安定の出来栄え、だがクライマックスの死闘に目を奪われた。出会いから因縁が生まれて、敵対する者同士でありながら奇妙な共通点に気づいていく。あえて言うのであれば殺し合う事でしか理解できない好敵手、とでも言>>続きを読む
いくらなんでもどうかしている。実際に起きた事件を基にした架空のお話なのだから硬いことは言いなさんな、と言われる事は百も承知だが、この映画の後半、男が自分の世界に入り込みすぎておかしくなっていく姿には失>>続きを読む
太陽と緑に囲まれた地獄物語である。登場する人々もどうかしているが、一番どうかしているのはこの映画を作ろうと思った人間である。
導入部からジャングルがハリボテやスタジオに組まれたセットでない事がよくわか>>続きを読む
身も蓋もない言い方をするとダメな大人、それもダメな男たちをこれでもかと描いた作品である。当事者自身が罪を認めず、あいつが悪い、いいやあれのせいだ、これが悪かったからとひたすらに問題の本質から逃げ惑う様>>続きを読む
よくまあこんな内容で映画を作ろうと思えるものだ。下手をすれば全て台無し、作品自体が失敗作になりそうだが、このめちゃくちゃぶりだからこそ成立しているのか。もしもシュールな画面と徹頭徹尾、他者には興味がな>>続きを読む
ここまでブッ飛んでいるから面白い。バレリーナと怪しげなホテル。何のこっちゃ、と言いたくなる設定だがこれが食い入るように観てしまった。
バラバラだったチームが危機に瀕して一致団結、悪人たちを仕留めていく>>続きを読む
壮絶な独ソ戦のある瞬間とミステリアスな作戦の描き方は悪くないのだけれど、この内容に対してランニングタイムが長すぎた。もっと驚くような内容が観たかったとなると言い過ぎだが、途中でオチが読めてしまい、そこ>>続きを読む
まさかあの1が2になってこんな化け方をするとは思わなかった。大体シリーズものとなると劣化コピーのコピーのコピーとなっていく……という悪い例が目につくので、期待しないようにしていたが、今作は素晴らしい。>>続きを読む
癖になる。褒め言葉だが、そのくせ気持ちが悪い。全てはこの物語が物語っている。衝動を押さえつけた人々が爆発するとどうなるか。ストレスとは蛇口の下に置いたコップに溜まる水だ。最後には溢れ出し、どうしようも>>続きを読む
これは楽しい。頭空っぽにして楽しめた。
ピエロの格好をしたエイリアンが地球人を捕らえては綿菓子型の繭に閉じ込める、という荒唐無稽なアイディアが楽しい。どこで研究したのかサーカスや大道芸で観られるピエロ>>続きを読む
3日も待たないで15分後ぐらいに反撃すれば良かったのでは? 普通の人であれば即座に反撃して警察署に逃げ込んでそこで終わっているような気も。
導入部からして『激突!』のパロディー、タチの悪い模造作かと>>続きを読む
不条理、理不尽な側面に徹底的にフォーカスを当てたかったのだろうか。いくらでも顔に焦点を当てればルッキズム問題を問うことが出来るのに潔いまでにルッキズムの問題を無視して物語を進めていくのが興味深い。
こ>>続きを読む
序盤の穏やかな空気が一転、不穏さをまとう瞬間、中盤の加速、終盤にやってくるキレの良い展開と隅々まで堪能した。
ネットに転がっている情報の断片だけで一本の傑作が作れるとは想像もつかないし、あちこちに散り>>続きを読む
ジョン・カーペンターがこれに目をつけて大傑作を作り上げたのはもはや説明不要だが、彼にとっては納得のいかない出来だったのだろう。時代や撮影技法が追いつかないのはどうしようもないとしても、ストーリーはどこ>>続きを読む
とことん面白くなくて困ってしまった。
何となく綺麗めに締めくくっているものの、90年代に大量生産されたサスペンス映画の一つ、という感じでタネもなければ仕掛けもない、だから何なんだという作品になってしま>>続きを読む
脚本云々の前に設定が破綻している。プロデューサーにクライヴ・バーカー本人がいてもこのザマなのかと虚しさを飛び越して笑いたくなった。
色々と無理があるし、どこをどうすればこうなるのかと問い詰めたくなった>>続きを読む
久々に良いホラー映画に出会えた。小さなお子様の演技はきっちりイラッとさせる、そのくせ愛くるしさがあって物語の緩急がしっかりしている。最高じゃないか。
小さなクマのぬいぐるみでホラー作品を想像せよと言わ>>続きを読む
よくある社会問題に踏み込んだ格好だけの映画かと思いきやあまりの重さにズンと沈み込んだ。
この町では人が仕分けられ、ゴミのように闇に葬られる。そうなったら最後だ。もうどこに行ったかなんてわからない。
正>>続きを読む
不思議でほんの少し薄気味悪い。映画の展開からもう少し盛り上がるかと思いきやエンターテインメントのお約束を完膚なきまでに無視して内省的でヘタレな青春群像劇に仕上がっていた。
観終えて『ドニー・ダーコ』を>>続きを読む
二度の映画化(『キャリー2』を入れれば三度だ)に比べるとこのテレビ映画版の方がずっと好きだ。映画版はキングの原作をなぞるばかりで大した発見がなく、キング原作という冠を使っているだけのように見える。
本>>続きを読む
不可解なまま走り出す展開に度肝を抜かれた。ある種の復讐劇である事は容易に想像がついたが、それとも今ひとつ違う。
預言を恐れる人々と、その混乱が伝染していく様は小さな村ならではの異様さがある。因習村とは>>続きを読む
二人の男女の夢がリンクするというアイディアは悪くないけれど、如何せん後半があまりにも単調すぎた。狙って平坦にしたのだろう、この映画で劇的なドラマを盛り込むとその人の抱える孤独が、苦悩が、あまりにも陳腐>>続きを読む
単なる罪と罰の話、とまとめるにはあまりにも違いすぎる。罪、とは様々な規則に違反した事でこれに対して罰とはそれに課される制裁の事だ。
家族を捨てて燃え上がる恋に走った男、その人生最後の話としてしまえばそ>>続きを読む
ミステリ的なアプローチとホラーの融合が大変心地よい。主人公が不気味な世界に足を踏み入れていく様はこけおどしではなく、迷宮に入り込んでいくようでも、ハードボイルドのようでもあった。
鏡が俎上にあげられて>>続きを読む
派手で血がドバドバ出て喧しくてバカバカしい。そんなホラー映画を想像していたら180度違う作風で思い切りぶん殴られた気分になった。
森の中の静寂と迫り来る自然の怪異、その描写が丁寧かつ巧みで目が惹かれる>>続きを読む
観終えて、いい映画だなあ、と改めてつぶやいた。
続編という立場とも違う、あの事件の後のバトーとトグサが主役に据えているがSF的な世界観とハードボイルドの味わいが深い。
ハードボイルドなので、事件を捜査>>続きを読む
前作同様、ゾンビ世界で生き残るためのルールは健在だがお約束に徹しているせいか焼き回しという印象が強い。
新種ゾンビの発生など惹かれる設定もあるが、最後までワクワクドキドキしながら観た前作の高揚感がまる>>続きを読む
最初から「この世にはお前には理解できないものがある」と宣言され、それを延々と見せられた気分だ。
文字通りの異種交配(アレを交配と呼んでいいのか疑問だが)から突き進む女と男の異形なる日々。
この映画を観>>続きを読む
三部作でこの三作目が一番好きだ。
ファンタジー的な視点を抑えてSF的な設定を盛り込んだところも注目に値するが、個人的に目を惹かれたのは子供たちが一斉に消えるシーン。てっきりキングギドラが取って喰うのか>>続きを読む
この頃の東宝怪獣映画がシナリオやキャラクターの魅力よりも怪獣をとりあえず出してドンパチさせておけばいい……と客をナメていたように見えてしまうのは致し方ない。
いくら子供向けとは言え、そうはならんだろう>>続きを読む
恐怖演出の一つとして不気味なBGMの重要性はわかっているが、同じ音を続けられると怖がらせ方、驚かせ方がこれしかバリエーションがないのかと疑いたくなる。
物語の展開を二転三転させて、実は……とその真相に>>続きを読む
ヒッチコックやその他、サスペンスの巨匠が築き上げたサスペンスの技法が活かされている。誰が犯人で、何が起きているのか。それを見せてくる技はしっかりと活きていたし、中盤以降は真剣に目が離せなかった。主人公>>続きを読む
当時、連続殺人犯の中にダイブするという設定に目を惹かれた事を思い出す。今となればジャパニメーションの影響を強く受けている作品は珍しくないし、今となってはもっとクオリティーの高い映像は珍しくない。それで>>続きを読む
一つの街を舞台にした社会派のドキュメンタリーかと思いきや、そこに暮らす少年たちの苦悩や悲しみに焦点が当たっていた。どこの国も変わらない、と思ったのは言葉にできない苦悩があり、そうした問題は自分自身のせ>>続きを読む
自分自身芸術性の高い映画が苦手、というのもあるのだが画の美しさ、陰鬱さ、そればかりが強調されていて観られるものではなかった。西洋には吸血鬼ものを一から十まで原作に忠実に描かないと殺される呪いや法律でも>>続きを読む
田舎の厭なところをガッツリ濃縮して疑心暗鬼になれる映画である。
都会は人との距離が近いが、心は果てしなく遠い。田舎は人との距離が遠いが、心はすぐそこにある。それこそ好きな時、好きな場面でいくらでも傷つ>>続きを読む