パリ、サンフランシスコ、ロンドン、3つの地点で死後の世界をキーに生きる人々が、まるで導かれるようにロンドンでクロスし、それぞれの答えを見つける物語。
特に印象深いのが、本作のテーマからは離れるけれど>>続きを読む
「ボーン」シリーズのポール・グリーングラス監督とマット・デイモンのコンビ。
手持ちカメラを使った手法により戦場をドキュメンタリー風に描いているのが特徴的。
イラクの大量破壊兵器をめぐり、国防総省CI>>続きを読む
判断を迫られる政治家が決断できない様子を上手く描いている。
総合判断した上で、と言えば聞こえはいいけれど、逆を言えば即断できないということに他ならない。
一方、現場でオペレーションに当たる人たちの行動>>続きを読む
序盤はピースがバラバラすぎてイライラするけれど、終盤になってつながるから辛抱強く見れる人向け。
すっかり忘れていた頃に最初の場面の持つ意味がわかり納得の展開。
そこまで我慢できるかどうかというところ。>>続きを読む
老いたかつての名コメディアンという役どころを演じるチャップリンが、彼の実際の姿にぴったりとフィットし、失意のバレリーナを励ます名言の数々が、美しい音楽ともあいまって人生賛歌として心を打つ。
ある程度>>続きを読む
大きな歯車の中に組み込まれた1つの部品に過ぎない人間は、言葉を変えれば代わりのきく機械。AIなど最先端技術の実現する現代にこそより痛烈な真実になっているという逆説的な皮肉。
人間は機械ではない、個人と>>続きを読む
主人公ラッキーを演じるハリー・ディーン・スタントンさんの遺作。
彼のフィルモグラフィーを見ると、経歴の長さと出演作の多さにとにかく驚く。
主演「パリ、テキサス」は1984年だったか、と改めて確認。>>続きを読む
ブレイク・ライブリーは想定内の美しさとゴージャス感があり、リアルも充実してるので彼女みたいな女性にマウントを挑んでも並大抵では勝てない強者。
そういう意味では素を活かしたキャラ設定と演技で、負けてもた>>続きを読む
オリヴィエ・マルティネスが好きなので。
フランス語交じる会話も良い。
男性陣のキャストとしてはイーサン・ホークの方がメインだけど。
モントリオール、ケベックの建物、ストリート、カフェ、ホテル、屋敷、>>続きを読む
コスチューム担当が「マ・レイニーのブラックボトム」でアカデミー衣裳デザイン賞を受賞したアン・ロスさん!
本作はニューヨークの都会でダブルインカムで働く恋人同士のライフスタイルと、ケンタッキーの牧場オ>>続きを読む
エンニオ・モリコーネの音楽を聴くだけで、劇中のシーンが再生されて感無量。
単純な愛の物語ではなく、時代の変遷、革命を挟んだ階級闘争、土地に根付いたアイデンティティ、成功と勝者の裏側など色んなものを描い>>続きを読む
リアリストを自認する自分としては、シニア男性には申し訳ないと思いつつ、ないないない!爺さん目を覚ませ!なんというアンリアルな状況!ジム・スタージェスがお似合いだよ、と思いながら見てたもので😅それ以上は>>続きを読む
ヘレン・ミレンの演技が素晴らし過ぎて感激。序盤から目が離せない。現在はLAで小さなブティックを経営している老女なのだけれど、お婆さんとは呼びたくないこの可愛らしさをなんと表現すれば良いのか!凛とした強>>続きを読む
80年代ポップ・スターを演じるヒュー・グラントの当時のビジュアル面白くて素敵!
ワムやデュラン・デュランを思い浮かべるし、その他当時売れてたポップ・グループの名前がたくさん出てきてタイムスリップするよ>>続きを読む
脚本リチャード・カーティス
ラブストーリー本体よりも、それを囲むキャラの何気ない言葉やサブストーリーが楽しい作品。
変人ぽい書店の客、ディケンズあるか、トム・クランシー新刊スリラーあるか、ウィニー・ザ>>続きを読む
脚本リチャード・カーティス
邦題だとわかりにくいけれど、原題は「4つの結婚式と1つの葬式」、タイトルそのもののストーリー。
最初の披露宴での自由な踊り方が好き!
新郎跳ねてるだけだし、皆んなそれぞれ>>続きを読む
タイトル通り、ヴァンパイアとのインタビューにより過去を振り返るノスタルジックな構成がエモーショナル度を高めている。
冒頭、夜のサンフランシスコ湾が幻想的に浮かぶ。雨で濡れウェットな路面に反射される灯>>続きを読む
何が何だかわからない、と思いながら見ていたけど、ベンチュラが全て説明してくれたので、最後まで観ればそれほど複雑な話ではない。
でもその説明が嘘だと思ったら、もうキリがない!
自分はその通りに解釈したの>>続きを読む
この時のトム・クルーズとレネー・ゼルウィガーの組み合わせ、今見るとすごく新鮮で初々しく、ラブシーンですら気恥ずかしい感じがして爽やかな若さが全面的に出ているし、とても懐かしい気持ちになる。
それぞれキ>>続きを読む
精神とセクシュアリティの本質を突いた作品。
どんなに技巧を蓄えて後に大成し名人になっても、優劣という意味ではなく、粗削りな勢いで素のままにやりたいことをやる初めてのファーストは年を経るごとに超えられな>>続きを読む
主役2人も良いけれど、お気に入りはベティ役のストッカード・チャニングさん。
どことなくエリザベス・テイラー似の美人。スタイル良くてダンスが上手!
そして本作の一番の見どころは、カーディガン?を着てヌ>>続きを読む
ブルックリンとマンハッタン、川一つ挟んだ地域の違いを延々と主人公が語る作品、というのが第一印象
次に上昇志向の女のキャラクターがあからさまに作為的、という印象
しかも女に感化されて洗練された都会を目指>>続きを読む
初見の時、全体像はわかるものの細かいところが理解できないまま終わってしまい、再見の前は、解を得てから見ようと先に調べてみたんだけど、人名がチャン、チョン、ヤン、ヨン、シェン、ウォンって誰が誰なのか、ま>>続きを読む
初見の時と違い再見はロ・ガイをじっくり観察できて、味わい深さが増す。
こんなにずっとハウにピッタリで出番多かったんだと驚く。
時々ヤンにチラっと送る視線も意味深だし、彼の人物像をちゃんと作ってるところ>>続きを読む
リメイクの「ディパーテッド」が好きすぎてヤバい!という感想くらいしか書けないほど好きで、オリジナルの本作を少し前にアマプラ終了間際に一気見したところ、特に3作目が複雑でよくわからなくて放置してたら、い>>続きを読む
海外旅行しにくい今、観光気分でイタリアを中心とする歴史的建造物や美術品を作品なりの解説つきで見ることができるのは良い気分転換。
原作と大筋は同じであるものの、ウィルスの性質が違うのと、フェリシティ・>>続きを読む
原作と大筋は同じであるものの、登場人物が減らされているのと、プロセスに大幅な変更があり、特に終盤のハイライトとなる場面は完全に映画のオリジナル脚本。
「ダ・ヴィンチ・コード」同様に知的好奇心をそそら>>続きを読む
数々の美術品やロケ地の美しさを堪能できるし、イルミナティ、フリーメイソン、十字軍、テンプル騎士団、聖遺物、地下墓地、秘密結社、宗教画の裏話など、謎めいたヨーロッパの宗教史に興味あれば一層楽しめる。>>続きを読む
原作者が脚本および監督を担当しているだけあって、メインの怖さの部分はかなり本格的に描かれている。
特に呆けてる老女がいきなり天井を這うとかビジュアル的にもかなりビビる!
あと当直のエミーの場面は本当に>>続きを読む
これは酷い!
前作にあった見せない美学、登場人物に語らせない美学が台無しになってる!
見覚えあるものが出てくるけど、なんだっけと思ったら90年代のオウム真理教のヘッドギア。あれを作品の中で真顔でやっ>>続きを読む
ホラーの域を超えて哲学的かつ精神医学的な物語と言っても良いのではないかと思うくらい考察しがいのある作品。
1つのストーリーの中にいくつものサブストーリーが埋め込まれていて、見終わった後、ものすごい余韻>>続きを読む
この邦題やめて!
時系列的に序章かもしれないけれど、普通に第3章でいいでしょう。
観る順番決める時に混乱する。
原題もchapter3なんだから、親切な邦題つける必要無し。
ステファニー・スコットが>>続きを読む
色んなエピソードてんこ盛りでありながら、前作の怪現象をしっかり回収している展開が良い。
繋がりがわかる一連の流れの場面はゾクゾクして鳥肌がたったくらい。
若き日のロレインとエリーズを演じた女優さんた>>続きを読む
「死霊館」シリーズで耐性ついているせいか、大体の展開が想定の範囲内。
家族の物語性とヒューマン・ドラマの盛り込みはほぼ定型。
伏線と思えるエピソードをかなりわかりやすく描いており、むしろ流れの中で、そ>>続きを読む
序盤を見るなり死霊館ユニバースの時系列が混乱したので、いったん年代を整理してから再視聴。一覧にしてようやくすっきりする。
そもそも混乱のきっかけは例の部屋に最初の「死霊館」にまつわる品が棚にない!と>>続きを読む
全体的に雰囲気がじめじめと暗く、家や内装はそこそこゴージャスなのに辛気くさい空気で、ホラーの怖さとは別の意味で気持ちが滅入る。
雨、川、プールなど、水にまつわる場面が多いせいもあるかも。
室内の暗さと>>続きを読む