danyboyさんの映画レビュー・感想・評価

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七つの会議(2018年製作の映画)

4.5

この映画の公開は2019年。データ改竄、リコール隠し発覚の現在を見通した日本人のDNA論で、鋭く企業体質に切り込む骨太の社会派作品が爽快でした。
野村萬斎vs香川照之vs片岡愛之助の歌舞伎&能トリオに
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.7

カンヌで主演賞貰った役所広司はじめ、
俳優の演技だけではなくて、セリフ1つもない田中泯さんの存在といい、ロケのトイレ、木々の揺らめき、カメラワーク、挿入される小説、音楽、何から何まで素晴らしい作品でし
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グリフターズ/詐欺師たち(1990年製作の映画)

1.0

いかさまで生計を立てるロイ、ギャングのボスに使われてノミ行為をしている母親のリリー、彼を大がかりな詐欺に引き入れようとする女マイラ。
三者三様の詐欺師だが、マイラとは手を切り、母親に共に足を洗おうと切
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肉体の野獣(1960年製作の映画)

3.0

「女なんて獣じゃないか!それなら俺は野獣となって、世の中の女共に復讐してやる!」

青年医者のヨシヒコ(川喜多雄二)はクラブのマダムルリ子(三原葉子)を純粋に愛していた。
だがルリ子はバーテンのヤクザ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

草彅剛の熱演で名高い本作をようやく観た。
なかなかに凄まじかった。
手術の失敗で命を落とす人は一定数いるのだろう。

友だちのりんちゃんのキャラがどう転ぶのかハラハラして観て、意外な展開だった。
毒親
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

デンマークの農場で足の悪い叔父を助けて働く27歳のクリス。
獣医を目指して大学に合格した矢先、叔父が倒れたのだった。 
 村の獣医師ヨハネスは、彼女の夢を応援し、本を貸したり医療現場の手伝いを頼み、 
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.6

拳銃検挙率のため、警察が税関まで抱き込んで麻薬売買に手を染める、、!
冗談みたいなホンとの話!数字追うより犯罪者追ってくれー🔥
綾野剛、渾身の力作!
面白かったですよ!
うまい感じて軽くて。

警察小
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プロジェクト・グーテンベルク 贋札王(2018年製作の映画)

4.0

これは
予備知識ゼロで見て正解⭕
チョー面白かったです。

贋札作り組織の生き残りレイがタイから香港に護送されてくる。
警察は一味の首謀者"画家"ン·フクサンについて知ることを吐けと求め、レイは出会い
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.2

松竹100周年記念映画ということで原作ストーリーを大幅に変更。
菅田将暉演じる主人公ゴウはいつかメガホンをとる夢を熱く語る助監督。今で言うAD、海岸ロケで「沈む太陽を止めてこい!」とムチャぶりされても
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

3.0

評判は聞いてたけど、
いやー、
生き写しと思うメリル·ストリープ..
マーガレット・サッチャーの現役時代を知ってるものとして❗ほんとに感嘆しました。
しゃべり方だけでなくて、目付きとか姿勢とか、佇まい
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不死身の保安官(1959年製作の映画)

4.5

ロンドンから猟銃を売りに西部にやってきた男。実はピストルも撃てないのだが、絡んできた無法者がひょんな弾みで死に、凄腕ガンマンと誤解されて保安官を押し付けられる。

事情を知らないがゆえに偏見もなくて、
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秘密の花園(1993年製作の映画)

4.8

1911年バーネットの児童文学をコッポラ総指揮で映画化した1993年版。
両親を亡くして叔父クレイヴン卿の館に引き取られた少女メアリー。住んでいるのはベッドで暮らす病弱ないとこコリンと使用人ばかり。
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仮面の男(1998年製作の映画)

4.2

CS録画してあったのを観賞。
ダルタニアンを演じるガブリエル・バーンがカッコいい!
ジェレミー・アイアンズは元から好きだ。この作品も良いよね。
マルコビッチ、ドバリューのおじさん三銃士たちが、暴政を敷
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昼顔(1967年製作の映画)

2.7

カトリーヌ·ドヌーブが、内に性的被虐志向を秘め、娼婦稼業に手を染める上品で美しい人妻を演じてます。
スルッと脱いじゃうし、後ろ姿ですがオールヌードもあり。脚が綺麗なのは文句なし!☺️

で、折々に入る
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

お約束の踊ったり歌ったりで長尺。でもあっという間です。
もう、アクション映画はインドに任せておけばいいんじゃないかな‼️😆
もちろんCG部分もたくさんあるんだけど、インドとか韓国の俳優さんって100k
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キャット・バルー(1965年製作の映画)

4.5

西部劇コメディ。知らない映画でしたがかなり面白かった‼️
ナット・キング・コールは歌手として好きなのだけど、流しのギター弾きの役で随所に軽快な歌を聞かせてくれる。
若いころはこんなだったんだ~!歌の上
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どろ犬(1964年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

大木実さんといえば、『張り込み』が良かったな。

アーカイブからの上映を契機に『隠れた傑作』と見直されたようだけど、それほどか。
ノワールものなら、ハメットの『その土曜日 7時48分』なみの緊張感が欲
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盗まれたカラヴァッジョ(2018年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

カラヴァッジョにひかれてレンタル。「ローマに消えた男」「修道士は沈黙する」のロベルト・アンドー監督。
幻のカラヴァッジョ『キリスト降誕』や聖堂、美しいロケ風景などが楽しめました。

映画脚本のゴースト
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

3.4

生田斗真がトランスジェンダーを演じた和製『チョコレートドーナツ』。
先に見た友人が、りんこさんのお母さんがいいのよね、と言ってたのがよく分かった。対照的に描かれる小池栄子演じる男の子の母。見てるとひど
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トリプルクロス(1966年製作の映画)

2.3

金庫破りが服役中に腕を買われて第二次世界対戦下のドイツとイギリスの二重スパイになり、どちらからもちゃっかり報酬や勲章を貰う。
実話ベースということだけど、クリストファー・プラマー&ロミー・シュナイダー
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霧の旗(1965年製作の映画)

2.8

監督山田洋次 脚本橋本忍 原作松本清張ということで期待!
殺人容疑者に露口茂、兄の無実を信じる妹に倍賞千恵子。
妹は九州からはるばる上京し、著名な弁護士の滝沢修に弁護を依頼するも、貧しさゆえに断られ、
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眼の壁(1958年製作の映画)

3.0

ある会社の会計課長が巨額の手形パクリ詐欺に会って自殺。
部下の萩崎(佐田啓二)は恩義ある課長の無念を晴らそうと事件を調べはじめる。
友人の新聞記者田村は自分の新婚旅行をすっぽかして荻崎に協力、事件を追
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.0

黒人差別が根強いアラバマ州、1980年代。
なんの物証もないまま、検察側の仕組んだ嘘の証言1つで殺人の冤罪を着せられ死刑を待つ黒人男性。
 死刑囚を救うため、ハーバード出の若き弁護士がやってきた。
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パヴァロッティ 太陽のテノール(2019年製作の映画)

4.2

オペラをちゃんと観たことない自分も知ってる有名テナー、パヴァロッティの笑顔と歌声を満喫できて大満足の二時間でした!
三大テノールのコンサートが日本に来たのは何年前か。もちろんチケット買うなんてはなから
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

面白かったです(^3^)/
過去ノーラン作品に比べると、作戦前に打ち合わせ会話で色々説明してくれたり、明らかにこれはあの人でしょー的に読みやすい展開だし、アクション多め難易度低め。色々親切になってると
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

3.8

都会でなにかしらの傷をおった風の妻。そっと見守る夫。
二人は北海道の美しい湖のほとりでベーカリーホテルを営んでいる。
野菜を育て、パンを焼き、宿の支度をする。
夏に、秋に、冬に二人のホテルにやってくる
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

高名なミステリー作家が誕生日パーティーの夜に自殺?!
 謎の依頼人に呼ばれた探偵は作家の看護士マルタを助手に指名、調査を開始する。
一見仲よさげな家族、誰にも殺害動機があらわになって、、。
マイケル・
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.2

謎の女性から依頼された美術、工芸品の査定をしながら地下の歯車に興味をひかれるヴァージル。
その価値を依頼人に秘密にする出だしから、最後まで見てほんとに良く出来たストーリーだな!と唸ります。
人は自分と
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ヒョンビンがスタントなしで撮ったというアクションがキレキレ!で見ごたえありました。
ほんとにあんなに飛べる人いるんだ、トム・クルーズか?‼️
コメディドラマもいける演技の幅の広さで目が離せません。
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スウィンダラーズ(2017年製作の映画)

3.5

詐欺師がペテンで父のあだ討ち!
スパイ大作戦風のマスクぺろリーンや、フラッシュバックの種明かしもお約束の王道作品。

悪党はあくまで悪く、ヒョンビンが軽くコミカルに二転三転のストーリーを引っ張ってくれ
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

2.3

期待大だっただけに。なんとも
言えねぇ。。
後生の我々には交流普及が前提なわけで。偉大なエジソンの苦悩とか、ラストに語られる電球点火の感動など
もうちょい違う描きかたはなかったのかなぁ。
息子にサイン
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