Ryoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ザ・ライダー(2017年製作の映画)

3.9

最もドキュメンタリータッチの強い作品。

クロエジャオ監督は元々フィクションとノンフィクションを掛け合わせた作風で、この作品でも実際にロデオの最中馬から落ちて頭を怪我した主人公を基に映画を作っている。
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コーチ・カーター(2005年製作の映画)

3.9

全米で1.2を争う危険な町のバスケチームとコーチのケンカーターの実話をもとにした映画


■「君が恐れているものは何だ?」の意味
これはマリアンウィリアムソンの「愛への帰還」という本の引用であり、その
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

3.8

当時26歳だったPTアンダーソンが作った70年代ポルノを舞台とした映画

PTアンダーソンのテーマである「擬似の父子」のまさに原点である作品


■主人公のモデル
伝説のポルノ俳優ジョンホームズがモデ
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ハードエイト(1996年製作の映画)

3.9

PTアンダーソンのテーマである「擬似の父子」のまさに原点である作品


紳士的で完璧な人間であっても過去の過ち(袖の血)を隠して改心し生きようとしている

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

理想に生きようとすると現実が牙を剥き
現実に生きようとすると理想は消えてゆく


■息の合った2人が唯一ずれていたもの
イヤホンのLとRのようにそれぞれ別の音を持った世界に住む2人。菅田将暉→現実に生
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.2

この映画のテーマは台詞などでは語られずそのシーンや細かな描写から登場人物達の悩みなどを観客自身が読み取らないといけない。

好きな事や目的がないとこの人生はあまりにも辛すぎる。誰にでも"桐島"はいる
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.8

ありのままの現実は、生きるには辛すぎた。
しかし、絶望はやがて金色の死に変わる


■影響を与え続ける作品
フランケンシュタイン→ミツバチのささやき→となりのトトロ→パンズラビリンスのように森の奥深く
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マクベス(2021年製作の映画)

3.9

美術、映像、音、演技、ライティングそれぞれがインパクト大で映画体験としては最高でした。

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.2

まだ子役だった柳楽優弥がカンヌで認められた瞬間。

実際の話を元にしてると知ると胸が痛く鑑賞するのに体力を使う。是枝監督の特徴である演技に見えない程の自然な演技がとても素晴らしい。

■タイトルの意味
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.0

最愛の人が消え半年以上が経ったある日、全く同じ顔の別人と出会う。

音楽(2019年製作の映画)

4.0

音楽の原点である「音を楽しむ」という事。
現在ではメロディーや歌詞に拘るのが普通だが音楽の原点はこういう事なんだと思う。

純粋に音楽を楽しむ

BELUSHI ベルーシ(2020年製作の映画)

3.6

パフォーマーの成功とその派手な舞台と私生活のバランスが崩れ均衡を保とうと薬物をする。

ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

4.1

121
太陽がいっぱい、パラサイトのような金持ちと共存する事で自らの価値を上げようとする、ジョーカーとは反対のような作品

■ラミンバーラニという監督
イラン系アメリカ人の監督は当時同級生だったインド
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

グリコ森永事件を忠実に再現した実話。
犯人逮捕や事件名などはフィクションだか事件はかなり忠実である。

ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

夢を叶えるためにどこまで自分は他人になりきれるのか。

とても普遍的な内容であり、現実でもこの人に好かれたい、尊敬されたい、結果を出したいと思った時、自我を捨て相手の理想の形になる事で成功が近くなる。

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.8

なぜ神は沈黙するのか

ーテーマー
スコセッシ監督はインタビューで次のことを言っています。「弱者は生き残れるのかを描きたかった。キチジローのようにプライドがなく生きる為にはどんなものも捨てる。そんな弱
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トニー滝谷(2004年製作の映画)

3.6

死と孤独

トニー滝谷の人生はまさに死と孤独が付き纏った人生であり、彼はそれを自ら望みまた抵抗した。

■彼にとっての死とは
トニーにとって死はとても身近なものになってしまい孤独になる要因であった。母
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.9

函館のシネマアイリスという劇場が制作した今作

愛情には様々な形がある。純粋な異性に対する愛情、友人に対するもの、不倫や知り合って間もないものなど様々な形がある。

■なぜバイト先では態度が悪いのか?
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

監督グレタガーウィグ、主人公ジョー、原作者ルイザメイオルコット全員の人生が重なりできた作品

■なぜローリーの求婚を断ったのか?
原作者はインタビューで「私は女性の体で生まれてしまった男性だと思ってい
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ウィッチ(2015年製作の映画)

4.0

この物語は昔の資料、民話から着想を得たものであり、セリフの大半は実際に記載されていたものである。


■犯人はだれか?
悪魔の仕業かそれ以外か?
最後まで描かれる事はないがキリスト教一家である為身にか
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