zaizen56さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

4.0

「きみの瞳が問いかけている」を鑑賞。ラストで涙腺崩壊系(?)の中でも屈指の傑作。序盤から終盤にかけてしっかり溜め込み、最後洪水のように感動が流れ込みそれまでの伏線とあらゆる感情全てを洗い流す。吉高由里>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

2.5

「呪詛」を鑑賞。何故かあまり恐怖を感じなかった。時代や場面が入れ替わり立ち替わりで描かれ、これは謎解きモノなのかと気持ちが転換してしまってから怖さより好奇心が上回ってしまったからだと思う。
うーむ、テ
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.5

「SKIN」を鑑賞。20分に"現実"が詰まっている。これがオーバーではなくリアルで起きていることが最も悲しく苦しい。目を背けたくなる世界。佳作。

メランコリック(2018年製作の映画)

1.0

「メランコリック」を鑑賞。本筋のアイデアは良かったはずなのに、そっちじゃないんだよーの方向に突っ込んでく感じ。主人公が東大卒という点を使っていかに閃きによって"仕事"を円滑に遂行していき次第に自分も、>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

「愛がなんだ」を鑑賞。全員ハマり役で特に中原を演じた若葉竜也が名演を見せた。現代における30手前男女模様を絶妙な間と台詞で敢えて緩急つけることもなく淡々と描いた今泉監督のタッチがとても好みだった。あの>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

2.0

「スポットライト」を鑑賞。
記者としての信念と人間として持ち合わせた感情の振れ幅で動く名プレイヤー達のチーム戦を描いた一本。これが実話、実態なのだと知って恐ろしくなる。特にエンドロール直前で一番震えた
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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

4.5

「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」を鑑賞。この映画において適切な表現ではないかもしれないが素晴らしすぎた。水質汚染というテーマに触れてみるといかに日常と近く、対岸の話ではないことが分かり、見>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

1.0

「アオラレ」を鑑賞。オスカー俳優がただただクソな悪役を存分に楽しんでやってる様子を見たくて鑑賞したが、思いの外ストレス社会の闇を描いていた。が描き方が半端過ぎて全く煮え切らない、平凡なスリラーになって>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

4.0

「さがす」を鑑賞。「凶悪」並の胸糞悪さ(褒めてる)がありながらもストーリーテリングと何より締め方が素晴らしい。ただの追跡ストーリーではなく根本にあるのは現代における闇、悩み、欲。邦画でこそできた骨太サ>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

2.5

「オールド」を鑑賞。設定は斬新だし、最後まで見させる力は確かにあったんだけども、何も残るものがなかった一本。つまらなかったわけでもないが、設定に沿って進む様子をただ眺めた印象。テーマも老いへの恐怖の具>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.0

「スウィング・キッズ」を鑑賞。自由やピースを音楽・ダンスをもって表現した佳作。作品を通して緩急に富んでおりエンタメ作品としても素晴らしく、且つ映画でこそ描ける監督の平和への想いが随所から伝わってきた。>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

「トップガン マーヴェリック」を鑑賞。前作が滅茶苦茶面白かったんじゃないかと思わせるほど(前作好きに失礼)面白かった。トムの「観客に映画体験をさせたい」というファンへの想いと作品への愛が全編に散りばめ>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.0

「9人の翻訳家」を鑑賞。文学的スリラーといったところか、斬新な脚本だった。誰がなんなのかという役割について探る一面と、巧妙なトリックの種を考える一面と最後まで見逃せない展開が続き、最後にしっかり頷かせ>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.5

「LION ライオン」を鑑賞。インドが舞台だからか「スラムドッグミリオネア」を思い出したが両作品とも、"最後は予想がついているが最高"のやつ。御涙頂戴的演出は控えめに演者の熱演でひっぱり、スタッフロー>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

1.0

「サウンド・オブ・メタル」を鑑賞。なんだろう、どうしてもこの静けさ続きと緩急の無さに退屈してしまった自分がいた。うーん合わないだけだろうか。音響演出は素晴らしかった。

(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

1.0

「ラディウス」を鑑賞。最後まで鑑賞した自分を褒めたい。苦行のような映画だった。

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

「女神の見えざる手」を鑑賞。1秒もダレることがない終始緊迫感漂う社会派サスペンスの傑作だった。軽快なテンポとお堅いテーマをかなり分かりやすく見せながら進むため、見終わった後の疲労感も少ない。銃社会は日>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.5

「お嬢さん」を鑑賞。なんだかんだ観たくなるパク・チャヌク作品。今作も異質な変態作品。ただ脚本的な仕掛けが素晴らしく、現代においてのメッセージ性もあり、且つエンタメ感もあり最後まで見応え感たっぷりで面白>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

「ファーザー」を鑑賞。もはや狂気的といっても過言ではないアンソニーホプキンスの怪演。そして誰もが口にする、敢えてのサスペンス的演出。言葉を失う凄さだった。この表現アイデアに拍手喝采。ラストシーンにこん>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

1.5

「パワー・オブ・ザ・ドッグ」を鑑賞。ジョニーグリーンウッドの終始不穏な音楽とベネディクトカンバーバッチの粗暴な演技が素晴らしかった。が、ストーリーや起伏の無さがどうにも刺さらず、眠気との戦いになってし>>続きを読む

目撃者(2017年製作の映画)

1.5

「目撃者」を鑑賞。韓国ならではの緊迫感は良かったが、自分だったらそのシチュエーションでその行動はしない、と思うシーンばかりで正直ストレスが溜まった。ただラストシーンは秀逸。メッセージが詰まっている。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

「マリッジ・ストーリー」を鑑賞。離婚という重い題材ながら中心に描かれたのは夫婦家族の人生観であり価値観。時に激しい口論になり、時に互いをカバーし合い。人と人が一緒になり生きていくということは体温を交わ>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.5

「孤狼の血 LEVEL2」を鑑賞。前作に引き続きとにかく映画から発せられる熱量が凄まじい。そして気が触れたような演技の鈴木亮平と人が豹変したような松坂桃李が最高過ぎる。特に鈴木亮平の怪演は、もはやスク>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

2.5

「聖なる鹿殺し」を鑑賞。ファニーゲームばりに不快な映画に出会ってしまった。しかもいくら考察などを見ても全く刺さらない。要は好みじゃないし自分の倫理観からはかけ離れているんだとわかった。
ただとにかく映
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空白(2021年製作の映画)

3.5

「空白」を鑑賞。重い。気が休まることなくひたすら重い。ただ故にラストが刺さる。キレまくる古田新太と、あのどうしようもない感情を静かに演じ切った松坂桃李がとにかくすごい。正しいとか正しくないとかだけでは>>続きを読む

(2016年製作の映画)

1.0

「光」を鑑賞。瑛太見たさに鑑賞。その欲は十二分に叶えられた。凄い瑛太。
ただそれだけの映画だった。あとはどこまでも不快。狙った不快なんだろうけど、意味を感じない不快。題材は悪くないと思うんだけども。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.5

「マイ・インターン」を鑑賞。こういうのにありがちな、何故か悪目立ちして大活躍していく参謀的な感じが全くなく、デニーロのナチュラルな佇まいと人生の師としての名言の数々が心をあたためる名作。アンハサウェイ>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

2.5

「プラットフォーム」を鑑賞。
なかなかに生々しい強烈な描写と徹底したソリッドシチュエーションが強烈な緊迫感を生み出していた。メッセージとして伝わるものもあったがもう一押しあったらかなり好きだったかもし
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

1.5

「マネー・ショート」を鑑賞。だめだ、証券やらファンドやらの知識が空っぽすぎてあまりにもついていけなかった。ただ映画から発せられる熱量やここまでお堅いことをユーモアたっぷりに描けるアダムマッケイはさすが>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

2.0

「パンズ・ラビリンス」を鑑賞。
時代の風刺が強めのファンタジー。あの時代を生きていたら実際にこんな空想に浸っていた人間もいたかもしれないと思った。パンといい、かの有名な目無し妖怪みたいなやつといいギレ
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

1.5

「容疑者Xの献身」を鑑賞。
んーーー、、、なんとも感想が出ない。福山の曲は名曲。

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

2.0

「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」を鑑賞。ジェイクの空っぽな演技が素晴らしかった。自分の心境が自分自身で理解できない男の気持ち、分からなくはないんだけども、なんとも説明し難いもやもやが映画終盤ま>>続きを読む

ファウンド(2012年製作の映画)

3.0

「ファウンド」を鑑賞。決して人には薦められない。R18指定でも良い気がする刺激的な描写と心理的嫌悪感。しかしそれだけではなく、鬱屈した少年時代の気持ちが少し古めのフィルム感を出した美しい映像に乗っかっ>>続きを読む

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.5

「SING ネクストステージ」を鑑賞。前作に引き続き老若男女問わず誰でも楽しめる作り込みと細かな伏線もしっかり回収していく演出の細かさがさすが。ミュージカルエンタメはこうでないと。吹き替え版の映画を見>>続きを読む