ふみぃぃeeeeeさんの映画レビュー・感想・評価

ふみぃぃeeeee

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怒りの日(1943年製作の映画)

4.5


かなり重く伸し掛かってくる。
"魔女狩り"を絡めながら、人間の恐ろしさを再確認させられるスリリングな愛憎劇。
悪習に縛られている人々が恐ろしいのはもちろんだが、ある場面で豹変するアンネに対しても恐ろ
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よだかの片想い(2022年製作の映画)

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コンプレックスがアイデンティティとなる力強い生き方が必ずしも正しいわけではなく、無理せず隠しても良いという優しさを鑑賞した後に感じた。
小学生ぐらいの回想の場面が特に印象的。
子どもの視点が無邪気で
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奇跡(1954年製作の映画)

4.0


愛と信仰と奇跡。
『裁かるゝジャンヌ』とはまた違った映像のセンスを見せられ、監督の引き出しの多さに驚いている。
特に室内撮影での視点の動かし方は演劇的で即興性を感じさせるライブ感。
まったく飽きず、
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愛の昼下がり(1972年製作の映画)

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「六つの教訓話」其の六。完結作。
とんでもなく拗らせた妻子持ちの男が浮気に走りそうになるも、何とかその心を抑圧する。
「結婚して以来、全ての女性が美しく見える」のような少しドキッとする台詞を吐く既婚
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


面白かった。
とりあえず、"アダ"が可愛い。
そして、不穏さの演出が良くて、山岳地帯の自然音がこんなに怖くなるのかと思った。
不気味な雰囲気はありつつも、基本コメディなので、初めて叔父さんが一家団欒
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クレールの膝(1970年製作の映画)

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「六つの教訓話」其の五。
説教おじ爆誕!!!
最っ高に気持ち良いロケーションと最っ高に気持ち悪いおじさんのコラボ。

[2022年 169本目]

モード家の一夜(1968年製作の映画)

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「六つの教訓話」其の四。
ロメールは最後の畳み掛けが面白いんだろうなっていうことが最近分かってきたけど、今作のラストの後味は特に凄みがあった気がする。
モード家での一夜、延々と一体何の話してるのかと
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コレクションする女(1967年製作の映画)

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「六つの教訓話」其の三。
やはり男心が透けて見えてきて少し恥ずかしい。
たぶんロンドンに行く彼女に飽きたからヴァカンス先で"無"になろうとしていたんだろうけど、側に魅力的な女がいると性愛から逃れられ
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シュザンヌの生き方(1963年製作の映画)

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「六つの教訓話」其のニ。
クズに遊ばれた上に捨てられたシュザンヌに対して憐れみの目で見ること自体、無駄なマウントなので、そんなことより自分に気を配ったら?って話だった。
結局、ベルトラン君のこの感情
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モンソーのパン屋の女の子(1963年製作の映画)

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「六つの教訓話」其の一。
モノローグで語られる心境が何故か分かってしまって笑ってしまった。
手近な方に行ってしまいそうなところを、なんとか(運良く)踏み止まることが泥沼化しないコツ。

[2022年
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はなればなれに(1964年製作の映画)

4.0


オープニングがお洒落過ぎんか。
終わりの軽やかさも好き。
悲喜劇で楽しく、ダンスもルーブル全力疾走も良きだった。
三人で戯れあって遊んでる感じが可愛い。
というか、アンナ・カリーナがやっぱり可愛いと
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モンフォーコンの農婦(1968年製作の映画)

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田舎は田舎でめちゃくちゃ大変じゃないか!
林檎の収穫シーンがシュール過ぎ。

"大空の下の生活が好きだ
牛小屋と台所の代わりだ"

[2022年 163本目]

ある現代の女子学生(1966年製作の映画)

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勉学に励む女子学生が以前よりも増えてますというドキュメンタリー。
映画というより資料映像を眺めているような気分。
彼女たちの私生活も尊重されると明言し、最後のシーンにしっかりと和む。

[2022年
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パリのナジャ(1964年製作の映画)

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留学生によるパリ案内映画。
昔のパリの姿だが、いつか行ってみたいと思えたから案内が上手だったんだろう。

[2022年 161本目]

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

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"人間"ジャンヌ・ダルクを演じたファルコネッティの顔の迫力。

[2022年 160本目]

恋の秋(1998年製作の映画)

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エリック・ロメールの四季の物語の"秋"。
すごく変な話だと思ったけど、上手いこと着地させるからやはり凄い。
新聞広告にプロフィール載せて、募集をかけるという行為自体、今だとマッチングアプリっぽくてな
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夏物語(1996年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


エリック・ロメールの四季の物語の"夏"。
三兎を追って一兎も得られない。
かなり教訓めいたヴァカンス映画。
序盤、ガスパールが旅先で黄昏ているシーンは、一人旅に行った時の自分に見えてきてしまい何故か
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冬物語(1992年製作の映画)

4.0


エリック・ロメールの四季の物語の"冬"。
非現実的で奇跡のような話だけど惹きつけられる。
愛の種類を語っている部分から今泉作品を思い出した。
途中までフェリシーの事を「何なんだこの女は」って思ったが
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春のソナタ(1989年製作の映画)

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エリック・ロメールの四季の物語の"春"。
すれ違いのコントでロメールらしい。
庭にたくさんの花が咲く別荘持ってて羨ましい。
こういった風景はもちろん、パッケージのファッションが個人的にどストライクな
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神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)

4.0


『私が、生きる肌』は苦手だったけど、今作は結構ハマった気がする。
だいぶイカれたコメディで楽しかった。
オープニングからお洒落なのもポイント高い。
内容はなんとも情熱的な恋する(だと思っている?)女
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ヴェロニクと怠慢な生徒(1958年製作の映画)

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翻弄されてて面白い。
宿題といった義務的になってしまいがちなものはなんとなく怠惰になるのは分かる。
疑問を言葉にして「何で?」と尋ねること自体、大人になってくると段々とできなくなる。
それでもこの子
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みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

5.0


今作は絶対に観ていただきたい。
やはりギヨーム・ブラックの映画は自由だし、ずっとこのヴァカンス体験が続いて欲しいっ!!と素直に思える。
友情も恋愛も描かれ方が自然体で心地良過ぎた。
赤ちゃんが可愛い
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

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子どもの頃以来、IMAXでの鑑賞。
二十年程前の作品だけど、このスケールには今も圧倒される。
当時、子ども心にワクワクしてた事とか、オークとかトロルとかのビジュアルが怖くてビビってたなとか懐かしい感
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マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)

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ロケーションが壮大。
モノクロの画面であっても迫力が伝わってくる。
ただ、内容的にかなり予習が必要だった。
何をしてるか分からないのが一番辛い。
付いていけず、結局は睡魔が勝ってしまう。

[202
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女は女である(1961年製作の映画)

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独特なリズム。
アンナ・カリーナを可愛く撮る。
こちらを見てウィンクしてくれるだけでいい。
不意の「小魚」に笑ってしまった。

[2022年 150本目]

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます


個人的に傑作だと思った。
最近よく見る"喪失と再生"がテーマの一つだが、今作では明確に再生までが描かれない。
こんなの絶対に引きずるじゃんっていう事をしっかりと引きずる。
今後の事なんて分からない、
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

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歳をとってから最愛の人に先立たれ、孤独の中で人生を振り返る時はこういう心境なのかな。
本当は一人で生きてみたかったというのはこれからを生きる意味の理由づけに過ぎないと思ったし、寂しさ達が寄り添う演出
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ベレニス(1954年製作の映画)

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全編ナレーションで、字幕を追っていると小説の文言を見ているだけみたいだった。
歯を見せて笑う従妹の連続したショットは男の偏執狂の一端が垣間見え、迫力もある。
なんとなく、謎の不気味さが漂う感じ。
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グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます


金が世界を動かす。
腐った世界を表現するため、割と時事的な事柄が羅列される。
愛が勝つみたいなノリを一瞬期待するが、そう上手くはいかないみたい。
画面と音楽がマッチして初めて心地よい映像になるのだと
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ヘカテ(1982年製作の映画)

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ファム・ファタールを追う、追う、追う男の愚かさ。
アケルマンの『囚われの女』や『オルメイヤーの阿房宮』を思い出す。
しきりに相手に今何を考えているのかを質問していたが、それが分かったところで一体どう
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獅子座(1959年製作の映画)

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ロメールの長編デビュー作。
ひたすらパリの街を歩くおじさん。
見渡すと甘ったるいカップル達が至る所に見えてくるが、その少し横には物乞いが存在するというパリの二面性。
自業自得の部分はありつつも元々少
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.5


『子どもはわかってあげない』でも感じた温かみ。
何だろう、こんな面白い人生。
人生に普通なんてないし、それぞれで自由で良いじゃんと思えてくる。
描写がシュールでコントみたい。
ミー坊の幼少時エピソー
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(1990年製作の映画)

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PART Ⅲは未見なので、今回鑑賞した最終章と比べることは出来ないけど、結構好き。
今まで家族を守るために尽力したマイケルだったが、晩年の姿は前2作程の推進力はなく世代交代を意識させられる。
彼が拗
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地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

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どうにもできないことに執着して生きていくのはよろしくないなと思った。
地下室のヘンな穴に興味を示す女と示さない男。
若い女と機能不全の年老いた男。
2組のカップルの空想的トンデモ話は老いていくことへ
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アメリカの影(1959年製作の映画)

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カサヴェテスの監督第1作目。
白人と黒人のハーフである3兄弟。
小気味の良いジャズと映像がマッチする。
本作は即興的演出が用いられているらしいが、自分としてはコントを見ているような気分にもさせられ、
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