西田敏行さんが亡くなったそうだ。76歳、まだ若い感じもするが、それはどうにもしゃあない事だ。
映画は観ておくもので、BSテレ東でシリーズ連続放送されていた釣りバカのファイナルのレビューを。ただし、あ>>続きを読む
敬老の日という事で観た(いつの話だよ)。
父がいない映画である。父という存在が綺麗に存在しない。出てこない。
本作の家族は還暦(!)になろうかという母と、その子ども達であり、父はいない。
第二次大戦後>>続きを読む
「となりのトトロ」を観た事がなかった。観るつもりもなかった。自分の人生の計画に、スタジオ・ジブリという存在は必要なかった。それはこれまでもこれからもそうだ。
それが姪っ子が俺の誕生日会の席で「今夜はト>>続きを読む
ムービープラスの35周年記念4Kリマスター放送にて鑑賞。それにしてもムービープラスってもう35年もやってるのね。ありがとうございます。
あらすじはみなさんご存知であろうから割愛する。
クラシックであ>>続きを読む
夏だ!海だ!海女さんだ!という訳で大蔵新東宝のお家芸「海女」+「怪談」ものを。
大蔵映画はピンク映画専業になった今なお、夏になると怪談映画を連綿と作っていて、山内大輔が今はこの伝統を守っている形だが、>>続きを読む
寅さん終了後、現在も継続中のBSテレ東4Kリマスター放送にて鑑賞。あの枠はずっと松竹が持っていくのかね?
ご覧になった方には周知の事だが、釣りバカ日誌と言いながら、この物語の主役は浜ちゃんではない。>>続きを読む
上野オークラで公開時に鑑賞。
上野オークラで「愛robot したたる淫行知能」
渡邊元嗣版「ブレードランナー」?事故で恋人を喪った女性の為にAI搭載の恋人ロボットでセラピーを行おうとする精神科医>>続きを読む
DVD購入(オフィスワイケーの500円投げ売りだけどね)。
横浜を舞台にしたアクションポルノ。
警官殺害で逃亡した過激派メンバーを、スケバン・マキ(梢ひとみ)が救った事から起こる悲劇を渇いたタッチ>>続きを読む
ホテル・ニューグランド「ダイニングシアター」にお呼ばれして鑑賞。ありがとうございました。ポニーキャニオン、テイチクレコードに松竹・日活のスタッフさんが背後に集結にして結構気圧される真夏のボールルームで>>続きを読む
1990年2月からの映画ノートに記載した感想に基づき、一部加筆修正を行う。
銀座で見たように思う。日本ビクター製作、配給がシネセゾンといういかにもこの時期らしいオサレ映画の系列での一本である。
鑑賞>>続きを読む
ユナイテッド・シネマとしまえんのIMAX上映で鑑賞。久々のとしまえん、いい映画館だよローカルな感じで。
監督自らあちこちで何度も言ってるように、これは「大きな画面で」「映画館で」観る事を前提に作られ>>続きを読む
BSテレ東の「土曜は寅さん」枠で鑑賞。48作の前週に鑑賞している。
本作も渥美清の体調のため、お話としては満男はつらいよとして落とされていくのだが、Wikiによると当時流行した「マディソン郡の橋」を>>続きを読む
BSテレ東の「土曜は寅さん」枠で鑑賞。
BSで寅さんを見るようになったら年寄りである。それを痛感した。
熱心な寅さんの観客ではないので詳述するような感想は無いのだが、よく言われる「寅さんとは何者なの>>続きを読む
ムービープラス吹替追録版を鑑賞。池田勝+羽佐間道夫&安原義人!追録部分の羽佐間さんの声がどうにも老けてしまっていて悲しかったが、これは仕方ない。
最初に観たのは新宿だったか。友人とジャックがFBIのバ>>続きを読む
公開時に観たのだが、ムービープラスで放送していたので再度鑑賞。
印象としては変わらず、「偉大なる失敗作」。アクション映画としての出来上がりとしては水準以上、「ジェイソン・ボーン」シリーズのスピンオフと>>続きを読む
酷い話である。映画がどうのではなく、物語として酷い。これはブラックユーモアのユーモア抜きみたいな話である。
これ、ワーカホリックで死ぬ人の話(癌だけど)だよね? こんなもん正月から放送するなよNHK。>>続きを読む
大佛次郎の原作は一種のニヒリズム現代文学として評されたようで、本作も今村昌平が脚本を共同執筆している為か、川島雄三の重たい方ばっかり全面に出ている腹にもたれる映画ではあった。
言ってみれば、小津安二郎>>続きを読む
雷蔵×勝新×森一生で描く暗鬱なアヴァン忠臣蔵。
「血煙高田馬場」(堀部安兵衛の名をあげた、本作冒頭の決闘のお話)の伊藤大輔が脚本を手掛けている。原作が素晴らしいとは思うのだが、この「赤穂浪士討ち入り」>>続きを読む
日本映画専門チャンネルでやっていたので久々に観た。
つまらない。本当につまらない映画だ。「日本映画」においてもっとも過大評価されているのが北野武監督だろう。
ご存知の通り、当初は奥山和由×深作欣二とな>>続きを読む
大林が大嫌いである。
これは非常にアレルギーに近い「嫌い」である。学生の頃、先輩の製作の冒頭の字幕で「A MOVIE」とか入れさせられたからではない(黒ラシャに白字で書いたのよ。今の人には想像できんで>>続きを読む
日活ロマンポルノ終了の年にひっそりと公開された、中原俊の半分一般作品である。自分はレンタルビデオで観た。当時、11PMのカバーガールだった主演の橘ゆかりの大ファンだったからだ。
さて本作、監督としての>>続きを読む
ジム・トンプスンの原作が素晴らしいので、ぜひ併せてご一読を。さすればこの作品のキャスティングが素晴らしい事を実感できよう。
本作はマーティン・スコセッシがプロデュースを担当し、イギリス人監督スティー>>続きを読む
大傑作「ハートに火をつけて」(アラン・スミシー名義)をものしたデニス・ホッパーの、こちらは正式監督クレジット作にして、コメディ色など見る影もないハードでサスペンスフル、とてつもない不気味さを持った「ノ>>続きを読む
アメリカ映画の個性派・演技派アクターであるショーン・ペンの初監督作品。ブルース・スプリングスティーンの「ハイウェイ・パトロールマン」にインスパイアされたという本作は、ベトナム戦争終結、ヒッピー・ムーブ>>続きを読む
す最高の殴り込み映画である。公開は銀座シネパトス、たった二週間だったのが信じられない(後日、池袋シネマ・ロサで再映がありそちらも行った)。
スタイリッシュにしてロマンティック、ハードさと甘さ、ビターな>>続きを読む
公開時にあっと言う間に終わってしまって見られなかったのでムービープラスで鑑賞。
面白い。無駄が何も無い。「イコライザー2」のリチャード・ウェンクの脚本はやはり老練で詩情を帯び、「女殺し屋」という映画的>>続きを読む
BS日テレで字幕版がやってたので鑑賞。今となってはおトムの一大フランチャイズとなったこの「スパイ大作戦」リメイクだが、劇中でアンジー父が言うように、冷戦も終了して中東への派兵も戦争も大統領の一存で決定>>続きを読む
シネロマン池袋で「学生情婦 処女の味」1976年小原宏裕。一年少しぶりのシネロマンさん。こういう変化球をこそ低めいっぱいに投げてくれるのが嬉しい映画館さんだ。
これは最高の八代夏子映画。能動的で奔放>>続きを読む
観客の殆どに作品の主題が分かるように作ってある。これは「トップガン・マーヴェリック」と同様である。おトムとマックQの、これが現代においてアクション映画を作るという事に対する、非常に揺るぎない「信念」で>>続きを読む
ウォルター・ヒルの映画は「漢気の映画」だと想う。
本作はストーリー的には非常に単純で、「別人に生まれ変われたとして」という生まれ変わり定型のひとつだろうと思う。
いかにもこの時期のミッキー・ロークがや>>続きを読む
ムービープラスに落ちてきたので鑑賞。ありがたい(見逃したので)。
アメリカ映画の良心、スピリッツを継承しようとするジェームズ・マンゴールド監督による、「グラン・プリ」「栄光のル・マン」の再生。現代の>>続きを読む
日本映画専門チャンネル、山本周五郎生誕百二十周年特集(中途半端じゃね?)にて鑑賞。
同年の「古都憂愁 姉いもうと」と脚本も依田義賢と同じで、ニコイチみたいな若柳菊と藤村志保のダブル主演作。会社企画とし>>続きを読む
「好きな映画」が「良く出来た映画」である必要はない。自分にとって「面白い映画」「印象深い映画」であればそれは揺るぎない価値基準となる。
本作は典型的な「身分詐称コメディ」なのだが、そのテンポの良さ、コ>>続きを読む
ムービープラスに下りてきたので鑑賞。げー3時間あるじゃん、絶対寝るわ、と思ったんだが、流石にヴィルヌーヴ。退屈な話を退屈に撮らない、その姿勢は変わらんかった。「ブレードランナー2049」をやった事で、>>続きを読む
ベネックスがライオンとサーカスの映画を撮る、と聞いた時には、大丈夫なのかと心配になったものだが、出来上がったものは中々ほかでは見られない、不思議な、そして胸躍る映画だった。
物語は少年の成長と、夢を>>続きを読む
初見の印象は「良く出来た映画」だった。
当時まだベッソンはヌーヴェル・ヌーヴェルバーグの旗手の一人として注目されていたのだが、そこにこんなウェルメイドなガン・アクション映画を放り込んで来たのだから。今>>続きを読む