Nakamaさんの映画レビュー・感想・評価

Nakama

Nakama

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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

猛毒をもって毒を制された。
観賞中は発狂しそうなくらい不快な感情で覆い尽くされるけど、観終わったあとは体内の毒をすべて抜かれたような不思議な爽快感に包まれた。

‪美術設計が緻密で祝祭の異質さを美しく
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.8

黄昏時の心地よさ、伝令を命じられた緊張感、眼前に横たわる死の恐怖、銃弾、束の間の癒し、闘い、川の激流、疲労、希望、使命。
すべてが切れ目なく押し寄せてくる。
何が起こるかわからない緊迫感。
彼らのすぐ
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.9

ただの英雄物語として終わらしてはいけない。戦争の現場の凄惨さをリアルに再現している。
沖縄の平和記念公園で見た戦場の惨たらしい白黒写真の数々。真っ二つにちぎれた身体。首から下は皮しか残っていない頭部。
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.9

大人とはなんと醜い生き物だろうか。
食糧危機や動物愛護を唱いながら、ビジネスのため、自らのエゴを満たすため、動物や子どもを都合のいいように利用する。

そんな大人たちを吹き飛ばすほどの、ミジャとオクジ
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

4.0

格差社会の闇を抽出したディストピア世界。
列車の先端に近づくにつれ現れる上流層の人間たちが特に悪いことはしてないのに醜い悪人に見えてくるから面白い。

先生が白目を剥くほどハイテンションで子どもたちを
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

ずる賢くはあるものの、一見善良そうなこの家族、いったい何をしでかしてくれるのか。期待に胸を膨らませながら彼らを見守っていると、展開は予想だにしない方向へと進む。

想像していたサイコスリラーとは全く異
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

4.0

アクションのクオリティもさることながら、二人の会話劇が最高に笑える。
何も考えずに爽快感を味わえるアクションコメディ。
「頸動脈を刺す彼女に運命を感じたんだ」
の回想シーンがぶっ飛んでて好き。

バンブルビー(2018年製作の映画)

4.8

チャーリーのビーへの愛や、ビーの愛くるしい姿から戦いになるとめちゃくちゃ強くなるギャップに惹きこまれた。
チャーリーとビーが共に傷を修復し合って成長していく姿に感動した。
シリーズの中でも一番好きな作
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.0

神木隆之介の「かわいい…」のセリフに全力で共感しました。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.4

お互いへの不満を爆発させ衝突する場面。
彼らが互いにつけた傷の深さと同様に深く愛し合っていたことがわかった。

なぜ親たちは夫婦喧嘩をするのか、そんなに激しく衝突するのならさっさと別れればいいのに。互
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6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

4.0

映像と音響の絶妙に爽快な破壊アクション。
自分を殺して幽霊になることで何でもできる無限の自由を獲得する爽快さもあって、観ててずっと気持ち良かった。

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

5.0

太陽のように輝きながら風のように飛び回るマリアが、音楽の力と彼女自身の底抜けの明るさで周りの人々の心を開いていく。
観ているこちら側も彼女の放つ音と光と風で心の奥底の何かを溶かされてしまい、涙が止まら
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ディストピア パンドラの少女(2016年製作の映画)

4.3

生物の生存本能、繁殖本能を少女の形に具現化したもの。
人間らしさを持ちつつも残酷なまでに純粋な生への渇望。
ゾンビ映画ではあるが、生き物すべての生について考えさせられる作品だった。

ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.0

ほんと悪い子。バッドガイ。以上。
予告編にすべてが詰み込まれていた。
普通のホラーとして普通に面白かった。

レオン 完全版(1994年製作の映画)

5.0

本当に素晴らしい映画を観た後はどんな言葉もちんけに思えて語彙力が崩壊する。
やばい、めっちゃよい、やばい。
映画館で観たのは初めてで、やはり劇場の方が世界に入り込めた。
レオンとマチルダはこれからも時
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.8

違法なものを持ち込む人間を確実に嗅ぎ分ける能力をもつ税関職員のティーナ。
平和に暮らしながらも醜い容貌のせいで世界から孤独を感じていた。
不思議な匂いをもつある男との出会いで彼女の世界は激変する。
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楽園(2019年製作の映画)

4.0

痛い、苦しい、切ない。終始心臓を強く握りしめられた。

なぜその事件は起こってしまったのか。
あなたは本当に犯人なのか。

綾野剛、佐藤浩市の追い込まれ悶え苦しむ演技は真に迫るものがあり、感情を無残に
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.2

邦画の洋画には出せない情け容赦ないグロさ大好きです。
ラストに向けて期待をどんどん超えていく展開にはぞくぞくしました。
園子温監督作品、性癖にはまりました。

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.6

演劇のような仰々しい台詞の言い回しや演技に最初は慣れず、観るのをやめようかと思った。が、徐々にその裸体の感情の暴力性に惹き込まれていった。
客観的に見てると「まっさか〜」と思うようなことでも、一度この
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

基本的には心優しい男、トラヴィス。
しかし彼の優しさや女性への欲望は空回りする。
行き場をなくし、発散されずに澱んだエネルギーは彼を過激な欲望へと駆り立てる。

孤独を経験したことのある人間ならば、少
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.0

ドアの軋み、衣擦れ、雪を踏む音。日常の音が明瞭に聴こえ、北欧の静かで澄み渡った空気を感じる。
少年の住むアパートの隣に親子が引っ越してきた。中年の男とちょっと不思議できれいな少女。彼らは何者か。
徐々
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.2

冒頭から原作の感動を想起させられた。ピアノの鍵盤がそのまま涙腺につながっているんじゃないかと思うほど後半は涙が止まらなかった。
栄伝亜夜の感受性の高さや不安定さを松岡茉優が完璧に表現してくれた。
原作
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ELI/イーライ(2019年製作の映画)

4.0

自己免疫疾患の少年が両親に連れられいかにも怪しい屋敷で治療を受ける。
シャイニングを想起させるような幽霊たちの登場。少年にはなにかしらの能力があるのだろうか。
窓越しに話す少女は幽霊か人間か。
徐々に
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パーフェクション(2018年製作の映画)

3.8

愛情、嫉妬、救出、復讐。
すべてが嘘であり本物である。
完璧な美を巡る人間たちの血みどろの闘い。

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.5

壮大なスケールという言葉が足元にも及ばないほど、なんか、いろいろ、でかすぎた!!!!

荒唐無稽かつ堂々としたアクションシーンには圧倒されてもう笑うことしかできなかった。ここまでくると清々しさを感じる
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

車が、ビルが、街が、衝突し、崩壊し、爆発する。何かが破壊される映像は本能的な破壊欲をくすぐられて美しいと感じてしまう。
この映画にはそんな物理的でダイナミックな破壊シーンはあまりない。
しかし、破壊の
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.9

睡魔との2時間半におよぶ死闘。
あらかじめ敵の存在は知らされていたため、最も目が覚めた時間帯に視聴を始めたが、序盤からセリフのほとんどない映像美とクラシック音楽でいとも簡単にねじ伏せられる。気づけば目
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

シンプルな復讐劇。
映像、サウンド、アクション、キアヌ・リーヴスの格好良さが全て詰め込まれている。
ただただ、格好良い。それだけで充分。

ミスト(2007年製作の映画)

5.0

エログロバイオレンス以外の要素でここまで人間の情念を滅多刺しにし、闇のどん底へと突き落とす物語があっただろうか。

本物の恐怖、絶望はゴーストやエイリアンや化け物たちではない。
"本当に怖いのは人間"
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

感情を持ったレプリカントは人なのか、ロボットか。
AIが急速に進化している昨今、レプリカントのような切ない運命を持つ生命体が生まれてもおかしくない。
彼らを生命体と呼んでいいかも怪しいが、僕は生命体と
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