あんぱんさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

スティーヴィーが大人になろうとする姿をビデオカメラで収めたようなユニークな作品。作家主義作品を多く制作しているA24ならでは。

90年代のカルチャーを前面に出していて、ヒップホップのセンスも良い。
>>続きを読む

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

4.5

ホラーなのかなと思いきや今までの固定概念を覆すトンデモナイ作品。終始何が起きているのか理解できず、徐々にのめり込んでしまった。

車という閉鎖された空間での20分以上の会話。それが奇妙に噛み合わないか
>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.9

独特すぎるが、それが良い。

グスタヴいてこそのホテルなんだろな。

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.6

日本文化をしっかり研究している作品。

エンディングで映るストップモーションアニメの制作過程は観てて圧倒された。

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.0

前作でイーストウッドとタッグを組んでいたクリーフが今度は悪役に!

善悪どっちに転ぶか分からないThe Uglyことテュコのおかげで勧善懲悪らしくない西部劇になってて面白かった。

南北戦争の戦闘シー
>>続きを読む

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.1

最後の決闘が普通の西部劇と違ったスタイルで、流石マカロニウェスタンだなと思った。

エンニオモリコーネの音楽が印象的

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.0

前作よりさらに面白い、そしてまさか泣ける場面も。感情のジェットコースター。

オープニングは惹きつけられる。ヒーロー映画と思えないコミカル。グルートはすっかり愛されキャラになりましたね。それぞれのキャ
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.6

グルートとロケットの友情に乾杯だね。

アウトローのスターロードとヨンドゥのキャラクターって西部劇の影響を受けてるのかな。ヨンドゥの口笛とか夕陽のガンマンの影響とか。

音楽のセンス良かった。

アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

2.5

クリスチャンベイルの七変化には脱帽。

人間関係めちゃくちゃだなぁ。

リッチーが上司の氷上の話の最後を聞かないあたり、痛い目会うんだろうなとラストもオチも分かってしまった。

パターソン(2016年製作の映画)

4.2

かなり奥深い、難解な映画。

パターソンの1週間の生活が淡々と描かれているが、飽きることなく興味深く観れる。

パターソンの通ってるバーお洒落すぎて行きたい。

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.7

クリスチャンベイルの演技が光る作品。ムーンウォークのところは名シーン。

一見憧れのあるウォール街の暮らしだが、文字の字体まで気にしないといけない世界なのか。そりゃおかしくなるよ。

終始ヤバイことを
>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.3

心のピースが欠けた人々の物語。マンチェスターの曇り空のようなどんよりした雰囲気。

ボストンに住む主人公リーが兄ジョーの死によって故郷マンチェスターに帰郷する。そしてリーは甥のパトリックの後見人となっ
>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

ラストのエリオの表情から見てもなんとも言えない寂しさ、切なさ。

エリオの父親そしてオリヴァーは古代ギリシャ・ローマを研究しているが、これらのカルチャーはこの映画と密接に結びついている。お互いの名前を
>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.5

ノクターナルアニマルズ=夜の獣たち
アートディーラーとして成功しているのにも関わらず、夫とはあまり上手くいかず、どこか空虚なスーザンに20年前に別れた夫エドワードから彼の小説『ノクターナルアニマルズ』
>>続きを読む

孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)

2.9

人類が滅亡し、自分が1人だと思っていたデルだが…

1人きりも辛いけど、カルトチックなコミュニティにいるのもイヤだしな。

セリフ少ない代わりに音響がデルの心情をうまく表現している。なんとも言えない重
>>続きを読む

僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

4.0

うまく社会に溶け込めないネイソンが数学オリンピックに出場するまでの間、異文化交流、人との出会いによって自らの殻を破り成長する物語。

同じ世界でもネイサンから見る世界は違うことを色を使って表している。
>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.6

個人的には前作より好きだな。

どんどんパワーアップしていくネオですが、ちょうど良いところでまさかの次回作へ。これは観るしかない。

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

1.3

ストーリーが無茶苦茶だなと思ったんだが、それは自分の理解力の低さか…。

最後のアクションはトムクルーズしかできない。

テーマ曲も新鮮でした。

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.8

これは最高の感動作。

閉鎖的な炭鉱の町でロケット開発を夢見るホーマーたち、ロケットボーイズのお話。

父親役のクリスクーパー、アメリカンビューティではとんでもない父親役を演じてたけど、今回は良いお父
>>続きを読む

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.8

ビールの話だからハングオーバー的なコメディかなと思いきや、突然ジャンルがSFに。

かなり無茶苦茶な内容ですが、「自由」の真をついた妙に心を打たれる作品。

歳をとっても心は若くいたいねぇ。

卒業(1967年製作の映画)

4.2

ニューシネマの名作。ニューシネマにしては珍しく銃は出てきませんでした。比較的バイオレンス度は低かった。

まずテーマソングThe Sound of Silenceがぴったりすぎる。エモい。内容はドロド
>>続きを読む

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.6

脱獄不可能といわれたアルカトラズで実際に起きた話。

イーストウッドは囚人役になってもヒーロー感溢れてる。計画も段々大掛かりになっていって、刑務官にバレないかヒヤヒヤした。

『ショーシャンクの空に』
>>続きを読む

WASP ネットワーク(2019年製作の映画)

3.6

ラテン出身俳優総揃い。

90年代カストロ政権から逃れる亡命者たちの中に潜むスパイたち。

キューバとアメリカの関係を知る上で重要なストーリー。伝記に近かった。

英語もスペイン語もペラペラ羨ましいな
>>続きを読む

グリンゴ 最強の悪運男(2018年製作の映画)

2.8

善人は損をすると思っていた主人公ハロルドが会社の上司リチャード、エレーンにリベンジする話。カルマみたいな進みでした。

なのにエレーンだけはお咎めなしなんだね。製作に携わっているからかな。

舞台がメ
>>続きを読む

プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)

3.4

特別な"パワー"を持つ娘を救いにいく父親と2人の仲間たち。

お父さんのアート、チート級の強さですね。

ロビンのラップ激アツだし、R&Bのセンスも良き。ニューオリンズの景色も綺麗で、行きたくなる。

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.3

スパイクジョーンズの奇想天外な作品の原点。

もし俳優ジョンマルコヴィッチの頭の中に入れたら。なんて設定だと思ったら、主人公たちの体と意識に差異が…。色々と考えさせられる。

人形劇に関してグレイグは
>>続きを読む

シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.5

裏切って終わりかなと思いきや、まさかの結末。

なぜ共闘にいたったのか、そこはカットしないでほしかった。

ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.9

『リトルミスサンシャイン』や『それでも夜が明ける』でクセの強いキャラを演じてきたポールダノの監督デビュー作品

映像美、美しいモンタナの空、山火事による炎。コントラストが上手い。山火事を消そうと突然消
>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

4.5

レビューと同じくラストが衝撃的すぎた。これまでの観た映画で過去1のどんでん返し。

ストーリー、コニーたちの演技ももちろん良いが、コニー視点、上下からのアングル等のカメラワークも面白い。

そしてこの
>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.5

犯罪を犯しているけども、バックグラウンド、そしてディカプリオだから許されちゃうな。

バベル(2006年製作の映画)

4.1

バベルの塔を作る人間に対し、神は人間の言語を増やすことで分断させた。

文字通り、言語の壁によって苦しむ人々の様子がオムニバス形式で描かれている。そしてなんともいえない感情になってしまうが、これが現実
>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

ミステリー作家の死がミステリーというなんと不思議な構図。

探偵のブノワすらどこか抜けてる感じがリアルっぽいし、マルタの嘘をつけない設定を上手く用いている。

ミステリーとしてもちろん面白いが、最後の
>>続きを読む

シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

4.0

インドでも未だに根強く残る男尊女卑

父親のバイオレンスの見てらんないほどヤバすぎる。なのに母や祖母上の世代に行くほど、父権制の固定概念が強く中々抜け出せない。

夢を阻まれるインシアの歌がだんだんエ
>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.4

ゲイリーオールドマンのギャップがすごい。
レオンやバットマンと同じとは思えない。

そしてイギリスの参戦までの裏話がタイトル通りダークすぎる。まさか和平を検討してたんだと初耳。

アメリ(2001年製作の映画)

1.6

世界観や話の進みのクセが強い。理解が追いつかなかった…