裕次郎さんの映画レビュー・感想・評価

裕次郎

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デヴィッド・ボウイ 最後の5年間(2017年製作の映画)

4.5

「ムーンエイジ・デイドリーム」の余韻に浸り鑑賞。

Realityツアーから最後の5年間を丁寧に追っている。

★が2016.1にリリースされた後すぐ訃報が出たときはショック過ぎて、このアルバムは今で
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ラビリンス/魔王の迷宮(1986年製作の映画)

3.2

子どもの時に観たっきり。

デヴィッド・ボウイとジェニファー・コネリー。よく考えたらすごい組み合わせ。

ジェニファーかわいい。眉毛がつながりそうな感じなのになんでこんなかわいいのか。

映画自体は他
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.7

デヴィッド・ボウイ大好き人間なので、こんな作品作ってくれてありがとう。

あえて言えば、2.5時間では物足りない。4時間ほしい。

70s,80s,90sの区切りというか、英国、米国、ドイツ編、スーパ
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サイクロンZ(1988年製作の映画)

3.2

ストーリーはよくわからん。ていうか酒飲んで見てた。リアルタイムで見てた子供の頃なんてさぞチンプンカンプンだったろう。

それでも流れるような画面の動きをボーっと追っているだけで楽しい。

こういう生の
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あ、春(1998年製作の映画)

4.4

春チョイス。
相米さんの最後から2番目の作品。

山一證券の破綻という日本経済失速の象徴的イベントを背景にしている。

単品で見ると特に暗い感じはないが、フィルモグラフィー通して見ると、バブル絶頂期の
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.2

Filmarksでのレビューが100本目!

何か記念になる作品を見ようと思い、松竹100周年に映画を描いたこの作品がふさわしいだろうかとチョイス。

ジュリーが元気なのがいい。

それ以外は。。何か
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実録エロ事師たち(1974年製作の映画)

3.2

エロ事師という70年代ならではの生業。いや、現代もたくさんいるけどこの呼び名。

画質が悪いが、当時の擦り切れたブルーフィルムみたいな味わい深さ。

とか無理矢理佳作にする気もなく、期待はずれ感はたぶ
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.6

ダニエル・ラドクリフ面白いかも。

演技はそんなにだけど、ハリポタの子役を脱して独自の何かを確立しようとしている感じが嫌いじゃない。

165cmの身長、マッチョでもない身体で臨むB級アクション。殺し
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.0

ダニエル・ラドクリフが喋る死体役。
屁をこいたり勃起したり。

ハリー・ポッターの少年がこんな風になるのかと感慨深く鑑賞。

ハリポタ興味ないだけに必然的にラドクリフに興味なかったが、ちょっと興味湧い
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

これは一回の鑑賞では評価難しい。

斬新なのは間違いない。
不思議な世界観に慣れるまでのワクワク感。
変なこと考えるなぁ、と感心。

一旦Turn on, tune in, drop outするとあと
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逃げた女(2019年製作の映画)

2.5

んー、エリック・ロメールが好きなのはよく伝わってくるけど、「で?」て感じ。

尊敬する監督の確立した話法を意識しすぎてその外に行けない優等生の典型パターンみたいな映画だ。横紙破きの劣等生パターンの映画
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リービング・ラスベガス(1995年製作の映画)

4.0

Pigを見てニコラス・ケイジの他作品を観たくなり、自分的にはワイルド・アット・ハートとこれ。

予算なんと数億円。16mm撮影で、監督自身が音楽も作ってるというインディーなつくり。

ニコラスの躁鬱っ
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

2.5

設定の面白さを活かしきれてない。
90分だけど1シーンあたりの尺が長くつらい。

もっとバカバカしい作品を期待してたけど無駄にシリアスで、焦ったくなった。

豚を奪われた男の愛、っていう主題を演じられ
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湯道(2023年製作の映画)

3.5

期待値以上の何かがあるわけじゃないけどほっこりした。ハコはかなりいい。

橋本環奈演じるいづみちゃんの最後のくだりはイケテナイご都合主義だけど、それ以外はそんな気にならない。サウナ室で電話するのも、服
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愛の白昼夢(1980年製作の映画)

2.0

畑中葉子、人気歌手引退からのロマンポルノ主演作。物心ついてない頃なので微かに知ってるくらいで、当時の衝撃度合いはピンと来ないが。なんか肉まんみたいな顔立ちだ。

共演の風祭ゆきがいるからかろうじて成り
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

演奏シーン中心に自然かつシンプルにストーリーを紡いでいく。

個々の演奏へのトランジションがスムーズなので、ジャズに詳しくなくても、キャラクターのリアルなエモーションを感じ取ることができる。なるほど、
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狼よさらば(1974年製作の映画)

3.6

日曜昼下がりにちょうどいい。

昔の洋画の邦題は、ネタバレにならない程度に作品の性質と結末を示唆して作品期待値を高めるのが絶妙にうまい。

バーバレラ(1967年製作の映画)

3.8

フェティッシュ感あふれる無重力ストリップのオープニング。

その後は60sならではのお色気混じりのPop &サイケ、ヒッピー・テイストのB級スペースオペラ。

映像とばっちりシンクロする宇宙的なサウン
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はるヲうるひと(2020年製作の映画)

3.5

途中までかなり良かった。

独自の世界観、役者のエキセントリックかつ自然な演技、いつ画面をぶち抜いて飛び出すかわからない暴力の匂い。

主演三人の緊張感を孕んだ関係性に、時代錯誤なまでに陳腐なファミリ
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色暦大奥秘話(1971年製作の映画)

3.0

濡れ場は退屈だけど尺が短い中でしっかりロマポの原型を作ってるのがいい。

男女どちらも愛欲抑えきれずひたすら自己中にお互いを求める。江戸時代からやるこた同じ感がいい。

画質悪いのが辛かった。

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.0

怖い。

少女の精神の内と外が侵食し合う捩れ系サイコホラー。

こないだ見た北欧ホラーLambがゴミだっただけに、良質のホラーさが際立つ。

それにしても映画とはいえ北欧の家デカすぎるだろという。ミロ
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団地妻 昼下りの情事(1971年製作の映画)

3.2

にっかつロマンポルノ一作目。

コールガールに堕ちていく団地妻。

当時の団地暮らしサラリーマンの妄想をそそる題材。

車内フェラからのカークラッシュは斬新。
コーエン兄弟の「バーバー」ももしやこのシ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

1.0

つまんね〜、つまんね〜。
つまらんすぎて感想書くのもあほらし。

ガンズ・アンド・ストレンジャー(2012年製作の映画)

3.2

白人男がメキシコにきてギャング相手に無双してラテン美女ゲットして地元民のヒーローになるって、アクション映画よりもはやファンタジー。

撃たれてラテン美女にブラとパンティで止血されるって、妄想全開だな。
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.2

かなりよかった。
ムロツヨシのネジが外れてく感。

憎しみの応酬のエスカレーションの行き着く先が予測できそうでできず、最後まで飽きずに楽しめた。

これがラブストーリーなのかどうか分からないが、愛と憎
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四畳半襖の裏張り(1973年製作の映画)

4.2

愛のコリーダのインスピレーション源。
愛コリより面白い。

初客に心を許してはならないという職業観と恋愛遊戯において揺れ動く女心の機微。

人力車内でコトに及ぶ遊び人と芸者(宮下順子)に嫉妬した芸者が
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愛のコリーダ(1976年製作の映画)

3.0

実は見たことなかったシリーズ。

ちんこ切り取られるのを見たくなく、回避していたのかもしれない。

なかなか気持ち悪い。

46年経つけどここまでのハードコアポルノ映画は少なくとも国内で出ない。やって
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いとみち(2020年製作の映画)

4.0

青森弁少女x三味線xメイドカフェ。

ある意味ずるい。方言の可愛さだけで飽きずに観てしまう。

恋愛要素やエロ要素入れないのがいい。
主人公いとのピュアさが際立つ。

ゆったりした時間の流れ方がいい。
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青春残酷物語(1960年製作の映画)

2.0

ゴダールも絶賛した作品だけど、勝手にしやがれに比べると薄っぺらく、躍動感に欠ける。

50年代のにっかつの裕次郎映画からの非連続的な進化を感じない。

小津、溝口、黒澤の延長でポンと単発で、アプレゲー
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嗚呼!! 花の応援団(1976年製作の映画)

3.8

ロマポルじゃないソネチュー。
前半ひたすら漢臭い。独特なギャグが多く、魁!男塾みたいなノリ。

後半で宮下順子と、「天使のはらわた赤い教室」で名美を演じた水原ゆう紀が登場してからロマポル臭がじわっと出
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男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

4.5

正月恒例。全作は見切れないので飛び石的に。

ヒロインの登場がラスト30分切ってからという斬新さ。

倍賞千恵子のノースリーブ。腕のはんこ注射?みたいな跡が四つなのが気になる。

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.6

クリスマスっぽい作品をと。普段ほぼ考えることのないイエスキリスト。

神でもあり人でもあるパラドックス。

そのイエスが実は普通にエッチして子どもこさえてました、で神性が一気に剥がれてくる。あ、人なん
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

2.4

酒浸りの中年を描く映画は山のようにあれど良作駄作のブレが激しい。

大体は男女関係、家族関係のうまくいかなさを酒への逃避で表現するだけなんだけど作家のセンスが露骨に出る。

サイドウェイズとかは良かっ
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アバター(2009年製作の映画)

4.0

12,3年ぶり鑑賞。

略奪する米国と先住民。
下半身に障害を負った海兵隊員。

七月四日に生まれての屈折した軍人像のような設定だが、アバターで脚を与えることで自由を取り戻させ、先住民側に立って戦わせ
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りんごのうかの少女(2013年製作の映画)

3.4

青森弁全開で半分ちょっとしか聞き取れないが、どうせ大したこと喋ってないだろうと開き直れば、40分という短い尺だし、むしろ字幕がつかないが内容が大体わかる外国語映画のように楽しめる。

相米映画っぽい何
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ヤンキーアイドル(2012年製作の映画)

3.5

月並みなVシネマ以上の何かがあるわけじゃないのに、世の中の真面目な映画の大多数より明らかに面白い。

弛緩し切った演出と古いストーリーなのに所々しっかり映画していて、見終わった後いい作品だと思わせてし
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