フワッティーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

フワッティー

フワッティー

映画(1331)
ドラマ(1)
アニメ(0)

天使の影(1976年製作の映画)

-

ファスビンダーの戯曲『ゴミ、都市そして死』をダニエル・シュミットが映画化。

蛇の卵(1977年製作の映画)

-

ベルイマン唯一のハリウッド作。舞台はドイツ、モダンとドイツ表現主義の融和。

裏切りの連続とえげつない二重構造。映画そのものによる、映画内で起こることの再現。オープニングもエンディングも最高。

サテリコン(1969年製作の映画)

-

公開時キャッチコピーは"Rome. Befour Christ. After Fellini"。

BLUE ブルー(1993年製作の映画)

-

デレク・ジャーマンの遺作。エイズに苦しんだ晩年、病とその治療によりほぼ盲目状態となって作り上げた、全編青一色の映画。

ブルーは感性の血の色、普遍のブルー、至福のブルー、目に見える闇の色。

ジャーマ
>>続きを読む

ヴィトゲンシュタイン(1993年製作の映画)

-

前作『エドワードⅡ』に続き、ミニマムなセット。哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインを描く。脚本参加に哲学者のテリー・イーグルトン。

エドワード II(1991年製作の映画)

5.0

クリストファー・マーロウの「時代を先取りした」戯曲の映画化。

デレク・ジャーマンはシンプルなセットの中に現代的な装飾を施す。そして、自らの思想と現在の世相だけでなく演技をも撮りきった。過去のものを現
>>続きを読む

鉛の時代(1981年製作の映画)

-

「ドイツの秋」の実話に基づく物語。

女性監督で初めて金獅子賞をとった作品。

トロッタ監督は「(戦後の西ドイツ50年代辺りを指す「鉛の時代」では、)過去に戦争で何かあったことは感じていたが、知らされ
>>続きを読む

ノーウェア デジタルリマスター版(1997年製作の映画)

-

ティーン・アポカリプス・トリロジーの3作目。

ハルマゲドン、イエスの再来、宇宙人による誘拐。

『ドゥーム・ジェネレーション』より露骨に、大胆に若者が描かれる。

やはりというべきか、「死」と「愛
>>続きを読む

ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

-

ティーン・アポカリプス・トリロジーの2作目。

エイズ、付き纏う666の数字、そしてネオナチ。

エイズ下でこそ育ったクイア映画。

ジョーダンは繊細で、グザヴィエに一目をおく。最後には存在意義を遺す
>>続きを読む

パンドラ・ピークス(2001年製作の映画)

-

10分で飽きるが、上映時間72分。

ラス・メイヤーの遺作。本人ナレーション(兼出演)で、自らの人生、映画監督キャリアを振り返るはずが、、、

DVDパッケージの作品解説文が秀逸。「俺のことより巨乳を
>>続きを読む

ルイジアナ物語(1948年製作の映画)

-

ドキュメンタリーの父による、土地に根ざした映画。わくわくさせる迫力と、静かな湿地、和やかな人間模様。

元来は石油会社のプロモーション映画なのに、大惨事が起こる。

ブレッソンの好きな映画。

象は静かに座っている(2018年製作の映画)

-

怪作。徹底してる。タル・ベーライズム。デビュー作、遺作。

冬の旅(1985年製作の映画)

-

女性映画として伝えたいテーマもありつつ、ヒロインを冷たく吐き捨てるような発言も混ぜられている。客観的なのがまたヴァルダらしい。

スティル・アライヴ(2006年製作の映画)

-

IVC社のデカローグBlu-ray BOXの特典DVDより鑑賞。クシシュトフ・キェシロフスキを回顧するドキュメンタリー。

西欧に批判的に見られていたポーランド映画。学生時代から『偶然』でのカンヌ出品
>>続きを読む

ウルトラ・ヴィクセン(1979年製作の映画)

-

関西弁字幕で。「後ろの穴」でしかイケない男の治療物語。上映時間は92分。他作品に比べて人間関係は閉鎖的。

没テイクだけで作った?

トムとジェリー位大げさなSE。

この映画以降、既に下賤な映画の数
>>続きを読む

UP!メガ・ヴィクセン(1976年製作の映画)

-

バカげたハートコア。最低なオープニングからのセックス・裸体の連続。

ホモセックス中にナチスの歌が流れ、ヒトラー風の男は謎の人物にピラニアで殺され、ナレーションは「誰が犯人でしょうか」と観客に問いかけ
>>続きを読む

レポマン(1984年製作の映画)

-

Amazonで1000円程度で買ったDVDで。字幕は最悪。

カメラアングルまでイカれてて、路上で何故かローポジションだったり、動きがいる場面で固定アングルだったり…。

アメリカ映画の正解。脚本書き
>>続きを読む

8 Mile(2002年製作の映画)

-

「アメリカは人種差別はジョークならOKだが、黒人差別だけはダメというのは本当か」と高校時代をアメリカで過ごした友人に聞いた。この映画を観ろと返された。

ウラジミールとローザ(1970年製作の映画)

-

件の裁判をバカげた脚色で模倣するコメディ。

ラジカル時代のゴダールの中では、テーマが絞られ、見やすい。黒画面の理由、映画全体における役割の解説。

ありきたりの映画(1968年製作の映画)

-

ストローブ=ユイレが絶賛したジガ・ヴェルトフ集団の第一作。

大学生3人と労働者2人は会話を映画に、ゴダールのナレーションに遮られまくり、記録映像を被される。

『ワン・プラス・ワン』のような被写体の
>>続きを読む

地獄に堕ちた勇者ども(1969年製作の映画)

-

その全てが滑稽なナチスの台頭と没落劇。

完璧な撮影技師はパスクァーリ・デ・サンティス。『ベニスに死す』でもカメラを持ち、かの有名なパンショットを撮った。その後は技術を見込んだブレッソンの晩年作も撮っ
>>続きを読む

スーパー・ヴィクセン(1975年製作の映画)

-

お酒飲みながら。関西弁字幕にて。

日本初公開時題:『淫獣アニマル』

おっぱい、セックス、時々ダイナマイト。現状ラス・メイヤーでは一番好き。おもんないけど。

ニーチェの馬(2011年製作の映画)

-

タル・ベーラの引退作。見る瞑想。虚無。

カット数は数えた限り(停電シーンがあるので正確には分からないが)30に満たないほど。

グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

-

最後には監督の理想論(風刺的でない)が含まれてて、『アンダーグラウンド』みたいな後味。