シネオタさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

シネオタ

シネオタ

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それから(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます


男と妻と愛人と美しい新入社員。悪意なき優しさと我儘で3人の女たちをかき乱す。
男は女からの「何故生きているのか?」という問いに言葉を濁す。

そして季節は流れ冬。かつて生きる意味を問うた女性と再会す
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

1.8


体は男、心は女性の彼女。パートナーであった男性の死を彼女への偏見のせいで疑われる。

アレサフランクリンのナチュラルウーマンが流れたり、逆風にさらされたり、唐突に挿入されるダンスシーンなどなど。正直
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裸足の季節(2015年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます


一言で、名作。

美人5人姉妹。
親見合いで強制的に結婚させられ、しかも「純潔を守る」為に初夜まで処女でいなければならないという悪しき慣習の残るトルコの辺境。

同級生の男子と海で遊んだ為、退学させ
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カプリコン・1(1977年製作の映画)

4.2


いやぁ面白い!
私利私欲を肥やす為に火星着陸を捏造する権力側とそれに抗う宇宙飛行士3名と事件記者の戦い。

スターウォーズ顔負けの飛行機アクションと明日に向かって撃て!的なストップモーションのラスト
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マイ・ベスト・フレンド(2015年製作の映画)

4.1


生き方と死に方。
取り敢えず観るべき映画。それもなるべく早い時期に。

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.3


なんと瑞々しくて純粋な映画!
演技というよりも、その人そのものをずっと見ているかのような不思議な感覚。主人公の男の子のなんとも言えない切ない表情がたまらない。

普通だったら映画になり得ないような小
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食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

4.0


出会って、別れて、再会して。自分探しのロードムービー。色んな人と出会って会話をする。色んな場所に行って、見て感じる。その全てがより自分らしい自分になる為の糧になる。
数多くある食事シーンは、全てを吸
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.5


サイコパス VS 復讐鬼

ラスト。復讐を終え、縋るものがなくなったイ・ビョンホンが堰を切ったように号泣する様が何とも言えない。

にしても、流石の残酷描写。アキレス腱をブチ切る場面は観てるこっちが
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

1.0


つまらない。ダサい。見てるこっちが恥ずかしくなる。
雨に濡れても人魚化しないのは何故?

軽蔑(1963年製作の映画)

3.4


映画プロデューサーと劇作家とその妻。

妻であるはずの自分を易々と他の男の元へやる夫を軽蔑し、愛することをやめてしまう。それに気づかず、困惑し女々しく自分にすがりつく様にさらに軽蔑。遂には他の男と旅
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殺人の告白(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます


エンターテイメントとして最高に面白い。
しっかり伏線は回収されていくし、最初何かわからなかったシーンも最後まで観ると全て理解できる。(冒頭、バスに突っ込んで死んだと思ってた男がまさかの…!)

ネズ
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ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

3.5


OG版恐怖の岬に出演してたロバートミッチャムとグレゴリーペックが立場を入れ替え、ひょっこり出演。

OGより残酷描写は勝るが、ジワジワとくるおどろおどろしさでは叶わない。しかし、デニーロの怪演は一見
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ナイアガラ(1953年製作の映画)

2.7


夫を殺そうと浮気相手を嗾すマリリン。いざ決行。夫の死を確認する為、遺体安置所へ。そこで見たのは夫の死体ではなく……。

ありがちなストーリーと全くハラハラしないサスペンス。マリリンが出ているだけで眼
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恐怖の岬/ケープ・フィアー(1962年製作の映画)

4.5


アラバマ物語+狩人の夜÷2

サイコパス男が裕福な弁護士一家を逆恨みし、復讐に燃える。
狩人の夜でもそうだったが、ロバート・ミッチャムが心技体に加え、ビジュアルも100点満点のサイコパスを演じる。
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夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.0


モンコとモーティマーが組んだ3つ目の理由。

中盤、モーティマー大佐がモンコに手を組むよう提案。3つの理由を語り始める。
其の一 、相手が多勢すぎる。
其の二、俺もお前も手を引く気がない。

3つ目
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イヴの総て(1950年製作の映画)

4.5


芸能界内幕モノ。
1人の女が演劇界のスターになるまでのシンデレラストーリー(嘘)

周りの人間をしたたかに取り込み、破壊しながらのし上がる彼女の姿に女性の逞しさと恐ろしさを感じる。

練りに練られた
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.8


憎しみが憎しみを呼び、あてどもなく続く負の連鎖。

救いようの無い物語。結局2人はどこに向かうのか……。

暁に祈れ(2017年製作の映画)

2.3


クールハンドルークのようなカリスマ性や意志の強さも無ければ、ロッキーのようなカタルシスも素晴らしい音楽も無い。それが現実と言われればそうかもしれないが、映画としては少し退屈。

カメラがブレすぎて何
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ザ・ヤクザ(1974年製作の映画)

1.8


淡白すぎるストーリー。テンポの悪いアクション。日本人が英語を喋り、アメリカ人が日本語を喋る違和感。

小指を切り落とす事を美徳と見做す価値観にあんぐり。

反撥(1964年製作の映画)

4.2


ポランスキーの変態性とドヌーヴの美しさ。いやぁキモチ悪い。最高。

間奏曲はパリで(2013年製作の映画)

3.6


全体的に虚無感だったり、罪悪感だったりが影を落として、観てて何とも言えない感じになる。

ただ、キャラや仕草、音楽がいちいちキュートなので最後まで楽しめる。

車道を挟んで不倫相手といちゃつく場面や
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.4


ロッキーホラーショー風ヌーヴェルヴァーグ。

序盤乗り越えたら楽しめた。

コインロッカーの女(2015年製作の映画)

3.3


奇妙な絆で繋がった家族の絆と崩壊。

感情が無い氷のような主人公の女が一瞬だけ感情を爆発させる瞬間が白眉。

チェイサー(2008年製作の映画)

3.4


迷宮のような住宅街を疾走するシーンや暴力描写は素晴らしい。
BGMも素晴らしく、緊張感がある。

ただ、警察側が……。

スティング(1973年製作の映画)

4.0


マフィアのボスを倒すために集まった街のゴロツキ達。ポール・ニューマン演じる賭博師を中心に鉄の結束を見せる。

悪VS必要悪。
観ててスカッとする。

ポール・ニューマンのトランプ捌き、エロかっこよす
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アポロ13(1995年製作の映画)

4.1


極限状態の中で最良の決断を下す難しさと
関わる人間が一致団結する素晴らしさ。

最高のチーム映画。

お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

4.8


「男のためなんかに泣くな。」

「完全な人間なんか居ないさ。」