コーダイ2さんの映画レビュー・感想・評価

コーダイ2

コーダイ2

映画(564)
ドラマ(16)

AI崩壊(2020年製作の映画)

3.6

日常の延長線上のような現実感を感じさせる絶妙な近未来社会、大衆のパニック描写やAI描写、予算をかければここまで緊張感が持続する面白いハリウッド級の映画ができるんだ。

オリジナル脚本でAIやネットの脆
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犬鳴村(2020年製作の映画)

3.4

清水監督が描いてきた逃れられない呪いを実在する都市伝説に落とし込め、人間の血筋やルーツを問いただす。

エンドロールの犬鳴トンネルがグッと説得力を増す。「都市伝説・実在・呪い」などの部類が好きな自分に
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.0

眠ったような夢を見るのか、覚めた現実を見るのか……

2人の男の間で揺れ動く女性の繊細な感情を描く奇妙でリアルな愛の形。
強烈で印象的なカットの数々がこの白昼夢をより一層美しく魅せる。

あの一件があ
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着信アリ(2004年製作の映画)

3.4

三池監督復習。

低過ぎる評価に対して、割と満足できた良Jホラー。
電車飛び降り八つ裂き手足、エレベーターさよなら急降下、関節ぐにゃぐにゃ頭落ちなど豊富な殺人バリュエーションやトラウマ残すぐらいの着信
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.9

凄まじい熱量!!!

"空想世界の現実化"そんなロマン溢れる無茶ぶりに全力を注ぎ込む大人達のカッコよさに惚れた。

アニメ的演出や過剰な演技も音楽も、空想と現実の絶妙なバランスの映像化に成功と説得力を
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呪怨(1999年製作の映画)

3.5

‪大巨匠高橋洋監督が監修に入るだけで同じ清水崇監督なのにここまで怖くなる!?ってぐらい劇場版よりも怖くて禍々しくて面白い。

とにかく演出に長けており、ホラーのタメて見せる一番の怖さが生かされてる。や
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呪怨(2002年製作の映画)

3.1

幼い頃に観た以来。

異常なほど登場する幽霊がデフレ状態の伽椰子と俊雄のオンパレードだが、演出に毎度力が入ってる。

絶対的安心感あるテレビのニュースや布団の中まで侵されるなどのインパクトある描写も多
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his(2020年製作の映画)

4.5

愛の普遍性や愛し愛される尊さを子供やLGBTの視点を通して今泉節を効かせながら描き、全人類を優しく包み込んでしまう。

マイノリティを尊重する"普通"な風潮、父母子がいる"普通"の家族、我々の固められ
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.7

試写会にて。

縦割りな無能社会や一触即発の見えないが確かに存在する脅威…そんなリアルな恐怖に第一線で立ち向かった勇ましき人々の日常の延長線上で描くドラマチックな英雄譚。

回想シーンいる?とも思った
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イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)

3.3

深夜の1時くらいに見るのにちょうど良い面白さとグロさを兼ね合わせたSFホラー。

まんま『ゴーストシップ』in宇宙。


連投これにて終了です。TL荒らしてしまい大変申し訳ございません。ご迷惑お掛けし
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ソドムの市(2004年製作の映画)

3.0

鬼才高橋洋監督の"俺のやりたい"が詰まった初監督作品。

糸見え見えの特撮、意味不明な謎字幕、雑なプロジェクター投影、あからさまな人形スタント……
予算の都合なんだろうが、そんな雑さが混沌な物語にさら
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.8

原作小説のメタ構造がギリアム節の想像と妄想に満ちた魔法的世界でさらにメタメタメタ要素を効かせ、我々に夢とロマンを魅せる。

リアルタイムで頓挫し続けた30年の困難を知らない自分でもテリーギリアムという
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ラビリンス/魔王の迷宮(1986年製作の映画)

3.5

80年代らしいパペットやミニチュア、セットの味わい深さや、童心に返ったような夢物語の懐かしさに心打たれる。

ザ・ファンタジーな展開で退屈しても、度を振り切ったボウイのイケメンさと歌で再び夢の中へ戻さ
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バッド・バイオロジー 狂ったヤツラども(2008年製作の映画)

3.5

"私にはクリ〇リスが7つある"

こんな一言から始まる傑作映画アリですか?笑

最強の性欲のクリ〇リスを7つ持つ女と、ヤク中過ぎて60cmのちんちんに命を宿してしまった男が出会う時、我々のエデンの園と
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.2

洒落と風刺が利いたカットやオリジナル脚本、美術でライアンジョンソンの手腕が遺憾無く発揮される超王道ミステリー。

ミステリーなのに台詞ではなく画で語り尽くす…職人技の真価を示すラストカットは百点満点!
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さよならテレビ(2019年製作の映画)

4.1

こんな企画が通る時点で凄い。

権力の監視を盾に速報性独自性にこだわり、真実性慎重性を欠く今のテレビの甘さを内部から問いただす。

しかし主題はそこだけでなく、テレビと同時にドキュメンタリーの闇までも
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西遊記 はじまりのはじまり(2013年製作の映画)

3.7

チャウ・シンチー節爆裂のアクションと、最高のくだらなさの見事な融合!

我々が知る西遊記を再解釈し、前日譚を勝手に練り直す無茶苦茶ぶりを全発揮!

アクション、ホラー、コメディ、ロマンス、グロ、全部入
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サヨナラまでの30分(2020年製作の映画)

4.5

ベタな展開を吹き飛ばす、爽快感ある見事な演出と脚本と歌達で駆け抜けるエモい青さ。

記憶に縋る亡き者と思い出を作る生きる者達の全ての想いがカセットテープのように上書きされ昇華する"サヨナラ"と"はじま
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女優霊(1995年製作の映画)

3.6

人が怖いと感じるツボが全てわかっているような中田監督の秀逸なホラー演出、映画という呪縛的媒体を生かした恐ろしい物語を書き上げた高橋監督。

やはり当時のホラー界に革命を起こしたコンビだけあり、これぞJ
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mellow(2020年製作の映画)

4.0

"ありがとう、でもごめんなさい"

想いを伝える大事さを説教のように説くのではなく、恋愛という複雑な概念をシンプル化し、我々に寄り添い温かく自然と心に浸透させてくれる。

意外と困難なことをサラっとや
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.5

手紙。

一方通行で相手とすれ違いや誤解を生み、同じ時間を共有出来ない不憫な媒体。
だからこそ手紙のやり取りは、時を超えての魂の交信や懺悔、男女や家族がひとつになることを可能とする。

儚くも美しい、
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.0

不思議な偶然が生み出す大人達の淡い回記録。
地に足着く現実感とファンタジー性の絶妙なマッチが映画という虚構に説得力を与える。


「お元気ですか?」残された者達の後悔と希望の叫び、想いは去った者達と私
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プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

2.5

意味不明なセリフ、段ボール製のセット、俳優達のクソみたいな演技、糸見えてる特撮、どこかで見た事ある展開

………いやぁ好き。

現場の努力が生で伝わり、映画愛が溢れてるエド・ウッドらしさ100点満点。
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

現実で生まれる英雄を描いてきたイーストウッドがさらに踏み込み、英雄が直面する現実の恐ろしさを描く。

情報発信にこだわり続けるメディアの本性、権力でねじ伏せる政府の醜さを炙り出し、SNS時代を生きる我
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ゼロの未来(2013年製作の映画)

3.7

ゼロの原理を解き明かすという壮大な物語の裏に潜む1人の男のビックリするほどミニマムな成長物語。

現代社会へのブラックユーモア満載でテリー・ギリアム節全開なディストピア世界は最高だが、『未来世紀ブラジ
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.9

我々と同じ世界の等身大的ヒーローの完璧なる誕生譚。

日常を切り取るという映画本来の持つ力を存分に発揮し、役者を当事者として生い立ちを子供の頃から追うことで、"本物のヒーローが世界に生まれた"というよ
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SR サイタマノラッパー(2008年製作の映画)

3.7

田舎でラッパーをする若者の悲哀と苦悩だらけの夢物語。

ダサくて情けなくて辛いけど、やっぱ夢を追うことに意味があるんだよなぁ。
ラップをテーマに若者達の力強さを描いてしまうこのクオリティで自主映画とは
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.6

妄信的子供視点から描く、ナチスの洗脳、独裁的思考に流されてしまう時代がいかに恐ろしいか…ワイティティ監督なりのユーモアで対抗する反戦精神であり、愛で包み込む人間賛歌。

しかし戦争を笑い飛ばすだけで、
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血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.7

変態サイコパスにも殺される側にも感情移入してしまう異色な体験で異常者の心理に迫る当時では先駆的過ぎた作品。

大事なシーンをあえて見せない技法や説明不足過ぎるこの映画自体が、もはや恐怖を引き立たせる。
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死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

2.0

なんなんだこの映画は!
サイテーだ!
退屈だ!
クソだ!
…最高だ!!

千鳥がいたら"ちょっと待てぃ"ボタンを5秒に1回押すレベルのツッコミどころの嵐…だがそれが愛おしい。

美女達の揺れるパイオツ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

誰しもが誰かに"寄生"して生きている過程で誰かの"異物"と化してるかもしれない。

そんな普遍的な不安と恐怖を視覚的に構造的に魅せ、不気味な余韻を残す。

社会性、政治性を含めた格差問題ですら、笑えて
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ピープルvsジョージ・ルーカス(2010年製作の映画)

3.6

ルーカスを愛する者、崇拝する者、憎む者、人生を壊された者…帝国を築き上げ伝説となったルーカスはSWを壊したのか?

ファンが様々な愛の形をぶちまける。

EP4特別篇とEP1が世界を絶望させる映像は絶
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シライサン(2020年製作の映画)

3.0

やっちゃった!!笑

自主制作?って思わせるほどの大手松竹が送る2020年ホラー。

序盤15分くらいまではあの頃のJホラーを匂わせたと思ったら、後半はまさかのにらめっこ対決でコントが始まった!畳み掛
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

"会社vs会社"

単純なレース映画の構造なんかじゃない…権力に抗い車に全てを掛けるエンジニア達の熱きドラマ。

耳も心臓も張り裂ける圧巻のレースも十二分に見応えがあるが、この映画が見せたい景色は"V
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ロバマン(2019年製作の映画)

3.4

くだらない変な格好したおじさんが人殴るだけなんだけど…見れるなぁ。
某Kイジ新作なんかよりも全然面白い。

チープさや安っぽさやくだらなさをわざ
と活かし、政治や芸能人いじりを交えてしっかりと笑いに変
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カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

2.0

悪魔的に悲惨…。

悪化する手抜き感と捻りの無さの中繰り広げられる茶番劇。ほんとにこのシリーズは香川照之に助けられてたと痛感。

アガる劇伴、叫ぶ藤原竜也に吉田鋼太郎、飛び交う名言…そして無感情の自分
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