フワッティーさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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M(1931年製作の映画)

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ノワール風サスペンスからのジャンルの転換。確かな傑作。特に、撮影が色んな映画の走りだと観ただけでわかる。

白黒表現を追求した故の巧みな表現。例えば、冒頭で少女に話しかける犯人の影が円柱に映る。男が身
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怪談(1965年製作の映画)

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妥協のない完璧なセットと設定。3つ目の『耳無し芳一の話』が素晴らしい。

古くからの怪談話の映画化(言い換えれば、誰かが作らなければならない映画)として楽しむだけでも十分だが、どの話にも民族的な背景が
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メトロポリス(1927年製作の映画)

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90年以上前に描かれたディストピア的世界。徹底された格差構造を映し出し、暴徒化したメトロポリスの人々に、解決策まで提起する。

歓楽街の名がヨシワラなのは、フリッツ・ラングが来日した際に江戸の吉原を訪
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

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日本のヌーヴェルヴァーグ。新聞紙のシーン最高。

殺人狂時代(1967年製作の映画)

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日本のカルト映画を鑑賞。物語は二転三転。シリアスな場面もコミカルな場面も観てられる。

晩春(1949年製作の映画)

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戦後まもない日本。当時の等身大の雰囲気も読み取れる。

裸の島(1960年製作の映画)

5.0

一家族しか住んでいない小さな島で、文明から遅れても伝統を守り、自給自足を続ける夫婦とその葛藤が描かれる。黙々と働き続ける人物は、これほどまでに美しく、画になる。

日本に特徴的な、「耐え抜く」という美
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われらの恋に雨が降る(1946年製作の映画)

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再出発を望む二人に過去がつきまとう。フィルムノワール風で演劇チックでもある映画。

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

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日本のカルト映画を鑑賞。ピアノに喰われるところで一番笑った。

俺らのペンギン・ブーツ(1992年製作の映画)

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レニングラード・カウボーイズシリーズに実は三作目があって、そのダイジェスト、みたいな映像。

希望のかなた(2017年製作の映画)

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アキ・カウリスマキの引退作。これにてカウリスマキの長編をコンプリート。

末期に確立された、ミクロな視点で実情を映す前半パートと希望を与える後半パートという構成。現代の鑑賞者が求めるものに適応してきた
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ワイヤーを通して/スルー・ザ・ワイヤー(1987年製作の映画)

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レニングラード・カウボーイズのMV。

カウリスマキ作品には珍しく笑顔が印象的。

昇天峠(1951年製作の映画)

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素晴らしいタイミングで使われるシュルレアリスム表現。

けんかえれじい(1966年製作の映画)

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めちゃくちゃでバカらしい。でもカルト映画に数えられるような魅力も分かる。

美しき結婚(1981年製作の映画)

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最初と最後の音楽で無理やり喜劇にされた感はある。少しシニカルな視点で女性を捉えた作品。

インサイダー(1999年製作の映画)

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男はインサイダーとなり、数々の障壁を乗り越えて、事実の公表へと尽力する。今では当たり前な「ニコチンは中毒性がある」という事実の普及の裏側。

実話が基となった話だが、その脚色力が素晴らしい。マイケルマ
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ヤン・シュヴァンクマイエルの部屋(1984年製作の映画)

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ブラザーズ・クエイ短編集『ストリート・オブ・クロコダイル』(VHS)より鑑賞。

ヤン・シュヴァンクマイエルにならってストップモーションを使ってみよう、という試み(多分)。シュヴァンクマイエルとは違っ
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レオシュ・ヤナーチェク(1983年製作の映画)

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ブラザーズ・クエイ短編集『ストリート・オブ・クロコダイル』(VHS)より鑑賞。

正直なところ、よく分からない。偉大な音楽家の音楽から着想を受けた、表現力に満ちた実写アニメ。アニメとその音楽家の価値観
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夏の妹(1972年製作の映画)

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表面上はラブコメディのようだが、なんとも皮肉に満ちた映画だった。コメディ要素やスータンのかわいさとその演技くささも、娯楽映画への皮肉なのかもしれない。

会話中心で日本返還直後の沖縄の実情が説明される
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