架空のかいじゅうさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

架空のかいじゅう

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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

4.6

一年ほど前に同時期公開された「ザ・シークレットマン」からの「ペンタゴン・ペーパーズ」を見たときのような1作品の枠を越えた史実の連なりを、今回「記者たち」と「バイス」にも感じられたのだけど、見る角度によ>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.6

再上映にて。噂に違わぬ見応えでした。

クラクラするほど旨味ダダ漏れの役所広司。
松坂桃李と中村倫也は男臭さとは別の、男が見ても瑞々しさに惹き付けれられる。
そしてこんなに早く、またピエール瀧をスクリ
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燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

5.0

チケット売り場で、

「燃えよドラゴン、1枚。」

って言いたかっただけ!

説明不要の大画面ブルース・リー。
町とか人とか音とかフォントとか、
スクリーンに充満するのは加齢臭ではない、歴史のニオイだ
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スケート・キッチン(2018年製作の映画)

4.5

どこか垢抜けない女の子がスケボー乗ってる予告だけで
「あ、この作品見たい」と思い、想像通り求めてたものが映し出された。

都市の喧騒の中、並走するスケボー女子軍団の心の叫びのように力強くも切なく喚くB
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ココロ、オドル(2019年製作の映画)

5.0

50年続いたディノスシネマズ札幌劇場が今年6月で閉館するので、気になった作品を片っ端から鑑賞月間。
本作は事前情報ほぼゼロで、舞台挨拶付きの回に時間が合ったので飛び込んでみた。
北の大地で最後にスクリ
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たちあがる女(2018年製作の映画)

4.7

なんだか笑えるほど作品に乗り切れなかった。
過剰なくらい音楽隊を見切れさせるせいで。
小ボケかと思ったら作品全体のトーンを支配するレベル。

過剰なくらい主人公がピンチを切り抜け、
過剰なくらい諦めず
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.0

今年6月閉館するディノスシネマズ札幌アンコール上映にて。
公開当時、評判は聞きながらもスルーしてしまって、
今更だけどスクリーンで見たかったのです。念願叶った!!

楽しめました。
宮沢りえは元々好き
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.5

改めて予告編がクール!!(笑)ボンボンボーン
「100%実話」という謳い文句も、なるほどこういったニュアンスを表現できるのか、といったセンスと技が光ってた。真実は、ゆれる。

やるか、やられるか
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ナイトクルージング(2018年製作の映画)

4.5

ドキュメンタリー部分が非常に面白かった。
映画内で完成した作品は正直面白くなかった。

全盲の方が撮ったとあれば、もっと判然としない熱が漂うような作風(ドラッグムービーっぽい何か...?)や、何かしら
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マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

4.0

ファッションには絶望的に疎いが同じ創作表現に向き合う者として心動かされる要素が散りばめられていた。
アイデアを外から取り入れること。
人と違う表現をすることの迷いのなさ。
「普通」は手に入らなかったこ
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21世紀の女の子(2018年製作の映画)

4.0

近場で上映最終日だったので前情報もなく滑り込んでみる。
レディースデーのアウェイ感。映画自体も女の子に向けた映画、と最初に出るほど。でも自分に向けられてない作品をどう見るか、というのも好きなので、オッ
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

5.0

咀嚼しきれる気もしないのだけど素直に飲み込めて、
この特異な感触を味わえただけで満点しか考えられないような。
比較するものでもないけど、万引き家族はカンヌでこれを上回ったことになるのか...。

話の
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.9

もっとドス黒いホラーでも見る構えで鑑賞したら、やけにポジティブなエネルギーに溢れていたのが観賞後もずっと引っ掛かっていた。
著名人コメント予告は煽りすぎかなとも思った。(見る人が増えるならいいと思う)
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.6

いつまでも眺めていられるクセのある可愛さ、岸井ゆきの...!!
「まんぷく」ロスに沁みる...

「チワワちゃん」に続き、またしても勃たない成田凌に笑う。隙さえもイケメン。死角なし。

「勝手に震えて
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バイス(2018年製作の映画)

4.5

果たしてクリスチャン・ベイルのやり過ぎ肉体改造は作劇に活きてくるのだろうか~?といった感じで見始めましたが...
ウォーターゲート事件から、ブッシュ親子、9.11、イラク戦争、オバマ、トランプ現政権ま
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

5.0

2019/03/25 1回目鑑賞。星4.8
寒色のムーンライト、
暖色のビールストリート。

描かれるものに共通してる部分や鏡写しのような部分もあって、ムーンライトで監督の温度感に馴染んでたのがまた良
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.6

劇中劇で女優(二階堂ふみ)が男役を演じているのではなく、映画の中のリアルで男そのものと見なされて疑いがない感じが構造的に不思議な面白さがあった。
宝塚だったり、アニメの男の子の声を女性があてても気にし
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移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

4.5

ファイナルファンタジブリのデスロードオブザリングラドスチームボーイ

こんなにいろいろ連想しまくってしまう作品は2001年宇宙の旅並だ!?
でも意外と心地良い...