脚本はよくできてると思うけど、撮り方があんまりピンと来なかったな。
でも脚本も今どき、働く旦那を、だらしない旦那を、支える妻、みたいな構図をストレートに美談みたいに描いているのは、ちょっと昔ながら過ぎ>>続きを読む
やっぱ妙な映画を撮るよなー青山さん。
『空に住む』と同じ感覚。どう受け取っていいのか分からない妙な話。恋愛のドキドキや人の死を乗り越える感動的なエピソードが語られる一方で、なんかどこか不穏でもある。>>続きを読む
やっぱ浅野忠信、怪物だ……モノが違いすぎる
北九州サーガの3作目らしいけど、1と2をまだ観ていないのできっとまた観た後ここに戻ってくると思う。
たむらまさきさんの撮影が超絶素晴らしい&独特なジャン>>続きを読む
延々と電車の車窓を映しながら市民権を持たない移民として渡米してきた自らの家族の現状を字幕で語ったりする。
図らずも昨日観た『眠る虫』と近いことを考えたりした。同じ回を観た観客は同じ電車に乗車して旅をし>>続きを読む
自分の家族の古いホームビデオを再編集したものに93年〜96年までの家族の状況を語るナレーションを合わせたセルフ家族史ドキュメンタリー。相変わらずカッコいい映像センス。
結構、観るに耐えなかった。
サイレント映画風、ドキュメンタリー風、写真、と色んな手法を使ってるけどそれが効果的かどうかもよく分からないし、特にサイレント映画風のパートはサイレント映画あんまり観たことな>>続きを読む
すっげぇ〜〜ヤベえ〜〜
浅丘ルリ子大暴れ。
マトモに仕事もできず、マトモな生活もできず、酒に溺れて、すぐに人の男を好きになって自分のものにしないと気が済まない女を浅丘ルリ子が演じる。
最後のセリフ>>続きを読む
面白え〜〜
そもそも原作がよくできてるのだと思うのだけど。「くだんのはは」や『呪怨』にも通ずる、“二階の奥の部屋に異形のものがいる”という想像力と、カフカの『変身』を結び付けて、夫婦の愛を描く。
黒>>続きを読む
ミュージカルだった。
と思ったら、そうか、ムーラボの作品だから当然っちゃ当然か。
よく耳を澄ますと聞こえてくる八百万の神々が奏でる歌声を聴く。世界全体がそのままミュージカル映画だとでも言うような。>>続きを読む
音楽ロードムービー。
音楽という言語で宗教的、文化的な隔たりを超えて対話することは可能か。受け入れられたり、られなかったり。
登場するバンドの4人が気持ちのいい奴らで最高。編集も音楽的で気持ちいい。>>続きを読む
牛も人間も女ばかりで男のいないクルドの村。監督はこの村を出てカナダで映画作りを学んだのかな?故郷の村を撮ったドキュメンタリー。
女性たちは勝手な男たちに不平不満を垂らしながら逞しく生きているように見>>続きを読む
女性を2人犯し殺した朝鮮人のRを処刑するが死なず蘇生させてみたら記憶を失っていて、このままもう一度処刑するのは法律に違反するということでなんとか記憶と罪の意識を思い出させようと奮闘する中で朝鮮人問題や>>続きを読む
昔ながらの老マジシャン(実写で演じるならトム・ウィルキンソンかなー。フランス人じゃないけど)が巡業先のスコットランドで出会った少女と擬似親子みたいになる話。
字幕版で観たけど、明らかに字幕要らない!>>続きを読む
社会派でありながら、芸術的、且つ映画的。
歴史から名前と顔を消された者たちの存在を埋もれさせまいと掘り返して永遠の生命を与えんとする映像の試み。
政治的背景には疎いが、普通に暮らしてたら一生知らな>>続きを読む
ようやく。
慣れてきたぞサフディ兄弟のイライラエンターテイメント。先に観た次作の『アンカット・ダイヤモンド』と全く同じ作風だが、『アンカット・ダイヤモンド』よりはイライラしないで済むのは主演がロバー>>続きを読む
ジェームス・ディーンの話というよりは、ジェームス・ディーンという非凡な才能に救われた一人の平凡なカメラマンの話。
燻る若者の青春映画には弱い。
ディーンという天才の近くにいながら才能を発揮できない>>続きを読む
豪華キャストの変な映画。
実は初クローネンバーグ。
まあ確かに難解。『TENET』より正しい意味で難解。だが、外貨の動きを読みきれなくて大損した完璧主義者の若き大富豪が自分が犯したそのたった一つの>>続きを読む
マジで成田三樹夫かっけぇなぁ〜〜。かっこよすぎるなぁ〜〜。最高。
映画全体としては、まあこのくらいの面白さでちょうどいいな、って感じ。傑作とかじゃないけどすごくちょうどいい。
【一番好きなシーン】>>続きを読む
戦争、恋愛、忘却の話。
セリフが詩的・観念的すぎてノレない。
『去年マリエンバートで』みたいだな、と思ったら同じ監督か。アラン・レネ。
って、『去年マリエンバートで』観た時は、これロブ=グリエみ>>続きを読む
政治的な背景に関しては不勉強で恥ずかしながらあんまり分からないんですが、本質的には青春映画。
というより、青春回顧映画。あの頃の青春の悔恨を回顧する。
権力に歯向かうポーズを取りながらも、その組織>>続きを読む
TIFFにて、4K修復版。
最高。
自分はタレンタイムより更に好きだった。
ひと夏の忘れられない出会いと別れ。
人生の愛おしい瞬間。
子どもの夏休みモノに弱いんだよなぁ。
ユーモアも可愛くて笑>>続きを読む
結構、すごいものを見た、感覚がある。
フィルメックスにて、初ツァイ・ミンリャン。
前半。基本、フィックスで超長回し。
ワン・ビンやペドロ・コスタなんかを思い出した。
特にドラマ的な何かが起きるわけ>>続きを読む
意外と難しい映画だった。
幾つものエピソードが出てきてそれが一本の物語には回収されずバラバラのままで、きっと何かの隠喩なんだろうと思いつつ、それぞれがどう重なるのか分かりやすく明示されることがないの>>続きを読む
TIFFにて、初・山中貞雄。
『スパイの妻』で観てたのこれでしたっけ。
アメリカ映画っぽいなと思った。
同じようなプロットのギャング映画もありそうだし、音楽もオーケストラでした?明らかに溝口の映画>>続きを読む
フィルメックスにて、初アモス・ギタイ。
背景も何もよく分からない人が歩き回って画面に登場したかと思えば、観念的なセリフを感情たっぷりに大見得切って言い放ち去っていくというシーンの連続。演出が幼稚すぎ>>続きを読む
現代の落穂拾いたちの姿を小型デジタルカメラで拾っていくヴァルダ。
全ての映像詩は自画像?とかって言ってたかな。その言葉の通り、被写体こそ様々な物を拾う人たちだが、ヴァルダのセルフドキュメンタリーにも>>続きを読む
もう、やばい。
アニエスのパートナー、映画監督のジャック・ドゥミがいかに映画に心酔し制作に没頭し監督を目指すに至ったかを劇映画として描きながら、少年期の体験が作品に与えた影響を実際に彼の監督作の映像>>続きを読む
アルピーのコントか?いや野性爆弾か?シソンヌじろうがいても違和感ないな。とか考えて笑いながら見てたら脳がついていかなくなって気づいたらエンドクレジットでした。
結構とんでもねえ話だった。
思い出したのは成瀬の『女の中にいる他人』とかロメールの『満月の夜』『友だちの恋人』とか。
ビビッドな色使いが特徴的で素敵な画面設計だった。
終盤はちょっと『バニシング>>続きを読む
愛らしい。
ダゲール街の人々(ダゲレオタイプ)の生活をダゲレオタイプ(世界最古の肖像写真技術)として写すという言葉遊びから始まるチャーミングさ。
そこに暮らす人々同士の愛とそれを見つめるアニエス・>>続きを読む
ラ・ポワント・クールトという街で、そこを生まれ故郷とする男とその妻の話、自由に漁ができない漁師たちの話、が交互に語られる。それぞれに物語的な関連性はないが、テーマ的に緩く重なる部分がある、のか?画が美>>続きを読む
9日ぶりに映画を観た。映画の呼吸。
自分の興味関心を世界の内や外に見出し、フィクションにドキュメンタリーにアートと縦横無尽に作品を制作し続けてきたアニエス・ヴァルダの生涯。カメラやフィルムを媒介に世>>続きを読む
最高。ブラックホームドラマ。
初・川島雄三。
ワンシチュエーション。とんでもねえ家族が住む安アパートの一室に色んな人が来たり帰ったりして話が進んでいく。
あの家族の実にがめつくて本人たちはそれを全>>続きを読む