ペドロパスカルの異常な愛嬌。
映画に対する造詣の深さから、改めてニコラスケイジはコッポラ家の人なんだって思った。
若干の荒唐無稽さ馬鹿馬鹿しさは否めないが、流石ラッセルクロウの存在感と抜群のキャラクター造形、論理的な説明と丁寧なストーリー展開でとても面白かった。
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眼福は眼福。
しかし三重メタ構造(現実も含む)を使ってまで、そこまでしてまで複雑にする意味はあったのか、、
最近の映画はSNSで考察されることを前提で作られているように思う。その潮流の黎明期は良か>>続きを読む
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無数の可能性の前にニヒリズムに陥ってしまう娘と、可能性を否定する事で日常性に安住していた母、この二人の衝突で、二つの価値観がアウフヘーベンされて何かとんでもない哲学が生まれる!!と途中まで思っていたが>>続きを読む
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バービーを見た時の、「批判するなら茶化さずにもっと痛烈に批判しろよ」感がスッキリした。
「敬虔」と「狂信」は同じであること、快楽と禁欲のどちらかに偏ってると碌なことにならないこと、そしてその真ん中でた>>続きを読む
イギリスを純粋な悪として描くのは時代に逆行してる!!マイナス0,0001点!!
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最近いろんな映画で神とは何かを問い続けているリドリースコットが、「神とは無邪気で残酷な創造そのものなのではないか」と言い出した今作。とんでもない鬱というか信仰の揺らぎみたいなものが垣間見られて痺れまし>>続きを読む
エンディングで人間の世界に引き戻されるのと同時に、動物たちの世界に憧れている自分に気づく瞬間がとてもよかった。
子供もたくさん来るだろうに、子供達が楽しめる表層を作らなかったのは大人としてダメですね。
映画としてはめちゃくちゃ面白かったです。
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人間は獣ではないと信じることこそ宗教。マスターあるいは神に己を規定させてこそ人間。自分はくだらない生き物だと認めてはならない。認めないからこそ我々は人間。
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「これ実話を元にしたやつじゃないの?」と思ってしまうくらいのリアリズム、説得力。そして描かなくてもわかるところは決して描かないというある意味観客を突き放した硬派なスタイル。
その結果1ミリも予定調和を>>続きを読む
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ポリコレに関しては違和感を覚えるってことがこういう設定を必要とする理由だから仕方ないと思う。
しかし映画としては最悪レベルだと思った。キャラクターや設定はいかにも机上で作られたような、存在感とか作り>>続きを読む
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久々に予算や締め切りの都合を感じた映画だった笑
前半のドリトル屋敷のシーンではギャグの密度もCGの力の入り方もすごかったのに、フィナーレは完全なやっつけ仕事もだった。
一度もロケせずみんなスタジオのグ>>続きを読む
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リドリースコットがやればできる子だって事が証明された。今回は実話から面白かったってのもあるだろうけども。
レディガガの毒婦っぷり、アダムドライバーのマイケルコルレオーネっぷり、ジェレミーアイアンズの>>続きを読む
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運命の恋が正解でも、一時の過ちが間違いでもないのだ。人間は色んな幸せや苦しみを悩みながら喰らって、それを消化して少しずつ成長してゆく。そんな人生の道連れに綺麗な夜があればラッキーだし、なくても別に構わ>>続きを読む
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「本当の自分を解放すること」の一つめのイベントがカーセックスというのがいかにもアメリカで、自分にはちょっとしっくりこない。向こうでは性的な解放がこんなに共感を呼ぶテーマなのか?うーむ
妹が勉強に目覚め>>続きを読む
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シーン良しアクション良しプロット良しメッセージ良し子供が見ても大人が見ても映画館で見ても料理しながら見ても全ての角度から輝いている作品。作り手への敬意を示したい。
ただ羊飼い、あんたは目が優しすぎるぜ>>続きを読む
映画としてというか、一つのメッセージの伝達手段として、ここまで生々しくて切れ味鋭いものはなかなかないと思う。