hide51さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

 噂どおり泣ける作品で、ジェームズ・ガン、あんた最高だぁ!!と思わせてくれる快作でした。

 どうすれば、こんな展開を思いつくのか不思議なくらい、自分にはツボの脚本。相変わらずキャラ、メカなど、監督の
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.8

 隣町の片隅に、ひっそりとボクシングジムがあり、登場人物達が生活しているのでは、と感じさせる雰囲気が素晴らしい。

 ボクシング映画に名作は多く、本作も同様。聴覚障害がありながら、ボクシングに打ち込ん
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.2

 一筋縄ではいかない、迷宮に入り込む様な恋愛映画。パク・チャヌク監督が独特のグロさを抑え、静かで美しい表現が印象的。

 ミステリアスで美しく、哀しげなヒロインのキャラ設定が作品の質を高めており、男女
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最後まで行く(2014年製作の映画)

4.2

 リメイク作の公開に併せて再鑑賞。

 突っ込みどころも満載だけど、笑えるくらいに、どんでん返しの連続。

 ターミネーターみたいな悪役の存在感が凄く、息をつく隙もない展開が楽しい。

 本作の様に複
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高津川(2019年製作の映画)

4.6

 島根県の清流、高津川周辺の豊かな自然を舞台とした、美しい人間ドラマでした。🏞️

 地元愛はありますが、本作の登場人物たち程に、故郷を強く想う気持ちはなく、羨ましく感じました。

 神楽、廃校となる
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犬王(2021年製作の映画)

3.5

 想像していた時代劇アニメとは大違い。かなりロックなミュージカルアニメでした。

 残念なことに、話の中身が完全には理解出来なかったかも。でも昔々の野外フェスを見ているようで、雰囲気は十分に楽しめまし
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海へ行くつもりじゃなかった(2017年製作の映画)

3.6

 サクッと見れる短編ですが、楽しめました。気が付いたら海にいる気持ちは理解出来ます。

 接点のない男女が、ふとしたキッカケで、一緒に行動する展開が好み。

 浜辺であげた凧が印象的。 🌊

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

 マイケル・ジョーダン本人ではなく、周囲の人間を描く作風が良かった。特に母親役の存在感が凄い!!

 80年代のヒット曲が多く流れ、時代の雰囲気を感じられました。🎵

 ベン・アフレック、マット・デイ
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.2

 久し振りにキアロスタミ監督作を見直したくなり、本作を鑑賞。友だちにノートを返しに行くだけの話なのに、ずっと見てしまう、面白かった。

 校区内でも知らない土地に行くことが、子供にとって、ちょっとした
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

 マッツ・ミケルセン演じる地味な教師が、アルコールでホロ酔い気分になるに連れて、人間的な魅力を取り戻す様子が面白かった。

 仕事でガチガチになった頭を、酒がホグしてくれるのは凄く分かる。飲み過ぎなけ
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.8

 ブラジル映画と知らずに観賞。優しく繊細な映画でした。

 盲目の主人公と、彼を支える友達二人。三人の友情が恋愛関係に変わっていく様子に無理がなく、どこか切ない。

 自転車のシーンが爽快で、印象的で
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女神の継承(2021年製作の映画)

4.2

 タイを舞台としたエクソシスト。コクソンを彷彿とさせるハードなホラー映画でした。

 タイ東北部の自然が、本作のテーマに合っており、不気味さが更に増しています。綺麗な娘役の主人公、話が進むに連れて、衝
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.3

 映画というよりも、USJに有りそうな極上のアトラクションを体験した気分に。

 子供の頃から、マリオのゲームで遊んでいた自分には、様々なキャラが綺麗なアニメで生まれ変わり、夢の様な時間でした。

 
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.4

 複雑な心理、背景を描いた今村夏子の原作を、見事に映像化していると感心。主役の女の子が素晴らしく、終始目を見張る演技で驚かされました。

 無意識だけど、心のままに発言、行動してしまう主人公。映画の始
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

 原作は既読。小説に忠実でありながら、時間的な問題で、駆け足の展開に。更に映像がTVドラマの域を超えていないように感じる。

 相棒役に柴咲コウが出てくると安心感が。食堂の店主役のずん飯尾、一番ハマっ
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世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

4.0

 派手さ、驚くべき展開は全くないけど、フィンランドの風景の美しさ、優しい人々との交流が描かれ、心穏やかになれました。

 ストーリーはよくある展開で、目新しさはないけど、似たような境遇の男女が惹かれ合
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.7

 再見。スターウォーズのベースになっている事を知った上で鑑賞すると、姫を守る武士達がルーク、3POらに見えてきます。

 序盤は退屈に感じるところもあったけど、鮮烈な姫の登場シーンからは全く飽きること
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

 過去作の主要キャラが総出演のお祭り映画。恐竜とのチェイスがワイスピシリーズを彷彿させます。

 見ている間は楽しいですが、どうしても大味で焼き直し感が。スピルバーグが監督したシリーズ1・2作目の様に
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アメリ(2001年製作の映画)

5.0

 完璧な夢物語。

 隣人の生活を少しだけ幸せにするために、様々な悪戯をする主人公が可愛く、演じるオドレイ・トトゥが似合っています。

 ジュネ監督の作品は絵本を思わせ、カラフル。悪夢を描くことが多か
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

-

 かなりカオスな作品、もう少し理解しないとスコアを付けるのは難しい。

 カンフー映画が好きなので楽しめましたが、情報量が多すぎるため、何度か見ないと、分からないことが多い。

 ミッシェル・ヨーのア
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.8

 架空世界のドキュメンタリーと割り切ると、笑えて面白かったです。
 
 阪本監督はアクションの見せ方が巧く、演者もキレッキレの立ち回りで、日本版のカンフー映画みたい。

 激しいラストバトルの合間に繰
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.2

 見所は、やはりグリンデルバルド役の交代では。ジョニー・デップ大好きですが、マッツ・ミケルセンの方が本作の雰囲気に合っているかも。黒幕感が半端ない。

 シリーズ作品として安定の面白さ。前作よりも、爽
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.5

 なんじゃコリャ、ぶっ飛んだ展開に驚く衝撃作。カンヌ国際映画祭も、幅広い作品を対象にするなあ。

 理解できたシーンが全く無く、ネット上の様々なネタバレを読んで見たけど、やはり分からない。

 トラウ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.8

 普通に生活していたら出会うことのない女子高生と老婦人が、漫画を通じて、かけがえのない友人になっていく話。かなり好みの展開で、素敵な作品でした。

 芦田愛菜がオーラを消して、普通の女子高生を演じてい
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.5

 再見。こんなに混乱し、暴走する男女を描いたラブストーリーは、他に無いのでは。

 ブラッドリー・クーパーの切迫した演技も素晴らしいですが、やはりジェニファー・ローレンス。過激で、ハチャメチャな行動が
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.6

 ゲーム感の強い、モンスターバトル映画。音の無い、閉塞感が漂う世界観に、緊迫します。

 前作は母親の活躍が印象的だったけど、本作は子供達(特に娘役)。無音になる娘役パートを挟むことにより、更なる緊張
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.8

 20分の短編だけど、強烈な余韻。ラストにはビックリ。

 後味は悪いけれど、観て良かった。

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.5

 原作小説と同様に、創作に対する情熱が伝わる素晴らしい作品。

 子供時代にアニメから受けた影響は、計り知れないと改めて実感。未だに思い出せるシーン、セリフは人生の宝物です。

 吉岡里帆も普段の可愛
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.5

 スピルバーグ監督の映画を追いかけ続けている自分にとって、宝箱のように素敵な作品だった。

 少年時代に映画館で体験した思い出を原動力に、取り憑かれたように8ミリフィルムで撮影する姿に、未来の大監督の
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.5

 トム・ハンクス主演でリメイクされた元ネタを鑑賞。噂通り、素敵で泣ける映画でした。

 現代と過去を交互に描き、主人公の抱える闇が徐々に明かされる展開が秀逸。過去パートは、妻との出会いが素敵でジーンと
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「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ(2023年製作の映画)

4.2

 これは評価が真っ二つなのも頷ける。鬼滅の刃を見たことなければ、なんの事だか全く分からないと思う。自分は原作も全部持っているので大丈夫。

 悪い点は、TV版をそのまま繋げただけの為、エンドロールが何
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.6

 他人の気持ちは、はっきり分からない方が幸せかもと感じさせる作品。タイトルとは裏腹に、嫌な気分に。

 最初に男性目線、次に同じ時間軸を女性目線で見せる手法は好み。なる程と納得出来る展開。

 主役二
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パリの恋人(1957年製作の映画)

3.6

 オードリー・ヘップバーン、スタイル良く、ダンス・歌も上手でした。ファッションも魅力的なのでしょうが、オジさんである自分に、詳しいことは分かりません。

 フレッド・アステア、話している時は普通の人だ
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.6

 金ローで再鑑賞。テーマ曲とジュリア・ロバーツの笑顔が記憶に残る作品。

 久しぶりに見ると、リチャード・ギアの格好良さが際立っていました。彼は黒澤明のファンで、親日家。忠犬ハチ公の映画でも和の雰囲気
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バビロン(2021年製作の映画)

4.6

 事前情報で知っていたけど、同監督のラ・ラ・ランドを、かなり汚く、クレイジーにした作品でした。

 汚いシーンになりそうだなあと感じたら、目を背けていた。オープニングの🐘は交わせなかったけど。

 そ
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