ちちどんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

2.8

ひたすら「…、それで??」って言いたくなった。
映画を観終わっても、もやもやが残っていた。やっぱり最終的にも何が言いたいの?って。

だけど、改めて考えてみると、そういう作品なんだと思う。
「この作品
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

こういう日常感溢れる映画を好きになったのはいつ頃からだろう…。
自分のことを見つめ直し、地に足が着き始めてからだろうか、それはつまらない人間になったということなのだろうか。
そんなつまらない人間など、
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

くそカッコいいヒーローだった。
X-MENシリーズは全く見ていなかったので、理解できるか心配だったが、そんなことは杞憂であった。
(もちろん背景などを理解するためにも、過去の作品を観ていた方が面白いと
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

どちらも正解、どちらも不正解となりうる選択肢において、決断を迫られた首相の話。
この映画ではヒトラー率いるドイツ軍が連合軍に侵攻し、崖っぷちに立たされているイギリス軍は、和平条約を結ぶのか、それとも戦
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.4

4時間の映画は初めてだった。
だけど、こんなに熱量を感じさせる映画も初めてだった。本気で、死ぬ気でつくった映画なんだと思う。

あー、あんな風に何も考えずに、ただただ愛をむきだしにしたい。

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

童心に戻りました。
ゲーム好きの誰もが1度は思い描いていたであろう、ゲームワールドでの生活。
達成した際のご褒美、それを邪魔するいかにも悪そうなラスボス、立ち向かう中でできていくチーム、そして恋人。
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

テーマがふわっとしてた感じがする。
自分の意志を持てず、流されるばかりの主人公が、好きなこと一緒になるために、成長していく物語だとは思うけど…。

ストーリーとしては、成長のきっかけとなることがあった
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バクマン。(2015年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ジャンプに対する愛を感じた。
編集者や作者の想いによって、1コマが出来上がってるのだと改めて感じ、感謝を伝えたいという気持ちになった。

ストーリーはちゃんと目標や課題、絶望が分かりやすく伝わり、締め
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

3.1

『優雅な生活が最高の復讐である』というのが残った。
弱い自分をさらけ出し、それを超越した強さを表現する、蒼井優の演技力はすごい。

笑う招き猫(2017年製作の映画)

3.9

ふみかすってやっぱり演技いいよね。
これまで変態仮面、暗黒女子、東京喰種という少し変わった役割しかしか見てこなったが、お笑い芸人という一般人よりの演技も観れてよかった。
普段の生活から、お笑い芸人とし
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.3

最後よく分かんなかった。
ナンバーズはアキラを起こしたいの?、起こしたくないの?とか…。
自分の理解力、想像力の問題なのかもしれないが、ストーリー上でひっかかりが残る作品はそんなに好きじゃない。

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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.8

いやー、久々に震えた。
オープニングムービーから、『あ、これいい映画だ』って思わされた。君の名は以来のオープニングだったかも。

ミュージカル映画って、登場人物の喜怒哀楽が分かりやすいから良いよね。歌
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.3

高橋一生の過去に何があったのか?という明確な謎をもとに話が進んでいく。その点、すごく分かりやすくて良い。

ただ、主人公である長澤まさみが成長しない様子がもったいない。自分勝手なところが改善されて、他
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ソウ(2004年製作の映画)

3.9

希望が見えるシーンになった直後に、絶望的なシーンになるのは刺激が強すぎる…。
絶望的なシーン→クリアというのが王道のパターンだが、スリラー映画はこういうのもありかもね。

昼顔(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

見つかっちゃいけない、でも見つけてほしい。愛しちゃいけない、でも愛してしまう。そんな理性と感情がぶつかった時、やはり感情が勝つのだろう。恋愛においては特に。
人生正解なんかない中で、自分が幸せになるた
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.4

ビール飲みながら、重低音が響く映画館で観たかった。
それくはい音楽と映像がマッチしていて、めちゃくちゃかっこよかった。

ストーリーはシンプルなので、頭を空っぽにして観れる。
こういうアクション映画は
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予告犯(2015年製作の映画)

3.3

改めて考えてみると、これくらいの評価になるかも。

目的が最後に明かされるストーリーって、映画で描くのが難しいなぁと感じた。目的を共有し、絶望感な状況に追い込まれ、「あぁもう無理かも…」という中で、実
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

キングスマン、やっぱり良いね。
アクション映画って、同じような攻防によって、飽きてしまうこともあるんだけど、そんなことは一切なく、楽しめる。

音楽を変えたり、撮影方法を変えたり、時々グロテスクなシー
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

2.9

伏線というか、脚本の進めていきたい方向性が分かりやすく、オチに気付く人もたくさんいるんだろうなと感じた。
ストーリーとして、最後のどんでん返し頼みなのところがあるので、気付いてしまったらちょっとなーと
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ビジランテ(2017年製作の映画)

4.6

常に謎や緊張感があり、2時間ぶっ通しで楽しめた。分かりやすい謎や課題があることで、複雑なストーリーにも一貫性が生まれていた。

ビジランテ(=自警団)、それぞれ誰を守りたかったのか?
それが複雑に絡み
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

全体的なストーリーとしては、良いのだが、なんだか物足りない。

他者の気持ちが分からない自分勝手な主人公が、他者を大切にする友人の様子をみて、人との関係性が人生を豊かなものにしていくというのが骨子だと
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.6

優雅な時間だった。
殺人事件なのだけど、そこには気品があふれていた。

有名な作品だけど、本や映画をみていないため、犯人が誰か一緒に考えられて、面白かった。
ミステリー作品だと、視聴者の知らない事実を
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(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

美しい映像、音楽だった。
そして、美しいキスだった。

目が見えなくなる写真家、夫を忘れる母、大切な人を失う映画、全てが自分の意思ではどうしようもない状況。
意思を持っても実現するか分からない、けどた
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さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

3.7

やっぱりハズレなく良かった。
最近、人間の汚い部分も受け入れて、乗り越えていくようなリアルな物語が好き。

ラブホテルを舞台に、色んな愛のカタチをみた。セックスにも愛があるもの、身体だけのもの、夢を叶
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.7

すごくリアルなストーリー。
最近、こういうの好き。

人間の綺麗なところばかり描き、美化するのではなく、弱い部分をさらけ出させる脚本。弱い部分もあるからこそ、同じ人間という立場で登場人物をみることがで
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

2.9

期待はずれだった。
カッコよく正義を描こうとするも、広く浅くという感じになり、すごく薄っぺらい。

新しいキャラクターが登場するが、それぞれの背景を丁寧に描こうとしたため、結果として誰が主人公なのか分
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アフタースクール(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

結末がよめない。
1つ1つの伏線を丁寧に回収しながら、最後にはどんでん返しが待ち受ける。
正気、この展開は想定できなかった。

シリアスなシーン、のんびりしたシーンなどがバランスよく描かれることで、
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

いやー、面白かった。
小さな謎がたくさんあって、それが真実のストーリーに向かって、一気に解かれていくのが非常に楽しい。開始早々、広辞苑を盗みに行こうという話なんて、興味を掻き立てられて仕方ない。一切間
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

"いつかあなたはあの男を愛さなくなるだろう"とベルナールは静かに言った、"そして、いつかぼくもまたあなたを愛さなくなるだろう"
サガンの小説として、挙げられていた言葉。

人間のリアルをぶつけられた気
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スルース(2007年製作の映画)

2.8

男性2人しか出演しない映画は初めて。
ただその2人の騙し合い、セクシーさがとんでもない。

物語シリーズのように会話メインで進んでいくのだが、正直途中でだれる。
もっとお互いのバックグラウンドがしっか
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.6

やられた。
タイトルに「〜」ってついてたので、ポップな感じだと思ってたら、まさかだった。

まず、ムロツヨシや濱田岳、佐津川愛美の会話が、絶妙な空気感で進んでいき、そのシュールさが良い。実際にはなさそ
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ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年製作の映画)

2.7

読んでないけど、映画ではなく、小説として読んだ方が面白いんだろうな…。
短編のストーリーを集結させるような物語は、映画として表現するのが難しそう。

3つほどのストーリーが、線となって繋がっているもの
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バケモノの子(2015年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

いやー、素晴らしい脚本だった。
自分勝手で人のことなんて全く考えられない熊鉄、自分の中での正義はあるものの力不足により実現できない九太。
それぞれ素直ではないものの、お互いを高め合っていく姿が美しい。
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亜人(2017年製作の映画)

3.9

思いの外良かった。
すごくシンプルだった。
漫画のものを実写化すると、設定や背景が多いあまり、たくさんの情報を盛り込もうとして、映画として成り立たなくなることがあるが、本作はそんなことはない。

まず
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走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

正直、微妙。
アマチュアが作った感が漂う。すごくよくできた大学のサークルの作品でみたい。監督とかキャストとか調べてないので、大物なのかもしれないけども。
伝えたいメッセージがあるものの、それをドラマテ
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

正直、あまり面白くないと思った。
主人公自身に、妻がなくなったのにも関わらず、悲しめないという葛藤はあったのだと思うが、それを自発的に意志を持って、解決しようとしたわけではない。

破壊的衝動がわいて
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