電気さんの映画レビュー・感想・評価

電気

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RRR(2022年製作の映画)

4.3

これぞ映画というパワー。パワー系の映画。子どもの時に映画を見た感動を味わえる。
ただ扱っているテーマは暗かったりする。イギリス支配下のインドで虐げられている部族の話。バランス感覚が絶妙な映画だと思う。

Winny(2023年製作の映画)

2.9

題材は前から興味があって、話自体は面白かったけど火サスみたいな安っぽさがあった。不自然な会話、事件を紐解く鍵を見つけたときの大袈裟な驚き方、こういうのは演出がハマらなかったということなのか。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.3

インターネットでいい父親として擦られまくっている野原ひろし。

無責任で楽しかった子供時代から責任を楽しめるようになる大人という分け方。

ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.0

ドラマ好きのファンムービー。

主人公3人がドラマよりも嫌なやつになっていた。ピュアでひたむきなところが好きで観ていた自分としてはなんか嫌だった。

3人が自分よりも若い世代を叩くのが微妙だった。結局
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.2

Nissyがすごく良い。M字バンクっぽい髪型と平成ファッション、常に自信なさげな寝取られ顔。AAA??って思ったら予想を超えた。満島ひかりも安藤サクラは言わずもがな。

園子温の映画は根底に勃起がある
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オオカミの家(2018年製作の映画)

2.8

これだけのものを作る胆力。画力はすごいが面白くはないと思ってしまった。芸術的すぎてまとまりがないように思えてしまった。でも観たことがないものに会えた。感謝す

市子(2023年製作の映画)

4.5

幸せになりそうな時にブレーキを踏んでしまう。過去を開示しなければいけないのが怖くて仕方がない。市子と同じ境遇な人はほとんど居なくとも、この臆病さを持っている人は割といる。

杉咲花の関西弁が良い。大学
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.5

図々しい女の子がひたすらに可愛い映画。どこを切り取っても綺麗な画。

TikTokで切り抜かれるのも納得。恋愛とノスタルジーと音楽、全て「エモい」で形容できる。

ていうかTikTokで切り抜くなよ。
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NN4444(2024年製作の映画)

3.9

新しい恐怖の形を4監督それぞれが提示している。「Rat tat tat」の人間が機械的に手拍子し続ける様子は最たる例だと思う。手拍子に太鼓のような低音を混ぜつつ、作り物のような人間が自分を取り囲んでい>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

デヴィッド・リンチのイレイザーヘッド+ウェスアンダーソン+アリアスターみたいな映画だと思った。

Xの考察で1人の女性の成長譚というものがあり、確かに納得できる。
深掘りしていけばより良い発見ができそ
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.2

盲目の鍼師。光の量によるギミック。嘘。
王朝時代の話とは知らずに鑑賞。単に盲目なだけではなくて、嘘で周りを欺いている要素があるだけで何倍も面白くなる。
終盤の朝日に包まれ、視界がなくなるシーンと毒殺シ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

サスペンス要素はほぼなく会話劇を楽しむ映画。盲目・不倫・小説・持病散りばめられた情報が会話の中で紐解かれていくのが面白い。ただ情報量の多さに着いていくことが非常に忙しい。
法廷のシーンと夫婦喧嘩のシー
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FUNAN フナン(2018年製作の映画)

2.8

最近、ポルポトの虐殺の歴史に興味を持ち鑑賞。

登場人物見分けられづらい。
アニメでマイルドになっているのか悲惨さが伝わらなかった。

怪物(2023年製作の映画)

4.7

善人と悪人を決めつけず、常にコロコロと違う登場人物に感情移入し続けることができる。

安藤サクラの母親役が好きだ。冒頭20分の無理してでも息子の前では気丈に振る舞う演技が痛い。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

前半の不条理、理由なく人に嫌なことをされまくる展開はアリ・アスターの意地悪さ、着眼点の鋭さを感じた。京極夏彦の厭な小説のような居心地の悪さ。

後半の展開は、ボーが自分の人生を回収していく。母親の善意
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コンジアム(2018年製作の映画)

4.1

内容はない。
ただひたすらに怖いから良い。
ホラーとして満点。

トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

3.3

最初の30分までの風呂敷の広げ方、スピード感で面白そうだと思ったら、祈祷のシーンから段々と失速し始めた印象。

ドキュメンタリーの体を取るのがモキュメンタリーなら、撮り方など徹底してほしいと思った。
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アトミック・チキン(2023年製作の映画)

3.2

野暮用で鑑賞。
5分をどう使うかのタイムアタックのようにも感じられる。

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.2

最近の「活動家」ブームを皮肉った映画。下品なギャグもありつつ世相も切り取ってるようなブラックコメディ。
海外のコメディ映画のいいところは、日本人との笑いのツボがシンクロするところ。発見がある。

なま夏(2005年製作の映画)

3.6

こうならないために若いうちから恋愛しとかないとな、と思う。やっておかないと女の子を支配したいと思うようになってしまう。笑えるけどね。

イノセンツ(2021年製作の映画)

4.4

子どもの方が純粋な分、怖い。
人物の心の奥底にある意地悪な気持ちを描いていく。子どもにも子どもなりの思うところがあり、純粋さゆえに気持ちを表現していく。
ここ最近見た、子どもが軸になる映画で最も細かい
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.1

2本続けて音を立てたらいけない映画を見てしまった。
役者のセリフの数が極端に少ないので、演技むずそうだな〜と。
退屈はしないけど、上振れて盛り上がる箇所も少ない印象。

黄龍の村(2021年製作の映画)

4.1

中盤の裏切りにまんまとハマった。
真剣に観るなよ!という作風を前面に押し出した作風でnetflixのランキング1位に成っていて少し嬉しかった。

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.5

洋画邦画問わず、今まで観たホラーで1番怖い。
上を見たら既に老人がいる、一悶着あってからすぐに襲われるなど、ホラー表現が日本的な印象を受けた。
終盤、老人がただの凶暴な人物ではなく狂ったサイコであると
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.9

一作目よりも好きだった。ヒール役に焦点を当ててたことが良かった。
田坂がめっちゃいい。昔派遣バイトやった時に20代後半くらいのやつが終始、不機嫌そうな態度取ってたことを思い出した。

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.0

ストーリーあってないようなもの。
ジョンウィックが闘いだしたら起こして、という感じ。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.2

マキタスポーツが良い。

最近、会社辞めて転職活動中だから感じるものが多かった。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.9

古谷実作品の不条理、エログロ最高。
映画見た時は嫌な気持ちになりたい。

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

4.3

カネコアヤノに釣られて鑑賞。
今泉力哉の描く女、女の子、女性はどこか空気が読めなくてそこが魅力的に映る

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