ブロックバスターさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(24)
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.5

仕事もない。明るい未来もない。どうして自分はこんなにも“持たざる者”なのか。

兵役を終え大学を卒業したものの、安定した職に就けず日払いのアルバイトに身をやつしている主人公ジュンス。そんな彼のもとへ、
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教誨師(2018年製作の映画)

5.0

人間誰しも、後悔していること、罪を償いたいと思うことが大なり小なりあるものだ。でもそれが死刑囚なら、彼らは牧師に何を語るのだろう。

牧師の佐伯は、聖書を片手に死刑囚に向き合う教誨師。
死刑囚の喜怒哀
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.5

“正直者は馬鹿を見る”というが、果たしてそれは本当なんだろうか。

主人公のバシュランギおじさんの奮闘ぶりを見ているとこの常套句が本当なのか、疑問に思えてくる。
バシュランギおじさんは、ヒンドゥー教の
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.0

【激エモ注意】
本当の自分じゃない自分を生きてる人、自分で自分のことを褒めてあげられない人が見たら、かなり刺さってしまう内容だった。

自称うつ病の寧子は、ゴシップ誌で編集者をしている津奈木の元に転が
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飼育(2011年製作の映画)

3.0

大江健三郎の「飼育」が原案になっている本作。
カンボジア内戦中、墜落した爆撃機から脱出したアフリカ系アメリカ人を、反乱軍であるクメール・ルージュの子供たちがとらえ、捕虜として管理することから始まる『飼
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アラジン(2019年製作の映画)

4.5

どんな作品だって原作の期待値を超えることは簡単ではない。
でもこの実写版アラジンは、そのハードルを易々と超えている。

まず、幼い頃にアニメーションで見たアラジンの世界や音楽が、実際のセットで鮮やかに
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十年 Ten Years Thailand(2018年製作の映画)

4.0

ほほえみの国だけじゃない、タイの多様性が見れる作品。
10年後のタイの姿を、若手監督3人が描くオムニバス映画。
だが、
プロデューサーを務めるのは巨匠アピチャッポン監督(個人的には、感想が「???」と
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アルファ、殺しの権利(2018年製作の映画)

3.5

フィリピン映画を見るのは初めてだった私の素直な感想。
「絶対また見たい」
なんというか表と裏のギャップが濃ければ濃いほど惹かれる、そんなストーリーだった。
今作はドゥテルテ大統領の下で独裁的に繰り広げ
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一緒にいて(2005年製作の映画)

4.0

「一緒にいてほしい」と、愛おしい人を思い浮かべる時、大抵の人は孤独を味わっている。
でも「一緒にいたいと思う存在」こそ、壊れそうな自分をつなぎとめる、錨(いかり)なのかもしれないと、今作を見ながら考え
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ミーポック・マン(1995年製作の映画)

4.5

恋は多幸感も、避けようもない悲しみもつれてくる。
主人公のジョニーとバニーを見ていて、切ない気持ちになりながら、ふとそう思った。
主役のジョニーは、父の死のショックで吃音になり、朴訥とミーポック(シン
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ダイ・トゥモロー(2017年製作の映画)

3.6

卒業式を明日に控え、ホテルではしゃぐ女子学生。
久々の帰省を惜しむように、自分の故郷や家族を愛おしそうにカメラに納める女性。

タイの作品ながら日本でも馴染みのある風景がいくつかのフェイクドキュメンタ
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

2.0

【ごめんなさい、批判強めかもです】

今までのメンインブラック(以下MIB)シリーズでは、1作目の“UFOを撃ち落とすシーン”や、3作目の“タイムトラベリングするわくわく感”があったりと、何かしら「W
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.0

比類なき才能を持つ女子高生が、その作品を世に見出され文学賞を総ナメにするというあらすじ通りの話なのに、どうしてここまで惹かれてしまうんだろう。

自分なりに考えてみると、主人公響が(めちゃくちゃ語弊が
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それだけが、僕の世界(2017年製作の映画)

3.8

レインマンに出演していたダスティン・ホフマンとトム・クルーズの2人の様子も「ずっと見ていたい」と思える兄弟愛だったけど、今作の兄弟ジンテとジョハも、ずっと見ていたくなるような、微笑ましい2人だった。>>続きを読む

菊とギロチン(2016年製作の映画)

3.0

大正の女の子が、女相撲で頑張る話だ〜😇と、ナメた気持ちで見始めたら、ジェンダーの話もあるし、ナショナリティーの話もエスニシティーの話もある、結構骨太な話じゃないか。

実在したアナーキー集団ギロチン社
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.5

【TSUTAYA先行レンタル作品の中で一番ハマった!】

大人をあざむくのって、なんて爽快なんだろう。

たとえカンニングというズルい行為でも、その気持ち良さは変わらない。

それが裏金まみれで腐敗し
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グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

どうしよう。

人生で一番好きな作品に出会ってしまったかもしれない。

個人的にはこの映画の好きな所を挙げるとすると、これが単に「差別に対して戦う」という映画ではないこと。

というのも、有色人種であ
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.3

恋は思い込みから始まることがある。
でもその恋が愛に昇華することもある。

「愛しのアイリーン」は、見ていて消化不良になるほど、ドロドロした愛の話だった。
正直見ていて不快になる内容も多かったし、総額
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

2.0

フロリダのディズニーワールドの裏にあるモーテルで繰り広げられる、刹那的で現実的な話。

最初のうちは悪ガキ供がモーテルの住民にイタズラを仕掛ける様子だけだけど、段々とアメリカのリアルな部分が現れて、ス
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素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

3.8

「ナンセンスって気持ち良い!」

正直、138分見て心に残るものはなかった。でも、何だろうこの「あ〜、楽しかった!」というワクワクする感じ。例えて言えば、秘宝館を覗き見るようなドキドキ感。

あらすじ
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細い目(2004年製作の映画)

5.0

DVD化されていない、この(個人的)最高傑作を、国内で鑑賞できる機会がとても限られていることがとても悲しい。

マレーシアの地で、華僑の男の子とムスリムの女の子、いわゆる異教徒同士が恋に落ちるストーリ
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.0

端的に言えば、シンガポールの優雅な舞台で繰り広げられる、ソープオペラ(昼ドラ)という印象。

ニューヨーク育ちの中華系アメリカ人の主人公がシンガポール華僑の御曹司の心を射止めるまでに、義理のお母さんの
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.8

どうせマンガが原作の映画でしょ?と正直ナメて見たら終わる頃には感極まって目がうるうるしてしまった。

わたしは原作を読んだことがないので「高校生がオジサンに恋するになんか共感できない」と思っていた、け
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.5

※あらかじめ、あらすじを読んでから見た方が良い。というのも、説明不足な部分が多い作品だから。

正直、冒頭の45分くらいまでは「中だるみな映画だな」と思ってしまった。だからこそ、結構好き嫌いが分かれる
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