Deちさんの映画レビュー・感想・評価

Deち

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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.2

仙台から上京した主人公が全く無名のところから世界一のジャズプレイヤーを目指すお話。
うーむ…音楽は確かに良いけど、心を揺さぶられる程ではなかった。音響が良かったら全然印象は変わってたと思う。明確に劇場
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羅生門(1950年製作の映画)

3.5

平安時代に起きたとある殺人事件を巡って複数の人がそれぞれ全く違った証言をする。んんん?どうなってるんだ?というお話。
あらすじだけ見るとサスペンスっぽいけど
これはまた違ったジャンルかな。人間の自分本
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.4

映像の素晴らしさは100点満点。もはや新海作品に対抗できるアニメ映画はあるのか?と思えるくらいに綺麗。
が、「君の名は」、「天気の子」よりは明確に好きじゃなかった。
テーマ(話が進むにつれて分かってく
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

3.8

ダイナゼノンにはあまりハマらなかったものの、なんだかんだでキャラ勢揃いするとめちゃくちゃアツいなぁっていう。
マルチバース設定って上手く活かすとやっぱり最高すね。スパイダーマンノーウェイホームを思い出
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.1

不登校の中学生達がある日、鏡の中の世界の城で出会い…みたいな。
うーん…どうなんでしょう、尺足りてなくないですか?鏡の中で出会う子たちの掘り下げがほとんどできてないせいで、終盤にかけてのカタルシスがか
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

2.9

タイトルの通り、赤ちゃんポストに預けられたベイビーを横流しするブローカーのお話。
うーん…是枝作品は当たり外れの差が激しいなと思わされた映画。死ぬほど冗長に感じられて観ているのが苦痛だった。
重いテー
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

BGMから何からマリオ愛に溢れた映画化作品。
ストーリーは良くも悪くも普通。大人も子供も普通に無難に楽しめると思う仕上がりではある。

いや、子供も楽しめるとは書いたが、私の甥っ子(公開当時3歳)は映
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

是枝×坂元の超豪華タッグに音楽が坂本龍一とか反則でしょって作品。
しかし評価が難しい。
1つの事象を多面的に見ると全然意味合いが変わってくるっていう構成は昔からあると思われるが、やはり面白い。まずタイ
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.5

子供の頃にロードショーでやってるのをチラリと見て、「なんかカッコいいけどストーリーが全然分からない!」と思った記憶が残っている作品。
有名作をぼんやりとした記憶のままにしておくのは勿体無いので大人にな
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.0

12人の陪審員が殺人事件の裁判の有罪無罪を話し合う映画。
↑に書いたのが全てなのに面白いのはすごい。
マジで狭い部屋でおっさんが言い争いしてるだけなのに観ていて全く飽きないし冗長さがない。センスの塊。
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正欲(2023年製作の映画)

4.0

「多様性」、「性欲」に焦点を当てた作品。
正しい欲とは?そもそもそんなものあるのか?っていう投げかけをしてくる。
単純に多様性は大切と訴えかける為のストーリーじゃないのが好印象。
現代社会において「多
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砂の器(1974年製作の映画)

3.7

何度もリメイクされている超有名作品。
蒲田で起きた殺人事件を追っていくサスペンス。
しかしこの作品の良さはサスペンス部分ではなく後半の放浪パート。
この映画の為に書き下ろされた楽曲「宿命」をバックにし
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

3.8

誰もが知る名曲「We Are The World」の制作にまつわるドキュメンタリー。
ポップス界のアベンジャーズ集結。
めちゃくちゃ強いけどみんなクセがあってピリピリしてるところもアベンジャーズみたい
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ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)

3.4

2よりはマシだがやはりあまりハマれなかった。
サイドストーリー気味だった2よりは一本通った筋はあるものの、やはり凡と言わざるを得ない。
王道でもいいからその中にもっとノスタルジックになる要素を散りばめ
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ALWAYS続・三丁目の夕日(2007年製作の映画)

3.2

個人的には前作よりかなり落ちるな…
なんだろう、「人を描くことによって昭和時代を映していた」のが前作で、「昭和の時代の人を描いているだけ」なのが今作って感じ。
前作にしても、ストーリー自体に大きな魅力
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ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

3.7

ベッタベタな昭和人情モノ。
あまり興味が湧かなくて今まで観てこなかったけど意外と悪くない。
あからさまに美化されてはいるだろうけど、その時代を生きていない僕でもノスタルジックな気持ちにはなれた。
この
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.0

シンプルイズベストという言葉の素晴らしさを知ることのできる作品。
王道を行き過ぎたドラマ版にあまりハマらなかった僕が言うのもなんだけど、シリーズ16年ぶりの新作なんて王道でいいでしょう。なぜシンプルに
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Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

3.7

北野武流の恋愛映画。
これでもかというほどの赤と日本の四季が美しい作品。
他の北野映画とはまた違ったこだわりが至る所に散りばめらているが、らしさもしっかり残っている。
3組の男女の全くバラバラな内容の
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.9

ドラマ版のスケール大きい版といった感じのロマンス編、プリンセス編とは路線を変えてわざとらしいほど映画っぽく撮ってある。僕的にはこちらの方が好み。
内容はいつも通りの安定感。
江口洋介と石黒賢のおじさん
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ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ(2009年製作の映画)

3.6

ファイナルゲームのわりに相変わらず地味だとか、めちゃくちゃ恐ろしいと散々言われてたわりに別にそうでもないやんというツッコミを置いておけばそれなりに面白い。
いや、でもやっぱり映画でやるほどか?と思わざ
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(2023年製作の映画)

4.1

戦国版アウトレイジであり、おっさんずラブであり、コントでもある作品。
過去の作品のような渇いた雰囲気ではなくかなりウェット。全盛期の作品に比べるとキレはないが、アウトレイジ3ほどは枯れてはいない印象。
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.8

前作よりは冗長さを感じなかったけど、その代わりにスッキリ度はそこそこかな。
ドラマ版からずっと観てるせいでどんせどんでん返しがあるんでしょという気持ちをどうしても持ってしまうのが爽快感が薄れていくのに
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.8

安定感のある面白さとドラマスペシャルと通ずるもっとコンパクトでいい感。
キャストでなんとも切なくなる映画。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

ガリレオシリーズの映画化3本目。
う〜む、かなり大味だった印象。でもストーリーやキャラ付けにいちいち細かいツッコミを入れるのは野暮な感じですね。
湯川先生がもはや物理とかほとんど関係なくただの名探偵と
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

2.9

つまらないすね〜
ど鉄板の織田信長を題材にして、豪華なキャスト使ってこの出来はちょっと酷い。
信長と濃姫の関係に焦点当てるっていう他とかちょい違う方向性を目指しているが何もかも中途半端。
コメディとシ
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.7

キャッチコピーの通り、なかなか共感はしづらい恋愛映画。
登場人物がみんなろくでもない(描写的にそう見えてしまうわけでなく敢えてそうしてる)恋愛モノって実は珍しいかもしれない。
作品としては決して悪くは
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

-

映画として評価をして良いのか分からないので星は無しで。

全ての野球ファン、いやいや野球ファンじゃない人にも観て欲しい作品。結果知ってるからおもんないやろって思ってる人もWBC熱が再燃するはず。最高の
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.2

いや〜良いですね。
エンドゲーム以降はノーウェイホーム以外に最高!ってなる作品がなかったMCU、久々の大当たりです。2時間半があっという間。
監督が優秀なのかガーディアンズオブギャラクシーシリーズは本
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

3.9

Vol.3の為の予習として。
めちゃくちゃ季節外れな時期に観てしまったが、それでも全然楽しめるくらい素晴らしいクリスマス映画でした。
冒頭に流れる曲好き。
やっぱりケヴィンベーコンって神だわ。

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.1

記念すべき600本目の映画。
母親に会いに行きたい小学生と付き添いの近所の怖いおじさんのロードムービー。
北野映画としては珍しい湿度のある映画。乾いていない。かと言って湿っぽさを出しすぎない、ちょうど
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.8

こういうので良いんだよっていう感じのおバカお下品コメディ。
男子グループ特有の悪ノリのテッペンみたいで良いすね。
普通にマイクタイソン出てきて笑った。
エンドロールまで手を抜かないのも素晴らしい。

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.0

多くのクリエイターに多大なる影響を与えたと言われている作品。

なんでしょう、僕の感性が死んでるのかな?それとも既にこの作品の影響を受けた漫画やアニメを見過ぎたのか?
特別目新しさやこれはすごい!と思
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

4.0

生放送のラジオドラマの収録を巡るドタバタ劇。
コメディに寄った作品なのでまるで長尺のコントを見ているようだった。
めちゃくちゃスケールは小さいはずなのに何故か壮大な話に思えてしまうのが素晴らしい。ほと
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.9

ミッションインポッシブル6。
惰性で長々と続けて、新しいものが出るたびにファンが離れてくような作品が多い中、どんどん洗練されていくこのシリーズは本当に素晴らしい。
今作はこれまでの中で1番ストーリー重
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.8

ミッションインポッシブル5。
初っ端からやばいスタントやってるトムさん。危険なシーンでドバドバ出るアドレナリンの中毒になられてます。
かなりアクション要素強めだった前作に比べて本作はかなりバランスが取
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.0

ミッションインポッシブル4。
一気に現代的な映画になってめちゃくちゃ面白くなった。
冷静に考えると台本はなかなかやりたい放題してるけど面白さで気にならない。
ステージ制ゲームのように舞台を転々としなが
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