サンチョーメノマガリカド星人さんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

サンチョーメノマガリカド星人

サンチョーメノマガリカド星人

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哀しき獣(2010年製作の映画)

3.6

もう、とにかく走る。走る。走る。こんな走る映画初めて見た。ミョン社長が牛骨を狂気にしたり、おきまりのバイオレンスもある。前作「チェイサー」はぶっ飛んでて誰もがわかる作品だった。こちらはややストーリーが>>続きを読む

10人の泥棒たち(2012年製作の映画)

3.7

2018年最後は韓国映画「10人の泥棒たち」。ダイヤモンド「太陽の涙」をカジノから盗みだす泥棒たちのストーリー。

序盤は登場人物の意図を飲み込むのに時間がかかったけど、後半は目が離せなかった。

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天使の涙(1995年製作の映画)

3.7

「恋する惑星」を大分前に見たが、忘れちゃったせいで100%楽しめなかった(ちゃんと記憶に残るような映画体験にするべきだ)。

殺し屋と、密かに想いをよせるエージェント。閉まったあとの店でやりたい放題の
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.5

親から貰った名前ではなく、頑なに「レディバード」と呼ばせたがる17歳の女の子の物語。田舎から出て行って、大きな夢を掴みたいという10代の心情、そして母と娘の関係がメイン。

夢みがちなことや、感情に任
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.2

携帯と財布をすられて、犯人に対して脅迫文を書く。展覧会のプロモーション動画が大問題に発展。コンドームをどちらが始末するかでモメる。現代美術館のキュレーター、クリスティアンの周囲で起こる出来事。

人間
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

ヒトんちに行くのが怖くなりそうなこの映画。恋人の家にいったら父母弟、使用人に至るまでどこか違和感を感じて……という内容。

すべての伏線を回収して終わってくれるし、分かりやすかった。

疑心暗鬼になる
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

アートギャラリーのオーナー、スーザンは20年前に別れた作家の元夫から小説を送りつけられて……という内容。

その小説が主人公か元夫、どちらかの生き方を反映した比喩だというところまでは読み取れた
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クイーン:ロック・モントリオール1981(1981年製作の映画)

5.0

「アンダー・プレッシャー」がリリースされた頃のライブ。

革ジャンフレディの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」のファーストバージョンでライブが始まる最初からもうカッコよすぎる!!!

ちなみにこのライブで
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青い塩(2011年製作の映画)

3.5

少女の殺し屋が足を洗ったヤクザの暗殺を命じられるが次第に惹かれていってしまい……といった内容。

・韓国映画の他のクライムに比べたら甘すぎて、ソン・ガンホはニヤニヤしすぎじゃない!?
・ヤクザの関係性
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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

4.0

クリスマスっぽい映画を観たいなと思ったら冒頭ハロウィンのヒトたち(ヒトじゃないか…!?)で間違えたかと思った。

序盤は久しぶりティムバートンの世界に翻弄されつつあったが、
サリーのジャックへの一途な
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ローマの休日(1953年製作の映画)

5.0

ヘップバーン作品は「ティファニーで朝食を」を観てから2本目になる。王女の生活に嫌気がさして抜け出し、新聞記者の男とひとときを過ごす正真正銘の「1日限りの恋」。

たった1日の自由、一瞬一瞬を泣いて騒い
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ゼロの未来(2013年製作の映画)

5.0

社畜、孤独、情報社会、ボンノウ。現代に生ける人々の悩みが凝縮された一本になってる。孤独なじいさんが教会に篭って人生の答えを探し続けるという内容。

サンタの帽子被りながらパソコンに向かってる、しつ
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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.7

割とあっけなく終わってしまって、彼が今後どうなっていくのか知りたくなっちゃう。そういう意味で物足りなさはある。

ただ、登場人物はトム・ハーディ一人、車に映る景色、亡き親父との対話、電話のみでのコミュ
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.0

3本のオムニバス。「ナイト・オン・ザ・プラネット」も面白かったがメンフィスを舞台にしたこっちも楽しめた!

個人的にはジョーストラマー演じるジョニーがエルヴィスの絵を見て、「どこに行っても奴がいる」っ
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ナイトメア・オブ・サンタクロース(2010年製作の映画)

3.7

32年おきに街を襲ってくるゾンビサンタに女たらしの青年と休職中の刑事が立ち向かう話。

クリスマス前補正もあるだろうが結構雰囲気を楽しめた。

冒頭から「親は子に言い聞かせた。彼は存在しないと」ってい
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大脱走(1963年製作の映画)

4.5

10年ぶりに2回目の鑑賞をした。連合軍の兵士がドイツ軍を撹乱するために収容所から大規模な脱走を試みるという内容。

ほとんど内容は覚えてなかったけど(笑)。「ただいま」なんて言いながら何回も独房に入っ
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.9

とある国の戦争の中、ミルク運びを生業としている男が想い人と逃避行をするという内容。

この監督初めて見たけど、ハヤブサ、ロバ、蛇、実にたくさんの動物がでてくる。時に上空を旋回するハヤブサの視点から、逃
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

やっと見れた。高校の時手に取った「ジュエルズ」から聴き始めたけど、やっぱり映画になって、スクリーンからフレディの声が聞こえてくるだけでもう大満足だった。

クイーンは、観客と対話できるほどの圧倒的なボ
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真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

4.0

『真珠の耳飾りの少女』観た。フェルメールの絵画を元にしたスカヨハ主演のフィクション。フェルメール展にこの絵が含まれてないのが残念だな。

ストーリーはまあまあ。ただ、スカヨハが絵の魅力を十分に引き出し
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

銃規制をめぐって主人公のロビイストとライフル協会との対立を描いた作品だった。最後に強烈な大逆転。

ジェシカ・チャスティン演じるエリザベスというキャラはキレ者でビジネス勝利のためには手段を選ばない。で
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.1

「キッズリターン」以来2本目の北野武監督作鑑賞。

舞台は沖縄。綺麗な海に対して、ガンガンぶっ放す銃とのギャップが凄い。

「遠足に行くんじゃねぇんだぞ」って言っておきながら、序盤は中学生が修学旅行に
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.6

‪ヒュー・ジャックマン&ジェイク・ギレンホール。「ブレードランナー2049」や「メッセージ」、「ボーダーライン」を撮った監督の作品なのは後から知った。‬

ギレンホールは一見無表情なのに、カウボーイや
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グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(2014年製作の映画)

3.5

ハリウッドの大女優からモナコの王妃となったグレース・ケリーの物語。

初めに「実話を元にしたフィクション」と断りがいれてある。確かに、グレースを持ち上げるあまり、あまりにも夫のリーニエ公が決断力に
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紙ひこうき(2012年製作の映画)

3.9

シュガーラッシュのボーナスで付いてた短編アニメ。綺麗なアニメーションだな。

紙飛行機が隊列を組んで主人公の恋の後押しをするところが印象に残る。

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

5.0

「トイストーリー」のゲーム版だけど、店が閉まったり人間達が寝静まった頃人形やゲームのキャラが動き出す系の物語って面白いな(子どもの頃持っていたウルトラマンタロウの人形が動き出す夢見て何度もうなされてた>>続きを読む

天国と地獄(1963年製作の映画)

4.8

誘拐を題材にした作品が面白くなるかは、身代金の受け渡しの場面にかかっているわけで。そこが、スリリングで魅力的になるかどうかで決まると思うが、「天国と地獄」はやっぱりすごい。

特急第2こだま(当時
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バグダッド・カフェ 完全版(1987年製作の映画)

3.9

亭主が出て行っちゃうほどいつもカッカしているバグダッドカフェの女主人、アマンダ。

そこに謎のドイツ人女性観光客ムッシュテットナーが泊まりにくる。

勝手に事務所を清掃したり、破茶滅茶な行動が多いジャ
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ふしぎの国のアリス(1951年製作の映画)

3.7

好奇心に負けた牡蠣は食われ、誕生日じゃない日を祝い、赤が好きな女王は首を刎ねよと命令を下す。
訳がわからない。でも、奇妙な世界が心地よく感じる。ルイスキャロルがなにを考えてこの原作を書いたのか知りたく
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.6

細田守監督の傑作を人生で初めてみた。

SF(すこしふしぎな)の代表作とも言える面白さ!!

「ドラえもん」や「タイム」とか色んな作品と見比べて、未来・時間のややこしさについて考えたくなった。

19
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

5.0

ハロウィン近しということで吸血鬼モノを。ロキのトム・ヒドルストンが人間を「ゾンビ」と呼ぶ吸血鬼を演じている。

“彼らは科学者たちに何をした?ピタゴラスを虐殺。ガリレオを投獄。コペルニクスを嘲笑。ニュ
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.0

人造人間って「メトロポリス」みたいなの想像してたら、めちゃくちゃマッチョなのが……

まあ、理解できなくても世界観を楽しむ映画なのだろうが、自分には面白くなかった。

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

3.9

前作まで出演していたキース・リチャーズの人なりもそうだけど、ジャック・スパロウという人は、とにかく不死身。

ジャックがいて、朽ちた敵がいて、英国軍がいる。

「いつもと同じじゃん!!」と思わないこと
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何者(2016年製作の映画)

4.0

「メトロポリス」のポスターがあるのも意味深だと思った

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

5.0

松田龍平が序盤で退場したり、池松壮亮が初デートで「CHE.R.RY」歌ったり。新宿渋谷で撮ってるのも面白かった。最果タヒ今度読んでみる。

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.3

自分の中で期待度高かったんだけど…。「20年に1本の恐怖」と謳ったわりにはあんま怖くなかった。
主人公は強盗だし、忍び込んだ先の爺さんは異常だし、どっちにも感情的に寄れなかったのが原因かも。