三角形テレビジョンさんの映画レビュー・感想・評価

三角形テレビジョン

三角形テレビジョン

The Psychopath(原題)(1966年製作の映画)

-

ヒッチコック『サイコ』の原作者でもあるロバート・ブロック脚本で監督は私が大好きな映画『回転』の撮影監督でもあったフレディ・フランシスなので期待に胸膨らませて観たけど期待ほどではなかった。
プロットなん
>>続きを読む

戦慄の調べ(1945年製作の映画)

5.0

炎がメラメラ燃え上がる美しきフィルムノワール。
殺される側かと思わせる主観カメラから一転して殺す側の主観だったと分かる冒頭の殺人からテンションが高い。
最初の殺人から死体は燃やされるし、随所で妖しく揺
>>続きを読む

絞殺魔甦る(1958年製作の映画)

-

真に墓穴を掘る話。ひたすら悲惨な結末に向かって絞殺魔らしく自分で自分の首を締め続けるお話でスリリング。兎にも角にもボリス・カーロフが凄すぎて唖然。ある物が切っ掛けで殺人スイッチが入っちゃう仕組みなんだ>>続きを読む

ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

-

海外のお化け屋敷事情が分からないから何とも言えないし全体が殺人鬼の話だから違和感があるのかも知れないがお化けじゃないからお化け屋敷じゃないんじゃないか? 面白くはないけど楽しくはあるみたいな感じの映画>>続きを読む

LOVE GOD(1997年製作の映画)

-

良くも悪くもトロマっぽいと思ったのにトロマと全然関係なかった。これこそが純愛なんじゃねーの、知らんけど。

徳川いれずみ師 責め地獄(1969年製作の映画)

-

それが悪いと言う訳ではなく志の低い野蛮な茶番。ブラックライトのサイケデリック刺青。

残酷異常虐待物語 元禄女系図(1969年製作の映画)

-

オープニングが良かった。外連味だけがあり情緒がない。ポップシュルレアリスムとしての天井桟敷。シュルレアリスムとしての月岡芳年。

皆殺しの天使 ビデオの中に悪魔がいる(1997年製作の映画)

-

酷くダサくて恐ろしく詰まらないけどびっくりするほどカッコつけたダサい90年代が的確にちゃんとダサい映像として切り取られてて嫌いじゃない。共感して欲しいことなど微塵もないが共有したいダサさ。なので、みん>>続きを読む

東京残酷警察(2008年製作の映画)

-

コミック的で過剰な戯画化はいいんだけど全乗せでやりたいことやり過ぎてモタってる印象があり思いのほか爽快感が薄い(たぶん編集の問題)。造形的なセンスの良さは断然買い。

悪魔の手毬唄(1961年製作の映画)

-

横溝正史でもなく金田一耕助でもない高倉健の映画。

吸血蛾(1956年製作の映画)

-

現代アレンジにイケメン金田一のせいで明智小五郎でしたっけ? と思う瞬間が度々やって来るけど流石は中川信夫という感じで怪奇ミステリ映画としてならとても好きな部類。

狼よ落日を斬れ 風雲篇・激情篇・怒濤篇(1974年製作の映画)

-

年末大型幕末時代劇の様相。ストロングスタイルな人間模様に時折りストレンジな演出がギラリと不穏に光る。

『斬る』を観た時に真っ二つにされた人間の切断面が真っ白で笑っちゃったんだけど今回はちゃんと人間の
>>続きを読む

斬る(1962年製作の映画)

-

OPの緊張感とか決闘の場のロケーションとか流麗なカメラワークとか打ち首からそれを想起させるイメージを引き継ぐ形で灯る松明の炎とか前衛的な音楽とか、いちいち全部が格好良いし美しいし、めちゃくちゃ痺れるん>>続きを読む

散り椿(2018年製作の映画)

-

(恐らく身に時代劇が馴染んでいないだろう世代の)現代的な役者を随所に配置しながら現代劇的な訳をしていないので何処か時代劇に浸透し切れてない印象が残る。
現代だから時代劇も現代の感性に合うように味付けを
>>続きを読む

狐の呉れた赤ん坊(1945年製作の映画)

-

人情喜劇としての軽快さや渡世の粋とかは感じるけど何を言ってるのか聞き取れなかった。

ユーロクライム! 70年代イタリア犯罪アクション映画の世界(2012年製作の映画)

-

早撮りの為に実弾を使うとか特定のキャラの残忍さを見せる為に子供を殺させるのが手っ取り早いとかウンベルト・レンツィが兎も角も怒りよく叫ぶ監督だったとかどうかしてる面白エピソードトーク満載のポリチエスキ周>>続きを読む

血を吸う薔薇(1974年製作の映画)

-

愛と執着と悲哀と。3作品通して観ると楳図かずおからロジェ・ヴァディムへのグラデーションといった感じなのに次第にゴシック感覚は薄れてる気がするという不思議な印象。終盤はアクション的な立ち回りだし最後は能>>続きを読む

呪いの館 血を吸う眼(1971年製作の映画)

-

え? 犬? え??? 何故??? WHY??? 犬種????
五歳の少女に惚れて成人するまで待つ律儀なんだかロリコンなんだか分からない妖艶な吸血鬼を岸田森が怪演。岸田森に因り牽引され貫かれる美学という
>>続きを読む

幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形(1970年製作の映画)

-

楳図かずおホラーが少女漫画的なリリシズムを溶かし込むことにより恐怖漫画にも関わらず女性支持が高いのと同じ感覚で女性から支持されそうな雰囲気やゴシック感覚が漂っていて良い。日本の土着的なイヤらしさもある>>続きを読む

テッド・バンディ(2019年製作の映画)

-

私が多分この世で最も嫌いな言葉ナンバー3には入る「本当に怖いのは人間」とか言う言葉を平気で軽く言いたがる人が好きそうって印象なので残念。傑作ドキュメンタリー『パラダイス・ロスト』を撮ったジョー・バリン>>続きを読む

BUG/バグ(2007年製作の映画)

5.0

えー、死ぬほど怖かったんですけど…。フリードキンらしい脳筋にゴリゴリの加算方式で積み上げてく力技な演出の凄み。殆ど何にも考えてないだろ。隣接して近接し過ぎてるからナンセンス・コメディとホラーの見分けが>>続きを読む

いいね!(2016年製作の映画)

-

アイデアとしては面白みのある思い付きのみのワンアイデアのシチュエーションだけど意外と演出をしっかり怖さに振ってあって良かった。三分半くらいだし丁度良い。

夜歩く男(1948年製作の映画)

-

ニュース映像的なニュアンスのドキュメンタリータッチから再現VTRを経由してサスペンス調のアクション活劇へと大胆な跳躍をみせるアメリカン・リアリズムな犯罪映画。基本的に地味で地道な捜査の進捗報告ながら終>>続きを読む

生首情痴事件(1967年製作の映画)

5.0

最高に気が狂ってて最高!
凄まじい。
フィルムの状態は悪いし画面は暗いしで見えにくくて何が起こっているのか判りづらい部分もあるけど、それを差し引いても物凄く面白かった。
愛人と共謀して妻を亡き者にし財
>>続きを読む

スケア・キャンペーン(2016年製作の映画)

-

少し入り組んでるけど基本的にはスラッシャー。この展開でここまで追い詰められたら絶対に殺し返していいでしょって思うけど最後まで意外と常識人だった。Slipknotみたいなの出て来てめっちゃテンション上が>>続きを読む

憲兵と幽霊(1958年製作の映画)

-

外連味とニヒリズム。妖艶なダンディさを振り撒く鬼畜こと天知茂の格好良さと見下げ果てたクズ野郎っぷり。もっと虚仮威し的なものを想像してたけど怪談映画にフィルムノワールを混入させたというかフィルムノワール>>続きを読む

デビッド・クローネンバーグのシーバース(1975年製作の映画)

-

デヴィッド・クローネンバーグの良いところは哲学的なテーゼがありそうでなくメタファーもほぼ直喩だし意外と親切に作られていて殆どが内臓感覚で腑に落ちるところ。通奏低音的に底冷えするような社会憎悪が無尽蔵で>>続きを読む

スペル(2009年製作の映画)

-

終わり方に至るまで徹底的に分かった上でやってるので愉しい時間。怖いぞと思って怖いより笑えるぞって思って笑える方が演出的に優れてると思う。テンションの高い映画は春みたいに浮かれた気分にさせてくれるからい>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

-

あるべくしてあったのではなく、なるようにしてなっていったのだし、その環境や要因も説明してくれるので、サイコパスというよりソシオパスに近いと思う。人は勝手に映画における殺人にロマンや美学を求めたがるけど>>続きを読む

クライモリ/間違ったターン(2003年製作の映画)

-

景気良く人が死んだり家が燃えたり爆発したりするとテンション上がるよね! 愉快愉快。

水のないプール(1982年製作の映画)

-

でもやるんだよ! な、DIY精神のしみったれて所帯染みたパンキッシュ穴空きアナーキー。水みたいな孤独が揺らいだり煌めいたり曇ったり温もったり。縁側で人形の股間さわってるオジさんなんか悲しくて見てらんな>>続きを読む

ウェス・クレイヴンズ ウィッシュマスター(1997年製作の映画)

-

“ウェス・クレイヴンズ”と冠するほどウェス・クレイヴン感の薄いホラー風味の性悪アラジン。ホラー…? ちょいホラー寄りのファンタジーダークコメディ路線かな。取り立てて褒めるところもないけど90分に収まっ>>続きを読む

ザ・クレイジーズ 細菌兵器の恐怖(1973年製作の映画)

-

何て言えばいいんだろ、何て言うか夢みたいな映画だった。夢を見てる感じじゃなくてもっとこう夢(しかも白日夢)を思い出してる時の夢の感じに近いというか夢が現実に流れ込んで夢なのに明るく現実なのに朧げみたい>>続きを読む

ドリラー・キラー 劇場公開版(1979年製作の映画)

-

アベル・フェラーラらしい煮え滾る孤独と冷ややかな怒りが暴発する超かっけ〜パンクアートムービー。アート系じゃなくアートムービーね。私は音を視ていた。ノイズとして美しい怒りの音を。弱いものが更に弱いものを>>続きを読む

>|