内容は面白いのに、もったいない。

ただ、最後まで飽きなかったので、良しとする。

女性No.1(1942年製作の映画)

5.0

スペンサー・トレイシーとキャサリン・ヘプバーンが出会った作品である。私的には、最高にかわいらしい映画だと感じたわ。

脚本はリング・ラードナー・ジュニアとマイケル・ケニン。

リング・ラードナー・ジュ
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愛情物語(1984年製作の映画)

1.0

もう出だしから、悪い意味でとんでもなかったので、ついつい怖いもの見たさに最後まで見てしまった。そして呆然。なんじゃこりゃ?こんなものは映画じゃない。w
こんなものをよく公開したなと思うわ。つまらないに
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さすらいのボンボンキャンディ(2022年製作の映画)

1.5

一言、長い!
これ、約110数分ある。あと、20分くらいカットして90分くらいで見せて欲しい。

途中までは、それなりに面白いかなと思えるんだが、1時間過ぎたあたりから、あれ?ちょっとこれ、間延びさせ
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ホームドラマ(1998年製作の映画)

4.0

原題『Sitcom』

本作は、オゾンの1998年製作の初長編作品である。

舞台は裕福なブルジョア一家が住んでいる家。約80分の本作の大半が、その家の中だけで展開される。

本作は、ある日、父親が一
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スキンレスナイト ―デジタルレストア版―(1991年製作の映画)

5.0

今年、望月六郎監督『スキンレスナイト』を20数年ぶりに見た。スクリーンでは初鑑賞。

20数年前に見た時は傑作だと思った。今回見て、大傑作だと確信した。やっぱり、本作は、望月六郎監督の最高傑作なんじゃ
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新聞記者(2019年製作の映画)

1.0

んー、なんとも煮えきらん映画だなあ。

これも、みんなの評価は高いけど、私はそこまでスゲエとは思わなかったな。

まあ、単なるサスペンス映画ですね。

シャーキーズ・マシーン(1982年製作の映画)

5.0

冒頭、ランディ・クロフォード の「street life」が流れ、レイノルズがひたすら歩く場面とタイトルバックが重なるところから、もう滅茶苦茶カッコいい。

とにかく、センスがよい。ジャジーなサントラ
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赤線地帯(1956年製作の映画)

5.0

一言、凄い!

川島雄三の傑作「洲崎パラダイス 赤信号」の原作者・芝木好子の「洲崎の女」を原作にしているみたいですが、本作の舞台は、原作の洲崎ではなく吉原になっています。

売春防止法成立前の吉原の赤
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シャ乱Qの演歌の花道(1997年製作の映画)

4.0

一言、これぞ、プログラムピクチャー!

久保新二さんと橘雪子さんが出演しているのは、勿論、すぐに分かったが、竹村祐佳さんが何処に出ていたのか分からなかった。

滝田洋二郎監督の職人芸を見たという感じ。
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PASSION(2008年製作の映画)

5.0

あ、そうか、この感じ、どこかで見たことあると感じたのだが、この作品、ウディ・アレンの映画に近い感覚だ!

ガーシュウィンの『3つの前奏曲 第2番』を使ってもいるし。

たとえば、アレンの『マンハッタン
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虎の尾を踏む男達(1945年製作の映画)

5.0

面白い!傑作である。

本作は、能の安宅(あたか)と、それを元にした歌舞伎の勧進帳(かんじんちょう)をベースにした映画である。そこに、コメディリリーフを担当するオリジナルキャラクター、エノケンが演じ
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LOVE【3D】(2015年製作の映画)

3.5

これは、ノエ作品の中でも異色の一作だな。つまり、一番、万人受けするんじゃないかな。
つまり、センチメンタルなラブストーリーなんだよ。エンドロールもちゃんと、ラストにくるし。w (ちなみに、エンドロール
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.5

これは、中々面白かった。コングとゴジラのバトルが迫力あり良い。時代設定をベトナム戦争の時代に設定したのも良い。

ジェファーソン・エアプレイン、ストゥージズ、ブラック・ザバス、C.C.R.、ボウィなど
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ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)

5.0

淡々と描かれる死への時間へ進む日常。
主人公の子供時代と今とを交差させて描いているのが見事。

一級のゲイムービー。

しわくちゃのジャンヌ モローの美しさに、陶酔。人生が刻まれた顔だ。

日本の女優
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眠れぬ夜のために(1984年製作の映画)

5.0

原題『Into The Night』

ちょっと色々とビックリな映画で、かなり良かった。

どんな内容かというと、仕事にも妻との私生活にも無気力気味(昼間に妻の浮気現場も目撃してしまうが、その事に対
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モスクワは涙を信じない(1979年製作の映画)

4.5

面白かった!

これは、ある意味、ガーリー映画の傑作ともいえる。

第一部と第二部に別れているのだが、第一部は、とにかく女の子の生態がよく描かれている。しかも、出てくる服や部屋の内装が、いちいち、おし
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

5.0


スゴイ!!
圧倒的。
ウディ・アレンの「 私の中のもうひとりの私」、「エディプス・コンプレックス」、「重罪と軽罪」、「セレブリティ 」の撮影でも知られる、スヴェン・ニクヴィスト(3枚目の写真参照)が
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

5.0

原題『Dragged Across Concrete』

ちょっとかなり興奮している。なにこれ、すげー傑作じゃん!

てか、この監督初めて知ったんだが、本作が日本では初劇場公開作品なんだってね。もうヤ
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AIM(2021年製作の映画)

4.0

20数分の短編映画。

こうきたかという終盤の展開の鮮やかさににこの監督のセンスを感じ取った。短編ならではのよく練られたアイデアの1本。

面白い!

スパイの妻(2020年製作の映画)

5.0

これ、映画館で見逃したのを大後悔。つまり、大傑作。参りました。

私は、黒沢作品は、学生の頃、『CURE』を映画館で見てぶっとんでから、『トウキョウソナタ』までは、全作品、映画館に見にいっていたほど、
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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

5.0

号泣。

本作は、バート・レイノルズの遺作でもあるわけだが、出来すぎな程、完璧な遺作にふさわしい作品だと思う(出演が決まっていた、タラちゃんの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」に出演でき
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.0

原題『I Care a Lot』

中盤までは、めちゃくちゃ面白い!

しかし、主演のロザムンド・パイクを殺し損ねる、ロシアンマフィア達がマヌケすぎる。

マフィア達がマヌケだなと思ったあたりから段々
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無法松の一生(1943年製作の映画)

5.0

1943年制作のオリジナル版。

「無法松の一生」は、この作品の後に、三船敏郎版、三國連太郎版、勝新太郎版と三度リメイクされているわけだが、やはり、阪東妻三郎のこのオリジナルが凄い。

いやあ、板妻が
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ウディ・アレンのザ・フロント(1976年製作の映画)

4.5

赤狩りを題材にした本作だが、本作は、90年代にアレンが撮った「ブロードウェイと銃弾」に通ずるものがあると思ったわ。

本作は、赤狩りのブラックリストに載った脚本家(アルトマン作品の常連だったマイケル
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