ベルイマン唯一のハリウッド作。舞台はドイツ、モダンとドイツ表現主義の融和。
裏切りの連続とえげつない二重構造。映画そのものによる、映画内で起こることの再現。オープニングもエンディングも最高。
公開時キャッチコピーは"Rome. Befour Christ. After Fellini"。
デレク・ジャーマンの遺作。エイズに苦しんだ晩年、病とその治療によりほぼ盲目状態となって作り上げた、全編青一色の映画。
ブルーは感性の血の色、普遍のブルー、至福のブルー、目に見える闇の色。
ジャーマ>>続きを読む
前作『エドワードⅡ』に続き、ミニマムなセット。哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインを描く。脚本参加に哲学者のテリー・イーグルトン。
クリストファー・マーロウの「時代を先取りした」戯曲の映画化。
デレク・ジャーマンはシンプルなセットの中に現代的な装飾を施す。そして、自らの思想と現在の世相だけでなく演技をも撮りきった。過去のものを現>>続きを読む
「ドイツの秋」の実話に基づく物語。
女性監督で初めて金獅子賞をとった作品。
トロッタ監督は「(戦後の西ドイツ50年代辺りを指す「鉛の時代」では、)過去に戦争で何かあったことは感じていたが、知らされ>>続きを読む
ティーン・アポカリプス・トリロジーの3作目。
ハルマゲドン、イエスの再来、宇宙人による誘拐。
『ドゥーム・ジェネレーション』より露骨に、大胆に若者が描かれる。
やはりというべきか、「死」と「愛>>続きを読む
ティーン・アポカリプス・トリロジーの2作目。
エイズ、付き纏う666の数字、そしてネオナチ。
エイズ下でこそ育ったクイア映画。
ジョーダンは繊細で、グザヴィエに一目をおく。最後には存在意義を遺す>>続きを読む
10分で飽きるが、上映時間72分。
ラス・メイヤーの遺作。本人ナレーション(兼出演)で、自らの人生、映画監督キャリアを振り返るはずが、、、
DVDパッケージの作品解説文が秀逸。「俺のことより巨乳を>>続きを読む
ドキュメンタリーの父による、土地に根ざした映画。わくわくさせる迫力と、静かな湿地、和やかな人間模様。
元来は石油会社のプロモーション映画なのに、大惨事が起こる。
ブレッソンの好きな映画。
女性映画として伝えたいテーマもありつつ、ヒロインを冷たく吐き捨てるような発言も混ぜられている。客観的なのがまたヴァルダらしい。
IVC社のデカローグBlu-ray BOXの特典DVDより鑑賞。クシシュトフ・キェシロフスキを回顧するドキュメンタリー。
西欧に批判的に見られていたポーランド映画。学生時代から『偶然』でのカンヌ出品>>続きを読む
関西弁字幕で。「後ろの穴」でしかイケない男の治療物語。上映時間は92分。他作品に比べて人間関係は閉鎖的。
没テイクだけで作った?
トムとジェリー位大げさなSE。
この映画以降、既に下賤な映画の数>>続きを読む
バカげたハートコア。最低なオープニングからのセックス・裸体の連続。
ホモセックス中にナチスの歌が流れ、ヒトラー風の男は謎の人物にピラニアで殺され、ナレーションは「誰が犯人でしょうか」と観客に問いかけ>>続きを読む
Amazonで1000円程度で買ったDVDで。字幕は最悪。
カメラアングルまでイカれてて、路上で何故かローポジションだったり、動きがいる場面で固定アングルだったり…。
アメリカ映画の正解。脚本書き>>続きを読む
「アメリカは人種差別はジョークならOKだが、黒人差別だけはダメというのは本当か」と高校時代をアメリカで過ごした友人に聞いた。この映画を観ろと返された。
件の裁判をバカげた脚色で模倣するコメディ。
ラジカル時代のゴダールの中では、テーマが絞られ、見やすい。黒画面の理由、映画全体における役割の解説。
ストローブ=ユイレが絶賛したジガ・ヴェルトフ集団の第一作。
大学生3人と労働者2人は会話を映画に、ゴダールのナレーションに遮られまくり、記録映像を被される。
『ワン・プラス・ワン』のような被写体の>>続きを読む
その全てが滑稽なナチスの台頭と没落劇。
完璧な撮影技師はパスクァーリ・デ・サンティス。『ベニスに死す』でもカメラを持ち、かの有名なパンショットを撮った。その後は技術を見込んだブレッソンの晩年作も撮っ>>続きを読む
お酒飲みながら。関西弁字幕にて。
日本初公開時題:『淫獣アニマル』
おっぱい、セックス、時々ダイナマイト。現状ラス・メイヤーでは一番好き。おもんないけど。
タル・ベーラの引退作。見る瞑想。虚無。
カット数は数えた限り(停電シーンがあるので正確には分からないが)30に満たないほど。
最後には監督の理想論(風刺的でない)が含まれてて、『アンダーグラウンド』みたいな後味。