blacknessfallさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

3.9

前作で40年に渡るローリーとマイケル・マイヤーズの戦いに終止符が打たれたと思いきや、マイヤーズは生きていた。そしてハロウィン🎃に全ての始まりの町に戻ってきた。

前作が本当によく出来たから続編作ってな
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ハレンチ学園 タックル・キッスの巻(1970年製作の映画)

2.5

永井豪ほど日本のお色気コメディ映画に貢献した漫画家はいないよな。ハレンチ学園、けっこう仮面、まぼろしパンティーVSへんちんポコイダー等、どれもエロなんだけど淫靡じゃなく陽性でバカバカしいから映画化しや>>続きを読む

チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

5.0

古典が古典たる所以は時代の移り変わりに耐える普遍性があることなんだよ。
そういう意味でチャップリンほど古典を産み出した人間はそうはいない。

「1人を殺せば殺人者だが、百万人殺せば英雄になる」
山上徹
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.4

ゲームデザイナーのトーマス(ネオ)は日常に違和感を感じていた。この世界は現実ではないような感覚が日増し強くなる。そして自身が手がけた大ヒット作ゲーム、マトリックスの世界こそ現実のように思えてくる。この>>続きを読む

ミーシャと狼(2021年製作の映画)

3.5

ボストン在住のホロコーストのサバイバーであるミーシャは地域のユダヤ人コミュニティからホロコーストの体験を話してほしいと依頼を受ける。
ここで話した彼女の特異な体験が話題を呼び、ある出版社から自伝の出版
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ジェフリー・ダーマー ライジング(2006年製作の映画)

2.3

Netflixでジェリー・ダーマーのドラマ配信開始したよね。90年代悪趣味ブームにシンクロした身なので楽しみでしかたない😏
ドラマ観る前に閉店するTSUTAYAで叩き売られてたこれを再見しようかな、と
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アメリカン・ハードコア(2006年製作の映画)

4.0

本作が作られるきっかけになったスティーブン・ラッシュ著の『アメリカン・ハードコア A tribal story 』という本。これが邦訳されてようやく日本でもアメコア(アメリカン・ハードコアの略)のまと>>続きを読む

人喰族(1984年製作の映画)

3.5

おれはレビューにかこつけて、または強引にこじつけて自分の気に入らない為政者とかタレントをディスるじゃないですか、けっこうな頻度で。なので「こいつ、ディスありきで作品チョイスしてんじゃね?」と思ってる方>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.5

リアルな殺人現場の悪夢に悩まされ実際それが現実で起きてると知りさらに悩みが深くなる。そして、夢に出てる殺人鬼は自分にメッセージを投げかけてくる。
サイコホラーのネタとしてはかなり有りがちで新鮮味はない
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痴漢ドワーフ(1973年製作の映画)

3.8

オープニングからヤバい。
キャンキャンとキュートに鳴く犬🐕‍🦺のおもちゃを散歩させる小人の男、そのおもちゃ🐕‍🦺に興味を示す少女👧 小人は少女を空き家に連れ込み持っていた杖で殴打する。
文字だけだと、
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溶解人間(1977年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なんかこう精神的に疲弊していて感性が刺激を受け付けないから過去に観たのばかり観てしまう。ジョーダン・ピールの新作とか気になるけどポジティブなものでも強い刺激や驚きを受けたくないぐらい疲れてる。スキあら>>続きを読む

懲罰大陸★USA(1971年製作の映画)

4.5

数年前にシネマカリテの危険な映画特集かなんかにラインナップされていて観て以来になる。あの時もこれは現実だと強く感じ寒気がしたけど、今回の方がその寒気を強く感じた。

ベトナム戦時下のアメリカ。国(政府
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狂った一頁(1926年製作の映画)

3.7

妻を精神的に追い詰め狂人にした男は自責と後悔の思いから閉鎖病棟にいる妻を見守るために精神病院の用務員として働いている。
男の元へ娘が結婚報告に訪れる。そこで初めて父(男)が母を狂人にしてしまったことを
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エクストロ(1983年製作の映画)

3.3

配信終了間近の表示に連れて観てしまった。観るの2回目かな。そんなにおもしろくないことはわかってるけど、ノスタルジーで観ちゃうんだよな。

何しに地球に来たのかわからない系宇宙人映画なんだよ、これ。
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黒い牝豹M(1974年製作の映画)

3.2

巨大暴力団国栄会横浜支部の速水興行は国栄会離反する。国栄会は女殺し屋Mに速水興行社長速水の抹殺指令を出す。

女殺し屋Mが池玲子さんでターゲットが速水が成田三樹夫さんだから東映かと思ってしまうが、日活
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

ずっーーと前から友人から是非観てくれとオススメされてたやつ。おれの嗜好性を熟知してるから絶対に向かないタイプの映画だと知った上で推してくるのだからいい作品なんだろうなとは思ってたけど、二の足を踏みまく>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.5

1985年、タブリン。高校生のコナーは酒浸り父ロバートに学費節約のため私立高校から学費無料の公立高校シング・ストリート校に転校させられる。
シング・ストリートは底辺校。コナーと同じ困窮家庭の生徒だらけ
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セミマゲドン(2018年製作の映画)

2.3

戦災孤児が残酷な仕打ちを受けることで戦争と人間性の残忍性を描いて話題になった『異端の鳥』がアマプラに落ちてきた聞いて開いたら、"あなたに興味がありそうな作品"の先頭にこれがあったから思わず観てしまった>>続きを読む

悪魔を見た(2010年製作の映画)

4.3

凄絶な復讐映画の宝庫である韓国映画の中でも突出してエクストリームで常軌を逸した復讐でお馴染みのこれを再鑑賞。

強姦殺人鬼に妊娠中の妻を惨殺された国家情報部員のイ・ビョンホンが殺人鬼のチェ・ミンシクに
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ロアー(1981年製作の映画)

3.4

噂に聞いててずっと気になってたやつ。
150頭もの猛獣達が出てくると聞いてたらアニマル・アタック・ラバーの血が騒ぐよ。
噂に違わず出るわ出るわは猛獣達。ライオン🦁トラ🐯ジャガーにヒョウ、そして数は少な
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デストイレ(2018年製作の映画)

1.3

一般的にZ級映画、人より多め観てる方で耐性もあるし楽しめる度量も培ってきたんだけど、こいつはかなりキツかった、、

トイレの便器🚽に悪魔😈が憑依して人を殺す。神父が便器🚽に悪魔払いの儀式を行う。けっこ
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炎の少女チャーリー(1984年製作の映画)

3.3

リメイクがひっそり公開されてたんだよな。おれよりホラー好きの人もおれ発信で知ったぐらいだからプロモーションちゃんとしてなかったんじゃないかな。似た系統の『キャリー』のリメイクは大々的に宣伝して話題にな>>続きを読む

快楽の漸進的横滑り(1974年製作の映画)

3.1

ミッション系女学院生のアリスはルームメイト殺害の容疑で逮捕された。被害者は胸をハサミで刺され、体には血で描いた聖母が。アリスは殺害を否認、犯人は別人だと供述する。アリスは本当に犯人ではないのか?

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DAGON(2001年製作の映画)

3.5

夏と言えば深海だよな。深海と言えばラブクラフトだよな。なのでラブクラフト原作のこれを再鑑賞。

タイトル『ダゴン』だけどストーリーは『インスマウスの影』。どっちも海にいるクトゥフル神話の魔物に纏わる話
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スーパーサイズ・ミー: ホーリーチキン !(2017年製作の映画)

4.2

ファストフード業界、主にマック🍔のあこぎさと食材のヤバさを体を張って明らかにした『スーパー・サイズ・ミー』の続編。

あれから十数年、ファストフード業界は健康に配慮するようになったと表明しているがはた
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恋とボルバキア(2017年製作の映画)

3.0

LGBTQ、トランスジェンダーの人達のドキュメンタリー。多くの人を追ってるけど性自認が女性の男性が多い。
取材対象が多いので大枠でトランスジェンダーになるけど自身がトランスジェンダーだと気づいた時、そ
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ワルプルギスの夜/ウルフVSヴァンパイア(1970年製作の映画)

3.1

サント映画を見つけました時も驚いたけど、ポール・ナッシーまであるんだなアマプラ。こういうニッチでトラッシュなものを求めてる人がまだいるってことなのかな?初めて観る人もいるのかしら?

ポール・ナッシー
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.4

『ウォームボディーズ』の監督が撮った米国務長官(女)と売れない反権力系ジャーナリスト(男)のラブコメ。
この監督、『ウォームボディーズ』でゾンビ(男)と人間(女)の有り得ない設定をウェルメイドなラブコ
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文学賞殺人事件 大いなる助走(1989年製作の映画)

3.4

偉大な娯楽映画王、鈴木則文監督作品の制覇を目指すのもケイジ映画潰しと同じぐらい大切なことなんだよ。

これは原作が筒井康隆の小説。読んだことある。文学賞の最終選考で落とされた男が発狂して選考委員の大御
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サイコ2(1983年製作の映画)

3.4

『サイコ』は批評的にも興行的にも大当りしたから続編の話は早くからあったらしいんだけど、アンソニー・パーキンスがノーマン・ベイツのイメージが付き過ぎたのを嫌って首を縦に振らなかったから23年もかかったら>>続きを読む

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.5

1979年に起こった中央情報部(KCIA)部長によるパク大統領暗殺事件の映画。

パク・クネが大統領の時、彼女の父がこのパク大統領で暗殺されたというのは聞いてはいたけど、まさかこんな政権中枢の幹部中の
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KARATE KILL/カラテ・キル(2016年製作の映画)

3.5

光武蔵人監督の前作「女体銃」、おれの好きな亜紗美さんが主演だったので観た。で、本作でも主演じゃないけどキャスティングされてたので観ることに。

亜紗美さんは池玲子さんのようなリアルで肉感的なセクシーさ
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オーディション(2000年製作の映画)

4.1

7年前妻を亡くしたビデオ制作会社社長の青山、
息子から再婚を勧められている。
友人の吉川から映画のオーディションと称して再婚相手を探すことを提案される。

応募者から山崎麻美という女性を選ぶ。麻美に惹
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呪詛(2022年製作の映画)

3.6

評判に釣られて観た。

とにかく上手い。テクニカルpovホラーって感じ。
1つ1つに目新しさはないけど、先達の美味しいところを効果的に拝借してる。結果的に低コストで最大限の恐怖を描き出している。
Po
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CRASS:ゼア・イズ・ノー・オーソリティ・バット・ユアセルフ(2006年製作の映画)

4.0

今から備える必要があるんだよ。
どうせ来週の今頃は選挙結果に打ちのめされてるはずなんで。
手を変え品を変え国民の窮状を救うために税金を使いません、負担を軽減するつもりありません。と発信し続け、ひたすら
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.7

これはけっこう当たりのケイジ映画だった。
ケイジが廃墟になった遊園地🎠🎡🎢でシリアルキラーの魂が宿ったアニマトロニクス🦫🐄🐭達と凄絶な死闘を繰り広げるだけのシンプルなホラーアクション。

スティーブン
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