diesixxさんの映画レビュー・感想・評価

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長距離ランナーの孤独(1962年製作の映画)

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原作小説を中学校の「課題図書」で読まされたのを思い出したけど、そのこと自体が作中で嫌というほど描かれる管理と抑圧を体現してたから今振り返ると笑える。
ドキュメンタリータッチだが、ところどころに早回しな
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マイ・ルーム(1996年製作の映画)

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レンタルビデオショップで「ヒューマン」の棚に置かれてそうな、おそらくJAIHOの配信がなければ一生見ていなかったであろう映画。難病と家族再生ものだけど、そこはかとないユーモアが不思議な映画。
監督も脚
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アビエイター(2004年製作の映画)

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『ギャング・オブ・ニューヨーク』に続いてスコセッシ作品参加のディカプリオ。アイドル的なセルフイメージから演技派へと転換していくターニングポイント(とはいえ、今思えば『タイタニック』での演技も大したもの>>続きを読む

七福星(1985年製作の映画)

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サモハンのラッキースターシリーズ3作目。お馴染みのメンツでベタベタのコメディーとキレキレのアクション。
悪役の殺し屋3人組の一人は倉田保昭。終盤にジャッキー・チェンと激闘を繰り広げ、なんと打ち負かして
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ヨンジャの全盛時代(1975年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

出稼ぎ、徴兵、ハウスメイド、交通戦争、パン助、アカすり、工場勤め…70年代韓国の社会情勢や大衆風俗を背景に、懸命に生きる若い男女のラブストーリーが展開するトラジコメディー。
町工員として働くチャンスは
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悪人伝(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

サツとヤクザが悪魔を追う、というワンアイデアとマ・ドンソクの存在感で文字通りねじ伏せるようなストロングスタイルの娯楽作。裏社会犯罪モノとバディーモノポリスアクションに、サイコサスペンスもブレンドした結>>続きを読む

鬼婆(1964年製作の映画)

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クライテリオン版。
食うか食われるかの戦国時代。ススキ原に潜み落武者を追い剥ぎして、命をつなぐ義母と嫁。息子と戦場に出たはずの男が一人で生き延びて戻ったことで、関係性のバランスが崩れたところに、鬼面の
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蜂蜜(2010年製作の映画)

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トルコ映画界の重要作家カプランオールが、自身の半生を材に取った「ユスフ3部作」の最終作。ドワネルものの一種とは思うが、1作目の『卵』(2007)が壮年期、2作目の『ミルク』(2008)が青年期を描き、>>続きを読む

ざ・鬼太鼓座(1981年製作の映画)

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佐渡島の和太鼓集団に取材した音楽ドキュメンタリー。せりふやナレーションはほとんどなく、ライブフィルムとプロモーションビデオと舞台劇が混ざったような不思議な映画…だが、演者の肉体を捉えるアングルや編集の>>続きを読む

中国超人インフラマン(1975年製作の映画)

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撮影に西本正、特撮美術に三上陸男を迎えて『仮面ライダー』を剽窃した香港製ヒーロー映画…なのだが、そこはショウブラザース。インフラマンのアクションは本格的な武侠指導で見応えあり。主役のヒーローのみならず>>続きを読む

ダ・カーポ(2020年製作の映画)

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創作と表現に行き詰まった主人公が、かつてのバンド仲間や中学生バンドに感化されて、自分と向き合う青春ドラマ。
ボンクラ中学生バンドが非常に魅力的なため、主人公よりも際立ってしまい、クライマックスが物足り
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鳩の翼(1997年製作の映画)

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打算から始めた三角関係が、取り返しのつかない喪失と傷を残してしまう悲劇的恋愛ドラマ。ヴェネツィアの風景が幻想的で美しいのと、エロスとタナトスを両立させたヘレナボナムカーターの裸体の存在感

茶の味(2003年製作の映画)

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このいかにも「奇抜でしょー?」って感じの石井克人節を、「奇才」と取るか「衒い」と取るか。和製タランティーノ気取りの会話劇のための会話劇が辛かった時期もありました。
囲碁部に入るギャルというボンクラ幻想
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MIRCHI/ミルチ(2013年製作の映画)

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プラバース、アヌシュカ・シェッティ、サティヤラージ、スッバラージュ、『バーフバリ』2部作の主要キャストが集結している2013年作。長年の抗争が続く一族同士の争いに終止符を打つべく、最強の男プラバースが>>続きを読む

サーホー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『バーフバリ』のプラバース主演作。
裏社会を牛耳る大物の死をきっかけに、裏組織内の権力争いに警察組織の囮捜査が絡む犯罪アクション。覇権争いする組織内のグループと警察のそれぞれに潜入捜査官やスパイや裏切
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裁かれるは善人のみ(2014年製作の映画)

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強権的な市長に自宅を強制収用され、裁判で争っている主人公に、さまざまな不幸が襲いかかる暗すぎる映画。
全編を陰々滅々としたムードが貫く。友人同士でバーベキューに繰り出すシーケンスの不穏さはどうだ。表向
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心を繋ぐ6ペンス(1967年製作の映画)

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主演のトニー・スティールは舞台版の主演もしたいたほう。歌はもちろんダンスもめちゃ上手い。

オアシス(2002年製作の映画)

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犯罪歴を重ねる青年(おそらく彼にも何かしらの発達の遅れがある?)と脳性麻痺の女性のラブストーリー。
のっけの性暴力シーンがあまりに恐ろしく、おぞましいため、ドン引きしたが、そこはイ・チャンドン。これが
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蜜の味(1961年製作の映画)

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リタ・トゥシンハムの顔は一度見たら忘れられない。
英国の貧困層の日常に、アフリカ系の船乗りやゲイの同居人などマイノリティへの視線を随所に感じる。陽気な音楽とシニカルなせりふ、そしてトゥシンハイムの魅力
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3/スリー(2010年製作の映画)

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中年カップルが、同じ男性と浮気したことで関係が動き出すちょっと変わった倦怠期夫婦モノ。二人の関係を電線で見せる冒頭のアイデアはすごく面白い。
やけに生々しい睾丸手術シーンにはギョッとした。
コメディー
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ヘヴン(2002年製作の映画)

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ケイト・ブランシェット演じる教師が、夫や教え子を死に追いやった麻薬王の爆殺に失敗し、何の罪もない4人を誤って殺してしまった結果、テロリストと間違われて逮捕されるが、悔恨と罪悪感に涙する姿に心を打たれた>>続きを読む

象は静かに座っている(2018年製作の映画)

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フー・ボー監督の長編第1作にして遺作。
触れると壊れてしまうほどナイーブで、そのくせ世界を全身で拒み、呪うような攻撃性に満ちたみずみずしさと諦観が同居する驚異の4時間。フィルムに横溢する濃密な死を文字
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Zero Motivation(英題)(2014年製作の映画)

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イスラエルの砂漠に配属された女性兵士たちの日常を描くオフビート社畜コメディー。
戦時の緊張感とは程遠いお茶汲みやコピーなど平成日本のOLばりのゼロモチベーションな仕事ばかりを押し付けられる管理部門のメ
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ドリーム・ガール(2019年製作の映画)

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アユシュマン・クラナの美声ありきのストーリーだと思うが、この設定に説得力を持たせるのはすごい。
カラムが演じる幻の女性「プージャ」に、父親までも虜になるスラップスティックコメディ。プージャをめぐるドタ
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完全な候補者(2019年製作の映画)

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アル=マンスールの素晴らしいデビュー作『少女は自転車に乗って』を見ると、主人公が車を運転しているファーストカットですでに胸が熱くなる。
外は泥まみれで、中はビニールシートをかけたままの車は何を表現して
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