Fumiさんの映画レビュー・感想・評価

Fumi

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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.4

冒頭の石油が湧き出るシーンからもうこの映画は間違いないと感じさせる説得力がある。
自分がアーネストと同じ立場だったらどうするだろうかと考えずにはいられない。ひとつの表情で様々な感情が読み取れるレオナル
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.1

ジョン・デヴィッド・ワシントン×SFアクションの親和性は『TENET』で証明されているのでそこの満足感は十二分に堪能しつつ、個人的にはやや気になるところもある惜しい作品。

世界観や根底のテーマは往年
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(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

汚いものって何だろうね。
2016年に起きた相模原障害者施設殺傷事件を題材にした小説の映画化。
心を持たない“心失者”を対象に行われた大量殺傷事件は当時も大きなニュースになり、まだ記憶にも残っている。
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.5

初岩井俊二監督作品。
映画を観ているのに映画を観ていないような、不思議な感覚。
3時間をまるで感じない、むしろこれからも続いていく彼女達の人生をもっと観続けたいとさえ感じた。
登場人物を掘り下げきれて
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.9

実際の時系列とは違う部分もあるらしいが万人におすすめ出来る王道のサクセスストーリー。
レースシーンの迫力は想像以上だったし、なんと言ってもヤンとジャックの師弟関係に胸が熱くなる。多少の荒っぽさはあるが
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.5

久能整君、やっぱり面倒臭い人間だけどその言葉はどうしても心に沁みる。
一度壊れたら終わり、そんな根性論で人間が物のように扱われる社会は本当におかしいし哀しい。人間は弱い生き物なんだと認めることが大事だ
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

好きなジャンルの映画。
学生時代青春というものを体感してこなかった身としては、彼女たちの姿が眩し過ぎて苦しくなってしまうまであったのだけど、気付けば映画に対する愛と情熱を全身に浴びせ続けられていたよう
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カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

3.8

カールじいさんをちゃんと観たことが無かったので、突然喋り出す犬のダグに戸惑いつつ、そのあまりの可愛さにただただ癒されていた。不器用すぎるカールじいさんも応援したくなるね!
犬の真っ直ぐな愛情表現は人間
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.7

エレメントシティのビジュアルからもう心が惹かれていた。
火の元素と水の元素は相容れることは出来ない、そういう固定観念や差別意識なんかは現実の世界とも通じるところ。
エンバーの親の期待に応えたいという気
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ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと(2023年製作の映画)

3.0

ゾンビ好きとしては現実味のないガッカリしてしまう展開が多かったかな。運動神経がいいか知らんが武器も無しに逃げ切れるほどゾンビは甘くないぞ!!?
ゾンビ×社畜というアイデアは面白いし、終盤に登場する〇〇
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キラーコンドーム ディレクターズカット完全版(2023年製作の映画)

4.5

コンドームが股間を喰いちぎり襲い掛かる!
片玉を喰われたゲイのマカロニ刑事が執念の捜査を始める。
彼に常識は通用しない。どんな場所でもタバコを咥え、危険な目に合うことも厭わない。
その執念深さを表して
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

-

急速な経済成長を遂げる90年代台北を舞台に描かれる若者たちの人間模様。
天真爛漫な可愛げは打算的だと疑われ、満たされない心を埋める為の行いが友情や信頼に亀裂を生む。
“情”が失われゆく中で苦しみながら
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.9

正直なところGENERATIONSが本人役で出演とクレジットがされたところでまた動員目当てのアイドル映画か…と落胆もしたが(ファンの方はごめんなさい)、蓋を開ければ久々にJホラーの系譜をしっかりと感じ>>続きを読む

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

-

この人は感情を持たない機械なのかと疑ってしまうほどの正確なルーティンが、徐々に崩壊して行くという怖さ。
緻密に練り上げられた構成は見事と言う他ない。
諸々の条件が重なったこともあり、鑑賞中に眩暈がして
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バービー(2023年製作の映画)

3.7

行き着くメッセージは自分にとって新鮮味のあるものでは無かったけれど、風刺が効いていて面白いところも沢山あり、バービーランドの煌びやかな世界(特にダンスシーン)は視覚的にも楽しいし盛り上がる。
ただ、女
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

工藤Dまさかの恋愛指南回…!?
「君が妖怪人間なら、僕だって妖怪人間になる。」新たな純愛映画を観てしまった。

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

新たにスタートした超コワすぎ!シリーズ。今回はコックリさん!
自分はやった事は無いけれど、学生時代話題になってたなぁ。
コックリさんが低級霊の狐(きつね)狗(いぬ)狸(たぬき)から取って狐狗狸さんと書
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

行方不明となった工藤と市川を見つける為に、カメラマンの田代が謎の男・江野祥平と共にとあるミッションをこなしていく。
江野祥平だ!!!『オカルトの森へようこそ』でも出てきた謎の頼もしい男。観る順番が逆に
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

立ち入ると発狂して行方不明になるという廃村・タタリ村。
工藤と市川に加え、浄霊師・道玄にアイドル、科学者の5名で調査をしに行く。
科学者の棒演技といかにもすぎるセリフに絶妙にイラッとくる(笑)
それに
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

まさかこんな低予算のホラー映画でタイムリープものが観れるなんて…アイデアが本当に素晴らしい。
霊能者が出てくるとやっぱり一気に盛り上がる!白石晃士作品ではもはやお馴染みなのかな。

ひとつ気になったの
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

河童をカメラに収めたというとあるカップルの投稿映像から物語は始まる。
本当に河童が出そうなこんな池、よく見つけたなー!
河童に娘を奪われた因縁の男・鈴木と、命懸けの男・工藤の激アツバディで河童を捕獲!
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

4人の若者が廃墟を訪れるあの感じからもう良いね。
霊に憑かれた若者に対して、暴力D工藤が前作で手に入れた呪いの髪飾りをぶつけるところが最高に面白い。幽霊が勝つか呪いが勝つか、実験だよ実験!!

「夕子
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

あらゆる怪奇現象・心霊現象を取材・検証する白石晃士監督のフェイクドキュメンタリーシリーズ。
以前から興味があったシリーズが遂にU-NEXTで配信されたので鑑賞。
面白かった!!!
ディレクターの工藤と
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

4.2

いいぞいいぞいいぞー!!!シリーズの創造主サム・ライミとブルース・キャンベルが製作総指揮に名を連ねているだけあって、正統続編という看板に偽り無し。
6.5tもの血糊を使ったことでも話題になっていたが、
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.3

とても良かった!
全く飽きさせる事なく右肩上がりに盛り上がっていくジェットコースタームービー。
ラッセル・クロウがスクーター乗るだけでなんと絵になることよ。
アモルト神父の真面目な祓魔師としての一面と
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