ユーリカさんの映画レビュー・感想・評価

ユーリカ

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Firebird ファイアバード(2021年製作の映画)

4.0

・エストニアが舞台の映画がある!と、前のめりで映画館へ。エストニアは個人的に思い入れのある国で、現地の映画はなかなか日本公開される機会がないので嬉しい。

・ストーリーは、いわゆる「美しい物語」を求め
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.9

スカッとするアクション映画が観たくなって、半ば衝動的に映画館へ(映画の日だったのは偶然だ)。
今までのシリーズ作品はほぼ未鑑賞だったが、まさに正統派ハリウッドアクション映画!という、期待通りの作品に満
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.3

面白…!
5月の大阪コミコンで前売り券を買い、「面白いのは自明だから、落ち着いて観られる時まで取っておこう」と謎に保留していた過去の自分を揺さぶりたい。想像以上だから、さっさと観に行きなさい!!

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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.8

90分の長回し撮影が気になったのと、かつて結婚式場のホールでアルバイトをしていた身として、人気レストランの裏側を描いた作品は面白いのではないかと思って仕事帰りに映画館へ寄ったら、予想外に精神的ダメージ>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.1

推し(アダム・ドライバー)のために劇場へ足を運んだものの、ヘヴィな展開のためになかなか二度目に行く勇気が出なかった。サブスクで配信開始され、落ち着いて見直したので記録。

・現実世界では「超美形という
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.2

毎回公開が楽しみなシリーズ。今作はJKローリング氏の発言をめぐる騒動や役者交代から一時はどうなることかと思ったが、無事に公開されて胸を撫で下ろした。

・本作に限らずファンタビシリーズに共通することだ
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ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

4.2

一見すると無機質ともとれる巨大な近代建築が好きで、青空の下にコンクリートの市庁舎が佇むポスターは目を引いた。オンラインで前売り券を選ぶ際、通常の作品より1000円高い2500円におや?と思い、本作が4>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

村上春樹作品の映像化。ふだん邦画を映画館で観ることはほとんどないのだが(映画館はがっつり現実逃避することが主目的だから)、本作のカンヌ脚本賞受賞のニュースを知り、ちょっと気になったので前売り券を買って>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.8

DC映画は「DCだから」という理由で前売り券を買い続けているが、映画館で観て後悔したことは一度もない。今回も期待を裏切らない愉快な作品だった。

私はマーベル作品も大好きなので、DCの作品を観ると
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.3

マーベル作品の最新作。コロナ禍でプロモーションもそこまで派手ではなく(「ブラック・ウィドウ」と比較しても控えめだったと思う)、あまり事前情報がないまま肩の力を入れずに劇場へ足を運んだら予想を裏切る面白>>続きを読む

とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー(2021年製作の映画)

4.0

モルカーはリアタイ(の配信)で見て、ネトフリで見て、飽き足らず家族に見せたりもしていたが、映画館の大スクリーンが気にならないはずがなく、入場特典のモルカーボールが配布終了になる前に劇場へ急いだ。

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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.7

細田守監督の最新作、PVをテレビで見かけて「なんだこの曲は!?」と一気に興味を惹かれた(それまではあまり注目していなかったので、うっかり前売り券を買いそびれた)。

・予想通り挿入歌が最高。声も歌い方
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.8

まさか実写映画化するとは思わず、とても楽しみにしていた作品。私にとってトムとジェリーは、小さい頃にビデオテープが擦り切れるほど繰り返し見ていた大好きなアニメだった。

ストーリーは、NYにやってきたト
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SLEEP マックス・リヒターからの招待状(2019年製作の映画)

3.7

月末が有効期限の劇場チケットを片手に、何か面白い作品あるかな?と映画館のWebサイトをブラウズしていて目に留まったのがこの作品。テーマは睡眠、しかも上映中に寝てよいという。
映画館で「睡眠」というと、
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.1

長いこと楽しみにしていた映画の一つで、序破急を復習したり考察を読んだりして十分備えてから挑んだつもりだったが、完全に理解の範疇を超えていた。少なくとも、一回観ただけで何とかなるはずがなかった……!>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.1

劇場が大混雑しているようなので、少し落ち着いてから観に行こう…と思っていたが一向に落ち着く気配もなく年を越えていた。意を決して劇場に赴いた3月14日時点でも、上映スクリーンは減ったとはいえ席の9割くら>>続きを読む

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.8

清々しいほどにTHEアメコミ!!!という王道展開&演出で面白かった。決めポーズなど、昔のワンダーウーマン作品(最近のではなく、何十年前の)を知っている人なら更に感動しそうな気がする。観てないけど…>>続きを読む

わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

3.7

金正男毒殺の犯人として逮捕された2人の女性、その後どうなったんだろう?という思いで映画館に足を運んだ。

事件の経緯や北朝鮮トップの家系図、その後の各国の対応などが丁寧に描かれており、ドキュメンタリー
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.2

前売り券の販売サイトでこの作品の存在を知った。飛行機が出てくるハリウッド映画が好きなので(おまけのピンバッジが欲しかったのもある)、買いものかごに本作のムビチケカードも追加することにした。

日米の海
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

「物理学者か監督でないと内容が理解できない、とんでもない大作映画があるらしい」と聞き、そわそわしながら会社の先輩と観に行った。

前評判に違わず相当面白い。あと3回くらいは劇場で観たい。そして作中で設
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奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

3.7

邦題の「奇跡がくれた数式」、おそらく「博士が愛した数式」からの連想を狙ったものだろうが、映画の内容とズレてしまっているので少し残念だ。
原題「The Man Who Knew Infinity」の直訳
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.8

DCの映画を見るといつも思うけれど、ゴッサムシティの治安悪すぎでは…!今回も例外なく、工場が爆破されるわ殺人が多発するわ、やりたい放題である。

しかし今回のヴィランは対照的に、どことなく品があって悪
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.8

主演のアダムドライバーが大好きで、この映画をずっと楽しみにしていた。このためだけにNetflixの契約までしたのに、それから数ヶ月間ずっと再生できずにいた。
理由は明らかで、自分の両親が今まさに離婚調
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.2

かつて翻訳家を志した身として、一度は観なければならないような気がした。黙々と机に向かう翻訳家という職業が映画の主題に取り上げられるのは珍しいような気もした(実際、Filmarks では本作品の他にヒッ>>続きを読む

野性の呼び声(2020年製作の映画)

3.5

ハリソン・フォードの勇姿を見届けるため、早々にムビチケを買っていた。
新型コロナウィルスの影響で様々なイベントが中止になって気分が沈む中、リフレッシュにはうってつけの映画だと思い劇場に足を運んだ。
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

誰に感想を尋ねても口をつぐまれ、一人で観る勇気が完全に無くなってしまったので、同じく気になっていたという知人に声をかけて劇場へ。アカデミー賞授賞式からまだ二週間ということもあり、大スクリーンに移されて>>続きを読む

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.6

帝劇の「ラ・マンチャの男」が大好きで、アダム・ドライバーも思い入れのある俳優のため、日本公開が決まった時には大喜びして相当楽しみにしていた映画。だが、私にはテリー・ギリアム作品は少々早かったようだ。>>続きを読む

ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

4.0

ドラマシリーズからのファンで、新作の公開を心から待ちわびていた。ドラマを観始めた当初は「本気で再現された英国エドワード朝時代の生活様式を見られるだけで有難いかな」と思っていたが(他の小説や漫画を読む際>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.9

間違いなく映画館で観るべき作品。
免許を持つものの運転がやや苦手な自分にとっては、文字通り手と背中に汗をかきっぱなしの2時間だった。MX4Dはすごい。

バディー2人の魅力は言わずもがな最高だった。つ
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パディントン(2014年製作の映画)

3.8

子供向け作品にしては…というと適切でないかもしれないが、とにかく役者陣が異様に豪華で、ずっと前から気になっていた映画。

パディントンは紳士でありながら限りなくマイペースで(クマだし)、そして何よりと
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天気の子(2019年製作の映画)

3.5

映画館で観るべき作品だと確信していたのでいざ劇場へ。

映像の美しさは言うまでもなく素晴らしい。そして東京が舞台なだけがあって、新宿の街並みや代々木の高架下など、知っている景色が次々に現れるのはテンシ
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.9

「何か特別なことがしたい」という大学生たちの何気ない思いから、どんどん日常の歯車が狂っていく。けれども現実はそんなに上手くいくはずがなくて、泥臭いエンディングへ向けて突き進んでしまう様子は、見ていて胸>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第2話(2019年製作の映画)

4.2

ガルパンはいいぞ!

キャラの中では桃ちゃんが一番好きなので、彼女のバックグラウンドが少し掘り下げられていたのが嬉しかった。あまり要領が良くないところや、面倒見の良さから「多分複数きょうだいの長女
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アラジン(2019年製作の映画)

4.1

アラジン
2019/07/13 23:30

映画の公開直後、ご近所さんが大音量でサントラを流していたので「よほど気に入ったんだろうなあ」と微笑ましく思っていた。遅ればせながら自分も劇場に足を運
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.7

おじさん声のピカチュウ、しわくちゃな顔のピカチュウ、キレのあるダンスを踊るピカチュウと、予告や前情報だけでお腹いっぱいになってしまい観た気になっていたが、「いやいや、これは映画館に行かないと」と思い直>>続きを読む

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

3.7

図書館業界に勤める友人の間で話題になっており、前売り券も確保していたので満を持して岩波ホールへ。

冒頭はニューヨーク公共図書館の名物サービス「人力Google」。あらゆるジャンルの質問へ丁々発止
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