ふじたさんの映画レビュー・感想・評価

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複製された男(2013年製作の映画)

3.5

隠された意図を読み取るには教養が足りなくて悔しい
っていう映画がいまだに山程あって困る
ドゥニヴィルヌーヴ作品の良さは会話と会話,シーンとシーンの間の絶妙な静かさだよね
圧倒的会話量で情報の間を埋
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ヒート(1995年製作の映画)

3.8

90's映画のクソデカ銃声からしか得られない快感があるのである

命を賭けたお互いを尊敬し合うライバル関係みたいなのって一歩間違えるとわざとらしい表現になりやすいからこの映画は本当に絶妙なところ突いて
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

オッペンハイマーが勉学とか研究に費やしてた時間,原爆を作る執念が燃えてた時間,その後の時間を複雑にぐちゃぐちゃにされてたことで,例えばすでにストローズがオッペンハイマーを非難するシーンを見たオーディエ>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

前作よりも政治的で狂気的で宗教的で綺麗でキモかった
原作読むのは途中で止めておいてあったけど,こういうのは先に読み進めておくのがいいのかなー この物語を活字として受け取った時に自分の読解力と想像力のキ
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

5.0

ジブリ映画がどれも素晴らしいという事は重々承知しつつも,自分は地上波TVが世界で1番嫌いなものなので,永遠と金ローに擦り散らかされてて価値を貶められてると思ってきてた事とか,ジブリ映画それ自体を高尚に>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

-

再び視聴

取り留めもない脇道に逸れたストーリーを一つにまとめて本筋として構成するって映画としてみたら邪道も邪道なんだろうけど,なぜかタランティーノがそれをやると大正解に見えちゃうよね
一つ一つの会話
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.4

名前がある登場人物は全員が主人公のように思えた これに尽きる
統制が取れた現政権側の検察+保守的な判事 っていう明らかに分が悪い相手に思想体系とかそれを表す方法,市民的なバックグラウンドが全く違う人間
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バビロン(2021年製作の映画)

3.6

相変わらずで監督の趣味全開って感じの映画だった
短く太く全力で自分の価値観に忠実に生きる信念を持って、栄枯盛衰だと薄々は理解しつつ自分の美学と一緒に燃え尽きる覚悟を決めていてたとしても自分が廃れてい
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

-

近未来SFってジャンルとしての知名度とか人気度の割には意外と作品数は探しても少ないし、その中でも面白いと思えるものってさらに少ないよね
個人的にはめちゃくちゃ好きだったけど賛否両論っぽい?
現実と空想
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

サクっと見れる推理ものとしては好き ホラー要素を追加した結果推理要素が薄くなってる気はする ポアロ本人が認めてる通り,論理的な推敲からというよりは憶測とか直感メインで結論まで辿り着いてるのが他の作品と>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.4

自分の感覚が麻痺してるのか気のせいなのか知らないけどウェスアンダーソン作品にしては奇抜さ控えめに感じた
作中劇という形で物語を二層に構成するスタイルは、豪華な演技派キャストで布陣を固めて物語を組み上げ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.6

鍵合わせるやつが日光のお土産に小学生がよく買うアレに見えてしまって大変でした
MIはスパイアクションっていう括りに大別されると思うけど今回はスパイ要素もアクション要素も最近の作品に比べると控えめだと思
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.4

結末を先に語る映画が悪かった試しがないと個人的に思う。そこに辿り着くまでのストーリーをあれこれ予想したり、それが外れたりっていう普段あまりしない映画の楽しみ方を副次的にできるからなのかな
これ、結末を
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.3

年齢を超えた友情とか、それに関する大体のこの映画を観る人が観たかったり期待している内容からあえて逆を行くようなエピソードだった。かと言って映画としてそれが悪い評価なのかというとそうでもないのかなとも思>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

3.0

登場人物がパニクってるところを定点でカメラで淡々と映すところとかドアップで映すところはこれぞシャマランだなーという感じ 最後慌てて話をまとめたことからくる不完全燃焼感はまあ置いておいたとして、一番気に>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

-

いろんな人のレビューを見てから、確かに描写されてることなんか1コもないじゃんってレベルの考察の幅の広さにビビった 登場人物少なめで起こる出来事も少ないのに不思議と飽きがこなかったのは迫真の演技のおかげ>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.1

ハイエボたんがドクズすぎてかなり好きな悪役
主人公がほぼロケットなのは気になった所でもあるけど、他メンバーは全員偏りなくしっかり見せ場があってそれぞれキャラとして前作から成長してる所が見られてよかっ
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.4

この映画のコンセプトを導入したりキャラクターが泥臭く戦ってる前半は特に面白いと思った 逆に後半はキャラを掘り下げ尽くした感があるのかなとも思う 随所に入るBGMはなくてもよかったんじゃね?と思うけどど>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

-

物語が進むにつれてこうやって纏まり良く解決することの方が圧倒的に稀なんだろうなと考えるとなんとも言えない辛さを感じた
親ガチャ否定派はこれをみて何を感じるのか知りたいところではある

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.8

この映画が大佐を憎く思えるように作られてるのであれば相当よくできてるんじゃないかなと思う 芸術家に純粋な音楽に対する情熱とか才能があったとしても結局はビジネスが絡むし、そういうしがらみを無視して好き放>>続きを読む

アムステルダム(2022年製作の映画)

3.3

キャストが超豪華だから興味持ってみてみたら特にそれ以外特筆するところなかったように感じた もちろんそれだけでも映画の良さとして成り立つことは証明されたけど,ストーリーの内容的には予想外の悪役(?)に驚>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.8

ちょっと何が伝えたいのか分からなかった 主人公周りの客達は終始小物感がすごい気がするし主人公がシェフに多少なりとも共感を感じ始めた動機が薄い気はするしという感じ キャラクターそれぞれのサイドストーリー>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

キーホイクァンの愛嬌が素晴らしいに尽きる。○○があったけど××になって、でも□□は☆☆で、みたいな感じで起承転結の転が大量にあるように思えた。もっと単純明快なストーリーを予想してたから確かに自分の予想>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

予想外に楽しめた
回想シーンが繋がっていくっていう制作側が意図したであろう気持ちよさはそこまでないけどそれでもキャラの掛け合いが好きだったかも
自分に自信はないけど能力はちゃんと高いブラピがかっこよか
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

2.3

マグル脳なので楽しめなかった、、
わざわざ魔法で説明しなくても言葉使ってくれていいんやで、、、

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.2

色んなところで前回と差別化がされてると思う
前回はのっけから事件が始まって,基本的に探偵側の視点で謎が紐解かれていくクローズドな推理だったけど、今回は時間をかけて舞台がセットされてから色んな面から登場
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.5

ありきたりなメッセージだけどそれに辿り着くまでの過程が好きな映画だった

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

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3Dで見た!!!

映像が綺麗すぎて、例えるなら家電量販店で1番高いTVを水族館の珊瑚礁の水槽にぶちこんでAppleStoreに陳列されてるiPhoneの画像フォルダにあるヌルヌルの4k60fpsサン
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

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レビューに個人的経験を織り交ぜるのはとても不本意だけども

アメリカでパラサイト観た時も然り,言語って完全に理解できてたとしても感情を揺さぶるかどうかは別なのかなと思った 面白いと思ったけど母語で理解
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カモン カモン(2021年製作の映画)

5.0

これ飛行機で見たの大失敗だなー
腰据えて落ち着かせて観ればよかった、、

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