チェさんさんの映画レビュー・感想・評価

チェさん

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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.6

バカすぎる映画、笑笑
登場人物全員がバカすぎるし、話の展開がバカすぎるけど天才すぎる。
勘違いで、どんどん人が死んでいくって…どんな話だよ。
不謹慎な笑いを味わいたいときにはうってつけの映画だな。

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

ー コーヒーをシャンパンだと思おう
ー なせだ?
ー 人生を祝うのさ

コーヒーもタバコも苦いし煙いから嫌いだけど、映画はすげえ良かった。オムニバスというには1話1話に繋がりもオチもないような構成だけ
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ザ・ザ・コルダのフェニキア計画(2025年製作の映画)

3.5

「資金と父娘の"ギャップ"、ただいま修復中。」

うーむ、たぶんストーリーはキャッチコピーの通りなんだろうということはわかったけども。
いまいちストンと心に落ちてこない。何かがずっと引っかかったまま、
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イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

4.0

「顔は真っ青でも、心の中は真っ赤だ」

めちゃくちゃいい。イタリアの小さな島の風景と登場人物たちの1枚絵が美しすぎた。
亡命したきたチリの詩人と無職の冴えない男の交流、ただそれだけの物語。大きな展開も
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太陽の下の18才(1962年製作の映画)

4.0

「ただただバカンス!これぞバカンス!」

最高すぎた。ストーリーというストーリーはないものの、フィルムグレインがしっかり混じったエモな映像とツイスト不可避の音楽のマッチが極上。バカ殿みたいなコメディシ
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LOVE(2024年製作の映画)

3.6

ー いつもそんなに優しいの?
ー そうさ、人生は短いからね

会話劇以上でも以下でもないし、唸るような名文句が飛び出すような映画でもないけど、ひたすらにナチュラルで心地の良いテンポで会話が紡がれる。映
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クンストカメラ(2022年製作の映画)

-

監督がどこの誰なのかも知らずに、ふらっと立ち寄ったミニシアターでちょうどよい時間に上映していたので鑑賞。
ナレーションもなく、心地よいクラシック音楽とともになかなかにシュールな収蔵品がひたすらに映し出
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バレリーナ:The World of John Wick(2025年製作の映画)

3.6

ー 死にたいのか?相手はジョン・ウィックだぞ
ー 相手は1人だ
ー ばきゅーん              

というジョン・ウィック伝説は今回は少しだけ。アナデアルマスの華麗な戦い…だけでなく、泥
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.5

賢い人間とそうでない人間の差がえげつない。
それにしてもいくら文明を失ったといえど、言葉まで失わないだろ。
あと、主人公がColdplay のadventure of lifetime のPVみたいな
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.6

「まるで人生は悪趣味な冗談のようだ」

これは久しぶりに意外性のあるプロットで度肝を抜かれた。
実はすごくぶっ飛んだ話なのに、映像演出と演技がすごいから、ぐいぐい引き込まれるし、最後の腹落ち感も充分あ
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.6

やっぱり神話すぎる展開が意味わからんすぎてオモロいな。

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

3.5

ザ・古典という感じで面白かった。あの映画はここをオマージュしてたのかーとかを後追いで知れる。
最後の方の各地での巡業のひとまとまりはテンポ感とシュールなミュージカルシーンで今見てもかなり面白かった。

プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.2

「あの子は伝言だ」

ワンシチュエーションもののスリラーでハラハラドキドキを期待していたら、意外と哲学的な?宗教的な?映画だった。
正直、ラストもよくわからんし、知識不足か過程もよくわからんから、もっ
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

3.6

「理念は死なない!」

物語の多くを語らない感じが、なかなかテンポ感よくてオモロかった。
雑いところもあるけど、ヒーローものだし、許容!
それより映像演出が派手でまじでいい。
ドミノが倒れるのと、革命
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罪人たち(2025年製作の映画)

3.7

アクション・ホラーというか歴史映画。
黒人の歴史、ブルースの歴史、アメリカの歴史。アクションに凝縮された歴史。
肝心のアクション自体はなんだか、概念を優先した結果の若干の雑さからくるコミカルさが独特で
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セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター(2014年製作の映画)

3.8

なんか見たことある写真だなあと思って、なんとなく見た映画だけど、思いの外良かった。てか、ヴィム・ヴェンダースだし、そりゃいいか。
映画を見ているというより、個展を見ているような気分。構図もそうだし、被
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プレデター2(1990年製作の映画)

3.5

幼少期の成長をサポートしてくれた作品。1のがおもろいし、テレビ放送の頻度も高くて印象にあるけど、2がたまに昼間の謎の時間にやってて、それが好きだった。昼間にテレビで見る映画、ありがとう。

台風クラブ(1985年製作の映画)

4.2

「死は生に先行する」

ぱねえ、映像の構図がいかしすぎてるし、音楽の入り方もいかしすぎてる。
正直、何を伝えようとしているかわからないし、何かを伝えようとしているのかも怪しいけど、なんか最高だった。
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宝島(2018年製作の映画)

3.5

バカンスって、いいねえ。日本にはない欧米的な感覚に羨ましい!!しか思わん。
家族連れも友達同士もおひとり様も、みんな何をするでもなしに駄弁ってる感じ最高かよ。
何しないって、やっぱ大事だな。
ドキュメ
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.8

- いつも自信家ね?
- いや 今 初めて自信が出た

なんかいいなあーカウリスマキ。
当時のフィンランドの社会情勢とか全然知らないけど、なんかいいんだよな。
資本主義的にはかなり敗者な主人公が不遇な
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.7

「中身はどうだっていい」

エリートサラリーマンの意地の張り合いが面白い。
名刺のデザインがいかにお金が掛かっていて洒落てるか、どれだけ有名レストランを知っているか、どれくらいいい部屋に住んでいるか。
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.5

湘南乃風みたいな髪型の奴らのシュールすぎるロードムービー(?)
最初から最後まであんまりストーリーも何もないような感じ。でも、なんかおもろい。
『枯れ葉』から知って、サブスクにあるやんと見始めたアキ・
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

3.7

「シンデレラストーリーのその先へ」

果たしてこれは最初からシンデレラストーリーなのか?という疑問はあるけど、ポスターのシーンの幸せの絶頂感はえぐかった。あのシーンが美しすぎて、その後がキツい。
その
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友だちの恋人(1987年製作の映画)

3.6

「私、人じゃなくてイメージに恋してたの」

イメージにでも恋しておかないと感情のリストから恋情が消えそうな私からすると、とっても別世界の話で大変面白く鑑賞させていただきました。
日本だったら泥沼ストー
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フォールガイ(2024年製作の映画)

3.7

「親指を下げるなと教わった」

相変わらずライアン・ゴズリングがカッコ良すぎて最高だった。
エンドロールに全てのスタントに対するリスペクトが詰まってる。
サムズアップな人生で行こうと思いました。

悲しみより、もっと悲しい物語(2018年製作の映画)

3.4

全部の映像演出が大袈裟で、「なんだかなー」と思っていたけど、ちゃんと最後に泣きそうな気分になるのはなぜでしょうか。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

だいぶ思い出してる。
思い出を振り返るというのが構造的に伏線の回収とほぼイコールだから、「そういうことかーーー!!」という楽しさもあって良きでした。
先輩の家でプロジェクターに投影して、あれやこれや言
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.4

スターウォーズの世界でワンピースしているような展開。映像すごい。

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.7

-食べていける?
-毎日イモだ
-いいわ

金持ちじゃない身からすると、こんなセリフを言ってくれるヒロイン最高かよと思う。
けど、最初から最後までちゃんと見ると、なんだか都合のいい奴だな!!と思ってし
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ワッツ・インサイド(2024年製作の映画)

3.7

「ワタシはシミンです。」

まさに人狼ゲームのような感覚の映画。
中身が入れ替わる謎の装置で、仲良しグループの人格と体がシャッフルされ、誰が誰かを当てるだけのゲームのはずが、あれよあれよと的な。僕が当
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バック・イン・アクション(2025年製作の映画)

3.4

「I’m in.」

Mr.&Mrs.スミス的な?
キャメロンディアスからこんなに歳を感じるとは…僕が子供頃にヒロインやってからそうか…。
あんまり血も出ないし、下品な笑いもなく、家族で見られそうな映
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アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

3.9

「幸せだったから、寂しいと思う」

そんなようなセリフがあった気がするけど、まさにこの映画は終わるのが寂しいなあと思えた作品。ただこれ以上長くてもたるいから適尺だとは思う。
それにしても、フランス映画
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大きな家(2024年製作の映画)

3.9

「自己ベストっすね」

素晴らしいドキュメンタリー。
何が正解ってわけじゃなくて、それぞれが"大きな家"に対して思ってること感じてることが映像を通してただ伝わってくる。インタビューもやたらめったら多い
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ホリデーオンリー: とりあえずボッチ回避法?(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「化学療法の時に側にいて」

なかなか斬新な告白方法を女子側からするという意外性はあったけど、それ以外はわりとふつうのよくあるラブコメ。
でも、エマ・ロバーツが可愛すぎて、ずっと見てられる。
クリスマ
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.6

台詞の多さ、視覚情報の多さに脳がフォアグラ状態。
生産過程はやばいけど、結果はうまいんだよな。
映画というか劇を見ているみたいで、物語という物語もなく、おしゃれな空間で話し上手の長話を聞いている気分。
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