タッドさんの映画レビュー・感想・評価

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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

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グレタ・ガーウィグが「マギーズ・プラン」に主演した縁からなのか役者としてはあまり見たことのないレベッカ・ミラーがアダム・サンドラーと絡むシーンがとても良かった。彼女は監督作も楽しみだけど役者としてもも>>続きを読む

アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームス(原題)(2015年製作の映画)

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「シリコン・バレー」のギルフォイル、最近だと「スパイダーマン ホームカミング」の先生役のマーティン・スターが数少ない若手として出演しているのが嬉しい。プールの掃除人ってのも合ってるわ。ブライス・ダナー>>続きを読む

ストロング・アイランド(2017年製作の映画)

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射殺された被害者であるはずの兄はまるで犯罪者のような扱いを受け・・・。事件から1年近くたち父親は倒れて左半身に麻痺が残ってしまったりと家族は兄を失った悲しみだけでなく精神的にも追い詰められてしまう。兄>>続きを読む

同胞(はらから)(1975年製作の映画)

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赤塚真人と岡本茉莉がいい。赤塚真人演じる忠司が初めは一番乗り気でなくいい加減だったのがどんどん熱くなっていく様子がいいし、この作品の個人的に笑ったほとんどのシーンに絡んでいた。寺尾聰と岡本茉莉は上手く>>続きを読む

野良犬(1949年製作の映画)

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午前10時の映画祭で鑑賞。声をかけられるために食い詰めた男を装い、町をうろつく三船敏郎のギラギラした感じが忘れられない。警官が声をかけていたが(手帳を見せて身元を明かしている)、何かしでかしそうな男に>>続きを読む

バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

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ダグ・リーマンとトム・クルーズといえば「オール・ユー・ニード・イズ・キル」が大好きな作品だが、これもなかなか楽しい作品。最近の麻薬ものの話だとシリアスな展開になる作品も多いが、この作品はシリアスな場面>>続きを読む

僕とカミンスキーの旅(2015年製作の映画)

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自分には何もないってとこのくだりがやっぱり好きだな。エンドロールがとても美しく楽しい。

3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

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映画が終わった後に「えっ?ここで終わるの。」という声が上がっていたが、ここで終わるべきだと自分は思った。ひな役の清原果耶と神木君は実年齢だと9歳離れているがこの作品ではそうは思わせないよな。

王様のためのホログラム(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

2月23日でお台場シネマメディアージュが閉館するので、この作品を最後に鑑賞するために足を運ぶ。シュインのアメリカ国内の工場を閉める時の工員たちの前で話をする様子が何度も悪夢で出てくるのが印象に残る。自>>続きを読む

殺し屋ハリー/華麗なる挑戦(1974年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「影なき狙撃者」の熱狂的なファンからするとこんなフランケンハイマーもあるんだなとびっくり。足をコンクリで固められて海に沈められていくのにヘンリー・マンシーニの軽妙な曲「Hangin Out」 が流れて>>続きを読む

奇跡の人(1962年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

午前10時の映画祭で鑑賞。今週あたりに来年度の公開する映画も発表されるそうだ。久々に家族と食事が出来ることになるが、ナプキンを何度も落とし、さらにはスプーンまで放り投げてサリバン先生に水をぶっかけるヘ>>続きを読む

男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「続男はつらいよ」でもそうだったが、何かというと葬式を取り仕切ろうとする寅次郎。おばちゃんの冗談を夢でおじちゃんが危篤だったのを見たことで本当だと思い込み葬式の準備をして帰ってきてしまうのが寅さんらし>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

主演のキャスパー・ウリエルが一番喋らずに他の面々がとにかく喋る。見ているこっちまで絶望的になるくらいに罵り合うのでルイが最後に至った心境に辛くなる。兄のアントワーヌは、車の中で「無口だからって聞き上手>>続きを読む

タンポポ(1985年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ラーメン屋を成功させるストーリーも良いが、井川比佐志が重病の妻のいるアパートへ走って戻るシーンや原泉の演じる桃などスーパーの売り物をどんどん押しつぶす老婆など本筋とは関係ないところでも印象に残るシーン>>続きを読む

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

今週末の興行収入ランキング1位だったが、日本人はティム・バートンと時間ものがやっぱり好きなのかな。特殊能力を持った子供たちがループした時間の中に隠れて暮らすって言うのはXメンのことを思わせる。子供たち>>続きを読む

ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

オープニングから撃たれるシーンはさほどでもないが、顔に穴の空いた死体など見せる戦争の悲惨さを見せてくる。Netflixの「ハウス・オブ・カード」や「ルーク・ケイジ」でもいい味を出していたマハーシャラ・>>続きを読む

ざ・鬼太鼓座(1981年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

もうすぐブルーレイやDVDも発売されるがこれは映画館で見たい一作。初めは、不快に感じていた電子音が見ているうちにバッチリはまってくる。 上半身はどんな季節でも常に裸で走る男たち。太鼓を叩く時の黒光りす>>続きを読む

揺れる大地(1948年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

大時化の中、海岸の岩場で女たちが男たちの帰りを待っているショットが素晴らしい。こんな酷いところは世界のどこにもないと嘆くが、搾取される労働者という構図は今でも世界中に広がっていてこの仲買人の比ではない>>続きを読む

ルンバ(1935年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

宝くじが当選して窓口に交換しに行くと同じ番号で当選金を受け取る人がいて、自分の当たりくじは透かしのない偽物だったというジョージ・ラフトとキャロル・ロンパードの出会い。戦前のキューバがアメリカとより身近>>続きを読む

あなた買います(1956年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「田舎の人は純朴だ。」と高知に初めて飛んだ時、大木実の家族に会って簡単に操れると心の中で思っていた佐田啓二だが、ラストに向かって甘かったのは彼や伊藤雄之助たちだったということを嫌という程見せつけられる>>続きを読む

未来を花束にして(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

先月に行われたウィメンズマーチも記憶に新しいが、この作品も最後にはエミリーを追悼する葬列を写している。今からちょうど100年くらい前のことだ。ショーウィンドウへの投石やポストの爆破や別荘の爆破など過激>>続きを読む

スノーデン(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「シチズンフォー」を映画館で見ていたが、その取材時とそれ以前スノーデンが描かれていく。「シチズンフォー」は見ておいた方が理解しやすいと思う。銀行家の弱点を探るために家族のパソコンに侵入してカメラを起動>>続きを読む

最期の祈り(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

超高齢化社会になった日本でもこれから医療が進歩すればするほど延命するのかしないのかという難しい選択が迫られるだろう。安楽死を取り扱った作品かと見る前は思い込んでいたが、そうではなかった。決断することは>>続きを読む

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

一番盛り上がるのがエンドロールで、オリジナル版「荒野の七人」のテーマソングが流れ出すところってのはご愛嬌。ジェームズ・ホナーにこの作品が捧げられていたが、本来はこの作品は彼が作曲をする予定だったんだな>>続きを読む

38人の沈黙する目撃者(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

以前にこの事件を取り上げた本を読んでいたが、ニューヨーク・タイムズの記事の脚色(全てが真実でないわけではないが)によってキティの弟ウィリアムが自分は傍観者にならないとベトナムに行き、両足を失っていたと>>続きを読む

アラバマ物語(1962年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

午前10時の映画祭で10年ぶりくらいに鑑賞。グレゴリー・ペックが狂犬をライフルで一発で仕留めるところ、そして、裁判では負けたが二階席の黒人たちが皆起立して退廷していくところを見送る場面。父親は、自らの>>続きを読む

ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

Netflixの「デアデビル」のパニッシャー役でも哀愁を漂わす良い演技をしていたジョン・バーンサルがふざけた教師と思いきやこの作品で一番大切なメッセージを言っているシーンが素晴らしい。これがラストで本>>続きを読む

ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

予告を見た限りはWi-Fiパスワードのところなんかを除いて割とシリアスな作品になっているのかなと思ったが、全編笑える作品になっている。カンバーバッチとマントのやり取りが特にいいな。マッツ・ミケルセンが>>続きを読む

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

グレタ・ガーウィグのおかしな仕草が楽しい。もらった精子を注入する時にイーサン・ホークが家にやってきて変な姿勢でインターホンに進んだり、ジュリアン・ムーアにバターコーヒーを作ってもらう時に手をグーに握っ>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

罪は教会でなく家庭やストリートで償うと以前にスコセッシは「ミーン・ストリート」で語っていたが、この作品にも例え棄教したとしても償いをすることは可能だと教えてくれる。頑なに信仰に殉じたアダム・ドライバー>>続きを読む

トッド・ソロンズの子犬物語(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

子犬物語なんて名前に釣られて見に来ている老夫婦がいたが、下痢の糞にドビュッシーの月の光が流される場面とキャンサーがトラックに轢かれてさらにその後を何台も車が走り去っていくシーンには声を上げていた。エレ>>続きを読む

郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映画館で見たが、デジタル復元で126分バージョンのものだった。マッシモ・ジロッティのふてぶてしく食堂に現れていたところからエンディングの打ちひしがれる表情は同じ人物とは思えない変貌ぶり。背中にまで生え>>続きを読む

MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

マイルスの空白の5年間とフランシスと愛し合い、そして夫婦生活が破綻するまでが交互に描かれていく。妻との過去から現在にまるで寝ていてビクッとなって起きたかのように戻ってくる編集は、マイルスの混乱した頭の>>続きを読む

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

なかなか決断できずにミサイル発射はどんどん引き延ばされるが、それが実は人間の良さなんじゃないかとこの作品を見て考えさせられる。近い将来AIが一番被害が少ない作戦をなんの迷いもなく決断するという時代が訪>>続きを読む

われ一粒の麦なれど(1964年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

麻雀で女と遊ぶ金を稼いだり、泥酔して道を歩く女の子のスカートを捲ろうとするなど飲む買う打つを体現する農林省の職員の小林桂樹。そんな彼が小児麻痺をなくすために身を粉にして活動する。こういう作品は主人公が>>続きを読む

幽霊と未亡人(1947年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

レックス・ハリソンの荒々しい中に愛を隠したキャラクターが素晴らしい。眠っているジーン・ティアニーにジョージ・サンダースとのことをもっとしっかり止めておけば良かったとあとは彼女自身で気付くしかないと彼女>>続きを読む

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