MadKazuMaxさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(1595)
ドラマ(3)

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

4.1

着古したスーツにボロアパート、家族は、猫だけ。その日暮しの探偵稼業で、正義のヒーローにもなりきれず、社会からは見下され、ヤクザや警察に脅される。

何も持ってない男のはずなのに、タバコをふかしながら、
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ゾンビ-日本初公開復元版-(1979年製作の映画)

4.1

冒頭の惑星爆発に、テロップによる説明、残酷シーンのストップモーション処理(より、残酷描写が効果的になっていると感じなくもない)。
全てが、野暮で、制作者の意図をねじ曲げているように感じなくも無いが、そ
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最後の脱出(1970年製作の映画)

4.4

略奪や殺人、レイプなど、目を背けたくなるような人間の本性を剥き出しにし、敵と味方のどちらにも善悪のない、人間がサバイブする姿を徹底してリアルに描く。
そんな、絶望的な世界の中でも、どうしても、人間の良
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.5

クラシックでいて、前衛的。
見た事のない映画文法。

登場人物たちの時間や感情の流れが余りにも自然で、もう一度見たら、話の展開が変わっているかもと、思わせる。

結婚や家族、離婚、愛といった言葉や定義
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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942年製作の映画)

3.8

一体彼らは、何を手に入れたかったんだろう?
罪を犯し、呪われた愛を手に入れた瞬間から、愛人への憎しみや猜疑心が生まれ、代償として、アイデンティティや自由すら、失ってしまう業(カルマ)。
終始、重苦しい
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革命前夜(1964年製作の映画)

3.2

政治やイデオロギーをとうとうと、語っておきながら、移り気な女性に心奪われ、狂い、独りよがりの革命や映画、時には爆発を選ぶ、ヌーベルヴァーグの巨匠たちが、抱く女性への憧れと劣等感。
主人公が、選ぶ結末も
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ジェラルドのゲーム(2017年製作の映画)

3.6

手錠から、抜けださなくてはならないシチュエーションを見ると、反射的に「フェノミナ」の刑事(デカ)のガッツと痛みを覚悟してしまう。

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.6

キューブリックのシャイニングに正面から向き合い、かつ大胆にアレンジされた展開にも関わらず、過去のキング作品が、幾重にも折り重なっているかのよう。
陰鬱で孤独、特殊な能力(トラウマともいえる)のせいで、
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.7

「悪くはない」が、ターミネーターは「2」で完結していると改めて、改めて証明された。

その違いは、真に人間の「心」が描けているか、ということ。

抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

4.6

シビれる!
何故か、最後は今、生きている自分が肯定されたようで、自分自身の心が自由への歓喜で震えていた!

ローリング・サンダー(1977年製作の映画)

4.2

ベトナム戦争で捕虜として何年間も拘留され拷問され続けた主人公が英雄として、故郷へ帰還するが、平穏であるはずの生活に戻る事ができない。
変わり果てた、日常を主人公は、受け入れて何もかも、許そうとするが、
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マクベス(1971年製作の映画)

4.0

魔女にそそのかされて、狂気に陥っていく、マクベスがそのままマンソンファミリーの信者に見える。
ポランスキーが、予定説を信じ、執拗に、女や子供が惨殺される姿を描き、トラウマを追体験する事が、セラピーのよ
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ポランスキーの 欲望の館(1972年製作の映画)

3.8

強姦に襲われ、全財産が日記だけになってしまった、ヒッチハイカーの少女が、逃げ込んだ豪華な屋敷には、美味い食事とエロに満たされた、ユートピアだった。居座るつもりはないのに、少女はつい、居座ってしまう。>>続きを読む

M(1931年製作の映画)

3.3

序盤から中盤に掛けては、かなり退屈さを感じた。犯行に至る殺人鬼の描写と捜査の過程が、単純の割に長く、ムダなシーンが多くて眠くなった。

「M」は、「殺したい」という人間の欲望を、被害者の復讐心と異常な
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

3.1

映像とかみ合わないモノローグ、視線が混じり合わない会話、時間軸や今居る場所が歪められ、主人公の男女が生きているのかも、死んでいるのかも分からず、そもそも、愛そのものが、存在したのかさえ分からず、最後ま>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「負け犬には、失うものは何もない。」
孤独なヒーローも、孤独な殺人鬼も同じ真理を持っていると思う。

ヒドゥン(1987年製作の映画)

3.5

THE「木曜ロードショー」

人間ドラマが希薄でも、翌日、学校で話題にならなくても、主役がB級スターでも、何か嫌な暴力描写だけが、心に残る。
それが、木曜ロードショー!

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

4.4

荒い粒子の画面に、朽ち果てた街のニューヨーク、ジーンハックマンとロイシャイダーという、激シブなコンビと精巧な音楽構成。
「恐怖の報酬」の荒々しい野獣のような編集とは、対照的に一呼吸で見終わってしまうよ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.4

ギャグが、クド過ぎて胃もたれした。
大風呂敷を広げた割には、世界観がまとめ切れていない気がした。もっと、シンプルなストーリーで核になるものに、時間をかけるべきだったと思う。

エレクトリック・ドリーム(1984年製作の映画)

4.1

エレクトリックドリーム(電子の夢)が、見せてくれる(80's)未来の愛に、うっとり。

これから先の未来より、1980年代という時代の方が、夢とファンタジーを感じさせてくれる。
現実の未来の悩みや不安
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テス(1979年製作の映画)

3.5

ポランスキーのフィルモグラフィの中で、20年、逃げ続けていた作品。
シャロンテートの遺言として、ポランスキー同様、自分も避けては通れない作品だった。
作品の内容よりも、3hの文芸作品を見終わった達成感
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ネットワーク(1976年製作の映画)

3.7

「JOKER」復習

人気者になった狂人(人間として完全に崩壊してしまったTV司会者)を楽しんで消費し、観ている内に、いつしか歯止めの効かない影響力を持ち始め、その無意味な言動に振り回され、現実を侵食
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