映画ケーンさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

霧の中の風景(1988年製作の映画)

4.9

とんでもないものを見た…

ドイツにいるという父の元へ、少女とその弟は母の元を離れて旅に出る…

初アンゲロプロス作品(ポケモンみたいな名前😝)。
絵が全カット美しい。日本映画とかハリウッド映画みたい
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競泳選手ジャン・タリス(1931年製作の映画)

3.8

オリンピックで銀メダルを獲得したジャン・タリスがひたすらに泳ぎ方のレクチャーをするドキュメンタリー。

スコセッシ的な皮肉なカットインの様な編集がここで既に確立されてたのは驚いた(「この練習の仕方はダ
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ニースについて(1930年製作の映画)

4.3

まず4Kレストアって事で映像が驚く程に綺麗。
そこに映される人々皆んなが活き活きしてる。

フランスのニースという都市での、音楽も無い全くの無音のサイレントドキュメンタリー。

監督のジャン・ヴィゴは
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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

3.6

TVシリーズよりは面白いし、全てにおいて良くなった。圧倒的に予算だろう、普通に練習してるシーンがストップモーションじゃなくて動きでやってるカットが数カットしっかりあるっていうw

ただ、(僕だけなのか
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仁義(1970年製作の映画)

3.9

フランス映画語れる程観てる自信ないけど、フランス映画の悪いとこが出てるって感じがした。

メルヴィル作品って事で、僕は「好き」に入れちゃうけど、『サムライ』にあった無言のダンディズム、淡々とした美、み
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いなべ(2013年製作の映画)

4.0

思ったより評価低いけど、僕は好きですよ。

確かに、ちょっと説明的なセリフがあったり、賞取ってるみたいだけど全員芝居が下手だったり。
ただ、独特の世界観の魅力、誰の視点か分からないカット等でドキッとさ
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ファウスト(1994年製作の映画)

3.4

ヤン・シュヴァンクマイエルが独自の解釈によって作ったらしいが、どんな薬をやりながら読んだらこんな解釈になるんだよ、という内容。全く訳が分かりませんw

ここに出てくる物全てが綺麗だったりすると「オシャ
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

-

コロナ禍って事で観た。

ウイルスに関するアレコレみたいのはほぼ無くて、夫婦の話として良い話って感じ。かなり地味な話だけど、ハリウッド映画だって事を思い出したかの様にいきなり派手にしようとしてるかんじ
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オデッセイ(2015年製作の映画)

5.0

意外と評価低い!?

問答無用に爆笑出来てハラハラ出来て、面白い。

家族で観たんだけど、父さんがディスコ好きで、その影響で僕もまあまあ好きになってて、めちゃめちゃ楽しめた。

機動戦士ガンダム F91(1991年製作の映画)

4.0

鉄仮面に対して感じる「俺の事だぁぁああ!」って同士感が凄いw

シーンがいきなり飛ぶ感じはある。

何か、『初代ガンダム』『ZZ』『逆襲のシャア』に感じた「これは凄い!」感は無いに等しい。んー…。
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太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年製作の映画)

3.6

面白くはないですw

冒頭のアクションシーンが思ってたよりぬるぬるに動くからビックリした。

尺的に仕方ない事だろうけど、展開が早過ぎる。

そして「日本のアニメ」になりきれていない様に思う。全体的に
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

5.0

言葉を失う。

日本軍で部下射殺事件があった。その親族と共に奥崎謙三という”超面白い”人が、関与した人に聞き込みをする。すると、戦後36年目にして驚くべき真実が語られていく…

そんな「刑事もの」みた
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

5.0



2000年代の傑作。



何度観ても泣いてしまう。

70年代、80年代には夢があった。ロックが平和を歌い、世界が変わるかもしれないという希望があった。しかし、21世紀になって、目まぐるしく進む
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おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

4.3

最近のアニメや映画を観てからこれを観ると人間の存在してる感が凄い。
内面の吐露ばかりだと「アニメを観ている」「役者が演じてる」って部分しか見えなくてそれ以上の部分、登場人物の人としての内面、テーマやメ
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

4.3

ルイ・マルは『鬼火』『さよなら子供たち』しか観てなくて、どっちも好きで、しっとりした孤独(寂しさじゃなくて孤独)を描く人って印象があった。
でも、こんなクールでハラハラして、でも滑稽な作品を作るんだ!
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リーサル・ウェポン(1987年製作の映画)

3.8

ザ・凸凹コンビによる刑事もの!

良くも悪くも、ハリウッド映画あるあるを詰め込んだ様な映画。そのバカっぽさもまた可愛いところ。

終末のイヴ(2019年製作の映画)

3.0

映像はカッコ良いんだけど、全体的に説明的…
第一声が街を見つけて「街だ!」ってw

しかもタイムトラベルしたのに武器がモリって。途中で壊れたとも考えられるけど、説得力の無さというか。

しかもAI?の
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

5.0



俺は原爆を作った。さあ日本よ、どうする?



今、世界で原子爆弾を持っている国は8つ。俺は、9番目の男。だから俺の名は9番——

原爆を作り脅して何でも手に入る状態になった。でも欲しい物が見つか
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遭難者(2009年製作の映画)

4.7

見事な映画。

『女っ気なし』というRHYMESTERの『The Blackbelt』を思い出すタイトルの映画の前日譚という位置付けらしい。そっちを観てないから『スター・ウォーズ』の続編的な、続編の影
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グッド・タイム(2017年製作の映画)

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赤と青の映像が綺麗で、全体的に緊張感もあって面白い!

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.9

絵が綺麗でずっと観たかったやつ。

TVアニメを観終える前に我慢出来ずにこっちを先に観た。
主人公の鎧塚みぞれはこっちの絵柄で馴染んだから『ユーフォ2』では違和感しか無いw

正直、話自体はそんな面白
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劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ(2017年製作の映画)

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鎧塚の話、高坂の恋愛をカットしてあすか先輩の話に絞ったのは英断。

あすかを”説得”するくだりの「セリフで説得」はTV的であっても「映画」的ではない。卒業式後の2人のお別れもそう。
故に音楽が単調にな
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キートンの探偵学入門/忍術キートン(1924年製作の映画)

5.0

問答無用の面白さ!
小技から大技まで、多種多様なギャグの連発!

くっつく新聞紙のくだりとか爆笑やったw

ラストの映画を見ながらのラブシーンも良い。
人は夢、空想無しでは生きられない、という映画人ら
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劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2016年製作の映画)

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ダイジェスト感が否めない。
そもそもTVアニメを再構成して映画にするの自体賛同出来ない。一作目の『ガンダム』の映画3部も正直ダイジェスト感は否めないし、やっぱ『ガンダム』はTVアニメだよな、と思う。
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クラウド アトラス(2012年製作の映画)

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長いし、6つの話を並行して語っていて、ややこしくなりそうなのにテンポ良くて面白い。

家族ゲーム(1983年製作の映画)

4.8

いや〜、面白い!

「人間って変な生き物!」って思うんだけど、そこらの人間より変な人間が出て来るw
『ロング・グッドバイ』『ビッグ・リボウスキ』『インヒアレント・ヴァイス』みたいな(全部流れが同じw)
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ノーゲーム・ノーライフ ゼロ(2017年製作の映画)

3.0

何だこれ。

TVアニメの方を観て「映画は神との戦いを描くのかな」って思ったらそうじゃなくて良く分からん前日譚でお茶を濁す。

TVアニメはあらゆるゲームを描いてるから観客としてはそっちを観たいのにど
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.6

『うる星やつら』ファン及びアニメファンを置いて行くどころかディスる始末。
『パトレイバー2』の時も『パトレイバー』ファンに怒られたらしいね。今作は作者の高橋留美子に怒られた。

同じ話が連続するアニメ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

久々にこんな静かな映画観た。
いつもは怪物がキエー!って叫んでるからw

地味だけど、その中にある孤独と悲壮感、でもどこか楽しい人生のアレコレがあって結構良い。

でも地味過ぎるかな。