FumiyaIwashinaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

FumiyaIwashina

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JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

3.5

16歳で妊娠してしまった高校生のジュノが中絶すべきが悩みながらも養子に出すことを決め、手探りながらも前へ進んでいく物語。
エレン・ペイジの魅力が出ていて、彼女が演じたジュノは子どもっぽさがまだありつつ
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大人ドロップ(2013年製作の映画)

3.4

田舎で暮らす高校生の浅井。彼の周りで起こる様々な出来事はなかなか日常では起こらなさそうなものばかりだけれども、等身大の人物描写に引き付けられた。
ちょっと大人びた杏、背伸びしてるけれどもかわいいところ
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マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.3

全米各地を飛び回るリストラ宣告人のライアン。色んな都市の空撮もあり、ゆったりとしたテンポで進んでいくが、徐々に彼は今の自分と仕事に向き合っていくようになる。
自分の生活スタイルを貫いてきた彼の人生も大
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.7

アトランタ五輪で起きた爆発事件で疑われた男の物語。リチャードは正義感が強過ぎる面や変わったところもあり、その見た目や過去の経歴などからも自作自演の犯人と疑われてしまうが、知り合いの弁護士や母の助けも受>>続きを読む

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.5

太宰治の晩年を独自の解釈でえがいた作品。体調を崩すくらい自堕落な生活を送り、結婚しているにも関わらず他の女性と関係を持ち、さらには弟子の静子のアイディアも奪うなどクズっぷりがすごかった。その一方で、彼>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

4.3

「君の名は。」に続く、新海監督の大作。前作ほど突き抜けたところはないけれども、相変わらず、アニメーション、音楽、ストーリーのクオリティが素晴らしい。
今回もSF要素はあるものの、前作のような入れ替わり
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

売れないシンガーソングライターの青年が、誰も知らなくなったビートルズの歌で注目を集めていくというちょっと不思議なストーリー。歌詞についてダメ出しされたり、最初は見向きされなくても、様々なメディアを通じ>>続きを読む

白鯨との闘い(2015年製作の映画)

3.5

鯨油を求めて航海に出たエセックス号に起きた物語。ある日、鯨の群れを見つけた乗組員たちは漁を始めるが、突如巨大な鯨に襲われ、船が大破してしまう。小型のボート3隻に乗り移った彼らは先の見えない漂流生活を送>>続きを読む

アポロ13(1995年製作の映画)

3.7

宇宙空間で危機に陥ったアポロ13号の様子をえがいた実話物。「ゼロ・グラビティ」のような派手さはないけれども、リアルで最後まで緊張感が途切れない。恥ずかしながら、別のものとごっちゃになっていたため、最後>>続きを読む

バックドラフト(1991年製作の映画)

3.4

幼い頃に消防士の父を仕事中に失った兄弟。大きくなった彼らも消防士の道を選ぶが、勇敢で周りにも厳しい兄とは対照的に挫折してばかりの弟はすぐに消防士も辞めてしまう。そんな中、バックドラフトという現象で亡く>>続きを読む

女子ーズ(2014年製作の映画)

3.4

地球の危機を救う正義のヒーローになるため集められた女子5人組。仕事も性格もバラバラな彼女たちの共通点は名前に色が入っているということ。
毎回、同じ山奥の砂利広場に怪人が現れてはそれぞれの都合も関係なく
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告白(2010年製作の映画)

2.8

中学校の終業式に幼い娘を殺されたと告白する担任教師。さらに、犯人はこの中にいると語ったことから、自分勝手な生徒ばかりのクラスが混乱に陥る。
終盤に犯人が明かされるミステリーかと思いきや、正体は序盤で明
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東京家族(2012年製作の映画)

3.6

「東京物語」の現代版リメイク。東京で暮らす三兄弟のそれぞれの家族や恋人と、瀬戸内の田舎から出てきた老夫婦の日常をえがいた作品。
スカイツリーが登場したり、現代的な要素を盛り込みながらも演出などの映画的
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僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

3.8

犬のベイリーはイーサンから、一人親のグロリアに連れていかれた孫のCJを守るという使命を受け、何度も生まれ変わりながらも、CJの側に寄り添い、やがて彼女の大切な人と再び引き合わせる。
前作はいまいち乗り
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

打倒フェラーリを目指して、ル・マンに参戦することになったフォード。レースのノウハウがないなか、白羽の矢が立ったシェルビーとマイルズのはぐれ者二人は様々な困難にぶち当たりながらも王者に挑んでいく。
ドラ
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.2

不思議な絵本に入り込んだすみっコたちの冒険物語。迷子のひよこのおうちを探すため、様々な物語の主人公に扮したすみっコたちが奔走する。
漠然とすみっコがかわいいと思っていた自分のようなファンにとっては各キ
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バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

3.3

脱獄したイサベルと彼女の息子のアルマンドに狙われたマイク。九死に一生を得た彼は孫が生まれ、一度は引退を決意したマーカスを説得し、復讐を誓う。
製作陣が変わり、前二作とは雰囲気の変わった今作。冒頭のポル
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.8

19世紀末のロンドンでしのぎを削るマジシャンのアンジャーとボーデン。二人はショーでの事故をきっかけに互いを憎しみ合いながら競っていくが、やがて一線を超えた時、彼らの人生をかけたトリックが明らかになる。>>続きを読む

インソムニア(2002年製作の映画)

3.4

アラスカで起きた少女の殺人事件。ロス市警から派遣されたドーマーは白夜と過去の捜査に対する内部監査、そして捜査中の事故によって不眠症に悩まされる。
ノーラン監督初期の作品であり、脚本に携わっていないこと
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.6

カリフォルニアで起きた連続殺人事件に基づいた作品。ゾディアックと名乗る犯人は暗号の声明を新聞社に送り、そこで働くグレイスミスや刑事のトースキーは執念深くゾディアックの正体を探る。
フィンチャー作品とい
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パニック・ルーム(2002年製作の映画)

3.6

母子が移り住んだニューヨークの家に3人の強盗が押し入り、外からは開けられないパニック・ルームに逃げ込んだ二人。彼女らとそこにある金庫の中身を狙う男たちの密室での攻防劇。
フィンチャー作品としては珍しく
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

3.9

「グッド・ウィル・ハンティング」に続き、世代を超えた男同士の友情をえがいたガス・ヴァン・サント作品。
高校生のジャマールは友人にけしかけられて、学校近くの小説家フォレスターの自宅に入るが、逃げるときに
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.6

大人びた少年のアオヤマ君は友達とともに街中に突如現れたペンギン、不思議な球体の水、そして歯科医院の巨乳のお姉さんの謎を探る。
終始不思議な物語ではあったが、子どもに戻ったような気分で観るとわくわく感と
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.5

シカゴで起きた大司教の惨殺事件。現場から血まみれで逃げているところを捕まえられたアーロンの弁護を買って出たベイルは圧倒的に不利とみられる裁判でかつての部下で恋人でもあったジェーンと対決する。
ほぼ間違
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わが母の記(2011年製作の映画)

3.8

作家の井上洪作と彼の妹、娘たちの視点から洪作の母八重をえがいた作品。八重は夫を亡くしてから、ぼけてきてしまい、同じことを何度も言ったり、徘徊したりと周囲を困らせてしまう。洪作には幼い頃、八重の祖父の妾>>続きを読む

星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.5

カリフォルニアで眼科医をしているトムは息子のダニエルが旅の途中で亡くなったと連絡を受け、フランスへ向かう。息子の意思を継ぎ遺灰とともに、サン=ジャンからスペインのサンティアゴへと向かう聖地巡礼の中で、>>続きを読む

しゃぼん玉(2016年製作の映画)

3.2

通り魔の犯行を繰り返してきた翔人は逃げてきた宮崎の山村で負傷していたスマを助けたことから居候することになり、村の人ともスマの孫と偽って交流する。
田舎ののどかな雰囲気と素朴で優しい村人には癒される。後
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.5

DCミニという他人の夢を共有できるデバイスが盗み出され、悪用する犯人を追うというSFとミステリーが入り混じったストーリー。
難しい用語だけでなく、夢の中に侵入された人が発する支離滅裂な言葉もよく考えら
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

3.7

アリゾナ州プレスコットで市としては異例のホットショットに認定されたグラニット・マウンテン。ホットショットとは森林火災の際に主導的に消火にあたる精鋭20名の部隊のこと。生まれてくる子どものためにドラッグ>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

3.5

30過ぎまで実家で親のすねをかじっていた一子が一人暮らしやバイトを始め、挫折も経験するなかボクシングに打ち込み、生きる痛みを経験する物語。
安藤サクラの演技はさすがで、実家でわがままに振る舞い、家を出
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.9

敏腕ロビイストのスローンは顧客から銃規制強化法案の廃案を持ちかけられた会社を辞め、同僚を引き連れ小さな会社に移り法案可決のために戦う。目的のためには手段を選ばず、周囲も利用するスローンだが、元同僚たち>>続きを読む

麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2011年製作の映画)

3.4

日本橋の麒麟の翼の足元で起きたナイフによる殺人事件。意識不明の被疑者は状況証拠も殺害動機もあったが、どこか引っ掛かる加賀は捜査を続ける。
安定の東野圭吾原作作品で、加害者、被疑者それぞれの家族やパート
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.7

仕事で旅館に滞在していた湯川は同じ客として泊まっていた元刑事が死体となって発見されたことから事件に巻き込まれていく。
序盤は無邪気な男の子に対し、子ども嫌いの湯川が徐々に心を開いていき、レベルの高い自
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

3.6

人間の住む地域に竜が現れ、均衡が崩れかかった世界。アレンは国王である父を殺し、外にでるが、そこで魔法使いのハイタカ、彼と昔からの知り合いのテナー、そしてテナーと暮らすテルーなどと出会い、生の尊さを知る>>続きを読む

きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

3.9

エリックとエルマーの兄弟は親や叔父と暮らせず、施設に預けられ、周囲からのいじめや職員からの体罰に苦しめられるも、いつの日か施設を出るという希望を持ち続ける。
想像以上に辛く苦しい映画だった。常軌を逸し
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.7

中学生の貴樹が明里に会うため、雪の中豪徳寺から栃木の岩舟へと電車で向かう桜花抄。種子島で高校生になった貴樹を彼に思いを寄せる花苗の視点からえがいたコスモナウト。そして、貴樹が社会人になって東京に戻った>>続きを読む