映画ケーンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版(1978年製作の映画)

5.0

『米劇場版』『ディレクターズカット』はジワジワと終焉に向かう怖さがあったけど、今作はゴブリンの音楽を全面に出しててテンポが良い。
これはこれで面白い。

ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

5.0

何回観たことか、我らのバイブル。

一応『米劇場版』が一番良いとされてるんだけど、良く分かんない。『米〜』はコンパクトだけど、そっちには無いシーンがこっちにはある。その分若干長く感じたりはするけど。
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ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

5.0

地獄が溢れて死人が這い出て来た!

許せない!
この狂気じみた描写は、許せない!
足が吹き飛び、腕がもげて、首が飛んだ!
奴らを倒す方法はただ一つ、頭を打つ事。そう、奴らは死人。歩く死人なのだ!

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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.6

行き場を無くしたオタクの狂言。ボンクラオタクは絶対ハマる!

ヘンテコ映画好きは好きだと思う。
『ロング・グッドバイ』『ビッグ・リボウスキ』『インヒアレント・ヴァイス』と同じ系統の、探偵モノっぽく始ま
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

2.5

開始5分で雲行きは怪しく。

ターゲットがどこなのか。演出のセンスの無さが目立つ。『ガンダム』ファン向けにしては幼稚過ぎるけど、新規の子供達向けでもない。
『機動戦士ガンダム』の数ある傑作回の一つで、
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.7

良い映画。

ではあるんだけど、この映画を観てると「才能無いお前は夢なんて追わずにレンガ積んでろ」って言われてる気がして腹が立つ。

カランコエの花(2016年製作の映画)

3.4

観たかった短編やっと観た!
今田美桜がまだあどけない!w

LGBTへの差別を無くそうとして逆の差別をしてしまう、という問題についての作品。人種差別にも言える。

丁寧に作られてるんだけど、何か塩らし
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甲鉄城のカバネリ 海門決戦(2019年製作の映画)

3.6

何か、湿っぽ過ぎ…
回想も多過ぎる。

相変わらずの説明台詞は結構ダルい。

ムメイが惚れる瞬間は可愛い。
ただ、宮崎駿って、頬を赤く描かずに人が惚れた瞬間を描くのって凄いな、と再認識。

相変わらず
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アポカリプト(2006年製作の映画)

5.0



ショック!残酷!断末魔!あのメル・ギブソンがモンド映画を撮った!



マヤ文明を舞台にモンドアクションを繰り広げる!!

これは面白過ぎるのでオススメ。何度観ても楽しい。土人版『マッドマックス』
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シャイニング 北米公開版(1980年製作の映画)

5.0

久々に観返したから書き直し。
自分が如何にキューブリックが好きなのか気付いた。

ジャック・ニコルソンがノリノリで演技してて最高に面白い。

ニコルソンは配役ミスだって冗談半分で言われてるけど(段々狂
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.5

片方では良い歳の姉が泣き叫び、片方では良い歳の妹がそれを見て高笑いをしてる、っていうシュールでメチャクチャな映画。

当時の2代名優の対決だったらしい。2人共良い演技してる。

ラストのアイスクリーム
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ポルノ時代劇 忘八武士道(1973年製作の映画)

4.1

これまで観たOPクレジットで一番カッコイイかも。
ズバッ!ブシュー!ドドドン!外連味たっぷりストップモーション!水面に監督名が出るのも超カッコイイ。ここはヤバ過ぎてニヤけが止まらなかった。

エロとグ
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ガールズ&パンツァー 最終章 第3話(2021年製作の映画)

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このシリーズは映画なのかTVアニメなのかも物語の構成も中途半端なんだよな〜。

ただ、今回の2つの戦いは『ガルパン』が凄い領域に行った感あった。

いい加減終われよ!って思う…けど、あったら観ちゃうダ
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アントワーヌとコレット/二十歳の恋(1962年製作の映画)

3.7

DVD買ったけど、中々観てなかった。

大好きな映画、『大人は判ってくれない』の続編。
淡い恋の物語。

疑似家族的なものが出来て、恋もするんだけど、恋は叶わない。
またも彼の家族ってモチーフが出て来
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残光に祈りを(2020年製作の映画)

4.3

中々良い作品。
もう少し評価されて良いと思う。

大人の事情により荒んだ青年を梶井基次郎の『檸檬』の様な焦燥感と重ねて、今の社会で抑圧され閉塞感を感じてる若者を描いてる。

00年代日本っぽい映像は個
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.7

時をかける黒人!

「こういうテーマ全面!の作品ってキラ〜い」って思ってたけど、コメディです!!
途中からギャグになってくw
ただ、ラストはどうなんだ?「真面目」に戻るのは頂けない。元から真面目でコメ
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サイレントチャイルド(2017年製作の映画)

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耳が聞こえない子に対してどうすべきかの啓蒙みたいな作品な訳だけど、やたらと暗い。
タイトルからして意図が良く分かる。

サスペンスみたいな絵柄とカメラワークという、やたらと大仰な映像が完全に間違ってる
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アレックス(2002年製作の映画)

4.3

『メメント』と同じ結末から始まる映画。
『メメント』は主人公の忘れん坊を疑似体験させる装置だった訳だけど、今作はそういう理由はありませんw
何か「時間とは〜」とか言ってるけど、お前面白いからってだけで
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LOVE【3D】(2015年製作の映画)

4.3

面白い!!

これは撮影中にトイレに行くスタッフ続出したんじゃないか?

性描写が過激だけど、見せ物的じゃなくて、美しく、そして狂ったものの様に描いている。

『ストレンジャー・ザン・パラダイス』で見
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横道世之介(2013年製作の映画)

4.7

マジで超面白いのでオススメ。
長いけど全く苦じゃない。

こういう、「俺の学生の頃は…」って現在と過去を行ったり来たりする、僕が一人で言ってる「同窓会モノ」は大好きで、これはそれ。

キャラが圧倒的に
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劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

3.6

何か、普通のアニメになってしまった印象。
面白いし、良いシーンは沢山あるんだけど、良くある様な内容。

僕は一期のトランペットソロのオーディションで久美子が1人だけ拍手をしたシーンが凄く好きなんだけど
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.2

『ニーチェの馬』同様、凄いけど面白くない映画。

各カットは面白いんだけど、この手の映画あるあるで話が掴みにくいw

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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ん〜、何を言いたいのかは正直良く分かんなかった。

ただ、相変わらずの世界観が最高で、「4時間でも6時間でも観れるな〜」って思ってたら終わっちゃった。

あとはレア・セドゥの全裸が見れたので僕は満足で
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ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

3.8

地味過ぎてイマイチなんだよな…
「所謂ところのハリウッド感」を気にしないB級感は良いんだけど、それでも地味過ぎる。
面白いには面白いけど、「カーペンターだから」みたいのはあるかも。

天パの女性は良い
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ニーチェの馬(2011年製作の映画)

4.6

凄いけど、面白くはない映画。

ニーチェではなく、ニーチェを発狂させた馬及びその飼い主を描こうとする視点は面白い。

長回し、驚異的な絵作りの緊張感は凄まじいし、演技も良い。音楽も最高に格好良い。
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

4.6

久々に観返したからレビューし直し。

初め観た時は高校生くらいで「良く分かんね〜」が正直な所だった。
でも、今観ると超面白い事に気付いた。
ニヒリズム話として観ると分かりやすい。

支配する側からされ
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霧の中の風景(1988年製作の映画)

4.9

とんでもないものを見た…

ドイツにいるという父の元へ、少女とその弟は母の元を離れて旅に出る…

初アンゲロプロス作品(ポケモンみたいな名前😝)。
絵が全カット美しい。日本映画とかハリウッド映画みたい
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競泳選手ジャン・タリス(1931年製作の映画)

3.8

オリンピックで銀メダルを獲得したジャン・タリスがひたすらに泳ぎ方のレクチャーをするドキュメンタリー。

スコセッシ的な皮肉なカットインの様な編集がここで既に確立されてたのは驚いた(「この練習の仕方はダ
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