代官山蔦屋書店映像さんの映画レビュー・感想・評価

代官山蔦屋書店映像

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映画(114)
ドラマ(0)

大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.7

この作品と『コールガール』と『パララックス・ビュー』と不安定なアメリカ社会を反映したミステリーを連発したアラン・J・パクラという監督はもっと評価されてもいいんじゃないでしょうか。

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.4

映画史的にとらえると、この映画と『スターウォーズ』の登場がまさに時代の分かれ目で、70年代に別れを告げようとする『ディアハンター』と輝かしい80年代を予言する『SW』と言えるわけです。

ライトスタッフ(1983年製作の映画)

4.3

これぞ80年代のベストムービー!今では考えられない豪華な男優陣の共演です!

クロウ/飛翔伝説(1994年製作の映画)

4.7

ハロウィンの前夜、悪魔の夜に婚約者を奪われ自らも非業の死を遂げたエリック。
理不尽な死に報われない魂は死の国の使いによって連れ戻されるー。
復讐と正義の名の下に行使される暴力。果たして彼は天使か悪魔か
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ダークシティ(1998年製作の映画)

3.8

異星人の存亡をかけた思惑に、記憶とアイデンティティーが見え隠れする。
主人公は記憶と自分を取り戻し、闇の街に光を見出すことができるのかー。
『クロウ 飛翔伝説』の退廃したデトロイトをより未来的に、より
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.7

ハイテクながらどこもかしこも実はイカれたシステムの、これぞテリー・ギリアムの未来世界。
これは夢?現実?未来への警鐘?タイトルの“ブラジル”ってどんな意味?
そんなことが気にならなくなる、感覚で観る映
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ダークマン(1990年製作の映画)

4.1

暴力描写が意外と容赦なく、悪党がこれでもかというくらいに悪党で素直に主人公の復讐を応援できる(笑)
死の淵から蘇った男は復讐により闇を抜け出すことができるのか、はたまた闇を背負って生きるのかー。
ダー
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ゴッド・ディーバ(2004年製作の映画)

3.1

フランスの漫画“バンド・デシネ”界の巨匠エンキ・ビラルが『バンカー・パレス・ホテル』に続いて描いた未来世界。
神が関わってくることでストーリーは複雑さを増しているが、SF映画としてその独特の世界観を堪
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の・ようなもの のようなもの(2015年製作の映画)

3.8

『の・ようなもの の・ようなもの』とはまさに言い得て妙、というもので非常に良く出来たタイトルだ。
いまの世の作品にあって、このノスタルジックな雰囲気と小気味良いテンポに出会えるのも非常に稀。
背負う掃
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の・ようなもの(1981年製作の映画)

3.9

やっぱり『の・ようなもの』というタイトルの意味を考える。
落語家の・ようなもの、とか人間の・ようなもの、とか男の・ようなもの、とかいろいろ。
作品の内容もデビュー作ながら森田芳光監督の持つ独特の間の面
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少女(2016年製作の映画)

4.2

何故だろう、気がつけば涙していた。

まだ“少女”と呼ばれる危ういときに死と向き合う。
山本美月と本田翼、ふたりの女優、ふたりの少女、その輝きと飛躍。
闇を抱え、険しい道を歩むふたりは、死と向き合いな
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.3

SF映画を語るには外せない圧倒的なヴィジュアルを持つ作品。
その見事に構築された未来世界はいま観ても色褪せることはない。
猥雑な街並み、人間以上を目指したレプリカント、空虚な人間たち、そして雨。
その
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フィラデルフィア・エクスペリメント(1984年製作の映画)

3.5

今となってはこの種類のタイムスリップ作品として真新しいところはないが、巻き込まれ型の逃避行にラブロマンス、ラストへの盛り上がりと、見応え十分。
タイトルにもあるようにタイムスリップがある“実験”に起因
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バンカー・パレス・ホテル(1989年製作の映画)

3.8

バンカーパレスホテル。
そこは旧世界の終わりを告げる場所ー。
給仕するアンドロイドはみなどこか壊れている。
ホテル内に居つくカラスが不吉を表す。
謎の男、得体の知れない女、暇を持て余す政府の要人たち、
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星ガ丘ワンダーランド(2015年製作の映画)

3.9

淡い光が画面に溢れる。
時に優しく、時に切なく、また時に眩しすぎるほどに。
朝のシーンにおいてそれはやわらかな温もりに感じ、雨のシーンにおいては霧のように儚く冷たい。
洗練された映像美、余計な音のない
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SPY/スパイ(2015年製作の映画)

3.8

こんなおもしろぽっちゃりおばさん観たことない!
メリッサ・マッカーシーの魅力溢れる作品!
この作品があって、新生ゴーストバスターズができるわけですね!
007シリーズを意識しつつも(それがまた可笑しい
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青春☆金属バット(2006年製作の映画)

3.5

内容はなんということはない。
好きな人は好き、嫌いな人は嫌いだろう。
坂井真紀の映画出演は新鮮、安藤政信の魅力を再認識、竹原ピストルの個性を発見。

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007年製作の映画)

4.4

オープニングのいかにもなCG演出にちょっとした違和感は否めないが、その内容はミュージカルが苦手な方にも一見の価値あるものだ。
悲しい人々の悲哀がティム・バートンのダークかつファンタジーな世界に静かに、
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ほとりの朔子(2013年製作の映画)

4.0

ゆっくりと、淡々と日常が描かれる作品と思っていると度肝を抜かれる。
その実は、普通の大人たちが普通に抱える醜さを知った、まだ“ほとり”にいる若者たちの感情の機微を描いた秀作。
4:3のスタンダードの画
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BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント(2016年製作の映画)

3.6

スケール感、映像美、夢のある世界観を見ればやはりスピルバーグ作品であり、ディズニー映画らしい。
しかしその出来には素直に満足できないのが正直なところ。
とはいえ、イギリス王室での会食のシーンは笑えて楽
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

4.0

夫婦で結婚詐欺。
女を騙す夫を妻がプロデュース。
それが、タイトルの『夢売るふたり』の直接的な解釈だ。
しかしその夢売るふたりこそが、夢を見ていることの現実感。
夫婦の物語であり、強く生きる女性の物語
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蛇イチゴ(2003年製作の映画)

3.9

これが長編デビュー作とは信じ難いほどの完成度の高さ。
『蛇イチゴ』というタイトルの意味を考えながら辿り着くラストのシークエンス。
強さも弱さも全部ひっくるめて人間なんだと、人を真正面から見つめる西川美
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回路(2000年製作の映画)

3.6

死は永遠の孤独。
黒沢清は本当の恐怖を映像化できる監督だ。
独特の色づかい、真に迫る恐怖演出がこの作品に説得力を持たせている。

ゆれる(2006年製作の映画)

4.2

長編はかならずオリジナル脚本で撮る、稀代の映像作家、西川美和の本領を観る。
兄弟とは、その関係とは、複雑怪奇。
その上に人の死を絡ませる。
“ゆれる”というタイトルの意味。
考えずにはいられない。

アカルイミライ(2002年製作の映画)

3.7

正直言って非常に不可解な映画である。
決してエンタメ要素を持つ作品ではなく、わかりやすい作品でもない。
何がテーマなのか、それすらも漠然としている。
だがしかし、魅入ってしまう。
今となってはオダギリ
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カリスマ(1999年製作の映画)

3.8

心に深い傷を背負う主人公に、奇妙な木“カリスマ”を巡って見えてくる人間模様。
何度か共に仕事をしている役所広司の魅力もさることながら、黒沢清の代表作として観ていただきたい作品。

岸辺の旅(2015年製作の映画)

4.8

一見すると涙をじんわりと誘う感動作だが、随所に見られる意味深な演出やその独特の渇いた映像美、こだわりの照明の使い方に着目すれば、ホラーやサスペンスの怪作を手掛けてきた黒沢清の映画に間違いないことがわか>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.1

京都アニメーションに触れたのは初めて。
作画が良い。
音楽の使い方も必要なところに必要な分だけといった感じで印象深い。
聴覚障害を題材とするも、それに縛られることなく、生きることを考えさせられる良作だ
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後妻業の女(2016年製作の映画)

3.8

この映画、昭和の匂いがする。
タイトルロゴにしても暗転にしても何だか任侠映画に通ずるものがある。
内容が内容だけに狙ったところかもしれないが、非常に的を得ていて一見の価値ある作品に仕上がっている。
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キング・オブ・エジプト(2015年製作の映画)

3.4

人間と神とのまさかのタッグ・ムービー!
神というだけあって神同士の戦いはスケールが大きく見応えもあり、盗みが得意な主人公の身のこなしも軽やかで良い。
ただ、肝心の内容にも軽やかさが出てしまっているのは
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BORDER LINE(2002年製作の映画)

3.9

チュッパチャプスと空き缶、自転車に凧。
それらの小物が要所要所でうまく使われ、絡み合うそれぞれの物語の演出にうまく働いている。
人間なら誰もが持つ弱さ。
どうしようもないなと思いながらも否定できない。
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.2

あれは大変な女だったなぁ、なんてふと振り返って気安く口にすることなど、この女には許されない。
そんな真に怖い女に現実的な説得力を持たせたロザムンド・パイクは間違いなく名女優だ。
男の弱さ、情けなさを体
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青 chong(1999年製作の映画)

3.9

タイトルを出すタイミング、それに合わせた音楽の使い方、会話や台詞の絶妙な間、カット割り、シーンとシーンとのつなぎ方。
ときおり挟まれるユーモアも。
その全てにおいてすでに、李相日の才能の片鱗を観ること
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69 sixty nine(2004年製作の映画)

4.1

駆ける、青春ー。
爆発するエネルギー!
さぁ、思い切ってやりたいことをやってやろうじゃないか!!
がむしゃらって、ひたすらって、こんなにも楽しい!
妻夫木聡と安藤政信っていうだけでも観られるのに、いま
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イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.8

こういうリアルタイムでのストーリー運びを主とする作品は終着点が大事だ。
着地までの演出や見せ方にいくら趣向を凝らしてあっても、最後が全て。
その点でこの映画は十分及第点と言えるだろう。
少し耳障りな音
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