シャケさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

シャケ

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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

4.0

冒頭の掴みが完璧。一族の説明がまるでないのも好き。ずっと何も明かさず自分の価値観を大切に愉快に暮らしていてほしい。

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.0

ストーリーグログロなのに音楽と演出があまりに良くて美談っぽくまとまってるのが怖かった。歌と映像の力って凄まじいんだなと実感した。
主役は結局健康な白人男性で妻に支えられてなんでも挑戦できるヒュージャッ
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.3

話は成り上がり男の悲哀もの?で特にひっかかるものもなかったが画と演出がずっと美しかった。

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.6

シックスセンスというタイトルで想像していた能力とだいぶ違った。
ブルースウィリスはコミュ力高くてウィンウィンの関係を築けたのに、他の奴らときたらもうちょっとアプローチを考え直した方がいい。なんでそんな
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.4

人間は最悪なのでもうみんなで動物になって暮らそうよ…
人間関係は全て薄暗くて最悪だし、動物になるという選択肢が普通に魅力的なのであまり追い詰められてる感を感じられなかった。
独身コミュニティ、男女分け
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殺人捜査(1970年製作の映画)

3.6

闇深〜
ジャンマリアヴォロンテがひげもじゃで荒野にいないと違う人にしか見えなかった。情緒不安定な演技が良かった。時系列の並べ方とか、夢の演出が現代というか90年代以降風に感じられた。

ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.4

話は単純なはずが何一つ分からず、とにかく曲がキャッチーで良い。
エディの指にラブとヘイトの刺青

裁かれるは善人のみ(2014年製作の映画)

4.2

どうやっても絶望しかないのに画面がずっと美しくて妙に見やすいのがズビャギンツェフの持ち味。
「裁かれるは善人のみ」ってほんとにこの映画の主題だろうか。裁かれるは社会構造的弱者のみじゃないか。良いとか悪
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リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960年製作の映画)

3.5

全員様子がおかしくて良い。
女性の中身の与えられてなさと気絶っぷりが昔の映画っぽい。
これを2日で撮り切るのはすごすぎる。

クルージング(1980年製作の映画)

2.5

ファスビンダーが駄作と言っていたのが気になって観た。確かに親子関係とか殺人衝動との絡め方が偏見えぐいし浅くて感じ悪かった。ファスビンダーが駄作という理由はその辺りではない気もするが…
一方で同性愛描写
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

基本的に治安が悪すぎてずっと気分が重かった。田舎の下品で救われない雰囲気の迫力がすごい。
エヴァンの行動と思想が傲慢に感じられて苦手だったのもあると思うが、ケイリーと結ばれなかったことに対する残念要素
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π(1997年製作の映画)

3.2

主人公が数学者という設定でないか、30分くらいの短編だったらうひょ〜かっこい〜とか言ってた気がする。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.4

映像作品として残すべき題材だしストーリーも俳優もすごくいいと思うが絶妙にはまらなかった。ジャケットのデザインがもう好きで無いので、完全にそういう面での好みの問題で作品は悪くない。
ツノダは発言も行動も
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ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

3.4

ゴンドリーの恋愛ものは大体いたたまれない男性ミーツシュバンクマイエルって感じになるな。
映画の主題じゃないけれど、とても好き(ということになってる)な相手と肝心なとこでロクにコミュニケーションとろうと
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僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)

4.5

しょぼいニセ映画を作ってる体だけど初っ端から視覚効果の工夫の仕方が抜群に良く、ゴンドリーのセンスを全く隠せてなくて笑った。そりゃこんなん永久に観たいわ。
ドライビングミスデイジーは恩着せがましいよな。
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セイント・クララ(1996年製作の映画)

3.7

チープなサブカル映画感を貫いてて良かった。どのキャラクターもシーンもちょっとずつクセがあって楽しい。
ヘブライ文字は油断するとカタカナに見えてきて謎の親しみがある。

コルチャック先生(1990年製作の映画)

3.8

もう最初から厳しいことばかり起きそうな雰囲気しかなく、ずっとやるせなくて辛い。
子供の頭上に浮かぶ天使の輪、カップの湯気(?)等、光や煙の演出が美しくさすがすぎる。モノクロゆえに嫌味っぽくなく自然に引
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地球に落ちて来た男(1976年製作の映画)

3.4

人間界で一番宇宙人役が似合う。
メリールーめっちゃ付き合い良く優しくてびっくりしてしまうけど相手がボウイだと仕方がないのか。
レールに乗った宇宙船?家?のデザインが良かった。

美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

3.2

導入ってこんなに無理やりでいいんだと思わせてくれる。モンタージュのやり方が面白い。
文明批判のやり方がよくある苦手なやつだったな。先住民や幼い少女はわたしたちが忘れている大事なことを知っている、的な偶
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.6

シュールで気まずくてちょっと笑えて哀しい。
バートンやデルトロの映画に出てくる嫌なやつはいつも本当に感じの悪さに迫力あってすごい。悪い奴にも事情が…みたいな余地を絶対に残さなくてすごい。いい。

チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.3

ジャックニコルソンとか時代感とかかっこよく演出されてるのはわかるけど終始そ、そうか…そうか…?と思ってるうちに終わってしまった。
ベッドシーンがストーリー上あまりにも無駄すぎてちょっと面白かった。

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.8

「大都会」の頃に比べて大して進歩してないというか、部分的には状況はより悪くてダメージくらう。大都会はもともと大都会の人の話だもんな…
布を扱うシーンが非常に眼福だった。主人公の服もずっとかわいい。

ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.4

何の教訓もメッセージもないけどとにかくビートルジュースが元気だったし視覚効果は楽しかった。ストップモーションがさすがの豪華さ。

THX-1138(1971年製作の映画)

3.3

メトロポリスに素晴らしき新世界に模造世界要素も取り入れその他色々混ぜこぜた感じ。絵もかっこいいけど絶妙にグッとこないのは好みの問題なんだろうな。

映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

3.2

ジャンピエールレオが終始鬱陶しくて気持ち悪いんだけどあまりに似合ってて笑ってしまった。

グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

3.5

サービス精神がすごい。
ギズモ、基本頭はいいのに圧倒的にとろくて要領が悪く、見てて居た堪れない気持ちになる。

ポケットの中の握り拳(1965年製作の映画)

4.5

自己肯定感の低い人が優性思想に染まるとこういう袋小路になるのかなという感じ。
ルーカステルがハマり役すぎて冴え渡りすぎている。最高のクオリティで最悪をやってて素晴らしい。
笑ってるシーンどれも全然楽し
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グレムリン(1984年製作の映画)

3.4

光に対する設定がガバガバで面白かった。
バーニーが一番可愛い!

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.5

劇的な展開もないし感情が揺さぶられる出来事もないのに妙に飽きないのが面白かった。
飛行機の出発5分前で間に合うの!?とびっくりした。

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

現実を捨てて夢の世界で生きてたいと願う人は主人公のようなひどいトラウマや罪悪感、長年積もった生きづらさを抱えているはずで、そんな人は主人公と同じく潜在意識に囚われて夢の中でも(下手すれば現実よりも)苦>>続きを読む

プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.5

落下シーンを明らかに違う2テイクで繰り返すのに笑ってしまった。
海賊船の爆破が花火寄り。
最後の殺し方がぐろい。
全体的な雰囲気としては初期の007みたいなゆるさなんだけど体の張り方が半端なくてスゲー
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.6

終始最悪である。
この映画自体が新聞記事のようだった。
こういうジャーナリズムってあらゆるところに管理が行き届くほど、世の中が便利になればなるほど実行がどんどん難しくなっていきそうだ。
邦題があまりい
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まわり道(1974年製作の映画)

3.5

ずっと不穏。ストーリーは全然違うけど赤い河を連想した。なんとなく。
詳しい説明も合理性もないまま人が集まっては離れていく感じが寓話っぽい。
冒頭の電車から外を眺めるハンナシグラの華やかさったら、最高だ
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プラトーン(1986年製作の映画)

3.3

終始最悪である。
自分との戦いなんだったら自分とだけ戦ってられたらいいのにね…