ずばりデヴォン期。凄く上手い例えだと思う。二度と来ないあの年頃の海とか、ドライブとか、スキヤキとか。私は京子タイプだなぁ。
現実みなくて済むから。という言葉が刺さります。ゲンジツを知る、大人への映画。
水も滴るいい男、若き日のレオ。とにかく濡らしたり、傷を負わせたりしてきゅんきゅんさせてくる。
現代版という括りで片づけるには勿体ない。音楽や美術感覚は流石なので古ぼけない。アロハシャツ、最高。
ダイヤモンドなんかいらない。
私達の常識や物の価値さえ何か大きな気持ちの悪いものに操られている。抗えなくても、知っているのと、知らないのではやはり違うと思う。
人間のコンプレックス妬み劣等感が増幅する、連鎖する恐ろしさを家族の中に落とし込んだ秀逸な作品。
ほぼ一人を写し続けているのに、監督のテンポ、センスの良さを感じれてイイ。どんなに慣れた状況だって、ハマってしまう事もあるということ。